JPH0559815U - リアクター - Google Patents
リアクターInfo
- Publication number
- JPH0559815U JPH0559815U JP540492U JP540492U JPH0559815U JP H0559815 U JPH0559815 U JP H0559815U JP 540492 U JP540492 U JP 540492U JP 540492 U JP540492 U JP 540492U JP H0559815 U JPH0559815 U JP H0559815U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cores
- core
- iron core
- reactor
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 二次的に発生するノイズを少なくしたリアク
ターを提供すること。 【構成】 基礎鉄心11の両端部に外側鉄心12を設け
ると共に該外側鉄心12の内側に第1及び第2の内側鉄
心13,14を設けて鉄心本体10を構成し、該鉄心本
体10を2個使用して各外側鉄心12並びに第1及び第
2の内側鉄心13,14を互いに対向させ、外側鉄心1
2は各先端部を互いに当接し、第1及び第2の内側鉄心
13,14は各先端部にギャップ15を形成して第1及
び第2の内側鉄心13,14に互いに磁束が逆になるよ
うに独立した第1及び第2のコイル16,17を形成す
ることを特徴とする。
ターを提供すること。 【構成】 基礎鉄心11の両端部に外側鉄心12を設け
ると共に該外側鉄心12の内側に第1及び第2の内側鉄
心13,14を設けて鉄心本体10を構成し、該鉄心本
体10を2個使用して各外側鉄心12並びに第1及び第
2の内側鉄心13,14を互いに対向させ、外側鉄心1
2は各先端部を互いに当接し、第1及び第2の内側鉄心
13,14は各先端部にギャップ15を形成して第1及
び第2の内側鉄心13,14に互いに磁束が逆になるよ
うに独立した第1及び第2のコイル16,17を形成す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、電気機器に使用するものであって、ノイズの侵入並びに発生を防ぐ ためのリアクターに関する。
【0002】
近年、電子技術の発展にともない、ノイズの影響を受け易い機器、あるいは周 波数変換、位相制御を目的とした半導体応用の変換機器の開発によってノイズを 発生し易い機器が数多く使用されるようになっている。このため、これらの機器 についてのノイズ制御が要求されている。
【0003】 リアクターはノイズ制御のために用いられており、従来、一般的に用いられる リアクターは図3に示されている。図示のようにEI型の鉄心1,2にコイル3 を巻き、鉄心1と2との間にギャップ4を形成させている。これを機器の入力電 源部に使用して商用電源に含まれる電源高調波歪みを取り除いたり、車載用電子 機器等の電源部に含まれるノイズを取り除いている。
【0004】 上記のように、従来のリアクターは直流の影響を少なくし、インダクタンスの 安定を図るため鉄心にギャップ4を形成している。このため、従来のリアクター は漏洩磁束が発生し易いという問題がある。すなわち、漏洩磁束で二次的なノイ ズが発生し、本来ノイズを取り除くためのリアクターでありながら、リアクター 自身のノイズで機器に悪影響を与えている。
【0005】
本考案が解決しようとする課題は、二次的に発生するノイズを少なくしたリア クターを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案において課題を解決するための手段は、基礎鉄心の両端部に外側鉄心を 設けると共に該外側鉄心の内側に第1及び第2の内側鉄心を設けて鉄心本体を構 成し、該鉄心本体を2個使用して各外側鉄心並びに第1及び第2の内側鉄心を互 いに対向させ、上記外側鉄心は各先端部を互いに当接し、上記第1及び第2の内 側鉄心は各先端部にギャップを形成し、当該第1及び第2の内側鉄心に互いに磁 束が逆になるように独立した第1及び第2のコイルを形成することを特徴とする ものである。
【0007】
コイル16,17が2個平行して配置され、かつそれぞれのコイル16,17 が発生する磁束が互いに逆になるので、一方のコイルからの漏洩磁束は他方の漏 洩磁束によって打ち消されて消滅する。又、基礎鉄心11の両端に設けた外側鉄 心12はその先端が互いに当接されているのでコイルの外側に磁路が構成され、 外部に漏れる磁束がごく少なくなる。
【0008】
図1は本考案の実施例である。鉄心本体10は、角棒状の基礎鉄心11の両端 部に当該基礎鉄心11の長手方向に直交する方向に設けられた外側鉄心12及び 該外側鉄心12の間に第1の内側鉄心13及び第2の内側鉄心14をそれぞれ突 設したものである。
【0009】 なお、実施例のリアクターは、上記鉄心本体10を2個使用し、各鉄心本体1 0のそれぞれ外側鉄心12並びに第1及び第2の内側鉄心13,14が向い合う ように配置されている。すなわち、従来のEI型鉄心のように3本の脚ではなく 4本の脚を有する形状となっている。
【0010】 又、4本の脚は、そのうち、各外側鉄心12はそれぞれその先端部が相手方の 外側鉄心12と当接する長さとされ、第1及び第2の内側鉄心13,14はその 先端部にギャップ15が形成される長さとされている。なお、第1の内側鉄心1 3には第1のコイル16が、さらに又、第2の内側鉄心14には第2のコイル1 7がそれぞれ巻かれており、その巻き方向はそれぞれのコイルに生じる磁束の方 向が逆になる方向とされる。
【0011】 従って、それぞれのコイル16,17に生じる磁束18は図示のように閉ルー プを構成するので、第1及び第2の内側鉄心13,14にギャップ15を形成さ せてあっても磁束が外部へ漏れることがない。
【0012】 又、実施例は第1及び第2のコイル16,17の外側の外側鉄心12がギャッ プを形成させずに磁路が形成されているので磁束が通り易く、外部に漏れる磁束 がこの磁路に吸収されて消滅する。この他、外部へ漏れた磁束もそれぞれのコイ ルの磁束の方向が逆であるので互いに打消し合って消滅する。
【0013】 図2は、従来のリアクターと実施例のリアクターとの漏洩磁束測定結果を示し たものである。図示のように、実施例の場合は従来のリアクターに比べて漏洩磁 束が1/20以下となる。
【0014】
本考案は、鉄心にそれぞれ発生する磁束が逆となるようにコイルを巻き、鉄心 の両端に磁路を形成されているので外部への磁束の漏れを極端に低くすることが できることの効果がある。
【図1】本考案のリアクターを表わし、Aは縦断面図、
Bは横断面図。
Bは横断面図。
【図2】従来のリアクターと本考案のリアクターとの漏
洩磁束の測定結果を示したグラフ。
洩磁束の測定結果を示したグラフ。
【図3】従来のリアクターを表わし、Aは縦断面図、B
は横断面図。
は横断面図。
10 鉄心本体 11 基礎鉄心 12 外側鉄心 13 第1の内側鉄心 14 第2の内側鉄心 15 ギャップ 16 第1のコイル 17 第2のコイル 18 磁束
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎鉄心の両端部に外側鉄心を設けると
共に該外側鉄心の内側に第1及び第2の内側鉄心を設け
て鉄心本体を構成し、該鉄心本体を2個使用して各外側
鉄心並びに第1及び第2の内側鉄心を互いに対向させ、
上記外側鉄心は各先端部を互いに当接し、上記第1及び
第2の内側鉄心は各先端部にギャップを形成し、当該第
1及び第2の内側鉄心に互いに磁束が逆になるように独
立した第1及び第2のコイルを形成することを特徴とす
るリアクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP540492U JPH0559815U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | リアクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP540492U JPH0559815U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | リアクター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559815U true JPH0559815U (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11610209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP540492U Pending JPH0559815U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | リアクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0559815U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016051873A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-11 | 田淵電機株式会社 | コア構造、インターリーブ用チョークコイル及びトランス |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4888430A (ja) * | 1972-02-26 | 1973-11-20 | ||
JPS62105018A (ja) * | 1985-10-29 | 1987-05-15 | フィスラー ゲーエムベーハー | 加熱系統の温度測定装置 |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP540492U patent/JPH0559815U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4888430A (ja) * | 1972-02-26 | 1973-11-20 | ||
JPS62105018A (ja) * | 1985-10-29 | 1987-05-15 | フィスラー ゲーエムベーハー | 加熱系統の温度測定装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016051873A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-11 | 田淵電機株式会社 | コア構造、インターリーブ用チョークコイル及びトランス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970819 |