JPH0528745Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528745Y2 JPH0528745Y2 JP1985027695U JP2769585U JPH0528745Y2 JP H0528745 Y2 JPH0528745 Y2 JP H0528745Y2 JP 1985027695 U JP1985027695 U JP 1985027695U JP 2769585 U JP2769585 U JP 2769585U JP H0528745 Y2 JPH0528745 Y2 JP H0528745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross
- leg
- sectional area
- winding
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 13
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、例えばスイツチングレギユレータに
使用し、有用な特性を有するL字型特性のチヨー
クコイルに関するものである。
使用し、有用な特性を有するL字型特性のチヨー
クコイルに関するものである。
(従来の技術)
スイツチングレギユレータ等において、小さい
直流電流に対してはより高いインダクタンスを持
ち、大きい直流電流に対しては、ある値のインダ
クタンスを持つチヨークコイルが必要である。
直流電流に対してはより高いインダクタンスを持
ち、大きい直流電流に対しては、ある値のインダ
クタンスを持つチヨークコイルが必要である。
上記の特性を有するチヨークコイルの従来の一
例の斜視図を第4図に示す。この従来例は、一対
のEE型フエライトコア1,2の中心脚3,4に
巻線5が施されており、前記フエライトコア1,
2の中心脚3,4の対向間に段付などの特殊なエ
アギヤツプ10が設けられている。この様に、コ
アの脚部において、特殊なコアギヤツプを設ける
ことにより、小さい直流電流に対してはより高い
インダクタンスを持ち、大きい直流電流に対して
低いインダクタンスを持つチヨークコイルを得て
いた。
例の斜視図を第4図に示す。この従来例は、一対
のEE型フエライトコア1,2の中心脚3,4に
巻線5が施されており、前記フエライトコア1,
2の中心脚3,4の対向間に段付などの特殊なエ
アギヤツプ10が設けられている。この様に、コ
アの脚部において、特殊なコアギヤツプを設ける
ことにより、小さい直流電流に対してはより高い
インダクタンスを持ち、大きい直流電流に対して
低いインダクタンスを持つチヨークコイルを得て
いた。
(考案が解決しようとする問題点)
従来のチヨークコイルでは、コアの脚部に特殊
なギヤツプを設けるため、製造上ギヤツプ加工工
程が必要となる。このギヤツプ加工は、極めて難
しい技術であり、精度良く仕上げるためには、工
数が大であり、法留りも悪く、コスト高となるも
のであつた。
なギヤツプを設けるため、製造上ギヤツプ加工工
程が必要となる。このギヤツプ加工は、極めて難
しい技術であり、精度良く仕上げるためには、工
数が大であり、法留りも悪く、コスト高となるも
のであつた。
本考案は、上記の事を鑑みて、ギヤツプが不要
で、しかも所望の特性を簡便にて得ることが出来
るチヨークコイルを提供することを目的とする。
で、しかも所望の特性を簡便にて得ることが出来
るチヨークコイルを提供することを目的とする。
(問題点を解形するための手段)
本考案は、上記の目的を達成するために、チヨ
ークコイルの磁心において、巻線の施される脚部
の断面積S1と該脚部以外の脚部の断面積の総和S2
とがS1≧2S2である磁心を用いるものである。
ークコイルの磁心において、巻線の施される脚部
の断面積S1と該脚部以外の脚部の断面積の総和S2
とがS1≧2S2である磁心を用いるものである。
(作用)
巻線の施されている脚部の断面積S1と該脚部以
外の脚部の断面積の総和S2とをS1≧2S2とする事
により、小さい直流電流に対してはS1部及びS2部
においても磁気的飽和を発生せず、高いインダク
タンスを得ることが出来るが、ある程度大きな直
流電流に対しては、断面積の小さいS2部において
磁気的飽和を発生し、ほぼ一定のある程度小さい
インダクタンスを得ることが出来るものである。
外の脚部の断面積の総和S2とをS1≧2S2とする事
により、小さい直流電流に対してはS1部及びS2部
においても磁気的飽和を発生せず、高いインダク
タンスを得ることが出来るが、ある程度大きな直
流電流に対しては、断面積の小さいS2部において
磁気的飽和を発生し、ほぼ一定のある程度小さい
インダクタンスを得ることが出来るものである。
尚、従来では、巻線の施される脚部の断面積S1
と該脚部以外の脚部の断面積の総和S2とはほぼ同
等に設計していた。
と該脚部以外の脚部の断面積の総和S2とはほぼ同
等に設計していた。
(実施例)
第1図は、本考案に係る第1実施例の斜視図で
ある。この第1実施例は、一対のUU形状のフエ
ライトコア11,12であり、巻線13の施され
ている脚部14,15の断面積S11はもう一方の
脚部16,17の断面積S21の2倍である。この
第1実施例の直流電流に対するインダクタンス特
性を第5図のグラフaに示す。このグラフの示す
通り、本考案の実施例は、小さい直流電流に対し
ては、大きなインダクタンスを持ち、ある程度の
直流電流に対しては、小さいインダクタンスを持
つチヨークコイルである。
ある。この第1実施例は、一対のUU形状のフエ
ライトコア11,12であり、巻線13の施され
ている脚部14,15の断面積S11はもう一方の
脚部16,17の断面積S21の2倍である。この
第1実施例の直流電流に対するインダクタンス特
性を第5図のグラフaに示す。このグラフの示す
通り、本考案の実施例は、小さい直流電流に対し
ては、大きなインダクタンスを持ち、ある程度の
直流電流に対しては、小さいインダクタンスを持
つチヨークコイルである。
第2図は、本考案に係る第2実施例の斜視図で
ある。この第2実施例は、一対のEE形状のフエ
ライトコア18,19であり、巻線31の施され
ている脚部20,21の断面積S12は、側脚22,
23,24,25の断面積S221とS222との和S22の
2.2倍である。この実施例においても、所望のチ
ヨークコイルを得ることが出来る。
ある。この第2実施例は、一対のEE形状のフエ
ライトコア18,19であり、巻線31の施され
ている脚部20,21の断面積S12は、側脚22,
23,24,25の断面積S221とS222との和S22の
2.2倍である。この実施例においても、所望のチ
ヨークコイルを得ることが出来る。
第3図は、本考案に係る第3実施例の斜視図で
ある。この第3実施例は、E形フエライトコアの
一方の側脚を切断した様な形状であり、第1実施
例に対しては、脚部と脚部との接続部が、巻線の
施される脚部側より、もう一方の脚部側の反対側
へ突出した形状となつている。また、巻線30の
施される脚部26,27の断面積S13はもう一方
の脚部28,29の断面積の2倍である。この実
施例の直流電流に対するインダクタンス特性を第
5図のグラフbに示す。このグラフの示す通り、
本考案の実施例は、小さい直流電流に対しては、
大きなインダクタンスを持ち、ある程度の直流電
流に対しては、小さいインダクタンスを持つチヨ
ークコイルである。
ある。この第3実施例は、E形フエライトコアの
一方の側脚を切断した様な形状であり、第1実施
例に対しては、脚部と脚部との接続部が、巻線の
施される脚部側より、もう一方の脚部側の反対側
へ突出した形状となつている。また、巻線30の
施される脚部26,27の断面積S13はもう一方
の脚部28,29の断面積の2倍である。この実
施例の直流電流に対するインダクタンス特性を第
5図のグラフbに示す。このグラフの示す通り、
本考案の実施例は、小さい直流電流に対しては、
大きなインダクタンスを持ち、ある程度の直流電
流に対しては、小さいインダクタンスを持つチヨ
ークコイルである。
また、本考案は、上記した実施例に限られるこ
となく、様々な形状で実施することが出来る。
となく、様々な形状で実施することが出来る。
(考案の効果)
本考案は、スイツチングレギユレータ等におい
て、極めて有用なチヨークコイルを、ギヤツプを
形成することなく、簡便に得ることができるもの
であり、産業上極めて有益なものである。
て、極めて有用なチヨークコイルを、ギヤツプを
形成することなく、簡便に得ることができるもの
であり、産業上極めて有益なものである。
第1図は、本考案に係る第1実施例の斜視図で
あり、第2図は、本考案に係る第2実施例の斜視
図であり、第3図は、本考案に係る第3実施例の
斜視図であり、第4図は、従来例の斜視図であ
り、第5図は、本考案の実施例の直流電流に対す
るインダクタンス特性である。 14,15,20,21,26,27……巻線
の施される脚部、13,30,31……巻線、1
6,17,22,23,24,25,28,29
……巻線の施されない脚部。
あり、第2図は、本考案に係る第2実施例の斜視
図であり、第3図は、本考案に係る第3実施例の
斜視図であり、第4図は、従来例の斜視図であ
り、第5図は、本考案の実施例の直流電流に対す
るインダクタンス特性である。 14,15,20,21,26,27……巻線
の施される脚部、13,30,31……巻線、1
6,17,22,23,24,25,28,29
……巻線の施されない脚部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 チヨークコイルの磁心において、巻線の施さ
れる脚部の断面積S1と該脚部以外の脚部の断面
積の総和S2とがS1≧2S2であることを特徴とす
るチヨークコイル。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、チ
ヨークコイルの磁心がUU形状であり、巻線の
施される脚部の断面積S11ともう一方の脚部の
断面積S21とがS11≧2S21であることを特徴とす
るチヨークコイル。 3 実用新案登録請求の範囲第1項において、チ
ヨークコイルの磁心がEE形状であり、巻線の
施される中心脚の断面積S12と該中心脚以外の
2つの側脚の断面積の和S22とがS12≧2S22であ
ることを特徴とするチヨークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985027695U JPH0528745Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985027695U JPH0528745Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61144626U JPS61144626U (ja) | 1986-09-06 |
JPH0528745Y2 true JPH0528745Y2 (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=30524885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985027695U Expired - Lifetime JPH0528745Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528745Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2507804Y2 (ja) * | 1990-12-27 | 1996-08-21 | 三洋電機株式会社 | トランス装置 |
CN102349120B (zh) | 2009-09-03 | 2013-10-09 | 松下电器产业株式会社 | 线圈部件及其制造方法 |
JP7219602B2 (ja) * | 2018-12-13 | 2023-02-08 | ダイヤゼブラ電機株式会社 | インダクタンス素子及び磁気コア |
JP7251377B2 (ja) | 2019-07-19 | 2023-04-04 | スミダコーポレーション株式会社 | 磁気結合型リアクトル装置 |
US20230143466A1 (en) * | 2021-11-09 | 2023-05-11 | Cyntec Co., Ltd. | Magnetic component and magnetic body thereof |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444757A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Choke coil |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59107115U (ja) * | 1982-12-31 | 1984-07-19 | ティーディーケイ株式会社 | 変圧器 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP1985027695U patent/JPH0528745Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444757A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Choke coil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61144626U (ja) | 1986-09-06 |
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