JPS6339953Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6339953Y2
JPS6339953Y2 JP1982118170U JP11817082U JPS6339953Y2 JP S6339953 Y2 JPS6339953 Y2 JP S6339953Y2 JP 1982118170 U JP1982118170 U JP 1982118170U JP 11817082 U JP11817082 U JP 11817082U JP S6339953 Y2 JPS6339953 Y2 JP S6339953Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
coil
main body
gap
molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982118170U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5923707U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11817082U priority Critical patent/JPS5923707U/ja
Publication of JPS5923707U publication Critical patent/JPS5923707U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6339953Y2 publication Critical patent/JPS6339953Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、コイルの引出し部分に特徴を有する
トランスに関するものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、たとえば実公昭52−57374号公報に示す
ように、コイルボビンのフランジに設けたコイル
引出し線挿通用の切込み溝に成形体を圧入し、こ
の成形体により切込み溝を完全に塞ぐようにした
トランスがある。この従来のトランスの成形体
は、同時に引出し線とコイルとの間のクロスオ−
バ−絶縁を行うことにも役立つている。
ところが、この従来のトランスの構造では、コ
アと引出し線との間に欧州規格等で要求される沿
面距離が確保できない。さらにこのような場合
は、コアと切込み溝との間に隔壁部を立設し、こ
の隔壁部によりコアと切込み溝の引出し線との間
の所定の沿面距離を得ようとするのが一般的であ
るが、仮に隔壁部を立設しても、それだけでは引
出し線がフランジ面から絶対浮上らないという構
造上の保証がないので、沿面距離の確実な測定が
難しい。また極めて細い引出し線がコイルボビン
のフランジ上に浮上ると、それが障害物に当つて
断線する可能性が高い。
〔考案の目的〕
本考案は、クロスオ−バ−絶縁を行うためにフ
ランジの切込み溝に挿入される成形体を改良する
ことにより、引出し線の浮上りを防止し、これに
よつてコアと引出し線との間の所定の沿面距離を
確保するとともに、断線のおそれをなくすことを
目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の構成は、コイルボビン1にコイル2,
3を装着するとともにコア4を嵌着するトランス
において、コイルボビン1のフランジ5は、外面
側にピン端子8を植設してなる凸部9を間隙10
を介して複数設け、この凸部9とコア嵌着用隔壁
部11との間に凹部12を設け、上記凸部9間の
間隙10から凹部12の底部にわたつてフランジ
5に切込み溝14を複数設けてなり、上記凹部1
2および凸部9間の間隙10にクロスオ−バ−絶
縁用の成形体34を上記切込み溝14の切込み方
向と直角の方向から嵌着し、この成形体34は、
上記凹部12に嵌着される本体部35と、上記凸
部9間の間隙10に嵌着されるよう本体部35か
ら一体に突出成形された腕部36と、上記切込み
溝14の先端部に挿入されるよう本体部35の底
部から一体に突出成形されたクロスオ−バ−絶縁
用の突子部37,38と、上記凹部12の底面に
対向されるよう本体部35の底部に一体に成形さ
れコイル2からの引出し線13を凹部12の底面
に押圧する押圧面部39とを有するものである。
本考案の作用は、上記突子部37,38により
引出し線13を切込み溝14の先端部に保持し、
引出し線13とコイル2との間のクロスオ−バ−
絶縁を行い、また上記押圧面部39により引出し
線13の浮上りを防止する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図に示すように、コイルボビン1に1次コ
イル2および2次コイル3を巻回装着するととも
にEI型のコア4を嵌着することによつてトラン
スを形成する。コイルボビン1は、コイル巻胴の
両端開口部の周縁にフランジ5,6を一体成形
し、その中間部にコイル2,3を区画する中間フ
ランジ7を一体成形してなり、また上記コイルボ
ビン1の一方のフランジ5は、外面側に1次側ピ
ン端子8を植設してなる凸部9を間隙10を介し
て複数設け、この凸部9とコア嵌着用隔壁部11
との間に平面台形の凹部12を設け、上記凸部9
間の間隙10から凹部12の底部にわたつてフラ
ンジ5に1次コイル2からの引出し線13を挿通
するための切込み溝14を複数設けてなり、さら
に第2図に示すように、最も右側の切込み溝14
aの先端部の片側に傾斜面15を設け、また右側
から2番目の切込み溝14bの先端部の両側に傾
斜面16を設けてなる。
またこの第2図に示すように、各凸部9の前面
には上下に2個の凸子19,20を一体に突出成
形し、その上側の凸子19とピン端子8との間に
傾斜面21を形成し、また両端の凸部9を除く中
間の各凸部9の右側部に凹角部22を設け、また
最も右側の凸部9間の間隙10の前面部左右両側
に傾斜凹部23,24を設けるとともに、右から
3番目の間隙10の前面部左側に傾斜凹部25を
設ける。
そうして、この第2図に一例を示すように、巻
始めの引出し線13aは、ピン端子8と上側の凸
子19との間の数回巻回した後、下側の凸子2
0、傾斜凹部23、凹角部22、凹部12の底
面、傾斜面15および切込み溝14aを経てフラ
ンジ5の下側に引込み、コイルボビン1に巻回
し、その1次コイル2の第1の中間タツプの引出
し線13bは、切込み溝14b、傾斜面16、凹
部12の底面、凹角部22および下側の凸子20
を経て外部に引出し、ピン端子8と上側の凸子1
9との間に数回巻回した後に、引出し時の経路と
同一の経路を逆にたどつて再びフランジ5の下側
に引込み、コイルボビン1に巻回する。同様に第
2の中間タツプの引出し線13cも、右側から3
番目の切込み溝14cから凸部9の周囲等を通し
て引出すとともに引込み、また巻終りの引出し線
13dは、最も左側の切込み溝14dから凸部9
の周囲等を通して引出す。なお場合によつては、
最も右側の凸部9を巻始め用に用いるとともに、
最も左側の凸部9を巻終り用に用いるようにして
もよい。
また第1図に示すように、1次コイル2とコア
4との間には、フランジ5から中間フランジ7に
わたつて嵌着され1次コイル2の3方を覆う絶縁
カバ−28を介設し、このカバ−28により、1
次コイル2とコア4との間の沿面距離を確保する
とともに、2次コイル3からこのカバ−28の外
面をを経て2次側ピン端子29に引出される2次
コイル引出線(図示せず)と1次コイル2との間
に沿面距離を確保する。また上記2次側ピン端子
29を植設してなる凸部30はコア嵌着用隔壁部
31と一体にフランジ5面から突出成形する。
次に第3図および第4図に示すように、上記凹
部12および凸部9間の間隙10にクロスオ−バ
−絶縁用の成形体34を上記切込み溝14の切込
み方向と直角の方向から嵌着する。
この成形体34は、第5図および第6図に示す
ように、本体部35と、この本体部35の両端か
ら一体に突出成形された腕部36と、本体部35
の底部から一体に突出成形されたクロスオ−バ−
絶縁用の2個の突子部37,38と、本体部35
の底部から直角方向に一体に突出成形された押圧
面部39とを合成樹脂によつて一体成形してな
る。さらに本体部35は、押圧面部39との間に
この押圧面部39よりやや突出する2枚の当接板
部40,41を突設してなり、この当接板部4
0,41の下側に段部42,43を介して上記突
子部37,38を連続的に設け、また両側の腕部
36は、先端部に係合部44を設け、この係合部
44との内角部の下部に、水平面45と傾斜面4
6とを有する係合リブ47を設け、さらに両側の
腕部36の下面に凸面部48を設けてなり、また
押圧面部39は、突子部37の根元部に上記凸面
部48と等厚の凸面部49,50を設け、一側部
にコイルボビン1の凹部12の形状に合わせて傾
斜部51を設けてなる。
そうして、第3図に示すように、この成形体3
4の本体部35を前記凹部12に嵌着し、その当
接板部40,41をコア嵌着用隔壁部11に圧接
することにより、切込み溝14方向の成形体34
の動きを規制する。またこのとき、両側の腕部3
6は、凸部9間の間隙10に押込むときに先端部
の係合リブ47が凸部9の角部に当つて間隔が内
側にやや収縮するが、両側の係合リブ47が傾斜
凹部24,25に嵌合すると、合成樹脂の弾力性
により生ずる反撥力により上記間隔が拡大復帰
し、この両側の腕部36の全体がその外側に位置
する凸部9に圧着される。これによつて第3図左
右方向の成形体34の動きを規制すると同時に、
係合リブ47の水平面45と傾斜凹部24,25
の上部との係合によつて成形体34の上方への浮
上りを防止する。またこのとき、第4図に示すよ
うに、2個の突子部37,38をそれぞれ最も右
側の切込み溝14aおよび2番目の切込み溝14
bの先端部に挿入嵌着することにより、この突子
部37,38によつて引出し線13a,13bの
引出し位置が確実に切込み溝14a,14bの先
端部に保持されるようにし、コイル2と引出し線
13a,13bとの間のクロスオ−バ−絶縁を行
う。またこのとき、押圧面部39を凹部12の底
面に対向させ、この押圧面部39により引出し線
13a,13bを凹部12の底面に押圧し、引出
し線13a,13bの浮上りを確実に防止する。
その際に押圧面部39と凹部12の底面との間に
は凸面部48,49,50により所定の間隙が保
持され、引出し線13a,13bを過度に押圧す
ることがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、コイルボビンのフランジにお
けるピン端子植設用の凸部とコア嵌着用隔壁部と
の間に設けた凹部および凸部間の間隙にクロスオ
−バ−絶縁用の成形体を嵌着するようにし、この
成形体は、コイルからの引出し線を凹部の底面に
押圧する押圧面部を有するから、上記凹部内に固
定された成形体の押圧面部によりコイルからの引
出し線を凹部の底面に押圧してこの引出し線の浮
上りを確実に防止でき、引出し線の浮上りによつ
て生ずるコアと引出し線との間の沿面距離の不足
および断線のおそれをなくすことができる。ま
た、本考案の成形体は、上記凹部に嵌着される本
体部と、上記凸部間の間隙に嵌着されるよう本体
部から一体に突出成形された腕部と、上記凸部間
の間隙から凹部の底部にわたつて設けた切込み溝
の先端部に挿入されるよう本体部の底部から一体
に突出成形されたクロスオ−バ−絶縁用の突子部
と、上記凹部の底面に対向されるよう本体部の底
部に成形されコイルからの引出し線を凹部の底面
に押圧する押圧面部とを有するから、上記本体部
の凹部内への嵌着と、上記腕部の間隙内への嵌着
とによつて、この成形体をコイルボビンのフラン
ジに簡単かつ確実に固定でき、外れにくい。さら
に、本考案は、上記凹部および凸部間の間隙にク
ロスオ−バ−絶縁用の成形体を切込み溝の切込み
方向と直角の方向から嵌着したので、この成形体
の突子部を切込み溝へ挿入する際、この突子部が
切込み溝の切込み方向に巻き重ねられたコイルを
傷付けるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のトランスの一実施例に係るもの
で、第1図はその全体の斜視図、第2図は成形体
未装着状態の要部の上方よりの斜視図、第3図は
成形体装着状態の要部の上方よりの斜視図、第4
図はその下方よりの斜視図、第5図は成形体の上
方よりの斜視図、第6図は成形体の下方よりの斜
視図である。 1……コイルボビン、2,3……コイル、4…
…コア、5,6……フランジ、8……ピン端子、
9……凸部、10……間隙、11……コア嵌着用
隔壁部、12……凹部、13……引出し線、14
……切込み溝、34……成形体、35……本体
部、36……腕部、37,38……突子部、39
……押圧面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルボビンにコイルを装着するとともにコア
    を嵌着するものにおいて、コイルボビンのフラン
    ジは、外面側にピン端子を植設してなる凸部を間
    隙を介して複数設け、この凸部とコア嵌着用隔壁
    部との間に凹部を設け、上記凸部間の間隙から凹
    部の底部にわたつてフランジに切込み溝を複数設
    けてなり、上記凹部および凸部間の間隙にクロス
    オ−バ−絶縁用の成形体を上記切込み溝の切込み
    方向と直角の方向から嵌着し、この成形体は、上
    記凹部に嵌着される本体部と、上記凸部間の間隙
    に嵌着されるよう本体部から一体に突出成形され
    た腕部と、上記切込み溝の先端部に挿入されるよ
    う本体部の底部から一体に突出成形されたクロス
    オ−バ−絶縁用の突子部と、上記凹部の底面に対
    向されるよう本体部の底部に一体に成形されコイ
    ルからの引出し線を凹部の底面に押圧する押圧面
    部とを具備したことを特徴とするトランス。
JP11817082U 1982-08-03 1982-08-03 トランス Granted JPS5923707U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11817082U JPS5923707U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11817082U JPS5923707U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5923707U JPS5923707U (ja) 1984-02-14
JPS6339953Y2 true JPS6339953Y2 (ja) 1988-10-19

Family

ID=30271727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11817082U Granted JPS5923707U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923707U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61134943U (ja) * 1985-02-13 1986-08-22
JP7091678B2 (ja) * 2018-01-31 2022-06-28 Tdk株式会社 コイル装置
JP7069763B2 (ja) * 2018-01-31 2022-05-18 Tdk株式会社 コイル装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257374Y2 (ja) * 1973-11-01 1977-12-26
JPS53115321U (ja) * 1977-02-21 1978-09-13
JPS53152160U (ja) * 1977-05-09 1978-11-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5923707U (ja) 1984-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0722050B2 (ja) 薄形トランス
JPS6339953Y2 (ja)
JPH09129457A (ja) トランス
JPS635209Y2 (ja)
JPH023607Y2 (ja)
JP3430144B2 (ja) カバー付小型トランス
JPS58261Y2 (ja) コイルボビン
JPS6220972Y2 (ja)
JPS638088Y2 (ja)
EP3944265B1 (en) Bobbin that facilitates automatic winding, coil assembly and latching relay
JPH10144537A (ja) 小型トランス
JPH0126085Y2 (ja)
JP2727961B2 (ja) トランス
JPH079366Y2 (ja) トランス
JPS6348105Y2 (ja)
JPS6127158Y2 (ja)
JPS62183504A (ja) 高圧トランス
JPH0440256Y2 (ja)
JPS5812428Y2 (ja) 変成器
JPS605747Y2 (ja) フライバツクトランス
JP2605296Y2 (ja) インバータ用トランス
JP3246431B2 (ja) トランス用巻線部品
JPS635208Y2 (ja)
JP2601264Y2 (ja) トランス
JPH0754773B2 (ja) 小形トランス用コア