JP2639898B2 - 小形トランス用コア - Google Patents

小形トランス用コア

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JP2639898B2
JP2639898B2 JP6281509A JP28150994A JP2639898B2 JP 2639898 B2 JP2639898 B2 JP 2639898B2 JP 6281509 A JP6281509 A JP 6281509A JP 28150994 A JP28150994 A JP 28150994A JP 2639898 B2 JP2639898 B2 JP 2639898B2
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JP
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cores
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yoke
small transformer
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精一 木嶋
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KIJIMA MUSEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気、通信機器に使
用する小形トランスのコアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコアを備えたトランスを
図5および図6に示す。このトランスのコア1は、ヨー
ク部1aのほぼ中央部にほぼ長方形断面の内部コア1b
が突出形成されると共に、この内部コア1bの両側に適
宜間隔をもって側部コア1c、1cがヨーク部1aから
突出形成されている。そして、このコア1と、同様にヨ
ーク部2aに内部コア2bと側部コア2c、2cとが突
設されたコア2とがボビン3に巻線されたコイル4に取
付けられ閉磁路を形成する構成となっている。なお、ボ
ビン3は上記内部コア1b、2bが挿入された筒状の巻
線部に導電線が巻線されてコイル4が設けられ、ボビン
鍔の下方部の肉厚に植設された多数の端子ピン5にコイ
ル端部が止着されている。
【0003】ボビン3に設けられたコイル4の外周形状
は、ボビン3の筒状周形状とほぼ相似形となり、両側が
円曲面に形成される。このため、コア1、2の側部コア
1c、2cが長方形断面であると、側部コア1c、2c
とコイル4の外周との間に大きな隙間ができてトランス
形態が大きくなる。そこで、図6に示すように、側部コ
ア1c、2cの端部の内側面がコイル4の外周面に沿っ
た円曲面に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気部品の小形化が望
まれる今日、上述した従来のトランスでは以下に述べる
ようにある程度の小形化を図ることができるが、さらに
小形に改良する余地がある。
【0005】コア1、2の側部コア1c、2cの断面積
は、磁路における抵抗を小さくする必要があることか
ら、内部コア1b、2bの断面積のほぼ半分以上でなけ
ればならない。
【0006】上述したコア1、2にあっては、側部コア
1c、2cの内側面を円曲面としてあるから、その分断
面積を大きくすることができ、また、円曲面に形成しな
いコアと同じ断面積であるならば、他の部分の肉厚を薄
くすることができる。肉厚を薄くすることは、トランス
自体を小形化することができる。
【0007】この発明は、従来のトランスよりもさらに
小形のトランスとすることができる小形トランス用コア
を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、内部コアと左右の側部コアとがヨー
ク部より一体に突出されている小形トランス用コアにお
いて、ヨーク部は、横長の長方形板状に形成し、内部コ
アは、ヨーク部の短辺方向幅に比べて充分に小さ肉厚
の横長断面形状とすると共に上下面を平行な平面とし、
両側部を円曲面に形成し、その下面をヨーク部の下側の
長辺部に一致させるようにしてヨーク部の長手方向中央
部より突出し、側部コア各々は、縦長の断面形状とし
側部コア主体をヨーク部の長手方向両端部から突出形成
すると共に、これら側部コア主体各々の下方部に側部コ
ア主体と同じ肉厚でヨーク部の下側長辺部より所定の長
さ下方に向かって側部コア張出部を突出させた構成から
なることを特徴とする小形トランス用コアを提案する。
【0009】
【作用】磁路は内部コア及び側部コアを通って形成され
るが、側部コアの側部コア張出部を通ることによっても
形成される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。 図1は本発明の第1実施例を示すコアの正面
図であり、ヨーク部11の長手方向のほぼ中央部に、そ
の下端面をこのヨーク部11の下端面と一致させるよう
にして内部コア12を突設させてある。
【0011】内部コア12は、図1に示すように、上下
面を平行な平面とし、ほぼ長方形の長手方向両端部を円
弧状に形成した形状をしている。
【0012】側部コア13は、側部コア主体13aをヨ
ーク部11の長手方向両端部から突出形成し、側部コア
主体13aの下端部からヨーク部11の下端部よりもさ
らに下方に張出して、側部コア張出部13cを設けてあ
る。
【0013】側部コア主体13aは、内側面を内部コア
12に嵌められるボビンに巻装されたコイルの外周面に
沿うように曲面に形成してある。つまり、側部コア主体
13aの内側上端部をコア10の内方に突出させてあ
る。
【0014】側部コア張出部13cは、内側面を側部コ
ア主体13aと同一の厚さとしてある。なお、側部コア
張出部13cが設けられた側のボビンに他の電気部品と
の接続のための端子ピンが植設される。
【0015】コア10並びにこのコア10と同形状のコ
アとのコア先端面を対接させて閉磁路を形成する。
【0016】この第1実施例によれば、側部コア張出部
13cの部分を設けることによって側部コア13全体の
断面積を大きくすることができ、充分な磁路を確保する
ことができる。また、側部コア13全体の肉厚を薄くす
ることができるので、図1上L で示す幅員を小さくす
ることができ、トランスの小形化を図ることができる。
さらに、ヨーク部11の下端部の下方に空間部ができる
ので、この空間部にボビンの端子ピン受けを嵌合させる
ことができ、これより、左右の端子ピン受けの間が広く
なって多くのコイル個数或いは巻線数を設けることがで
きる。
【0017】図2は本発明の第2実施例であり、この図
において、図1に示す部分と同一の部分は同符号を付し
てその説明を省略する。この実施例は側部コア主体13
dの内側上端部をコア10の内方に突出することなく直
線状に形成してある。また、側部コア主体13dの下端
部がヨーク部11の下端部よりもさらに下方に張出して
側部コア張出部13eを設けてある。
【0018】この第2実施例においても、上記第1実施
例と同様の効果が得られる。
【0019】なお、図2上二点鎖線で示すように、磁性
材或いは非磁性材からなるカバー17を側部コア13に
被せれば、塵等がコア10内に付着するのを防止でき
る。 また、磁性材によるカバー17であれば、磁気シー
ルができる。上記カバー17は第1実施例においても同
様に設けることができる。
【0020】図3及び図4は本発明の第3実施例であ
り、側部コア13の側部コア主体13fの上端部をヨー
ク部11の上端部に突出した天井板部18で連続し、側
部コア張出部13gを側部コア主体13fと同一の厚さ
でヨーク部11よりも下方に張出したものである。
【0021】この第3実施例によれば、天井板部18に
相応する部分の断面積が増加するから、充分な磁路を確
保することができる。また、側部コア13全体の肉厚を
薄くすることができるから、図3上L で示す幅員を小
さくすることができ、トランスの小形化を更に図ること
ができる。しかも、天井板部18があるから、磁気シー
ルを施すこともできる。
【0022】なお、上記した第2、第3実施例のコア1
0は、一対にして各々のコア先端部を対接させて閉磁路
を形成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る小形ト
ランス用コアによれば、側部コアの下方部をヨーク部の
下側長辺部より所定の長さ下方に向かって突出させた構
成となっているから、側部コア全体の断面積を大きくす
ることができ、充分な磁路が確保できる。
【0024】 その上、側部コアを下方に突出させないも
のと同一の断面積を確保する場合には、側部コア全体の
肉厚を小さくすることができるので、トランス自体を従
来のものよりも小形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すコアの正面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示す図1同様のコアの正
面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す図1同様のコアの正
面図である。
【図4】図3上のC−C線に沿う断面図である。
【図5】従来のトランスの縦断側面図である。
【図6】図5上のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 コア 11 ヨーク部 12 内部コア 13 側部コア 13a、13d、13f 側部コア主体 13c、13e、13g 側部コア張出部 16 ヨーク延長部 17 カバー 18 天井板部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部コアと左右の側部コアとがヨーク部
    より一体に突出されている小形トランス用コアにおい
    て、ヨーク部は、横長の長方形板状に形成し、内部コア
    は、ヨーク部の短辺方向幅に比べて充分に小さ肉厚の
    横長断面形状とすると共に上下面を平行な平面とし、
    側部を円曲面に形成し、その下面をヨーク部の下側の長
    辺部に一致させるようにしてヨーク部の長手方向中央部
    より突出し、側部コア各々は、縦長の断面形状とした側
    部コア主体をヨーク部の長手方向両端部から突出形成す
    ると共に、これら側部コア主体各々の下方部に側部コア
    主体と同じ肉厚でヨーク部の下側長辺部より所定の長さ
    下方に向かって側部コア張出部を突出させた構成からな
    ることを特徴とする小形トランス用コア。
JP6281509A 1994-10-21 1994-10-21 小形トランス用コア Expired - Lifetime JP2639898B2 (ja)

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JPS60106112A (ja) * 1983-11-15 1985-06-11 Kijima Musen Kk 小型トランス
JPS6120011U (ja) * 1984-07-10 1986-02-05 ティーディーケイ株式会社 磁心

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