JP3019327U - チョークコイル - Google Patents
チョークコイルInfo
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- JP3019327U JP3019327U JP1995007308U JP730895U JP3019327U JP 3019327 U JP3019327 U JP 3019327U JP 1995007308 U JP1995007308 U JP 1995007308U JP 730895 U JP730895 U JP 730895U JP 3019327 U JP3019327 U JP 3019327U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- choke coil
- coil
- winding
- magnetic
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、カーオーディオ機器の電源ライン
のノイズ低減用に使用されるチョークコイルにおいて、
リーケージフラックスが少なく、小型化が可能で、生産
性が良く、コストの安価なチョークコイルを製造する手
段を提供することを目的とする。 【構成】 コの字型の磁心1を2個対向させて形成され
たコアを使用し、磁心の接合部1dがコイル巻線2の内
部に包含されるように巻線を施したチョークコイル
のノイズ低減用に使用されるチョークコイルにおいて、
リーケージフラックスが少なく、小型化が可能で、生産
性が良く、コストの安価なチョークコイルを製造する手
段を提供することを目的とする。 【構成】 コの字型の磁心1を2個対向させて形成され
たコアを使用し、磁心の接合部1dがコイル巻線2の内
部に包含されるように巻線を施したチョークコイル
Description
【0001】
本考案は、カーオーディオ機器の電源ラインのノイズ低減用チョークコイルに関 するものである。
一般的にカーオーディオ機器は、その電源を自動車のバッテリーから得ている が、これには自動車の発電機から発生する、いわゆる発電ノイズが多く含まれて いる。従って、このまま電源として使用した場合は、そのノイズが音としてスピ ーカーから流れてしまうこととなる。そこでこのノイズを低減する手段が必要と なってくる。
【0002】 電源ラインノイズの一般的な低減方法としては、電源ラインにノイズフィルタ ーとしてチョークコイルを入れることである。この場合、チョークコイルとして はコア形状としてEIコアを使用したものか、あるいはトロイダルコアを使用し たものが通常は考えられる。
【0003】 EIコアを使用した場合、EコアとIコアの接合部においてリーケージフラッ クスが発生するため、他の部品への影響が問題となる。そのため、この影響を避 けるために、多くの場合は外部電源コードの中間にチョークコイルを入れること となる。
【0004】 しかしながら、この場合はコイルとコードとの接続端子、コイル保護用のケー スといった部品が必要となるためのコストアップは避けられず、又、その分コー ドがかさばることとなり、取り付けスペースの限られたカーオーディオ機器用の 電源コードとしては不具合なものとなってしまう。
【0005】 又、もし設計上どうしても機器内部に装着する場合は、リーケージフラックス による他の部品への影響を軽減させるために、コイルに磁気シールドをほどこさ なければならず、部品追加、及び磁気シールド追加に要する機器内スペースの確 保に伴うコストアップは避けられない。
【0006】 トロイダルコイルを使用した場合は、リーケージフラックスは低減させること はできるが、リング状のその独特の形状のため、加工性、すなわち生産性が悪く コストの高いものとなる。又、EIコアに比べ小型化が難しい、という問題もあ る。
【0007】
本考案は、カーオーディオ機器の電源ラインのノイズ低減用に使用されるチョ ークコイルにおいて、リーケージフラックスが少なく、小型化が可能で、生産性 が良く、コストの安価なチョークコイルを製造する手段を提供することを目的と する。
【0008】
以上の課題を解決するため、本考案は分離タイプのコアを採用することにより 加工性を良くするとともに、コア接合部を巻線内部に位置させることにより、低 リーケージフラックス化が計れるチョークコイルを製造することを要旨とする。 以下、考案を構成する諸要件について、項分けして説明する。
【0009】 コアの形状 本考案におけるコアは、同形状の一対の磁心を対向させてなるものであり、磁 心の形状としては、コの字型又はUの字型が推奨される。材質は珪素鋼板、フェ ライト、鉄等色々対応できるが、透磁率を考慮した場合、珪素鋼板が推奨される 。
【0010】 巻線 本考案における巻線の形状は、一本のマグネットワイヤーを左右一対の巻線に したものを使用する。左右の巻数は同数とし、巻線の向きについても同方向とす る。このことにより、左右のバランスが良く、安定した磁束を得るものとする。
【0011】 コアの接合部 コアの接合部は、左右の巻線の内側こ位置するものである。この方法を採用す ることにより、コア接合部を巻線内の磁束の中に置くことができ、リーケージフ ラックスの発生を抑えることができる。
【0012】
以上
【課題を解決するための手段】の項で説明したチョークコイルにおいては 、コアの接合面をコイル巻線の内部に位置させることにより、リーケージフラッ クスの発生をトロイダルコイル並みに抑えることができるとともに、いわゆる分 割型のコアの採用により、巻線作業をEIコア使用時と同等のものとすることが できる。
【0013】 また、コイル巻数の増大に対しても、磁心の足、すなわち巻線部分の寸法を長 くすることにより対処可能であり、本コイルを基板取り付け用として使用する場 合、コイル形状を巻線部がコイル取り付け面と垂直となるようにすることにより 、コイルの基板部における専有面積を増加させることなく、この要求に対処出来 る。
【0014】 これに対して、トロイダルコイルを採用した場合は、コイルの直径を大きくし なければならず、この場合どのような置き方をしても基板投影面積は増大するこ ととなる。
【0015】 実施例 図1は本考案の1実施例を示したものである。この場合、図3に示すコの字型 の磁心2個を一対として使用し、これらを対向させて、互いの接合面1cを接合 させることでコアを形成するものである。このことにより、コアの接合部を巻線 2の内部に包含することができる。
【0016】 磁心の材質として、本実施例においては珪素鋼板を積層したものを用いている が、チョークコイルに要求される仕様によりフェライト、アモルファスなどとい った他のコア材も使用することができる。
【0017】 巻線2においては、左右の巻方向を同一方向とすることにより発生する磁束の 向きを同方向にするとともに、左右の巻数を同一にすることにより、左右の巻線 で発生する磁束をバランスのとれたものにしている。このこともリーケージフラ ックスの発生を抑える一因となる。
【0018】 巻数が多くなる場合は、磁心の足1aの寸法を長くすることにより巻数を多く することが可能であり、この場合、磁心底部1cの寸法は変わらず、その結果、 基板取り付け台4の形状及び寸法を変更する必要はない。
以上説明したように、本考案のチョークコイルにおいては、一対の磁心を採用 することによりコアを分割型とすることができるので、トロイダルコイルに比べ 巻線作業が非常に楽なものになるとともに、トロイダルコイルと同等の低リーケ ージフラックスのコイルとすることができる。 また、コイル巻数の増大に対しても、コイルの基板部における専有面積を増加 させることなく、この要求に対処出来る。このことは基板取り付け寸法が同じも ので、多種類のコイルを製造することが可能となることを意味するものであり、 基板設計の柔軟性に大きく寄与するものである。
【図1】本考案のチョークコイルの実施例を示す正面図
である。
である。
【図2】本考案のチョークコイルにおいて、磁心接合部
と巻線との位置関係を示す断面図である。
と巻線との位置関係を示す断面図である。
【図3】本考案のコの字型磁心の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】本考案のコの字型磁心一対を、対向させて接合
させた例を示す斜視図である。
させた例を示す斜視図である。
【図5】本考案のUの字型磁心の実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】本考案のUの字型磁心の実施例を示す側面図で
ある。
ある。
【図7】従来のEIコアを使用したチョークコイルの実
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
【図8】従来のトロイダルコアを使用したチョークコイ
ルの実施例を示す正面図である。
ルの実施例を示す正面図である。
【図9】従来のトロイダルコアを使用したチョークコイ
ルの実施例を示す側面図である。
ルの実施例を示す側面図である。
1 磁心 1a 磁心の足 1b 磁心の接合面 1c 磁心底部 1d 磁心接合部 2 巻線 3 ボビン 4 基板取り付け台 5 EIコア 6 トロイダルコア
Claims (3)
- 【請求項1】 2個の磁心を接合させてコアを形成する
チョークコイルにおいて、コの字型の磁心2個を使用
し、それらを対向させて形成されたコアの2箇所の磁心
接合部を、コイル巻線の内部に包含されるように巻線を
施したことを特徴とするチョークコイル。 - 【請求項2】 2個のコイル巻線の巻数及び巻方向を同
一としたことを特徴とする請求項1記載のチョークコイ
ル。 - 【請求項3】 磁心の形状をUの字型としたことを特徴
とする請求項2記載のチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007308U JP3019327U (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007308U JP3019327U (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | チョークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019327U true JP3019327U (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=43154743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007308U Expired - Lifetime JP3019327U (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | チョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019327U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008205466A (ja) * | 2007-02-17 | 2008-09-04 | Zhejiang Univ | 磁気部品 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP1995007308U patent/JP3019327U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008205466A (ja) * | 2007-02-17 | 2008-09-04 | Zhejiang Univ | 磁気部品 |
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