JPH0330305A - 電磁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、スイッチング電源やインバータ安定器等の
電力変換用トランス、またはチョークコイル等の電Ｉｎ
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、実公昭５６−４２９７４号公報（第６図ない
し第８図）に開示されたＣＩ型のフェライｌ’　６５１
心構造の電ｔは装置がある。第６図はＣ型コア５０、第
７図はＩ型コア５１を示しており、第８図のように１型
コア５１の両端にエネルギー基４”ｌｉのために空隙５
２．５３を形成して組立てる。

各空隙５２．５３の長さＧ、Ｇ′が不均一であると、磁
束が不均一に分布し、飽和し易くなる。しかも、空隙５
２．５３の渡り磁束の膨らみが増大し、鎮交ずろコイル
（図示せず）のうず電流を誘起し、効率の低下ならびに
発熱を引き起こす。

最も・（、ｉ性の向上する空隙５２．５３の寸法は、ｃ
＝ｃ’であることが明らかになっている。そこで、この
ような構造を提供する１段として、第９図に示すように
、１型コア５１を挿入するボビン５４の内壁に突起５５
を設け、１型コア５１を突起５５に載置するとＧ＝Ｃ，
’　となるように構成したものがある。、組立てに際し
ては、Ｃ型コア５０とＩ型：！ア５１およびボビン５４
を空隙！ｉ２．５３を維持しつつ固定しなければならな
い。なお、第１０図に示すように、Ｃ型コア５０の両フ
ランジ間距錯１しと、ボビン５４の高さＬ′との間には
、Ｌ−Ｌ’　　＋０．１　　（ｕｎ） の関係があり、Ｃ型コア５０ヘボビン５４を挿入するた
めに０．１（ｕｎ）の余裕が設けられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電磁装置の組立て時において、樹脂接着剤を使用
してコア５０．５１とボビン５４とを固定することが提
案されている。

第１１図の例は、Ｉ型コア、５１の上端において、Ｃ型
コア５０．Ｉ型コア５１．ボビン５４を接着剤５６にて
接着したものであり、第１２図の例は、Ｉ型コア５１の
下端においてＣ型コア５０．１型コア５１．ボビン５４
を接着剤５６にて接着したものである。なお、第１１図
の例ではボビン５４の下面とＣ型コア５０の間にＯ，ｉ
（鵬〕の隙間を取り、第１２図の例ではボビン５４の上
面とＣ型コア５０の間に０．１（ａｓ）の隙間を取った
。

以上のようにして、接着剤５６が硬化した後、電磁装置
を温度４０℃、湿度９５％の恒温恒温槽の中へ放置し、
電磁装置のインダクタンスの変化を調べて見た。その結
果を表１に示す、なお、試験は５回ずつ行い、表中のイ
ンダクタンスの埴の単位は（μＨ）であり、Ｘ印はコア
が割れ破壊を起こしたことを示している。

表１より、インダクタンスの減少、さらには第１１図の
例の場合その４１５にコアの割れ破壊が生じ、第１２図
の例の場合その３１５が割れ破壊を起こしたとか判明し
た。

このように、コアが割れ破壊を起こす原因の１つに吸水
膨張が考えられる。表２に各部材の吸水膨張率を示す。

なお、Ｃ型コア５０ならびにＩ型コア５１は、トミタ電
機（株）製のフェライトコア２Ｅ７を用い、ボビン５４
は、松下電工（株）製の成型樹脂ＣＹ９６１０を用い、
接着剤５６は、セメダイン（株）製の樹脂ＥＰ１０８を
用いた。

表呈 以上の結果、ボビン５４と接着剤５６の吸水膨張率がコ
ア５０．５１のそれに比べて非常に大きいことが判明し
た。コアの割れ破壊は、この吸水膨張率の違いと熱膨張
が原因であると推測される。

したがって、この発明の目的は、コアの割れ破壊を防げ
、耐湿信幀性に優れた電磁装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

二の発明の電磁装置は、Ｃ型コアと、このＣ型コアの両
フランジ間に空隙を介し一ζ挿入したＩ型コアと、この
Ｉ型コアに外嵌したボビンと、このボビンに巻回したコ
イルとを備え、前記ボビンに前記１型コア両端の一対の
空隙の少なくとも一方に介装されるコア支持部とを設け
、このコア支持部と前記１型コアとを接着したことを特
徴とするものである。

（作　用） この発明の′＠電磁装置よると、ＣＩ型のコアであって
ボビンに設けたコア支持部によって、Ｉ型コアが両端に
空隙を設けた状態で支持されており、組立てに際しては
コア支持部と１型コアとが互いに接着される。

〔実り缶例〕

この考案の一実施例を第１図ないし第５図に２５ついて
説明する。

まず、第２図および第３図を用いて、ボビン１０につい
て説明する。ボビンｌＯは、円筒部１１の上下にｒＩ１
１２，１３を設けてなり、下部の鍔１３の下面には端子
ビン１４．１！５が突設されている。

また、上下の＃１２．１３の一端にはコア嵌合溝１６．
１．７が形成されており、Ｉ４１２の上面ならびにＲ１
３の下面にはコア嵌合溝１６．１７に開口したコ字形の
ガイド部１８．１９が設けられている。また、円筒部１
１の内面の下端にはコア支持部２０が突設されている。

さらに、下部の鍔１３の両側には、それぞれ円筒部、１
１の近傍から端子ビン１４まで延びて案内溝２１が形成
されており、かつ鍔１３のコア嵌合溝１７と反対側にも
端子ビン１５へ巻線を案内する引き出し満２２が設けら
れている。なお、ボビン１０は、松下電工（株）製の成
型樹脂ＣＹ９６１０を用いた。

第１図はコア取付状態の断面図を示している。

２３はｌ型コアであり、ボビンｌＯの円筒部１１に挿入
し、コア支持部２０に裁置しである。また、２４はＣ型
コアであり、上下のフランジ部２５２６をそれぞれボビ
ンｌＯのガイド部ｔｓ　　１９に嵌合すると共に、コア
嵌合溝１６．１７に嵌合して設けられている。ｌ型コア
２３とＣ型コア２４との間には、長さの等しい空隙２７
．２１３が形成される。な打、２９はコイルである。ま
た、ｌ型コア２３ならびにＣ型コア２４は、トミク電機
（株）製のフェライトコア２Ｅ１を用いた。

第４図はＴＩ　６ｆ！装置の外観を示しており、コイル
２９から巻き出した巻線３０は案内溝２１を通って端子
ビン１４に接続されている。なお、Ｃ型コア２４はａ部
でボビン１０に接続されている。

また、電磁装置の組立てに際しては、第５図に示すよう
に、ｌ型コア２３とコア支持部２（ｌの接触部すにセメ
ダイン（株）製の接着剤Ｅ　Ｐ　ｌ　ｆ）８を塗布し、
１２０°Ｃ，１時間で硬化さ仕゛Ｃ接着した。

以上のようにしてなる電磁装置の信頼性試験を行った。

その結果を表３に示す。なお、試験条件等は表１のもの
と同様である。

（以下余白） ｌ主 表３に示した試験の結果より、コアが削れ破壊を起こし
たものはなく、ｌ型コア２３とコア支持部２０のみを接
着することにより、耐湿信転性に優れた１を磁装置が得
られる。

また、両空隙２７．２８の長さが等しいので、磁束分布
が均一で飽和せず、かつ発熱量が少なく、さらに周囲漏
れ磁束の小さな掻めて特性の良い′、Ｃ磁装置が得られ
る。

なお、前記実ｈｌｈ例のコアはＣ１型であったが、０■
型等であってもよい。

［考案の効果］ この考案の電磁装置によると、ＣＩ型のコアであってボ
ビンに設けたコア支持部によって、１型コアが両端に空
隙を設けた状態で支持されており、組立てに際してはコ
ア支持部と１型コアとが互いに接着され、コアの割れ破
壊を防げ、耐’（Ｈ信頼性が向上するという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１１２Ｉはこの考案の一実施例の断′面図、第２図は
そのボビンの斜視図、第３図（△）、（ｒ（）（Ｃ）、
（Ｄ）はそのボビンの平面図、１！Ｊ？而図断面図、底
面図、第４図はその正面図、第５図はその接着状態の断
面図、第６図（Ａ）、　　（Ｂ）は従来例のＣ型コアの
正面図、平面図、第７ｒ：Ａ（Ａ）、　　（Ｂ）はその
ｌ型コアの正面図、゛ト面図、第８図はそのコアの組立
て状態の正面図、第９図はその断面図、第１０図はコア
とボビンの寸法関係を示した断面図、第１１図および第
１２図は接着例を示した断面図である。 ｌＯ・・・ボビン、２０・・・コア支持部、２３・・・
１１コア、２４・・・Ｃ型コア、２７．２ｆ３・・・空
隙、２９・・コ　イ　ル 包ｉ １ 図 二種２７２３二ぜコア　　　２５ ／ 第 図 ５ ８ ６ 乙 ０ 峙 ζり 図 第 ６ 図 ０ 第 図 第 ！ 乞１ 第 図 ５ ３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　Ｃ型コアと、このＣ型コアの両フランジ間に空隙を介
   して挿入したＩ型コアと、このＩ型コアに外嵌したボビ
   ンと、このボビンに巻回したコイルとを備えた電磁装置
   において、前記ボビンに前記Ｉ型コア両端の一対の空隙
   の少なくとも一方に介装されるコア支持部を設け、この
   コア支持部と前記Ｉ型コアとを接着したことを特徴とす
   る電磁装置。