JP3412309B2 - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JP3412309B2
JP3412309B2 JP01208895A JP1208895A JP3412309B2 JP 3412309 B2 JP3412309 B2 JP 3412309B2 JP 01208895 A JP01208895 A JP 01208895A JP 1208895 A JP1208895 A JP 1208895A JP 3412309 B2 JP3412309 B2 JP 3412309B2
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寿夫 片岡
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る第1従来例として、図10
に示したものがある。
【0003】本従来例は、巻線を巻回すると共に、少な
くとも両端に及び1次側と2次側とを分割する様に複数
のつば部6を有するボビン2と、ボビン2に装着される
と共に、閉磁路を形成する一対のコア1と、一対のコア
1の先端間にギャップを形成する為のスペーサ3とを備
えた電磁装置(以下、トランスと呼ぶ。)である。
【0004】しかし上記第1従来例に於ては、コア1の
先端の断面4が小さく、またスペーサ3も薄い(数μ
m)ので、薄型のトランス及び小型トランスなどを組み
立てる工程中にスペーサ3の落下などが起こり、作業効
率が悪くなる、という第1の問題点が生じてしまう。
【0005】上記第1の問題点を解決する手段として、
図11に示したものがある。(第2従来例) 本従来例
は、図10に示す第1従来例のスペーサ3の代わりに、
コア1の先端の断面4 にテープ5を貼り付けたものであ
り、その他の第1従来例と同一構成には同一符号を付す
ことにより説明を省略する。
【0006】しかし上記第2従来例に於ては、テープ5
の装着度合の違いにより、コア1をボビンに装着する
際にギャップのバラツキが発生し、トランスのインダク
タンスのバラツキ精度が低下してしまう、という第2の
問題点が生じてしまう。
【0007】上記第2の問題点を解決する手段として、
特開昭62ー266710号公報に示したものがあり、
その正面図を図12に示す。(第3従来例) 本従来例は、ボビン2bの略中央に一体形成されたつば
部6bを、一対のC型コア1bで挟み込むことにより、
ギャップを形成したものである。
【0008】また、上記第2の問題点を解決する手段と
して、実開平1ー2116418号公報に示したものが
あり、その斜視図を図13に、断面図を図14に示す。
(第4従来例) 本従来例は、ボビン2cに予めつば部
6cを備えて、つば部6cを一対のE型コア7で挟み込
むことにより、ギャップを形成したものである。
【0009】更に、上記第2の問題点を解決する手段と
して、実開昭56ー157033号公報に示したものが
あり、その斜視図を図15に示す。(第5従来例) 本従来例は、ボビン2dに予めつば部6dを2つ一体形
成して、つば部6dをI型コア及び一対のC型コア1d
で挟み込むことにより、ギャップを形成したものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第3から
第5従来例に於ては、数μmのギャップを要する薄型ト
ランス、小型トランス及びチョークコイルに於て、数μ
mのつば部をボビンに一体形成することは、非常に困難
である。また、ボビンに巻線を巻く際に数μmのつば部
は安定しないので、つば部と巻線との接触などによる巻
線の断線が起こる、という第3の問題点が生じてしま
う。
【0011】本発明は、上記全ての問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、コア、ボビン、
スペーサの3個別体で構成されると共に、インダクタン
スのバラツキが小さく、組み立て作業効率を向上するこ
とが可能な電磁装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明によれば、巻線を巻回すると
共に、少なくとも1次側と2次側とを分割するつば部を
有するボビンと、前記ボビンに装着されると共に、閉磁
路を形成する一対のコアとを備えた電磁装置に於て、
記ボビンの長手方向に沿って設けられた前記つば部の一
組に凹部を設けると共に前記2次側のボビンだけを覆う
巻線保護用ケースと前記巻線保護用ケースの長手方向と
垂直に前記巻線保護用ケースの両側面にスペーサを設
け、前記凹部と前記スペーサの一端とを係合し、かつ前
記スペーサの他端を前記一対のコアに挿入することを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、スペーサ
は、1次側と2次側とを絶縁するものであることを特徴
とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、スペーサ
は、巻線とコアとを絶縁するものであることを特徴とす
る。
【0015】
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、複数のつば部の
1つにスペーサ挿入用のスリットを設けて、スペーサの
一端をスリットに挿入して、一対のコアの先端間にギャ
ップを形成する。また、巻線保護用ケースに一体形成さ
れたスペーサの一端をスリットに挿入して、一対のコア
の先端間にギャップを形成すると共に、巻線保護用ケー
スにより、巻線を外部から保護する様に覆う。
【0017】請求項2記載の発明によれば、1次側と2
次側とを分割するつば部にスペーサ挿入用のスリットを
設けて、スペーサの一端をスリットに挿入して、一対の
コアの先端間にギャップを形成する。
【0018】請求項3記載の発明によれば、スペーサの
一端をスリットに挿入して、一対のコアの先端間にギャ
ップを形成すると共に、スペーサの他端を巻線とコアと
の間に配置する。
【0019】
【0020】
【実施例】
(実施例1)本発明に係る第1実施例を図1に示す。
【0021】図10に示した第1従来例と異なる点は、
複数のつば部6のうちの1つに、スペーサ3を挿入でき
るスリット8を設けて、図2に示す様にトランスを組み
立てるものであり、その他の第1従来例と同一構成には
同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0022】またスリット8を設けるつば部6は、ボビ
ンの両端に設けられたつば部以外であれば、何でもよ
い。
【0023】(実施例2)本発明に係る第2実施例を図
3に示す。
【0024】図1に示した第1実施例と異なる点は、1
次側n1と2次側n2とに分割するつば部6に、スリッ
ト8を設けて、1次側n1と2次側n2とを絶縁する様
にしたことであり、その他の第1実施例と同一構成には
同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0025】ここで、図4に示す様にコの字型のスペー
サ3を設けると、より確実にスペーサ3で1次側n1と
2次側n2との絶縁を図ることができる。
【0026】(実施例3)本発明に係る第3実施例を図
5に示す。
【0027】図3に示した第2実施例と異なる点は、ボ
ビン2にスリット8を複数設けて、スペーサ3の一端で
ギャップを形成すると共に、スペーサ3の複数の他端を
それぞれスリット8に挿入して、2次巻線m2とコア1
とを互いに絶縁する様にしたことであり、その他の第2
実施例と同一構成には同一符号を付すことにより説明を
省略する。
【0028】(実施例4)本発明に係る第4実施例を図
6,図7に示す。
【0029】図5に示した第3実施例と異なる点は、図
7に示す様な、スペーサ3を一体形成すると共に外部か
ら保護する巻線保護用ケース10を設けて、図6(a)
に示す様に、2次巻線m2とコア1とを互いに絶縁し、
2次巻線m2を外部から保護すると共に、スペーサ3を
スリット8に挿入する様にしたことであり、その他の第
3実施例と同一構成には同一符号を付すことにより説明
を省略する。
【0030】なお本実施例に於て、巻線保護用ケース1
0は、1次巻線m1を保護することができるものでも、
1次巻線m1及び2次巻線m2とを保護することができ
るものでもよい。また、図6(b)に示す様に、トラン
スに於ける、巻線保護用ケース10が設けられた面の裏
面は、トランスを配置する為のプリント基板11などで
外部から保護する様にしてもよい。
【0031】また、上記第3、第4実施例に於て、スペ
ーサ3は、1次巻線m1とコア1とを互いに絶縁するこ
とができるものでも、1次巻線m1及び2次巻線m2と
コア1とを互いに絶縁することができるものでもよい。
【0032】そして、上記全ての実施例に示した様に構
成したことにより、コア1をボビン2に装着してトラン
スを組み立てる場合に、工程中でスペーサ3がスリット
8で保持されるので、組み立ての作業効率が向上する。
なおスリット8は、スペーサ3を挿入して保持できるも
のであれば、例えば図8に示す様なつば部6の一部分を
切り込んだ形状でも、図9に示す様なつば部6を2つに
分割する形状でも、他の形状でも良い。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コア、ボ
ビン、スペーサの3個別体で構成されると共に、インダ
クタンスのバラツキが小さく、組み立て作業効率を向上
することが可能な電磁装置を提供できる。また、巻線と
コアとが容易に絶縁可能で、巻線を保護可能で、且つイ
ンダクタンスのバラツキが小さく、組み立て作業効率を
向上することが可能な電磁装置を提供できる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、コア、ボビ
ン、スペーサの3個別体で構成されると共に、1次側と
2次側とが容易に絶縁可能で、インダクタンスのバラツ
キが小さく、組み立て作業効率を向上することが可能な
電磁装置を提供できる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、コア、ボビ
ン、スペーサの3個別体で構成されると共に、巻線とコ
アとが容易に絶縁可能で、インダクタンスのバラツキが
小さく、組み立て作業効率を向上することが可能な電磁
装置を提供できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の正面図を示す。
【図2】上記実施例に係るコアをボビンに嵌合する工程
を示す正面図である。
【図3】本発明に係る第2実施例の正面図を示す。
【図4】上記実施例に係る、(a)他の例のスペーサを
示す模式図、(b)スペーサをつば部に挟み込んだトラ
ンスを示す正面図である。
【図5】本発明に係る第3実施例の正面図を示す。
【図6】本発明に係る第4実施例の、(a)側面図、
(b)正面図を示す。
【図7】上記実施例に係る巻線保護用ケースの斜視図を
示す。
【図8】スリットの一例を示す斜視図である。
【図9】スリットの別の例を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る第1従来例の正面図を示す。
【図11】本発明に係る第2従来例の正面図を示す。
【図12】本発明に係る第3従来例の正面図を示す。
【図13】本発明に係る第4従来例の斜視図を示す。
【図14】上記従来例の断面図を示す。
【図15】本発明に係る第5従来例の、(a)分解斜視
図、(b)組み立て後の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 コア 2 ボビン 3 スペーサ 6 つば部 8 スリット 10 巻線保護用ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/32 H01F 27/24 H01F 30/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻回すると共に、少なくとも1次
    側と2次側とを分割するつば部を有するボビンと、前記
    ボビンに装着されると共に、閉磁路を形成する一対のコ
    アとを備えた電磁装置に於て、前記ボビンの長手方向に
    沿って設けられた前記つば部の一組に凹部を設けると共
    に前記2次側のボビンだけを覆う巻線保護用ケースと前
    記巻線保護用ケースの長手方向と垂直に前記巻線保護用
    ケースの両側面にスペーサを設け、前記凹部と前記スペ
    ーサの一端とを係合し、かつ前記スペーサの他端を前記
    一対のコアに挿入することを特徴とする電磁装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサは、1次側と2次側とを絶
    縁するものであることを特徴とする請求項1記載の電磁
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサは、前記巻線と前記コアと
    を絶縁するものであることを特徴とする請求項1記載の
    電磁装置。
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