JPS606531B2 - 漏洩磁気回路を備えた鉄心 - Google Patents
漏洩磁気回路を備えた鉄心Info
- Publication number
- JPS606531B2 JPS606531B2 JP55113661A JP11366180A JPS606531B2 JP S606531 B2 JPS606531 B2 JP S606531B2 JP 55113661 A JP55113661 A JP 55113661A JP 11366180 A JP11366180 A JP 11366180A JP S606531 B2 JPS606531 B2 JP S606531B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cut
- magnetic circuit
- iron
- leakage magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、定電圧変圧器、鉄共振型定電圧変圧器、高漏
洩変圧器、その他漏洩磁束及び漏洩インピーダンスを利
用した各種変成器類に使用するところの、漏洩磁気回路
を備えた鉄0に関するものである。
洩変圧器、その他漏洩磁束及び漏洩インピーダンスを利
用した各種変成器類に使用するところの、漏洩磁気回路
を備えた鉄0に関するものである。
近釆、変圧器等の鉄心にカットコア(巻鉄心の一種でコ
イルを取付け易くするために中間で2分し突き合わせた
もの)が盛んに使用されている。
イルを取付け易くするために中間で2分し突き合わせた
もの)が盛んに使用されている。
このカットコアは、シートコア(打抜鉄心)を組合わせ
て成層したものに比べて、o鉄損が少なく効率がよい。
て成層したものに比べて、o鉄損が少なく効率がよい。
o小型にできる
oうなり難い
o製作の作業性がよい
o高価な打抜金型が不要である
o使用材料(珪素鋼板)の板厚を0.1m′机以下にも
でき(シートコアでは打ち抜きの関係から0.3〜0.
35の′肌程度が限度)400HZ、IKHz等の高い
周波数においても鉄損の少ないものとすることができる
等の種々の利点を有している。
でき(シートコアでは打ち抜きの関係から0.3〜0.
35の′肌程度が限度)400HZ、IKHz等の高い
周波数においても鉄損の少ないものとすることができる
等の種々の利点を有している。
しかしながら、このカットコアにより漏洩磁気回路を備
えた鉄0を造ろうとする場合、透磁率に方向性が強いこ
と及び成層面がシートコアのように左右対嶋していない
こと等から、このままでは、内側にパスコアを挿入して
も漏洩磁気回路を構成することができない。
えた鉄0を造ろうとする場合、透磁率に方向性が強いこ
と及び成層面がシートコアのように左右対嶋していない
こと等から、このままでは、内側にパスコアを挿入して
も漏洩磁気回路を構成することができない。
そこで、従来は、パスコアを成層面が露出するカットコ
ア側面に添えるか、または、カットコア接合面やカット
コア内面に空隙や切込みを形成させて、該空隙や切込み
にパスコアを介在させることが行われている。
ア側面に添えるか、または、カットコア接合面やカット
コア内面に空隙や切込みを形成させて、該空隙や切込み
にパスコアを介在させることが行われている。
しかし、前者では、漏洩磁気回路の性能が悪く、製品に
安定性、信頼性を欠き、且つ、効率が悪い。
安定性、信頼性を欠き、且つ、効率が悪い。
しかも、鉄量が多くなって、大型化し、高価になる欠点
がある。また、後者では、主たる磁気回路の磁気抵抗が
増大して、効率が大幅に悪くなり、従って、カットコア
を用いた意味も薄れることになり、且つ、製品に安定性
、信頼性も欠如する欠点がある。本発明は、斯る従来の
欠点を一掃し、上述のように優れたカットコアを具合よ
く適用させようとするものであり、而して、上下2つか
ら成るカットコァの中間に、1型成層鉄心をなし且つそ
の成層方向をカットコアに対し藤へ90度回動した状態
の中間コアを介在させ、該中間コアの内側にパスコアを
付設して成る。
がある。また、後者では、主たる磁気回路の磁気抵抗が
増大して、効率が大幅に悪くなり、従って、カットコア
を用いた意味も薄れることになり、且つ、製品に安定性
、信頼性も欠如する欠点がある。本発明は、斯る従来の
欠点を一掃し、上述のように優れたカットコアを具合よ
く適用させようとするものであり、而して、上下2つか
ら成るカットコァの中間に、1型成層鉄心をなし且つそ
の成層方向をカットコアに対し藤へ90度回動した状態
の中間コアを介在させ、該中間コアの内側にパスコアを
付設して成る。
以下、図示の実施例について説明する。
第1図乃至第4図は、その一例を示すものである。
ここに示すものは、定電圧変圧器である。この場合の鉄
Dは、第4図1に示す、力ットコア1と、中間コア2と
、パスコア3とから成る。カットコアーは、従来のもの
と同様であり、リボン状珪素鋼板を巻き締めてェポキシ
樹脂で固めた巻鉄心を、中間部で突き合わせ可能に切断
して、上半部laと下半部lbとに2分したものである
。中間コァ2は、上記同様の手段により形成した他の巻
鉄心を、真直な部分で1状に切り取り、上記カットコァ
の上半部laと下半部lbとの間に介在させるように、
そして、その成層方向をカットコァに対し横へ90度回
転させた状態で形成した左右一対2a,2bのものであ
る。
Dは、第4図1に示す、力ットコア1と、中間コア2と
、パスコア3とから成る。カットコアーは、従来のもの
と同様であり、リボン状珪素鋼板を巻き締めてェポキシ
樹脂で固めた巻鉄心を、中間部で突き合わせ可能に切断
して、上半部laと下半部lbとに2分したものである
。中間コァ2は、上記同様の手段により形成した他の巻
鉄心を、真直な部分で1状に切り取り、上記カットコァ
の上半部laと下半部lbとの間に介在させるように、
そして、その成層方向をカットコァに対し横へ90度回
転させた状態で形成した左右一対2a,2bのものであ
る。
パスコァ3は、上下方向に成層したものとし(但し巻鉄
心を裁断したものでなくてよい)、且つ、上記の左右一
対の中間コア2a,2b間に介在させる幅と、中間コア
より両端が外方へやや突出する程度の長さとを有するも
のとしている。
心を裁断したものでなくてよい)、且つ、上記の左右一
対の中間コア2a,2b間に介在させる幅と、中間コア
より両端が外方へやや突出する程度の長さとを有するも
のとしている。
而して、第4図川こ示すように、カットコア1の上半部
laと下半部lbとの間に、中間コア2a,2bをそれ
ぞれ密着状態で介在させ、また、両中間コア間にパスコ
ア3を介在させて、鉄心を構成するが、その鉄心組立て
中に、1次コイル4、2次及び飽和コイル5を組込み、
その鉄心外周を金属バンド6(第1図示)で縦付けてコ
ア相互間を密接させ、その後、全体を真空中でワニスヘ
ドブ漬けして固め、カットコア下半部lbへ脚体7を固
着して、第1図乃至第3図に示す完成状態を得る。なお
、パスコァ3の固定において、必要があればヱポキシ樹
脂を用いてもよい。
laと下半部lbとの間に、中間コア2a,2bをそれ
ぞれ密着状態で介在させ、また、両中間コア間にパスコ
ア3を介在させて、鉄心を構成するが、その鉄心組立て
中に、1次コイル4、2次及び飽和コイル5を組込み、
その鉄心外周を金属バンド6(第1図示)で縦付けてコ
ア相互間を密接させ、その後、全体を真空中でワニスヘ
ドブ漬けして固め、カットコア下半部lbへ脚体7を固
着して、第1図乃至第3図に示す完成状態を得る。なお
、パスコァ3の固定において、必要があればヱポキシ樹
脂を用いてもよい。
パスコア3は、組込み時に枚数を増減調整できるように
するとよい。パスコア3と中間コア2a,2bとの間に
クリアランスを設ける必要のあるときは、絶縁材を介入
させればよい。
するとよい。パスコア3と中間コア2a,2bとの間に
クリアランスを設ける必要のあるときは、絶縁材を介入
させればよい。
また、以上の実施例では、パスコアが中間コアと別体で
あるが、これを一体とすることも可能である。
あるが、これを一体とすることも可能である。
その場合には、例えば、中間コア得るための巻鉄心を予
め幅広に形成しておき、これから中間コァとパスコァと
が一体のものを切削して形成する。中間コァは、巻鉄心
用のりボン状鋼板をジグザグ状に折曲して重合圧酸させ
、或いは、既製の1型シートコァ等を成層圧接させ、ェ
ポキシ樹脂等で固めて後、接合面を平坦に切削して用い
ることも可能である。
め幅広に形成しておき、これから中間コァとパスコァと
が一体のものを切削して形成する。中間コァは、巻鉄心
用のりボン状鋼板をジグザグ状に折曲して重合圧酸させ
、或いは、既製の1型シートコァ等を成層圧接させ、ェ
ポキシ樹脂等で固めて後、接合面を平坦に切削して用い
ることも可能である。
次に、第5図は、鉄0の他の例を示すものであり、この
場合は、1に示すように、カットコア1を構成する巻鉄
心を、予め完成品長さに形成すると共に、断面形状を正
方形に形成し、途中、上下2箇所で突き合わせ可能に切
断して、左右一対の中間コア2a,2bを切り取り、そ
して、これにより上半部laと下半部lbのカットコア
1を形成し、次いで、0‘こ示すように、その中間コア
2a,2bを礎へ90度回動させてカットコアの上半都
下半部間に介在させ、該中間コア2a,2b間に前例同
様にバスコア3を介在させたものである。
場合は、1に示すように、カットコア1を構成する巻鉄
心を、予め完成品長さに形成すると共に、断面形状を正
方形に形成し、途中、上下2箇所で突き合わせ可能に切
断して、左右一対の中間コア2a,2bを切り取り、そ
して、これにより上半部laと下半部lbのカットコア
1を形成し、次いで、0‘こ示すように、その中間コア
2a,2bを礎へ90度回動させてカットコアの上半都
下半部間に介在させ、該中間コア2a,2b間に前例同
様にバスコア3を介在させたものである。
この場合は、巻鉄心1個で中間コアも一挙に形成できる
。
。
その他については、前例に準ずる。
如上の構成であるから、鉄心の主たる磁気回路、即ち、
カットコア上半部la、中間コア2a,2b、カットコ
ア下半部lbの磁気回路は、その性能において従来のカ
ットコアの性能と実質的に変らず、しかも、中間コア2
a,2bが90度向きを変えているから、パスコア3の
磁気回路が支障なく構成される。
カットコア上半部la、中間コア2a,2b、カットコ
ア下半部lbの磁気回路は、その性能において従来のカ
ットコアの性能と実質的に変らず、しかも、中間コア2
a,2bが90度向きを変えているから、パスコア3の
磁気回路が支障なく構成される。
実験によれば、第1図乃至第4図に示す定電圧変圧器に
おいて、カットコアの特長を十分に発揮し、従来のもの
に比べ格段に優れた特性を有すること、歪率10%以内
にすることが可能となったこと等、優れた性能を具備す
ることが確認できた。
おいて、カットコアの特長を十分に発揮し、従来のもの
に比べ格段に優れた特性を有すること、歪率10%以内
にすることが可能となったこと等、優れた性能を具備す
ることが確認できた。
本発明によれば、主たる磁気回路の磁気抵抗が増大する
ことなく、カットコアの利点を遺憾無く発揮させること
ができ、且つ、漏洩磁気回路の機能、性能を最大限に発
揮させることができ、高効率のそして安定性、信頼性の
高い製品を得ることができ、鉄量少なく、小型軽量にで
き、安価に製作でき、上記従来の欠点を一掃でき、所期
の目的を達成できる。
ことなく、カットコアの利点を遺憾無く発揮させること
ができ、且つ、漏洩磁気回路の機能、性能を最大限に発
揮させることができ、高効率のそして安定性、信頼性の
高い製品を得ることができ、鉄量少なく、小型軽量にで
き、安価に製作でき、上記従来の欠点を一掃でき、所期
の目的を達成できる。
図面は、本発明の実施例で、第1図は、一例の斜視図、
第2図は、同縦断正面図、第3図は、同縦断側面図、第
4図は、同鉄心組立を示す説明図、第5図は、鉄心組立
の他の例を示す説明図である。 1・・・…カットコア、la…・・・上半部、lb…・
・・下半部、2・・・・・・中間コア、3・・・・・・
パスコア。 桁1四弟Z図 沿う四 桁4一四 桁5四
第2図は、同縦断正面図、第3図は、同縦断側面図、第
4図は、同鉄心組立を示す説明図、第5図は、鉄心組立
の他の例を示す説明図である。 1・・・…カットコア、la…・・・上半部、lb…・
・・下半部、2・・・・・・中間コア、3・・・・・・
パスコア。 桁1四弟Z図 沿う四 桁4一四 桁5四
Claims (1)
- 1 上下2つから成るカツトコアの中間に、I型成層鉄
心をなし且つその成層方向をカツトコアに対し横へ90
度回動した状態の中間コアを介在させ、該中間コアの内
側にバスコアを付設したことを特徴とする漏洩磁気回路
を備えた鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55113661A JPS606531B2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 漏洩磁気回路を備えた鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55113661A JPS606531B2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 漏洩磁気回路を備えた鉄心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5737812A JPS5737812A (en) | 1982-03-02 |
JPS606531B2 true JPS606531B2 (ja) | 1985-02-19 |
Family
ID=14617938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55113661A Expired JPS606531B2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 漏洩磁気回路を備えた鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606531B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4641119A (en) * | 1985-04-19 | 1987-02-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Laminar magnet for magnetic resonance device and method of making same |
CN102930958A (zh) * | 2012-09-27 | 2013-02-13 | 江苏锴博材料科技有限公司 | 复合型电感变压器铁芯 |
-
1980
- 1980-08-18 JP JP55113661A patent/JPS606531B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5737812A (en) | 1982-03-02 |
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