JPH0652687B2 - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JPH0652687B2
JPH0652687B2 JP1167733A JP16773389A JPH0652687B2 JP H0652687 B2 JPH0652687 B2 JP H0652687B2 JP 1167733 A JP1167733 A JP 1167733A JP 16773389 A JP16773389 A JP 16773389A JP H0652687 B2 JPH0652687 B2 JP H0652687B2
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JP
Japan
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core
bobbin
electromagnetic device
shaped core
shaped
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JP1167733A
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JPH0330305A (ja
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英典 掛橋
富夫 大利
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スイッチング電源やインバータ安定器等の
電力変換用トランス,またはチョークコイル等の電磁装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、実公昭56−42974号公報(第6図ない
し第8図)に開示されたCI型のフェライト磁心構造の
電磁装置がある。第6図はC型コア50、第7図はI型
コア51を示しており、第8図のようにI型コア51の
両端にエネルギー蓄積のために空隙52,53を形成し
て組立てる。各空隙52,53の長さG,G′が不均一
であると、磁束が不均一に分布し、飽和し易くなる。し
かも、空隙52,53の渡り磁束の膨らみが増大し、鎖
交するコイル(図示せず)のうず電流を誘起し、効率の
低下ならびに発熱を引き起こす。
最も特性の向上する空隙52,53の寸法は、G=G′
であることが明らかになっている。そこで、このような
構造を提供する手段として、第9図に示すように、I型
コア51を挿入するボビン54の内壁に突起55を設
け、I型コア51を突起55に載置するとG=G′とな
るように構成したものがある。組立てに際しては、C型
コア50とI型コア51およびボビン54を空隙52,
53を維持しつつ固定しなければならない。なお、第1
0図に示すように、C型コア50の両フランジ間距離L
と、ボビン54の高さL′との間には、 L=L′+0.1〔mm〕 の関係があり、C型コア50へボビン54を挿入するた
めに0.1〔mm〕の余裕が設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の電磁装置の組立て時において、樹脂接着剤を使用
してコア50,51とボビン54とを固定することが提
案されている。
第11図の例は、I型コア51の上端において、C型コ
ア50,I型コア51,ボビン54を接着剤56にて接
着したものであり、第12図の例は、I型コア51の下
端においてC型コア50,I型コア51,ボビン54を
接着剤56にて接着したものである。なお、第11図の
例ではボビン54の下面とC型コア50の間に0.1
〔mm〕の隙間を取り、第12図の例ではボビン54の上
面とC型コア50の間に0.1〔mm〕の隙間を取った。
以上のようにして、接着剤56が硬化した後、電磁装置
を温度40℃,湿度95%の恒温恒湿槽の中へ放置し、
電磁装置のインダクタンスの変化を調べて見た。その結
果を表1に示す。なお、試験は5回ずつ行い、表中のイ
ンダクタンスの値の単位は〔μH〕であり、×印はコア
が割れ破壊を起こしたことを示している。
表1より、インダクタンスの減少,さらには第11図の
例の場合その4/5にコアの割れ破壊が生じ、第12図
の例の場合その3/5が割れ破壊を起こしたことが判明
した。
このように、コアが割れ破壊を起こす原因の1つに吸水
膨張が考えられる。表2に各部材の吸水膨張率を示す。
なお、C型コア50ならびにI型コア51は、トミタ電
機(株)製のフェライトコア2E7を用い、ボビン54
は、松下電工(株)製の成型樹脂CY9610を用い、
接着剤56は、セメダイン(株)製の樹脂EP108を
用いた。
以上の結果、ボビン54と接着剤56の吸水膨張率がコ
ア50,51のそれに比べて非常に大きいことが判明し
た。コアの割れ破壊は、この吸水膨張率の違いと熱膨張
が原因であると推測される。
したがって、この発明の目的は、コアの割れ破壊を防
げ、耐湿信頼性に優れた電磁装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の電磁装置は、内部の両端の一方にコア支持部
を形成した筒部とこの筒部の両端に設けた一対の鍔とか
らなるボビンと、両フランジを筒部の両端開口部に配置
してボビンに外嵌したC型コアと、筒部に挿入し端面を
コア支持部に接着したI型コアと、筒部に巻回したコイ
ルとを備え、ボビンの両端間の長さ寸法をA、C型コア
の両フランジの内面間距離をB、I型コアの長さ寸法を
C、コア支持部の厚さ寸法をDとすると、 A≦B かつ A≒B B−C≒2D の関係を有したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
この発明の電磁装置によると、CI型のコアであってボ
ビンに設けたコア支持部によって、I型コアが両端に空
隙を設けた状態で支持されており、組立てに際してはコ
ア支持部とI型コアとが互いに接着される。また、ボビ
ン,C型コア,I型コア,コア支持部の相互の大きさの
関係から、I型コアの両端には略等しい大きさの空隙が
形成される。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説
明する。
まず、第2図および第3図を用いて、ボビン10について
説明する。ボビン10は、円筒部11の上下に鍔12,
13を設けてなり、下部の鍔13の下面には端子ピン1
4,15が突設されている。また、上下の鍔12,13
の一端にはコア嵌合溝16,17が形成されており、鍔
12の上面ならびに鍔13の下面にはコア嵌合溝16,
17に開口したコ字形のガイド部18,19が設けられ
ている。また、円筒部11の内面の下端にはコア支持部
20が突設されている。さらに、下部の鍔13の両側に
は、それぞれ円筒部11の近傍から端子ピン14まで延
びて案内溝21が形成されており、かつ鍔13のコア嵌
合溝17と反対側にも端子ピン15へ巻線を案内する引
き出し溝22が設けられている。なお、ボビン10は、
松下電工(株)製の成型樹脂CY9610を用いた。
第1図はコア取付状態の断面図を示している。23はI
型コアであり、ボビン10の円筒部11に挿入し、コア
支持部20に載置してある。また、24はC型コアであ
り、上下のフランジ部25,26をそれぞれボビン10
のガイド部18,19に嵌合すると共に、コア嵌合溝1
6,17に嵌合して設けられている。なお、ボビン10
の両端間の長さ寸法をA、C型コア24の両フランジの
内面間距離をB、I型コア23の長さ寸法をC、コア支
持部20の厚さ寸法をDとすると、 A≦B かつ A≒B B−C≒2D の関係を有している。この結果、I型コア23とC型コ
ア24との間には、長さの略等しい空隙27,28が形
成される。なお、29はコイルである。また、I型コア
23ならびにC型コア24は、トミタ電機(株)製のフ
ェライトコア2E7を用いた。
第4図は電磁装置の外観を示しており、コイル29から
巻き出した巻線30は案内溝21を通って端子ピン14
に接続されている。なお、C型コア24はa部でボビン
10に接続されている。
また、電磁装置の組立てに際しては、第5図に示すよう
に、I型コア23とコア支持部20との接触部bにセメ
ダイン(株)製の接着剤EP108を塗布し、120
℃,1時間で硬化させて接着した。
以上のようにしてなる電磁装置の信頼性試験を行った。
その結果を表3に示す。なお、試験条件等は表1のもの
と同様である。
表3に示した試験の結果より、コアが割れ破壊を起こし
たものはなく、I型コア23とコア支持部20のみを接
着することにより、耐湿信頼性に優れた電磁装置が得ら
れる。
また、両空隙27,28の長さが等しいので、磁束分布
が均一で飽和せず、かつ発熱量が少なく、さらに周囲漏
れ磁束の小さな極めて特性の良い電磁装置が得られる。
なお、前記実施例のコアはCI型であったが、OI型等
であってもよい。
〔考案の効果〕
この考案の電磁装置によると、CI型のコアであってボ
ビンに設けたコア支持部によって、I型コアが両端に空
隙を設けた状態で支持されており、組立てに際してはコ
ア支持部とI型コアとが互いに接着され、コアの割れ破
壊を防げ、耐湿信頼性が向上する。また、ボビン,C型
コア,I型コア,コア支持部の相互の大きさの関係か
ら、I型コアの両端には略等しい大きさの空隙が形成さ
れ、特性の良い電磁装置を提供できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はそのボ
ビンの斜視図、第3図(A),(B),(C),(D)
はそのボビンの平面図,断面図,断面図,底面図、第4
図はその正面図、第5図はその接着状態の断面図、第6
図(A),(B)は従来例のC型コアの正面図,平面
図、第7図(A),(B)はそのI型コアの正面図,平
面図、第8図はそのコアの組立て状態の正面図、第9図
はその断面図、第10図はコアとボビンの寸法関係を示
した断面図、第11図および第12図は接着例を示した
断面図である。 10……ボビン、20……コア支持部、23……I型コ
ア、24……C型コア、27,28……空隙、29……
コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部の両端の一方にコア支持部を形成した
    筒部とこの筒部の両端に設けた一対の鍔とからなるボビ
    ンと、両フランジを前記筒部の両端開口部に配置して前
    記ボビンに外嵌したC型コアと、前記筒部に挿入し端面
    を前記コア支持部に接着したI型コアと、前記筒部に巻
    回したコイルとを備えた電磁装置において、 前記ボビンの両端間の長さ寸法をA、前記C型コアの両
    フランジの内面間距離をB、前記I型コアの長さ寸法を
    C、前記コア支持部の厚さ寸法をDとすると、 A≦B かつ A≒B B−C≒2D の関係を有したことを特徴とする電磁装置。
JP1167733A 1989-06-27 1989-06-27 電磁装置 Expired - Lifetime JPH0652687B2 (ja)

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CN103733283A (zh) * 2011-08-01 2014-04-16 住友电气工业株式会社 扼流线圈

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