JP2697225B2 - トランスおよびその製造方法 - Google Patents
トランスおよびその製造方法Info
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- bobbin
- secondary winding
- winding
- primary winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
ある。
構成であった。
4図,第5図において、1は閉磁路を構成するフェライ
ト製のコア、2および9は樹脂製のボビンである。ボビ
ン2には1次巻線3、4つに分割してある2次巻線4が
巻かれ、ボビン9には3次巻線10が巻かれている。2次
巻線2は高圧が誘導されるため、各分割溝5,6,7,8のそ
れぞれにおいて、線間絶縁耐圧をもたし、スペースが少
なくてすむように整列、多層巻となっている。
は1次巻線3と2次巻線4の結合を下げ、コアの飽和を
起こしにくくする役目をしている。ギャップを形成させ
るスペーサーは、一方は1次巻線と2次巻線が巻かれる
ボビン2、他方は3次巻線が巻かれるボビン9で兼用し
ている。なお、3次巻線が巻かれているボビン9はコア
1の1次巻線3及び2次巻線4に面した部分を完全に覆
ってはいない。
そのバネ性を応用して固定することにより行なわれる。
のコア1a,1bは1次巻線と2次巻線の巻かれたボビン2
と3次巻線の巻かれたボビン9の両者にA,Bの方向か
ら、スライドして挿入され、さらにコアクリップ12がC
の方向からはめ込まれ、トランスが組立てられる。ここ
でボビン2とボビン9はコアを挿入するまでお互いに固
定されない。
び、2次巻線と3次巻線間の絶縁距離を確保するために
コア1の横巾lが大きくならざるを得なかった。
る際には挿入する方向のガイドがない上、同時にボビン
2の対辺側にある、ボビン2に固定されていないギャッ
プスペーサーを兼ねる、3次巻線用のボビン9にも挿入
しなければならず、組立が複雑になり自動化が困難であ
った。更に、コアクリップ12によりコア1をボビン2に
固定するが、コアクリップ12がはずれやすいという課題
があった。
の軽量化と低コスト化をはかるとともに絶縁距離が確保
でき、さらに、組み立ての容易な高圧トランスを得るこ
とを第1の目的としている。
な作業をなくし、組立の自動化を容易に実現できるトラ
ンスの製造方法を得ることにある。
実に行ない、分解されにくいトランスを得ることにあ
る。
を構成するコアと、1次巻線と、2次巻線と、1次巻線
と2次巻線とが巻かれているボビンと、コアの作る磁路
は4辺形であり、その1辺に1次巻線と2次巻線とを配
設し、その対辺の1次巻線と2次巻線に面したコアの表
面部分と、その部分から一定の距離にあるコアの表面部
分を絶縁体からなるコアカバーで覆うとともに、コアカ
バーがボビンと組み合わせてコアをスライドして組み込
むレールを構成するようにしたものである。
プを有する閉磁路を構成するコアと、1次巻線と、2次
巻線と、1次巻線と2次巻線とが巻かれているボビン
と、コアの作る磁路は4辺形であり、その1辺に1次巻
線と2次巻線を配設し、その対辺の前記1次巻線と2次
巻線に面した部分を覆う絶縁体からなるコアカバーを備
え、かつボビンとコアカバーはそれらの決まった位置に
それぞれコアカバー及びコアをスライドして取り付ける
ためのレールを構成する凹部を有したトランスにおい
て、コアカバーはボビンに1次巻線と2次巻線の巻方向
に垂直な一方向にボビンの凹部をスライドして挿入さ
れ、その後、コアはボビンの両側からコアカバーの凹部
をスライドして挿入されることにより、コアカバーをボ
ビンとコアにより挟み込む製造方法である。
プを有する閉磁路を構成する一対のコアと、1次巻線
と、2次巻線と、1次巻線と2次巻線とが巻かれている
ボビンと、コアの作る磁路は4辺形であり、その1辺に
1次巻線と2次巻線を配設し、その対辺の1次巻線と2
次巻線に面した部分を覆う絶縁体からなるコアカバーと
コアをボビンへの挿入方向に両側から押さえつけること
により固定させるコアクリップを有し、コアカバーがコ
アの磁路に設けたギャップのスペーサを兼ねると共にコ
アカバーにホルダーを設け、コアクリップをこれに固定
させたものである。
け、絶縁距離を確保するとともに、コアの横巾を短くす
ることが可能となり、小型,軽量のトランスが実現でき
る。
イドして組み込むレールを構成するので、組み立ての容
易なトランスが実現できる。
おいても1つの部品を決めらられたレールの上を1方向
にスライドさせるだけの簡単な操作で行なうことがで
き、組立の自動化が容易に実現できる。
ので、コアを抜かない限り外れることがない。
コアクリップのホルダーを兼用したのでトランスの部品
点数が少なくでき、また、ギャップの寸法及びギャップ
の位置を精度よくすることができる。
する。
断面図である。第1図,第2図において、17は閉磁路を
構成するフェライト製のコア、18は樹脂製のトランスボ
ビンである。ボビン18には1次巻線19と2次巻線20と3
次巻線21が巻かれており、これら各巻線とコア17との間
に樹脂製のコアカバー22が設けられている。コアカバー
22はその断面形状はコア17をつつむ凹状であり、コア17
の1次巻線19と2次巻線20に面した表面部分とそれから
一定距離m内にある表面部分を覆っておりその一部30は
ボビン18とコアの間に挟まれるため、コア表面と巻線間
の空間距離はコアカバー22により一定距離を保つことが
可能となっている。したがってコアの横巾lを小さくし
てもコアカバーの大きさを十分にとることによりコア17
と1次巻線19及び2次巻線20との間の絶縁距離を確保で
き、コアの大きさを小さくすることが可能となってい
る。
コアカバー22がボビン18に対しボビン18の凹状のレール
28に沿ってDの方向からスライドされてボビン18の決め
られた位置に仮固定され、次に、コア17a及び17bがDに
垂直な方向E及びFからボビン18に、コアカバー22を挟
み込みながら、コアカバー12の凹状のレール29に沿って
スライドして挿入される。ここでコアカバー22の凹状の
レール29はボビン18と組み合わせてコアをスライドして
規定位置に挿入する際のガイドとしての役割のほかにコ
アと巻線間の絶縁距離を確保する役割も持っている。さ
らにDの方向からコアクリップ27をコアの溝部に挿入し
てコアカバー22のホルダー28に固定される。これによ
り、ボビン18、コア17、コアカバー22は一体に固定さ
れ、すべて一方向へのスライドのみの簡単な操作により
組立が可能となり、コアカバー22はコア17が抜けない限
りはずれることはなく、さらに組立後もコアクリップ27
はコアカバー22のホルダー28に固定されているため、簡
単に分解されることがない。
が設けられている。このギャップを確保するためのスペ
ーサをボビン18とコアカバー22で兼用しているため別に
ギャップスペーサを設ける必要がない。さらに、コアカ
バー22においては、コアクリップ27を固定するホルダー
28をも兼用している。
は、1次巻線,2次巻線とコアとの間にコアカバーを設け
たので、コアの横巾を大きくすることなく巻線とコア間
の絶縁距離を確保できるため、低コストで小型,軽量の
トランスが実現できる。
ライドして組み込むレールを構成するので、コアを容易
にその規定位置まで挿入することが可能で、組み立ての
容易なトランスが実現できる。
は、トランスの主要部分を1方向にスライドさせるだけ
組立可能であるため、組立の自動化が容易に実現でき、
また、コアカバーはボビンとコアに挟み込まれているた
めコアを抜かない限りはずれることがない。
アカバーにコアのギャップスペーサとコアクリップのホ
ルダーを設けたため、別のギャップスペーサやコアクリ
ップのホルダー用の部分が不要となり、低コストのトラ
ンスが実現できる。
施例である高圧トランスの側面図、正面図ならびに下面
図、第2図は同トランスの断面図、第3図は同トランス
の分解斜視図、第4図(a),(b),(c)はそれぞ
れ従来の高圧トランスの正面図、側面図ならびに下面
図、第5図は同トランスの断面図、第6図は同トランス
の分解斜視図である。 17……コア、18……トランスボビン、19……1次巻線、
20……2次巻線、21……3次巻線、22……コアカバー、
23……ギャップ、27……コアクリップ、28……コアクリ
ップのホルダー、29……ボビンのコアカバーを入れるレ
ール部、30……コアカバーのコアを入れるレール部、31
……コアカバーのコアとボビンに挟まれる部分。
Claims (3)
- 【請求項1】閉磁路を構成するコアと、1次巻線と、2
次巻線と、前記1次巻線と2次巻線とが巻かれているボ
ビンを有し、前記コアの作る磁路は4辺形であり、その
1辺に前記1次巻線と2次巻線を配設し、その対辺の前
記1次巻線と2次巻線に面したコアの表面部分とその部
分から一定距離にあるコアの表面部分を絶縁体からなる
コアカバーで覆うとともに、前記コアカバーは前記ボビ
ンと組み合わせて前記コアをスライドして組み込むレー
ルを構成するトランス。 - 【請求項2】閉磁路を構成するコアと、1次巻線と、2
次巻線と、前記1次巻線と2次巻線とが巻かれているボ
ビンと、前記コアの作る磁路は4辺形であり、その1辺
に前記1次巻線と2次巻線を配設し、その対辺の前記1
次巻線と2次巻線に面した部分を覆う絶縁物からなるコ
アカバーを備え、さらに前記ボビン及びコアカバーはそ
の決まった位置にそれぞれコアカバー及びコアをスライ
ドして取り付けるためのレールを構成する凹部を有した
トランスにおいて、前記コアカバーがボビンの凹部をコ
アの1次巻線と2次巻線が配設されている一辺に対し垂
直な方向にスライドして組立てられ、その後、前記コア
はコアカバーのスライド方向に対し垂直な方向にコアカ
バーをボビンとの間に挟み込みながらコアカバーの凹部
をスライドして組立てられるトランスの製造方法。 - 【請求項3】閉磁路を構成するコアと、1次巻線と、2
次巻線と、前記1次巻線と2次巻線とが巻かれているボ
ビンと、前記コアの作る磁路は4辺形であり、その1辺
に1次巻線と2次巻線に面した部分を覆う絶縁物からな
るコアカバーと、前記コアをボビンに固定するコアクリ
ップを有し、前記コアクリップをコアカバーに設けられ
たホルダーにより保持し固定するトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030863A JP2697225B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | トランスおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030863A JP2697225B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | トランスおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03234005A JPH03234005A (ja) | 1991-10-18 |
JP2697225B2 true JP2697225B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12315566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2030863A Expired - Lifetime JP2697225B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | トランスおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697225B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6441117U (ja) * | 1987-09-07 | 1989-03-13 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2030863A patent/JP2697225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03234005A (ja) | 1991-10-18 |
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