JPH0754773B2 - 小形トランス用コア - Google Patents

小形トランス用コア

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JPH0754773B2
JPH0754773B2 JP61197219A JP19721986A JPH0754773B2 JP H0754773 B2 JPH0754773 B2 JP H0754773B2 JP 61197219 A JP61197219 A JP 61197219A JP 19721986 A JP19721986 A JP 19721986A JP H0754773 B2 JPH0754773 B2 JP H0754773B2
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精一 木嶋
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木嶋無線株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、電気、通信機器に使用する小形トランスの
コアに関する。 「従来の技術」 従来のこの種のコアを備えたトランスを第6図および第
7図に示す。 このトランスでは、ヨーク部1aのほぼ中央部にほぼ長方
形断面の内部コア1bが突出形成されると共に、この内部
コア1bの両側に適宜間隔をもって側部コア1c、1cそがヨ
ーク部1aから突出形成されているコア1と、このコア1
と同様にヨーク部2aに内部コア2bと側部コア2c、2cとが
突設されたコア2とがボビン3に巻線されたコイル4に
取付けられ閉磁路を形成する構成となっている。 なお、ボビン3は上記内部コア1b、2bが挿入された筒状
の巻線部に導電線が巻線されてコイル4が設けられ、ボ
ビンつばの下方部の肉厚に植設された多数の端子ピン5
にコイル端部が止着されている。 ボビン3に設けられたコイル4の外周形状は、ボビン3
の筒状周形状とほぼ相似形となり、左右側部は円曲面に
形成される。 このため、コア1、2の側部コア1c、2cが長方形断面で
あると、側部コア1c、2cとコイル4の左右側部との間に
大きな隙間ができてトランス形態が大きくなる。 そこで、第7図に示すように、側部コア1c、2cの上部の
内側面がコイル4の左右側部に沿った円曲面に形成され
ている。 「発明が解決しようとする問題点」 電気部品の小形化が望まれる今日、上述した従来のトラ
ンスでは以下に述べるようにある程度の小形化を図るこ
とができるが、さらに小形に改良する余地がある。 コア1、2の側部コア1c、2cの断面積は、磁路における
抵抗を小さくする必要があることから、内部コア1b、2b
の断面積のほぼ半分以上でなければならない。 上述したコア1、2にあっては、側部コア1c、2cの内側
面を円曲面としてあるから、その分断面積を大きくする
ことができ、また、円曲面に形成しないコアと同じ断面
積とするならば、他の部分の肉厚を薄くすることができ
る。 肉厚を薄くすることは、トランス自体を小形化すること
ができる。 この発明は、上記した実情にかんがみ、従来のトランス
よりもさらに小形のトランスとすることができる小形ト
ランス用コアを提案することを目的とする。 「問題点を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本発明では、内部コアと
左右の側部コアとがヨーク部より一体に突出形成されて
いる小形トランス用コアにおいて、内部コアは、上下面
を平行な平面とし、両側部を円曲面とした横長断面形状
のものとし、側部コア各々は、内部コア側部の円曲面に
平行させた円曲内面を有する側部コア主体と、内部コア
の下面延長線上に相当する上記円曲内面の位置よりこの
側部コア外面に向かって斜状形成した傾斜面を有する側
部コア張出部とからなることを特徴とする小形トランス
用コアを提案する。 「作用」 上記した小形トランス用コアは、内部コアが横長断面形
状で、側部コア各々が内部コアの両側部に平行した円曲
面を有する側部コア主体を備えているため、トランス形
態の偏平化と小形化な有利なコア主体となる。 その上、この小形トランス用コアは、側部コア各々がコ
ア外面方向に広がる傾斜面を有する側部コア張出部を備
えていることから、側部コア肉厚を一層肉薄にすること
ができ、また、左右の側部コアが張出部によって広くな
っていることから、端子ピンの植設間隔を充分にとるこ
とができ、この点でトランス形態の小形化に極めて有利
となる。
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて、この発明に係る
小形トランス用コアについて具体的に説明する。 まず、第1図乃至第3図に示す第1実施例について説明
する。 第1図は一対のコアのうち一方のコア10を対接する面か
ら見た正面図である。 ヨーク部11の長手方向のほぼ中央部には、内部コア12が
ヨーク部11の下面と該内部コア12の下面とを一致させて
突設されている。 内部コア12は、第1図に示すように、ほぼ長方形の長手
方向両側部を円曲状に形成した形状をしている。 この内部コア12の両端から適宜に離隔した位置に、側部
コア13の側部コア主体13aがヨーク部11に突設されてい
る。 この側部コア主体13aの内側面は、内部コア12に嵌めら
れるボビンに巻装されたコイルの外周面に沿うように曲
面に形成され、内側上端部がコア10の内方に突出してい
る。 そして、側部コア主体13aの下端部からヨーク部11の下
端部よりもさらに下方に張出して、側部コア張出部13b
が設けられている。 また、第1図に示すように、この側部コア張出部13bの
内側面が先端に向かうにしたがって肉厚が薄くなるよう
に傾斜している。 なお、この側部コア張出部13bが設けられた側のボビン
に他の電気部品との接続のための端子ピンが植設され
る。 そして、コア10並びに該コア10と同形状のコアとを内部
ボビン13の先端面が対接されて閉磁路が形成される。 この実施例によれば、側部コア張出部13bの部分によっ
て側部コア13全体の断面積を大きくすることができるの
で、充分な磁路を確保することができる。 また、磁路のための最小断面積を確保するだけならば、
側部コア張出部13bがないコアに比べて側部コア13の幅
員を小さくすることができる。 つまり、第1図上L1で示すコアの幅員を小さくすること
ができるので、トランスの小形化を図ることができる。 また、側部コア張出部13b、13bの先端部間が図示するよ
うに広くなるので、この張出部間に嵌合されたボビン部
分に植設される端子ピンのピン間隔を充分に広くでき
る。 次に、第4図及び第5図に示す第2実施例について説明
するが、第1図乃至第3図に示す部分と同一の部分は同
一符号を付してその説明を省略する。 この実施例では、ヨーク部11の下端部に、該ヨーク部11
及び側部コア張出部13bと一体的にヨーク延長部16が設
けられている。 また、このヨーク延長部16の肉厚はヨーク部11の肉厚よ
りも薄くして、ボビンの肉厚が端子ピンを植設するのに
充分となるようにしてある。 この実施例によるコアによれば、第1実施例と同様に幅
員L2を小さくすることができると共に、ヨーク延長部16
が設けられた為に第5図上W1で示す厚さを小さくするこ
とができ、コア10全体の長さWoを小さくすることができ
るので、第1実施例に示すものよりも更にトランスの小
形化を図ることができる。 「発明の効果」 以上説明した通り、本発明に係る小形トランス用コアに
よれば、側部コア張出部が設けられているから、この側
部コア張出部の部分で側部コア全体の断面積を大きくす
ことができ、充分な磁路が確保できる。 その上、側部コア張出部のないものと同一の断面積を確
保する場合には、側部コア主体と側部コア張出部を含む
側部コア全体の肉厚を小さすことができるので、トラン
ス自体を従来のものよりも小形にすることがきる。 さらに、側部コア張出部の傾斜面によって左右の側部コ
ア下端部間が広く形成されるために、この側部コア張出
部間に嵌合するボビンに植設する端子ピンの間隔を充分
に広くすることができ、この点でもトランス形態の小形
化に有利なコアとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図に第1実施例を示し、第1図は内部コ
ア及び側部コアの先端面方向から見たコア正面図、第2
図は第1上のA−A線に沿う断面図、第3図は上記コア
平面図、第4図及び第5図は第2実施例を示し、第4図
は第1図と同様のコア正面図、第5図は第4図上のB−
B線に沿う断面図、第6図及び第7図は従来のトランス
を示すもので、第6図は縦断側面図、第7図は第6図上
のD−Dに沿う断面図である。
【符号の説明】
10……コア 11……ヨーク部 12……内部コア 13……側部コア 13a……側部コア主体 13b……側部コア張出部 16……ヨーク延長部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部コアと左右の側部コアとがヨーク部よ
    り一体に突出形成されている小形トランス用コアにおい
    て、内部コアは、上下面を平行な平面とし、両側部を円
    曲面とした横長断面形状のものとし、側部コア各々は、
    内部コア側部の円曲面に平行させた円曲内面を有する側
    部コア主体と、内部コアの下面延長線上に相当する上記
    円曲内面の位置よりこの側部コア外面に向かって斜状形
    成した傾斜面を有する側部コア張出部とからなることを
    特徴とする小形トランス用コア。
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JPS6139511A (ja) * 1985-06-03 1986-02-25 Kijima Musen Kk 小形トランス

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