JP3122326B2 - 複合巻線部品 - Google Patents

複合巻線部品

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JP3122326B2
JP3122326B2 JP07031884A JP3188495A JP3122326B2 JP 3122326 B2 JP3122326 B2 JP 3122326B2 JP 07031884 A JP07031884 A JP 07031884A JP 3188495 A JP3188495 A JP 3188495A JP 3122326 B2 JP3122326 B2 JP 3122326B2
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shaped core
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choke coil
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国次 本谷
匡 佐藤
修一 浜田
徹 広橋
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの部品にトランス
とチョークコイルを一体的に形成した複合巻線部品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、DC−DCコンバータや蛍光
灯用インバータ等の電源装置にはスイッチング用のコン
バータトランスや雑音低減用の入力側チョークコイル或
いは平滑用の出力側チョークコイル等の巻線部品が搭載
されている。これらの巻線部品は、図5に示すようにそ
れぞれ単体のトランスTやチョークコイルLとして構成
され、電源装置内に実装されている場合が多いが、近年
装置の小型化や低価格化を目的に両者を一体的に形成し
た複合巻線部品が使用されるようになってきた。例え
ば、実公平3−3317号公報にはE形コアとI形コア
を組み合わせて磁路コアを形成し、E形コアの側脚部の
一方にチョークコイルの巻線を、他方の側脚部にコンバ
ータトランスの巻線をそれぞれ形成したものが示されて
いる。
【0003】又、図6〜図10のような構成のものも考
えられる。即ち、図6はトランスの巻線7とチョークコ
イルの巻線8を夫々閉磁路に形成したもの、図7、図8
はトランスの巻線7を閉磁路に形成し、チョークコイル
の巻線8を開磁路に形成したもの、図9はチョークコイ
ルの巻線8をI形コアに形成したもの、図10は一体成
形された枠型コアの中足部にトランスの巻線7を、その
外周にチョークコイルの巻線8を形成したものである。
【0004】これらはトランスの巻線7とチョークコイ
ルの巻線8を夫々巻線形成した複合巻線部品の例であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにトランスTやチョークコイルLを単体部品として
構成すると実装スペースが大きくなり、装置が大型化し
てしまう。又、上記複合巻線部品では、E型コアの中足
部に直接巻線を施すような場合では両側の外足部が障害
となるため巻回が極めて困難であり、しかもトランスと
チョークコイルの巻線を別々に処理しなければならず組
み立てが繁雑化する。
【0006】又、上記実施例のようにコアの形状が複雑
であると焼成時に変形し易く、I型コアと組み合わせて
閉磁路を形成する際精度上不都合が生じる場合が有り、
加工性にも問題が有る。
【0007】本発明の目的は、上記不都合を解消し、一
度にトランスとチョークコイルの巻線を行い、一つの部
品でトランスとチョークコイルを構成することで、組み
立てが容易で且つ小型化を可能とする複合巻線部品を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、中間
部に中央脚部(1a )を有する矩形状の枠形コア(1)
と、前記枠形コア(1)の相対向する短辺部(1b 、1
c )又は長辺部(1d、1e )及び中央脚部(1a )に
跨がるように架設したI形コア(2)との組み合わせで
二つの閉磁路(3、5)を形成し、一方の閉磁路(3)
のI形コア(2)部分にトランスの巻線(7)を施すと
共に、他方の閉磁路(5)のI形コア(2)部分にチョ
ークコイルの巻線(8)を施して構成される。
【0009】
【0010】
【作 用】上記構成により、本発明では、I形コアにト
ランスの巻線とチョークコイルの巻線を夫々施し、これ
を枠形コアの短辺部又は長辺部に架設することによりト
ランスとチョークコイルを一体的に形成することが可能
となる。
【0011】係る構成により、チョークコイルの巻線と
トランスの巻線は中央脚部のコアにより分離されて別々
磁路を形成する。これらの磁路は磁気的干渉が殆
ど無く、チョークコイルとトランスの機能を十分に満足
するように作用する。しかも、I形コアの巻線は枠型コ
アと組み合わせる前に巻回可能となるので作業性は極め
て良い。
【0012】
【実施例】図1は、本発明による複合巻線部品の一実施
例を示す斜視図で、図2はその組立斜視図である。
【0013】この複合巻線部品に用いる磁路コアは、図
2に示すように細長矩形状の枠形コア1と、この枠形コ
ア1の長辺部1d 、1e よりも長いI形コア2の組み合
わせで構成される。上記枠形コア1にはその相対向する
両短辺部1b 、1c の上面、略中央部分に上記I形コア
2が嵌着可能な矩形状の取付溝6が設けてあり、この取
付溝6にI形コア2を載置・固定することにより枠形コ
ア1の内側に閉磁路3が、外側に開磁路4が形成され
る。
【0014】
【0015】
【0016】本実施例は、枠形コア1を中間部分に中央
脚部1a を有する細長矩形状とし、相対向する短辺部1
b 、1c の上面、略中央部に矩形状の取付溝6を設け、
この取付溝6に枠形コア1と略同じ長さのI形コア2を
載置・固定することで二つの閉磁路3及び5を形成する
ようにしたものである。
【0017】従って、直接I形コア2に2種類の巻線
7、8を施し、I形コア2を枠形コア1の取付溝6に架
設することで図1に示すように閉磁路3のトランスの巻
線7と閉磁路5のチョークコイルの巻線8を一体的に形
成した複合巻線部品を構成することができる。係る構成
では、トランスの巻線7とチョークコイルの巻線8は枠
形コア1の中央脚部1a で仕切られ、磁気的に分離され
ているため磁気的な相互干渉が無く、トランスとチョー
クコイルの機能は十分に満足される。
【0018】このように、本発明による複合巻線部品は
I形コア2に夫々トランスの巻線7とチョークコイルの
巻線8を施した後にI形コア2と枠形コア1を組み合わ
せる構造としたので、コアに直接巻線する場合であって
も巻回は容易で、且つ一度に処理できるため極めて作業
性が良い。又、枠形コア1及びI形コア2は縦横対称的
であることからコア焼成時の反り等の変形は生じ難く、
しかも形状が単純であるため加工性に優れ、低価格化、
小型化が可能となる。
【0019】本実施例ではI形コア2に直接巻回する場
合を示したが、これに限定されるものではなく、巻線を
施したボビン(図示せず)をI形コア2に装着して構成
しても良い。又、枠形コア1とI形コア2との固定は取
付溝6との嵌着でも良いが、確実に固定するには接着剤
や金具による挟着が好適である。
【0020】又、本実施例ではI形コア2は枠形コア1
の短辺部1b 、1c 間に架設するようにしたが、長辺部
1d 、1e 間に架設する構造にしても良く、この場合、
取付溝6は両長辺部1d 、1e に、又、中央脚部1a は
長辺部1d 、1e 間に設けることになる。
【0021】図3に本発明の複合巻線部品を用いて構成
したインバータ回路を、図4にフォワードコンバータ回
路を示す。係る回路は従来公知であるため回路動作の説
明は省略するが、図3は入力側チョークコイルLとコン
バータトランスTを一体形成し、複合巻線部品とした
例、図4はコンバータトランスTと出力側チョークコイ
ルLを一体形成し、複合巻線部品とした例である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による複合
巻線部品は、トランスの巻線とチョークコイルの巻線を
施したI形コアを枠形コアに架設させて成る構造とした
ので、コアに直接巻線する場合でも巻回は容易で、且つ
トランスとチョークコイルを一度に巻線処理できるため
作業性は極めて良好である。
【0023】又、枠形コア及びI形コアは縦横対称的で
あることから、コア焼成時の反り等の変形は生じ難く、
しかも形状が単純であるため加工性に優れ、低価格化、
小型化が可能であ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合巻線部品の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の組立斜視図である。
【図3】本発明の複合巻線部品を用いたインバータの一
例を示す回路図である。
【図4】同、複合巻線部品を用いたフォワードコンバー
タの一例を示す回路図である。
【図5】単体のトランスとチョークコイルを実装した状
態を示す斜視図である。
【図6】従来の複合巻線部品の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図7】同、図6とは別の実施例を示す斜視図である。
【図8】同、図7とは別の実施例を示す斜視図である。
【図9】同、図8とは別の実施例を示す斜視図である。
【図10】同、図9とは別の実施例を示す斜視図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 修一 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (72)発明者 広橋 徹 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−106013(JP,A) 特開 昭59−103316(JP,A) 実開 昭55−27932(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 19/00 - 19/08 H01F 27/00 - 27/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部に中央脚部(1a )を有する矩
    形状の枠形コア(1)と、前記枠形コア(1)の相対向
    する短辺部(1b 、1c )又は長辺部(1d、1e )及
    び中央脚部(1a )に跨がるように架設したI形コア
    (2)との組み合わせで二つの閉磁路(3、5)を形成
    し、一方の閉磁路(3)のI形コア(2)部分にトラン
    スの巻線(7)を施すと共に、他方の閉磁路(5)のI
    形コア(2)部分にチョークコイルの巻線(8)を施し
    て成る複合巻線部品。
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