JPH0557824U - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH0557824U
JPH0557824U JP112531U JP11253191U JPH0557824U JP H0557824 U JPH0557824 U JP H0557824U JP 112531 U JP112531 U JP 112531U JP 11253191 U JP11253191 U JP 11253191U JP H0557824 U JPH0557824 U JP H0557824U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
cores
transformer
gap
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP112531U
Other languages
English (en)
Inventor
正晴 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP112531U priority Critical patent/JPH0557824U/ja
Publication of JPH0557824U publication Critical patent/JPH0557824U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • H01F3/14Constrictions; Gaps, e.g. air-gaps

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの温度上昇をまねくことなく、コアギ
ャップからの漏洩磁束を減らしたトランスを提供する。 【構成】 コア11の片方の脚部の接合部11a内に凹
部11bを形成する。コア11とコア12とを密着させ
ることにより、コアギャップ14を形成する。コア1
1,12の他方の脚部にコイル13を巻回する。コアギ
ャップ14はコア11,12の内部に形成されるので、
漏洩磁束を少なくすることができ、コイル13の温度上
昇が抑えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フェライトコアを有するスイッチングトランス及びフライバックト ランス、その他のコアギャップを有するトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子装置から発生する漏洩磁束による他の電子装置への妨害や、人体へ の悪影響が問題となっている。それゆえ、電子装置から発生する漏洩磁束の規制 が強化されつつある。漏洩磁束の主な発生源の1つとしてコアギャップを有する トランスがあり、特にそのコアギャップから多くの漏洩磁束が発生して問題とな りやすい。コアギャップ自体はフェライトコアの飽和を防ぐために必要なもので ある。
【0003】 図5は従来のトランスの一例を示す図である。このトランスは、コア1,1よ り形成されるコアギャップ2をコイル3の中に設けることにより、コアギャップ 2より外に漏れようとする磁束のエネルギーをコイル3に渦電流を発生させるこ とで銅損に変換し、漏洩磁束を減らすものである。しかし、このように構成すれ ば、当然コイル3の温度上昇が大きくなり、これも問題となってしまう。
【0004】 図6は従来のトランスの他の一例を示す図である。このトランスは、コア1, 1より形成されるコアギャップ2をコイル3の外部に設け、そのコアギャップ2 の外周に銅テープ4を巻き付けることにより銅テープ4に過電流損を発生させて 、漏洩磁束を減らすものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、図5に示す従来のトランスは、コイル3の温度上昇が問題と なり、さらに、図6に示す従来のトランスは、コア1,1を閉じた所に銅テープ 4を巻き付けなければならず、手作業も自動化も困難である。また、銅テープ4 の分だけ材料費が増加するという問題点もある。 それゆえ、本考案は、上記問題点を解決し、コイルの温度上昇をまねくことな く、コアギャップからの漏洩磁束を減らしたトランスを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した従来の技術の課題を解決するため、 (1) 第1及び第2のコアを接合させ、その脚部にコイルを巻回してなるトラン スにおいて、前記脚部の前記第1,第2の少なくとも一方のコアの接合部に凹部 を形成し、この第1及び第2のコアを接合させてコアギャップを形成することを 特徴とするトランスを提供し、 (2) 前記コアギャップ内に磁性体片を取り付けてなる(1) 記載のトランスを提 供し、 (3) 第1及び第2のコアを接合させ、その脚部にコイルを巻回してなるトラン スにおいて、前記第1のコアの脚部の少なくとも一方の接合部に凹部を形成する と共に、前記第2のコアの脚部の少なくとも一方の接合部に凸部を形成し、これ ら凹部と凸部をはめ合わせ、この第1及び第2のコアを接合させてコアギャップ を形成することを特徴とするトランスを提供し、 (4) 2つのコアを接合させ、その脚部にコイルを巻回してなるトランスにおい て、前記2つのコアの一方の脚部の接合部に凹部を形成すると共に、他方の脚部 の接合部に凸部を形成し、この2つのコアの凹部と凸部をはめ合わせ、この2つ のコアを接合させてコアギャップを形成することを特徴とするトランスを提供す るものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のトランスについて、添付図面を参照して説明する。図1は本考 案の第1実施例を示す断面図、図2は第2実施例を示す部分拡大断面図、図3は 第3実施例を示す部分拡大断面図、図4は他の実施例を示す断面図であり、図1 〜図4において、同一部分には同一符号を付してある。
【0008】 まず、図1を用いて第1実施例について説明する。図1(A)は、本考案のト ランスにおけるコア11,12を示しており、このトランスを組み立てる前の状 態を示している。コア11には凹部11bが形成されている。そして、コア11 の接合部11aとコア12の接合部12aとは凹部11b以外で密着する形状と なされている。そして、図1(B)に示すように、コア11,12とを組み立て 、図示のように、コイル13をコア11,12の脚部に巻回する。すると、コア 11に形成された凹部11bとコア12(の接合部12a)とにより、コイル1 3の外部にコアギャップ14が形成される。コア11の接合部11aとコア12 の接合部12aとは密着している。 これにより、コアギャップ14はコア11,12の内部に形成されるので、コ アギャップ14からの漏洩磁束を減らすことができる。
【0009】 次に、図2を用いて第2実施例について説明する。第2実施例は、図1(B) において、コアギャップ14のギャップ長L1を微調整する必要が生じた場合の 構成である。この場合、接合部11aと12aとの間に絶縁体を挟んだりすると 、そこから漏洩磁束が発生してしまう。それゆえ、本考案では以下の構成とする 。図2は図1(B)におけるコアギャップ14部分の拡大図である。 図2において、コア11に形成された凹部11bの深さ(ギャップ長)L1よ りも薄い適度な厚さL2の磁性体片15をコアギャップ14の内部に設ける。こ の磁性体片15は、図示のように、コア12の接合部12aに接着固定するか、 あるいは、凹部11bの底部に接着固定する。図示の場合、実質的なギャップ長 はL3であり、このギャップ長L3は磁性体片15の厚さL2を変えることによ り、凹部11bの金型を変更することなく微調整することができる。また、磁性 体片15の直径L4を変えてもコアギャップ14を微調整することができる。 これにより、接合部11aと12aとの密着状態を保ったままコアギャップ1 4のギャップ長L1(L3)を微調整することができるので、漏洩磁束が増大す ることがない。
【0010】 さらに、図3を用いて第3実施例について説明する。図3(A)〜(C)もコ アギャップ14部分の拡大図である。第3実施例のトランスは、コア12の代わ りにコア22を用いている。即ち、磁性体片15をコア12の接合部12aに接 着固定するのではなく、図3(A)に示すように、コア12と磁性体片15を一 体成形した構成に相当する凸部22bを有するコア22を用いるものである。そ して、図3(B)に示すように、コア11とコア22とを密着して接合するとコ アギャップ14が形成され、第2実施例と同様の効果が得られる。図3(C)に 示すように、コア11の凹部11bの直径L5とコア22の凸部22bの直径L 6との差を十分小さくすると、コア11とコア22とのずれXの最大値を十分小 さくすることができる。
【0011】 本考案のトランスは、上記第1〜第3実施例に限定されることなく、以下のよ うに構成してもよい。図4(A)はコア11を2つ用い、お互いの凹部11bを 合わせてコアギャップ14を形成するものである。図4(B)は双方の脚部の接 合部11aに凹部11bを形成したコア11′とコア12とを接合し、コアギャ ップ14を2つ形成するものである。図4(C)はコア11′を2つ用い、コア ギャップ14を2つ形成するものである。図4(D)はコア11を2つ用い、コ アギャップ14を2つ形成するものである。図4(E)は脚部の一方には凸部を 、他方には凹部を形成したコア23を2つ用い、これら凹部と凸部をはめ合わせ たものである。図4(F)はコア11′と、双方の脚部に凸部22bを形成した コア22′を用いたものである。
【0012】 さらに、上記実施例ではコア(11,12)の片方の脚部にコイル13を巻回 した、いわゆる1軸式としたが、双方の脚部にコイル13を巻回する2軸式とし てもよい。本考案では、上記の構成によりコアギャップ14をコアの内部に形成 したので、漏洩磁束を大幅に減らすことができる。従って、コアギャップ14の 部分にコイル13を巻回しても、コイル13の温度上昇も抑えることができるの である。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のトランスは上述の如く構成されてなるの で、コアギャップをコアの内部に形成することができる。従って、コアギャップ からの漏洩磁束を大幅に減らすことができ、コイルの温度上昇も抑えることがで きる。また、コアギャップ内に磁性体片を取り付けたり、凹部と凸部をはめ合わ せる構成とすれば、ギャップ長を微調整することもできる。 そして、本考案のトランスを用いれば、このトランスの駆動系の負担、ひいて は系全体の発熱量や消費電力も押さえることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す断面図である。
【図2】第2実施例を示す部分拡大断面図である。
【図3】第3実施例を示す部分拡大断面図である。
【図4】コアの他の構成例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11,11′,12,22,22′,23 コア 11a,12a 接合部 11b 凹部 13 コイル 14 コアギャップ 15 磁性体片 22b 凸部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のコアを接合させ、その脚部
    にコイルを巻回してなるトランスにおいて、 前記脚部の前記第1,第2の少なくとも一方のコアの接
    合部に凹部を形成し、この第1及び第2のコアを接合さ
    せてコアギャップを形成することを特徴とするトラン
    ス。
  2. 【請求項2】前記コアギャップ内に磁性体片を取り付け
    てなる請求項1記載のトランス。
  3. 【請求項3】第1及び第2のコアを接合させ、その脚部
    にコイルを巻回してなるトランスにおいて、 前記第1のコアの脚部の少なくとも一方の接合部に凹部
    を形成すると共に、前記第2のコアの脚部の少なくとも
    一方の接合部に凸部を形成し、これら凹部と凸部をはめ
    合わせ、この第1及び第2のコアを接合させてコアギャ
    ップを形成することを特徴とするトランス。
  4. 【請求項4】2つのコアを接合させ、その脚部にコイル
    を巻回してなるトランスにおいて、 前記2つのコアの一方の脚部の接合部に凹部を形成する
    と共に、他方の脚部の接合部に凸部を形成し、この2つ
    のコアの凹部と凸部をはめ合わせ、この2つのコアを接
    合させてコアギャップを形成することを特徴とするトラ
    ンス。
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