JPH11135341A - コイル及びトランス - Google Patents
コイル及びトランスInfo
- Publication number
- JPH11135341A JPH11135341A JP9311206A JP31120697A JPH11135341A JP H11135341 A JPH11135341 A JP H11135341A JP 9311206 A JP9311206 A JP 9311206A JP 31120697 A JP31120697 A JP 31120697A JP H11135341 A JPH11135341 A JP H11135341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- transformer
- bobbin
- pin terminal
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体の大きさを変えずに、コアと巻線間の絶
縁性が向上したコイル及びトランスを提供すること。 【解決手段】 筒状の巻芯６の両側に、鍔３を設け、こ
の鍔３に、ピン端子８が植設されたピン端子植設部７
と、コア挿入溝４とを設け、前記コア挿入溝４に、段差
５を設けたボビン１に巻線し、前記段差５に、コア挿入
凹部２２を備えたコアカバー２を装着し、コア９を組み
込み、コアと巻線間を絶縁する。
縁性が向上したコイル及びトランスを提供すること。 【解決手段】 筒状の巻芯６の両側に、鍔３を設け、こ
の鍔３に、ピン端子８が植設されたピン端子植設部７
と、コア挿入溝４とを設け、前記コア挿入溝４に、段差
５を設けたボビン１に巻線し、前記段差５に、コア挿入
凹部２２を備えたコアカバー２を装着し、コア９を組み
込み、コアと巻線間を絶縁する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等に用い
られるコイル及びトランスに関し、特に、それに用いら
れるボビンの構造に関する。
られるコイル及びトランスに関し、特に、それに用いら
れるボビンの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来のトランスの分解斜視図で
ある。なお、図２において、巻線は省略して示してい
る。図２に示すように、従来のトランスに用いられるボ
ビン１１は、フェノール、エポキシ等の樹脂製で、角筒
状の巻芯６の両側に鍔１３が設けられ、それぞれの鍔１
３の下面には、ピン端子植設部７が形成され、このピン
端子植設部７にピン端子８が植設されて構成されてい
る。また、鍔１３の外側面の中央部には、巻芯６の貫通
孔２６に連続しているコア挿入溝１４が設けられてい
る。コア挿入溝１４は、縦又は横方向のいずれかに、フ
ェライト、パーマロイ、ケイ素鋼等の磁性材からなるコ
ア９を直接挿入する構造となっている。
ある。なお、図２において、巻線は省略して示してい
る。図２に示すように、従来のトランスに用いられるボ
ビン１１は、フェノール、エポキシ等の樹脂製で、角筒
状の巻芯６の両側に鍔１３が設けられ、それぞれの鍔１
３の下面には、ピン端子植設部７が形成され、このピン
端子植設部７にピン端子８が植設されて構成されてい
る。また、鍔１３の外側面の中央部には、巻芯６の貫通
孔２６に連続しているコア挿入溝１４が設けられてい
る。コア挿入溝１４は、縦又は横方向のいずれかに、フ
ェライト、パーマロイ、ケイ素鋼等の磁性材からなるコ
ア９を直接挿入する構造となっている。
【０００３】また、従来のトランスは、上記のボビン１
１の巻芯６に、銅線等により、１次、２次の巻線を施
し、１組のＵ字形のコア９を、縦になるように、巻芯６
の貫通孔２６に組み込んで、ホルダ、絶縁テープ等で固
定して製造される。
１の巻芯６に、銅線等により、１次、２次の巻線を施
し、１組のＵ字形のコア９を、縦になるように、巻芯６
の貫通孔２６に組み込んで、ホルダ、絶縁テープ等で固
定して製造される。
【０００４】しかし、巻線後は、巻線の最上層がコアの
内面に接近するため、コアと巻線間の絶縁距離は、各々
の最短直線距離しか確保できなかった。距離を大きくす
るためには、各々の空間を広げ、コアを大きくしなけれ
ばならず、トランスが大型になってしまうという欠点が
あった。
内面に接近するため、コアと巻線間の絶縁距離は、各々
の最短直線距離しか確保できなかった。距離を大きくす
るためには、各々の空間を広げ、コアを大きくしなけれ
ばならず、トランスが大型になってしまうという欠点が
あった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を除去し、全体の大きさを変えずに、コアと巻線間の絶
縁性が向上したコイル及びトランスを提供することを目
的とする。
を除去し、全体の大きさを変えずに、コアと巻線間の絶
縁性が向上したコイル及びトランスを提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のコイル及びトラ
ンスは、ボビンの両側の鍔に設けられたコア挿入溝に、
コアカバー装着用の段部となる段差、又は、切り欠けを
設け、コアカバーを装着し、カバーを介してコアをボビ
ンに組み立てるよう構成したもので、全体の大きさをそ
れほど変えずにコアと巻線部の絶縁性を向上させること
ができるという特徴を有する。
ンスは、ボビンの両側の鍔に設けられたコア挿入溝に、
コアカバー装着用の段部となる段差、又は、切り欠けを
設け、コアカバーを装着し、カバーを介してコアをボビ
ンに組み立てるよう構成したもので、全体の大きさをそ
れほど変えずにコアと巻線部の絶縁性を向上させること
ができるという特徴を有する。
【０００７】即ち、本発明は、筒状の巻芯の両側に、鍔
を設け、該鍔に、ピン端子が植設されたピン端子植設部
と、コア挿入溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組
み込んだコイルにおいて、前記コア挿入溝に、段部を設
け、該段部に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装着
し、コアと巻線間を絶縁したコイルである。
を設け、該鍔に、ピン端子が植設されたピン端子植設部
と、コア挿入溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組
み込んだコイルにおいて、前記コア挿入溝に、段部を設
け、該段部に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装着
し、コアと巻線間を絶縁したコイルである。
【０００８】また、本発明は、筒状の巻芯の両側に、鍔
を設け、該鍔に、ピン端子が植設されたピン端子植設部
と、コア挿入溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組
み込んだトランスにおいて、前記コア挿入溝に、段部を
設け、該段部に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装
着し、コアと巻線間を絶縁したトランスである。
を設け、該鍔に、ピン端子が植設されたピン端子植設部
と、コア挿入溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組
み込んだトランスにおいて、前記コア挿入溝に、段部を
設け、該段部に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装
着し、コアと巻線間を絶縁したトランスである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をトランスを
例にとり、以下に説明する。図１は、本発明トランスの
分解斜視図である。なお、図１において、巻線は省略し
て示している。
例にとり、以下に説明する。図１は、本発明トランスの
分解斜視図である。なお、図１において、巻線は省略し
て示している。
【００１０】本発明のトランスに用いられるボビンは、
図２に示す従来のボビンと概略の構成は同じで、コア挿
入溝の付近部分の構造が異なり、さらに本発明で新たに
コアカバーを用いている点で異なる。
図２に示す従来のボビンと概略の構成は同じで、コア挿
入溝の付近部分の構造が異なり、さらに本発明で新たに
コアカバーを用いている点で異なる。
【００１１】即ち、図１に示すように、ボビン１の両端
の鍔３に設けられたコア挿入溝４には、段差５を設け、
その部分にコアカバー２を縦、横のいずれかの方向に装
着した後、コア９を挿入できる構造となっている。
の鍔３に設けられたコア挿入溝４には、段差５を設け、
その部分にコアカバー２を縦、横のいずれかの方向に装
着した後、コア９を挿入できる構造となっている。
【００１２】また、コアカバー２は、フェノール、エポ
キシ等の樹脂製で、両側面が鍔に挟まれたコア挿入凹部
２２を有する。また、コアカバー２と段差は、コアカバ
ー２をボビン１の段差５に嵌合した際、コアカバー２の
中央下面とボビン１の鍔３の上面とは、やや隙間を生じ
る大きさである。また、両側面の鍔の大きさは、ボビン
１に組み立て、コア９を挿入した時、コア９の大きさよ
り、やや大きくなっている。
キシ等の樹脂製で、両側面が鍔に挟まれたコア挿入凹部
２２を有する。また、コアカバー２と段差は、コアカバ
ー２をボビン１の段差５に嵌合した際、コアカバー２の
中央下面とボビン１の鍔３の上面とは、やや隙間を生じ
る大きさである。また、両側面の鍔の大きさは、ボビン
１に組み立て、コア９を挿入した時、コア９の大きさよ
り、やや大きくなっている。
【００１３】従って、本発明のトランスは、コアと巻線
部の絶縁距離が、コアカバーの鍔の下部の高さ及び肉厚
分の長さとなり、全体の大きさを変えずに、絶縁性が著
しく向上した。
部の絶縁距離が、コアカバーの鍔の下部の高さ及び肉厚
分の長さとなり、全体の大きさを変えずに、絶縁性が著
しく向上した。
【００１４】なお、本実施の形態では、コア挿入溝に段
差を設けたが、切り欠けでも同様の効果が得られる。ま
た、トランスの例で示したが、チョークコイルでも同様
の効果が得られる。
差を設けたが、切り欠けでも同様の効果が得られる。ま
た、トランスの例で示したが、チョークコイルでも同様
の効果が得られる。
【００１５】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明よれば、全
体の大きさを変えずに、コアと巻線間の絶縁性が向上し
たコイル及びトランスを提供することが可能となった。
体の大きさを変えずに、コアと巻線間の絶縁性が向上し
たコイル及びトランスを提供することが可能となった。
【図１】本発明のトランスの分解斜視図。
【図２】従来のトランスの分解斜視図。
１、１１ ボビン ２ コアカバー ３、１３ 鍔 ４、１４ コア挿入溝 ５ 段差 ６ 巻芯 ７ ピン端子植設部 ８ ピン端子 ９ コア ２２ コア挿入凹部 ２６ 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項１】 筒状の巻芯の両側に、鍔を設け、該鍔
に、ピン端子が植設されたピン端子植設部と、コア挿入
溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組み込んだコイ
ルにおいて、前記コア挿入溝に、段部を設け、該段部
に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装着し、コアと
巻線間を絶縁したことを特徴とするコイル。 - 【請求項２】 筒状の巻芯の両側に、鍔を設け、該鍔
に、ピン端子が植設されたピン端子植設部と、コア挿入
溝とを設けたボビンに、巻線し、コアを組み込んだトラ
ンスにおいて、前記コア挿入溝に、段部を設け、該段部
に、コア挿入凹部を備えたコアカバーを装着し、コアと
巻線間を絶縁したことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311206A JPH11135341A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | コイル及びトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311206A JPH11135341A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | コイル及びトランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11135341A true JPH11135341A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=18014389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9311206A Pending JPH11135341A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | コイル及びトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11135341A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007294553A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Tdk Corp | コイル用ボビン及びインダクタンス素子 |
| JP2008147358A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Fdk Corp | 絶縁トランス |
| CN109473255A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | Tdk株式会社 | 线圈装置 |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP9311206A patent/JPH11135341A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007294553A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Tdk Corp | コイル用ボビン及びインダクタンス素子 |
| JP2008147358A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Fdk Corp | 絶縁トランス |
| CN109473255A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | Tdk株式会社 | 线圈装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |