JPH0124891Y2 - - Google Patents

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JPH0124891Y2
JPH0124891Y2 JP16011583U JP16011583U JPH0124891Y2 JP H0124891 Y2 JPH0124891 Y2 JP H0124891Y2 JP 16011583 U JP16011583 U JP 16011583U JP 16011583 U JP16011583 U JP 16011583U JP H0124891 Y2 JPH0124891 Y2 JP H0124891Y2
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JP
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iron core
thickness
spacer
protrusion
dimension
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JP16011583U
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JPS6068623U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鉄心、特に閉磁路型鉄心を構成する
積層体の対向端部間にギヤツプを保させるための
鉄心積層体の端部間の隔離装置に関する。この様
な閉磁路型鉄心を用いた製品としては例えば閉磁
路型点火コイルがあり、これには鉄心と、一次、
二次両コイルをケース中に収納して絶縁油に浸漬
したものもあるが、第1図には外装モールド型の
ものを示す。これは、一次コイル1を二次コイル
2のボビン中に通した状態で金属又は合成樹脂か
らなるケース3の底3′に立てゝ収容し、ケース
中に熱硬化性樹脂4を注入してコイルを固定し、
一次コイルのボビン、ケースの底の孔に鉄心5を
貫通し、次いで合成樹脂のモールドで外層6を成
形したものである。鉄心5はL形鉄心積層体5
a,5bの二つからなり、モールド前に一方の積
層体を一次コイルのボビンに貫通し、それから両
積層体の一端同志を直角に対向させ、その間に厚
さが0.3〜1.00mmの紙片や合成樹脂片からなるス
ペーサ7を挟んでギヤツプを保ち、次いで一次コ
イル中に貫通している部分を除いて両側にコ形の
あて板8a,8bを当て(第2図)、それからモ
ールドを行う。
この場合、スペーサ7の外形を積層体の断面形
状に合わせて正方形或いは長方形に形成して置く
と、鉄心の板厚は通常10%程度のバラツキがある
ため、積層体の積厚は板厚のバラツキに基いて変
動し、あて板8a,8bを鉄心の両側に当てた際
に、積厚がスペーサ7の幅より小さいとスペーサ
7は鉄心の両側から突出してあて板で押込まれ、
第3図に示す様に鉄心の対向した端部の間で折れ
曲つてギヤツプを拡げてしまい、製品の一次イン
ダクタンスは小さくなり発生電圧は低下する。
又、逆に積厚がスペーサ7の幅より大きいと、ス
ペーサの幅が不足する部分で両積層体の板同志が
接触し、これにより磁束の変化が小さくなつて製
品の一次インダクタンスは大きくなり、ヒステリ
シロスが多くなる結果、同様に発生電圧は低下す
る。
このため従来は幅が種々に異るスペーサを数種
類準備し、積層体の積厚に応じた幅のものを撰択
して使用しているが、それには非常に手数を要
し、生産性を著しく阻害する。
そこで本案は積層体の積厚にバラツキがあつて
も、その値は最小変動値と最大変動値の間で変化
するだけであることに着目し、積厚が正規の寸法
から大小に変動しても、この変動にスペーサを追
随できる様にして上述の問題点を解消することを
目的に開発されたものであつて、積層体の積厚方
向に向いたスペーサの幅の対辺間の寸法を鉄心の
積厚の最小変動値に等しいか、それよりも短かく
し、上記対辺の少くとも一方には突出部を設け、
他方の対辺から突出部の先端までの寸法を鉄心の
積厚の最大変動値或いはそれ以上にし、あて板の
少くとも一方には上記突出部を通すための孔を設
けたことを特徴とする。第5図A,B,Cは本考
案の一実施例を示すもので、スペーサ7の幅方向
の対辺7a,7b間の寸法1は鉄心の最小変動
値minに等しく、9は一方の対辺7aから一体に
突出する突出部で、他方の対辺7bから突出部9
の先端までの寸法2は鉄心の最大変動値maxに
合わせてある。そして、あて板8a,8bの一方
8aにはスペーサが対応する位置に上記突出部9
を通すことができる孔10が開設してある。
従つて、鉄心の積厚が最小の場合は第5図Bの
様に突出部9は根元まであて板8aの孔10に入
り、鉄心の積厚が最大の場合は突出部は孔に入ら
ず(第5図C)、又、積厚が正規の場合は突出部
は孔に一部入り(第5図D)、こうして一種類の
スペーサ7で鉄心の積厚の変動に対応できる。
尚、寸法2は鉄心の最大変動値maxに必ずし
も等しくする必要はなく、それより少し大でよい
と共に、対辺間の寸法1も必ずしも最小変動値
に合わせる必要はなく、それより少し小でもよい
し、更に突出部の数は一つに限定されず鎖線で示
した様に複数であつてもよい。
さて、第5図の実施例の様に対辺の一方に突出
部9を設け、あて板の一方8aに孔10を設ける
と、突出部を有する辺7aとあて板8aを合わせ
ねばならないと言う指向性が生じ、作業性が悪い
と共に、あて板は孔10を有するものと、有さな
いものゝ二種類を必要とする。
これを改善するのが第6図の実施例で、こゝで
は対辺7a,7bの双方から夫々突出部9が突出
し、この突出部を通すための孔10は双方のあて
板8a,8bに設けてある。尚、対辺間の寸法
はこゝでは鉄心の最小変動値より少し小、一方
の対辺と他方の対辺から突出する突出部間の寸法
2は鉄心の最大変動値より少し大になつている。
従つて、積厚が最小の鉄心に使用した場合は第
6図B、積厚が最大の鉄心に使用した場合は第6
図Cの様になり、いずれの場合も各突出部は夫々
各あて板の孔10に通る。
そして、鉄心の積厚が正規の場合に、その断面
形状が正方形になるのであれば、第7図に示す様
にスペーサ7の各辺の寸法1を鉄心の積厚の最
小変動値minか、それより少し短かい長さの正方
形とし、その四辺の同じ位置から突出部9を突出
させ、各辺と、これと対向した辺に設けた突出部
の先端までの寸法2を積厚の最大変動値maxか、
それよりも少し長くすることによりスペーサの指
向性を無くすることができ、作業性は向上する。
尚、あて板の孔10から突出部9の一部が外に
出るときは必要に応じ、切り除けばよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が実施できる点火コイルの組立
状態の断面図、第2図は同上の一部の分解状態の
斜視図、第3図と第4図は従来の問題点を示す説
明図、第5図Aは本考案によるスペーサの第1実
施例の平面図、第5図B,C,Dは夫々その使用
状態の説明図、第6図Aは本考案によるスペーサ
の第2実施例の平面図、第6図B,Cは夫々その
使用状態の説明図、第7図は本考案によるスペー
サの更に他の一実施例の平面図で、図中、5は鉄
心、5a,5bは鉄心を構成する積層体、7はス
ペーサ、7a,7bはスペーサの幅方向の対辺、
8a,8bはあて板、9は突出部、10はあて板
の孔、1はスペーサの対辺間の寸法、2はスペ
ーサの一方の対辺と、他の対辺から突出する突出
部の先端間の寸法を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉄心を構成する二つの積層体の端部をスペーサ
    を介して対向させると共に、両積層体の両側面に
    は対向した端部を横切つてあて板を当てる鉄心積
    層体の端部間の隔離装置において、 鉄心積層体の積厚の変動に対処するため、積層
    体の積厚方向に向いたスペーサの幅の対辺間の寸
    法を鉄心の積厚の最小変動値に等しいか、それよ
    りも短かくし、上記対辺の少くとも一方からは突
    出部を突出させ、他方の対辺から上記突出部の先
    端までの寸法を鉄心の積厚の最大変動値、或いは
    それ以上にし、あて板の少くとも一方には上記突
    出部を通す孔を開設したことを特徴とする鉄心積
    層体の端部間の隔離装置。
JP16011583U 1983-10-18 1983-10-18 鉄心積層体の端部間の隔離装置 Granted JPS6068623U (ja)

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JP16011583U JPS6068623U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 鉄心積層体の端部間の隔離装置

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JP16011583U JPS6068623U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 鉄心積層体の端部間の隔離装置

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Publication Number Publication Date
JPS6068623U JPS6068623U (ja) 1985-05-15
JPH0124891Y2 true JPH0124891Y2 (ja) 1989-07-27

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ID=30352266

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JP16011583U Granted JPS6068623U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 鉄心積層体の端部間の隔離装置

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JPS6068623U (ja) 1985-05-15

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