JPH0142328Y2 - - Google Patents

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JPH0142328Y2
JPH0142328Y2 JP1983061430U JP6143083U JPH0142328Y2 JP H0142328 Y2 JPH0142328 Y2 JP H0142328Y2 JP 1983061430 U JP1983061430 U JP 1983061430U JP 6143083 U JP6143083 U JP 6143083U JP H0142328 Y2 JPH0142328 Y2 JP H0142328Y2
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core
magnetic
magnetic core
inductance
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JP1983061430U
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JPS60141111U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スイツチング電源等に使用される出
力フイルタチヨーク用インダクタに適用して好適
な負荷電流の大小にかかわらず出力電圧を安定的
に保つ非線形インダクタンス素子に関するもので
ある。
第1図及び第2図は従来のEI型コアの例を示
す図である。第1図において、1はI型コア、2
はE型を示し、E型コア2の中足を他より短くし
てI型コア1を接合したときギヤツプ3を形成す
るようにしたものである。また第2図はI型コア
1とE型コア2との間にスペーサ4を介在したも
のである。いずれの構成においても、コア2に設
けたコイル(図示せず)に電流を流した場合のイ
ンダクタンス値は、第3図中、曲線Aの如くほぼ
直線変化となる。このことは負荷電流が小さいと
きは高いインダクタンス値が得られないため、負
荷電流の変化に応じて出力電圧を安定的に保つこ
とができない問題を有する。
スイツチング電源等の出力フイルタチヨーク用
インダクタ(以下、出力チヨークという)として
は、負荷電流が小さい時に高いインダクタンスを
有し負荷電流が大きくなつても飽和せずある程度
のインダクタンスを保持する必要がある。
そこで、例えば実開昭57−126109号公報のよう
に、EI型磁芯のI型磁芯をE型磁芯の各脚に対
接する高透磁率材料及びこの高透磁率材料に非磁
性層を介して透磁率が低い磁性材料を張り合わせ
た構成としたものが知られている。
しかし、電源平滑回路に適用しようとするに
は、インダクタンス−直流重畳特性は段階状を呈
することが好ましいが、従来の構成ではこのよう
な特性を得ることができない。
本考案はかかる点に鑑み、インダクタンス−直
流電流特性の非線形の特性を有する非線形インダ
クタンス素子を提案することを主たる目的とす
る。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第4図及び第5図は本案素子の一例を示す断面
図及び側面図である。E型コア2の中足2aは、
第6図に示す如く、側面から見て段部2bを形成
し、段部2bを介してギヤツプ3が設けられる。
そして段部2bには、実効飽和保磁力Hcmsが少
さく高透磁率の可飽和フエライト磁心5を嵌入し
てギヤツプ3を埋める。可飽和磁心材料は、本体
コア材料に比し、残留磁束密度Br及び保磁力Hc
が夫々小さい高透磁率材で構成されるもので、こ
の条件を満足すればフエライト、パーマロイ、ア
モルフアスでも良い。コア2及び可飽和磁心5
は、第7図に示す如き磁化特性を有する。尚、図
中Aはコア2の、Bは可飽和磁心のB−H曲線を
示す。
この場合、コイル6に直流重畳電流を印加する
ことにより、電流値が大きくなるに従い、第6図
中A,B,C,Dの順に磁気飽和を生ずる。この
ときのインダクタンス一直流重畳特性は、第3図
中、曲線Bに示す如く非線形となる。このような
特性を有するインダクタンス素子は、スイツチン
グ電源の平滑回路のチヨークコイルに適用して好
適である。また第8図に示す如く、可飽和磁心5
のA,Bと磁気飽和するに従い急激に立上る特性
を示すため、小さい負荷電流領域で高いインダク
タンス値が得られることになる。尚、第8図中、
破線は従来の出力チヨークの特性を比較のため表
わしている。
尚、第8図中第1象限における曲線の立上り状
態は、第6図に示す可飽和磁心5のA,B領域の
寸法E,F,G,Hを任意に設定することによ
り、変化させることができ、例えば第3図中曲線
Cに示す如きインダクタンス特性とすることも可
能である。
第9図乃至第14図は、本案の他の例を示す断
面図及び側面図を示す。第9図例においては中足
12aを正面上3分割して左右を段落し削除して
凸形に形成し、そのギヤツプに可飽和磁心11を
嵌入したものである。また第11図例は、中足2
2aを逆に凹形に形成し、そのギヤツプに可飽和
磁心21を嵌入し、第13図例は、I型コア31
の中足部に対応する面に可飽和磁心32を埋込む
凹所31aを形成して磁心32を埋設したもので
ある。いずれの構成においても、インダクタンス
特性は、第3図中曲線B又はCに示す如き非直線
性を示し、しかも小さい負荷電流領域において高
いインダクタンス値を確保することができる。
上述の例はEI型磁芯を用いて説明したが、本
考案はその他のつぼ型磁心(X型、RM型、PQ
型、ポツト型)などにも適用できる。
以上述べた如く本考案によれば、フエライト磁
芯の中足部分にギヤツプを設け、ギヤツプスペー
スに可飽和磁気特性の磁芯を嵌合したものにおい
て、中足と可飽和磁気特性の磁芯との境界を段階
的に磁気飽和を生ずるような凹凸状又は階段状に
構成したので、 磁気飽和が段階的に発生するので、インダクタ
ンス特性が当初負荷電流が小さいときは最も高い
インダクタンス値を有し、徐々に負荷電流をが増
加するに従つてインダクタンス値が比例して低く
なる。したがつて、出力チヨークとして用いた場
合に、負荷電流が小さい領域において高いインダ
クタンス値が得られるため、負荷電流の変化に応
じて出力電圧を安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のEI型コアの例を示
す図、第3図はインダクタンス特性を表わす線
図、第4図及び第5図は本案素子の一例を示す断
面図及び側面図、第6図は本案の要部の構造を示
す要部の斜視図、第7図及び第8図は本案の磁化
曲線図、第9図乃至第14図は本案の他の例を示
す断面図及び側面図である。 2……E型コア、2a……中足、2b……段
部、3……ギヤツプ、5……可飽和フエライト磁
心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フエライト磁芯の中足部分にギヤツプを設け、
    ギヤツプスペースに可飽和磁気特性の磁芯を嵌合
    したものにおいて、 中足と可飽和磁気特性の磁芯との境界を段階的
    に磁気飽和を生ずるような凹凸状又は階段状にし
    たことを特徴とする非線形インダクタンス素子。
JP6143083U 1983-04-21 1983-04-21 非線形インダクタンス素子 Granted JPS60141111U (ja)

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JPS60141111U JPS60141111U (ja) 1985-09-18
JPH0142328Y2 true JPH0142328Y2 (ja) 1989-12-12

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ID=30589706

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7415280B2 (ja) * 2020-09-08 2024-01-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126109A (en) * 1981-01-29 1982-08-05 Tdk Corp Inductance element

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