JP2541138Y2 - インバータトランス - Google Patents

インバータトランス

Info

Publication number
JP2541138Y2
JP2541138Y2 JP1990120162U JP12016290U JP2541138Y2 JP 2541138 Y2 JP2541138 Y2 JP 2541138Y2 JP 1990120162 U JP1990120162 U JP 1990120162U JP 12016290 U JP12016290 U JP 12016290U JP 2541138 Y2 JP2541138 Y2 JP 2541138Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil bobbin
ferrite core
filler
inverter transformer
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990120162U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0476022U (ja
Inventor
俊之 中田
浜三 萩野
宗計 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1990120162U priority Critical patent/JP2541138Y2/ja
Publication of JPH0476022U publication Critical patent/JPH0476022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541138Y2 publication Critical patent/JP2541138Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種電子機器に使用されるインバータトラン
スに関するものである。
従来の技術 従来この種のインバータトランスは、第3図に示すよ
うな構造であった。1はコイルボビンで成形樹脂で成形
されて構成されている。2は巻線であり前記コイルボビ
ン1の外周に巻回されている。3はフェライトコアで、
4はフェライトコア3の磁脚であり、この磁脚4の突合
せ部にテーパ部5を形成し、コイルボビン1に組込まれ
ている。6はケースであり、前記コイルボビン1を収納
し、エポキシ樹脂、シリコン樹脂等の充填剤7で固定し
て構成されていた。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、第4図に示すように磁脚
4の突合せ部にテーパ部5が形成されているため、突合
せ部の磁気ギャップに発生する漏洩磁束がコイルボビン
1に巻回された巻線2と鎖交する量を低減して巻線2に
発生する渦電流を低減して損失を低減するようになって
いるが、充填剤7を注型しコイルボビン1を固定する
と、コイルボビン1と磁脚4のテーパ部5の間に多量の
充填剤7が充填される。この充填剤7の線膨張係数は5
×10-4〜5×10-5程度であり、コイルボビン1、フェラ
イトコア3の線膨張係数に比べ大きいため、温度変化に
よる充填剤7の膨張により、充填剤7の多い部分を中心
に膨張が発生して磁脚4に矢印の方向に力が加わり、磁
気ギャップ8を大きくしたり、フェライトコア3の割れ
またはインバータトランスのインダクタンスが減少する
という問題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、インバー
タトランスの温度に対するフェライトコアの割れ防止及
びインダクタンスの変化を少なくし、特性、品質の向上
を図ることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案のインバータトラン
スは、外周部に巻回したコイルボビンのUU型またはEE型
のフェライトコアの磁脚をはめこむ内周面に、フェライ
トコア磁脚の突合せ部に形成したテーパ部に沿う山形の
膨出部を設け、フェライトコアを組込んだボビンをケー
ス内に収納し充填剤で固定するとともにコイルボビンと
磁脚との間に充填される充填剤の量を全体的に均一化し
た構成とするものである。
作用 この構成により、磁脚の突合せ部に形成したテーパ部
に沿う山形の膨出部により、コイルボビンと磁脚のテー
パ部の間に入る充填剤の量が少なくなってコイルボビン
と磁脚との間の充填剤の量がどの部分もほぼ均一となる
ため、充填剤の量の多い部分を中心とした膨張にらる磁
脚にかかる力が小さくなり、磁気ギャップを大きくした
りフェライトコアの割れの発生を防止できるとともに、
インダクタンスの減少が非常に小さくできる。
実施例 以下本考案の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本考案の一実施例によるインバータトランス
の断面図である。第1図において、11はEE型のフェライ
トコアであり、磁脚12の突合せ部にテーパ部13を形成し
ている。14はコイルボビンであり、フェライトコア11の
磁脚12をはめこむ内周面に、磁脚12のテーパ部13に沿う
山形の膨出部15を設けるように成形樹脂で成形してあ
る。16は巻線であり、コイルボビン14の外周に巻回され
ている。前記フェライトコア11はコイルボビン14に組込
まれ、ケース17に収納され、充填剤18で固定されてい
る。上記充填剤18はエポキシ樹脂、シリコン樹脂で構成
されている。
以上のような構成にすることにより、第2図に示すよ
うに磁脚12の突合せ部に形成したテーパ部13に沿う山形
の膨出部15により、コイルボビン14と磁脚12のテーパ部
13の間に入る充填剤18の量が少なくなって他のコイルボ
ビン14と磁脚12との間の充填剤18の量とほぼ同等となる
ため、温度による充填剤18の膨張が発生しても、テーパ
部13付近を中心にした大きな膨張がなくなり、磁脚12に
かかる矢印の方向の力がほとんど無くなり、磁気ギャッ
プを大きくしたりフェライトコア11の割れを防止すると
ともに、インバータトランスのインダクタンスの変化も
50〜70%小さくできる。
なお、実施例において説明したEE型のフェライトコア
11をUU型のフェライトコアとしてもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、コイルボビンのUU型ま
たはEE型のフェライトコアの磁脚をはめこむ内周面にフ
ェライトコアの磁脚の突合せ部に形成したテーパ部に沿
う山形の膨出部を設けてコイルボビンと磁脚間の充填剤
の量を均一化することにより、温度に対する充填剤の膨
張による磁脚に働く力が小さくでき、フェライトコアの
割れを防止するとともに、磁気ギャップを変化させない
ためにインバータトランスのインダクタンスの変化を50
〜70%小さくできる。
以上のように、電気適特性、信頼性に優れたインバー
タトランスを供給でき、工業的価値が非常に大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるインバータトランス
の断面図、第2図は同インバータトランスの磁脚突合せ
部の拡大断面図、第3図は従来のインバータトランスの
断面図、第4図は同インバータトランスの磁脚突合せ部
の拡大断面図である。 11……フェライトコア、12……磁脚、13……テーパ部、
14……コイルボビン、15……膨出部、16……巻線、17…
…ケース、18……充填剤。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に巻線を巻回したコイルボビンのUU
    型またはEE型のフェライトコアの磁脚をはめこむ内周面
    に、上記磁脚の突合せ部に形成したテーパ部に沿う山形
    の膨出部を設け、フェライトコアを組込んだコイルボビ
    ンをケース内に収納し充填剤で固定するとともにコイル
    ボビンと磁脚との間に充填される充填剤の量を全体的に
    均一化してなるインバータトランス。
JP1990120162U 1990-11-15 1990-11-15 インバータトランス Expired - Lifetime JP2541138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990120162U JP2541138Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 インバータトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990120162U JP2541138Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 インバータトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476022U JPH0476022U (ja) 1992-07-02
JP2541138Y2 true JP2541138Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=31868083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990120162U Expired - Lifetime JP2541138Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 インバータトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541138Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47946U (ja) * 1971-01-16 1972-08-09
JPS55111312U (ja) * 1979-01-26 1980-08-05
JPS55111318U (ja) * 1979-01-30 1980-08-05
JPH01153620U (ja) * 1988-04-04 1989-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0476022U (ja) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003533005A (ja) 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器
JPH10149932A (ja) 高圧トランス
JP2504205B2 (ja) インダクタンス部品
JP2541138Y2 (ja) インバータトランス
JP2001035732A (ja) スイッチングレギュレータ用トランス
JP3161398B2 (ja) コンバータトランス
JPH0534816B2 (ja)
JPH0311870Y2 (ja)
JP2751228B2 (ja) コンバータトランス
JP2757764B2 (ja) モールドトランス
JP2607158Y2 (ja) 磁心構造
JPH09246060A (ja) コアおよびボビン
JPH11135332A (ja) インダクタンス可変型トランス
KR102494063B1 (ko) 조합형 철심이 적용된 3상 변류기 및 그 제조방법
JPH0138901Y2 (ja)
JPS5932107Y2 (ja) コイル用ピン端子保持板
JP2631293B2 (ja) 線輪部品
JPH0349384Y2 (ja)
JP3528741B2 (ja) コイル部品
JP3054397U (ja) コイル用ボビン及びトランスケース並びにトランス
JPS582040Y2 (ja) トランス
JP3429818B2 (ja) フェライトコア及びボビン
JPH0576017U (ja) フライバックトランス
JPH0536253Y2 (ja)
JPH0330305A (ja) 電磁装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term