JPH0154843B2 - - Google Patents

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JPH0154843B2
JPH0154843B2 JP55042885A JP4288580A JPH0154843B2 JP H0154843 B2 JPH0154843 B2 JP H0154843B2 JP 55042885 A JP55042885 A JP 55042885A JP 4288580 A JP4288580 A JP 4288580A JP H0154843 B2 JPH0154843 B2 JP H0154843B2
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yoke
width
iron
central
irons
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JP55042885A
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JPS5635401A (en
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Fuirubaasu Kaaru
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SAWATZKY WILFRIED E
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SAWATZKY WILFRIED E
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Publication date
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Publication of JPS5635401A publication Critical patent/JPS5635401A/ja
Publication of JPH0154843B2 publication Critical patent/JPH0154843B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/245Magnetic cores made from sheets, e.g. grain-oriented

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、変圧器等に使用されるEI型積層
鉄心の改良に関する。とくに、この発明は、優れ
た磁気特性を有する先行発明(特願昭53−139945
号の外鉄形鉄心積層)を実施する際の経済性を改
善する構造に関する。
(従来の技術) 通常のEI型積層鉄心を用いた変圧器では、そ
の巻線を取り囲む磁気回路の幅は一定となつてい
る。すなわち、2つの継鉄の幅、2つの外側脚鉄
の幅および中央脚鉄の半幅は同じである(中央脚
鉄には両脇の2つの外側脚鉄を通る磁束が集中流
入するので、中央脚鉄の幅は外側脚鉄の幅の倍に
選ばれる)。また、EI型積層鉄心には色々な形状
のものがあり、EIの組合せ形状内に生じる窓部
の長さを中央脚鉄の半幅の6倍にとつたものがあ
るかと思えば、これを2倍以下に押えたものもあ
る。(上述した特願昭53−139945号の外鉄形鉄心
積層を例にとると、窓部の長さは中央脚鉄の半幅
の4倍以上になる。) ところで、変圧器の効率は、鉄損および銅損に
よつて決まる。これらの損失のうち、銅損は、銅
線それ自体の抵抗分すなわち銅線の巻込み長に依
存する。この銅損を少なくするために銅線の巻込
み長を減らすには、前記中央脚鉄の幅はできるだ
け狭いほうが良い。しかし、この中央脚鉄の幅を
狭くすると、磁束が集中する前記磁路の中央脚鉄
の断面積が減るので、中央脚鉄が磁気飽和しやす
くなり、磁気特性上の問題が出てくる。
従来のEI型鉄心は、上述した効率と磁気特性
上の相反事項による制限下で、無駄な屑が出ない
ような打ち抜きによつて大量生産されている。す
なわち、2枚の突き合わせE型片(日の字型にな
る)を平板鉄板から打ち抜くことによつてその窓
部から2枚のI型片を得ることで、無駄な屑が出
ないようにしている。従来のEI型鉄心は、上述
した相反事項をほどよくバランスさせながら無駄
な屑を出さずに打ち抜くことができるので、コス
トパフオーマンスがよく、現役の鉄心構造の主流
をなしている。
上述した従来の屑なしEI鉄心を打ち抜くため
には、次の関係が必須となる。まず、2つの外側
脚鉄の幅(b)および2の継鉄の幅(c1,c2)は、中
央脚鉄の半幅(f/2)と同じとする(b=c1=
c2=f/2)。これにより、磁束が集中する中央
脚鉄が外側脚鉄および継鉄よりも磁気飽和しやす
くなることが防止される。また、窓部の幅(h)も中
央脚鉄の半幅(f/2)と同じであり(h=f/
2)、かつ、窓部の長さ(e)は中央脚鉄の半幅
(f/2)の3倍ちようどに選ばれる(e=3f/
2)。これにより、無駄な屑を出さずにE型片お
よびI型片が得られる。(窓部の長さを中央脚鉄
の半幅の3倍ちようどに選ばないときは、必ず屑
が出る。) (発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の関係に従つて屑を出さずに得た
EおよびI型片には、しかしながら、次のような
問題がある。
すなわち、I型片(分離継鉄)とE型片の中央
および外側脚鉄の端部とのつき合わせがなされる
接合端における磁気抵抗が大きいので、この部分
から大量の漏洩磁束が外部に放出される。さら
に、磁気抵抗が大きくなると変圧器一次巻線の自
己インダクタンスが小さくなつて励磁電流による
磁束が増えるから、その分だけ、変圧器にとつて
の有効最大磁束密度が低くなつてしまう。
また、I型片およびE型片を平板鉄板から打ち
抜くと、I型およびE型片の端縁の金属結晶が乱
れるため、打ち抜いたI型およびE型片の磁気特
性は打ち抜き前の平板鉄板よりも悪くなる。(鉄
板の厚さを0.5mmとすれば、金属結晶の乱れの幅
は0.5mmくらいになる。)打ち抜いたI型およびE
型片を再度熱処理すれば、この結晶乱れに起因す
る磁気特性の悪化を多少は低減できるが、主に経
済的な理由から、この局部的な結晶乱れだけのた
めに再度熱処理が行なわれることは、一般的には
ない。(打ち抜き前の平板鉄板にうず電流損減小
用の絶縁処理が施こされているときはなおさら、
この再熱処理は一般的でない。)この局部的な金
属結晶の乱れも磁気抵抗を増大させるので、励磁
電流による有効最大磁束密度の低下が起る。
上述した問題は屑が出ることを認容するなら
ば、前述した先行発明(特願昭53−139945号の外
鉄形鉄心積層)によつて解決することができる。
しかし、この先行発明によれば、屑が出ることに
起因して、実用上重大な、他の問題が出てくる。
それは、従来の屑なしEI型鉄心用に規格化の上
用意されている既存のコイルボビンが利用できな
くなることである。すなわち、上記先行発明によ
るEI鉄心を積み上げたものに既存の屑なし鉄心
用コイルボビンを用いると、積層鉄心の窓部に、
屑分に対応する大きさのすき間ができる。このよ
うなすき間は、変圧器にとつて無駄なスペースで
あり、効率上からも好ましいものではない。そこ
で上記先行発明では、コイルボビンの内寸をE型
鉄心の中央脚鉄幅に合わせる一方で、コイルボビ
ンの長さを窓部のすき間がなくなるまで延長し、
この延長されたコイルボビンの全長に渡り目一杯
巻線を施こして、無駄なスペースの発生や効率低
下を防ぐ必要がある。しかしこのような特別仕様
のコイルボビンを用いることは、経済的に不利で
ある。
この発明の目的は、前述した問題(磁気抵抗の
増大、有効最大磁束密度の低下)が大幅に緩和さ
れたEI鉄心を屑なしで打ち抜くことのできると
ともに、既存のコイルボビンの利用を可能とした
鉄心構造を提供することである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の鉄心構造は、中央脚鉄1と、この中
央脚鉄1から所定の間隔をもつて平行する2つの
外側脚鉄2,3と、これらの中央および外側脚鉄
1〜3それぞれの両端部を繋ぐ2つの継鉄4,5
と、これらの中央および外側脚鉄1〜3並びに継
鉄4,5によつて前記中央脚鉄1の両脇に形成さ
れる窓部10,11とを有する鉄心を積層したも
のであつて、前記継鉄4,5が前記中央および外
側脚鉄1〜3それぞれの一端部を切れ目なく繋ぐ
一体継鉄5と前記中央および外側脚鉄1〜3それ
ぞれの他端部をつき合わせて繋ぐ分離継鉄4とか
らなり、前記分離継鉄4の幅c2が前記窓部10,
11おのおのの幅hおよび前記中央脚鉄1の半幅
f/2に等しい(c2=h=f/2)ものにおい
て、 (a) 前記一体継鉄5の幅c1が前記分離継鉄4の幅
c2より大きく(c1>c2)、 (b) 前記一体継鉄5の幅c1が前記外側脚鉄2,3
おのおのの幅bに等しく(c1=b)、 (c) 前記窓部10,11おのおのの長さeが、従
来と異なり、前記中央脚鉄1の半幅(f/2)
の3倍より大きく(e>3f/2)、 (d) 前記窓部10,11おのおのの長さeが前記
中央脚鉄1の半幅(f/2)と前記窓部10,
11おのおのの幅hと前記外側継鉄2,3おの
おのの幅bとの和に等しく(e=f/2+b+
h)、かつ (e) 前記一体継鉄5と前記分離継鉄4とが交互に
重なるように積層されることを特徴としてい
る。
(作用) 上記(a)項のようにしたから、脚鉄1〜3および
一体継鉄5からなるE型片と分離継鉄4からなる
I型片との対を上記(e)項のようにして何枚も交互
に積層した場合、2枚のE型片の幅広(c1)な一
体継鉄5の結晶乱れのない面で結晶乱れのある幅
狭(c2)な分離継鉄4の一側辺をサンドイツチで
きる。すると、結晶乱れにより磁気抵抗が大きく
なつている分離継鉄4の一側辺が一体継鉄5の磁
気抵抗の小さな面で並列シヤントされることにな
るから、前述した問題(磁気抵抗の増大、有効最
大磁束密度の低下)が大幅に緩和される。なお、
E型およびI型片の継鉄部に積層鉄心固定用のネ
ジ穴が設けられるときは、このネジ穴によつて磁
気抵抗が増大するが、この磁気抵抗の増大も、幅
広(c1)な一体継鉄5の採用により、押えること
ができる。
上記(b)は、E型片の2つの外側脚鉄の両端距離
をI型片の長さに合わせるための条件である。
(例えば、おいて書きの条件および条件(a)からc1
=1.2cm、c2=h=f/2=1cmとし、条件(c)か
ら仮にe=3.2cmとすると、b=c1=1.2cmとしな
ければ、E型片の2つの外側脚鉄の両端距離がI
型片の長さにa1に合わなくなる。)また、上記(b)
は、外側脚鉄2,3の幅bを一体継鉄5の幅c1と
同じように大きく(c1=b>c2)することによつ
てE型片の2つの外側脚鉄とI型片との接合面積
を増し、もつてこの接合部分における磁気抵抗を
小さくするための条件でもある。
上記(c)は、E型片の2つの外側脚鉄の両端距離
をI型片の長さに合わせるにあたつて、おいて書
きの条件(c2=h=f/2)と条件(a)および(b)を
満たそうとすれば必然的に出てくる条件である。
上記(d)は、おいて書きの条件(c2=h=f/
2)と条件(a)ないし(c)を満たした上で屑を出さな
いための条件である。例えば、c1=b=1.2cm、
c2=h=f/2=1cmとすると、条件(d)からe=
3.2cmとなる。e=3.2cmの窓からは長さ6.4cmのI
型片を取り出すことができる。この場合、E型片
の一体継鉄5の長さ(2b+2h+f)はちようど
6.4cmになるから、EI鉄心を屑なしで打ち抜くこ
とができる。
さらに、屑分による窓部のすき間をなくしたこ
とによつて、前述した先行発明に係る鉄心では採
用できなかつた既存の屑なしEI型鉄心用コイル
ボビンが、利用できるようになる。したがつて、
本願発明によれば、前記先行発明の利点(磁気抵
抗が低く最大磁束密度が大きい点等)を持つ鉄心
を使用した上で、経済性が高い変圧器を得ること
ができる。
なお、h=f/2の大きさを固定して、前記e
=f/2+b+hの条件下でeを大きくすると、
相対的にbが大きくなる。つまり、この発明にお
いては、窓部10,11の長さeを大きくすると
いうことは、外側脚鉄2,3の幅bを大きくする
ことに他ならない。この幅bを中央脚鉄1の半幅
f/2よりも多少大きくすることは、磁気抵抗の
減少等につながるのでこの発明にとつて好ましい
ものであるが、bがf/2よりかなり大きくなる
と、外側脚鉄2,3が磁気飽和する前に中央脚鉄
1の方が飽和するようになる。このような状況下
では、bの拡幅は取扱い可能な最大磁束密度を増
大させる方向には働かず、単に使用鉄心の体積、
重量を増やすだけで不経済である。すなわち、経
済性および最大磁束密度等の磁気特性のバランス
を考えると、おのずとeには上限が出てくる。厳
密な数値は出せないが、この上限を規定する条件
はe3.5f/2が妥当である。この上限において
は、たとえばh=f/2=1cmとすると、e
3.5cmとなる。この場合、屑なしの条件e=f/
2+b+hから、b1.5cmとなる。つまり、外
側脚鉄2,3の幅b(1.5cm)は中央脚鉄1の半幅
f/2(1cm)のほぼ50%増となり、このあたり
が磁気的特性および経済性等のバランスを考えた
場合の上限となる。
なお、交互に積層した鉄心の場合、一体継鉄と
平行な接合端を一体継鉄内部側に距離z(=c1−
c2)だけずらせることによつて、打抜加工のばり
に起因する鉄板積層体(スタツク)のかさ張り
が、窓部に収納されるコイル本体の端部からみて
外方の分離継鉄側に移される。これにより、前記
ばりがコイル側に出ないから、コイル本体の鉄心
内占有率(したがつて変圧器の効率)が向上す
る。さらに、固定部材としての変圧器クランプ片
で前記接合端領域を上から押えつけることができ
るため、積層鉄板端の機械振動は一層小さくな
る。このような接合端領域の機械的押圧が可能で
あるということは、接合する鉄心鉄板のばりによ
るかさ張りを同時に減少させることを意味し、こ
れによつて接合部の磁気抵抗が一層減少される。
すると、励磁電流とリーケージフラツクスが一層
減少されるばかりでなく、量産の際に接合部によ
つて生じる鉄心の磁気特性のばらつきも更に減少
される。
この発明による鉄心鉄板では、従来の屑なし
EI形鉄心(例えばDIN−EI形系列)に慣用の、
既存のコイル本体並びに絶縁物(コイルボビン)
および加工装置(例えば積層機と巻線機)を、そ
のまま使用することができる。これは、この発明
の重要な利点である。
この発明によるEI形鉄心鉄板の屑なし打抜加
工は、従来の屑なしEI形積心鉄板用のものと同
様に簡単な工具によつて可能である。拡幅された
外側脚鉄はその寸法公差の下限に対して幅の余裕
が十分あるので、側部のトリミング加工をせず
に、(つまり単純な打抜加工だけで)仕上幅a1
帯材から鉄心鉄板を製造することができる。この
ことは材料と工具費を節約する上で極めて有益な
ことである。
継鉄と外側脚鉄の比率をこの発明により前述の
ように定めた場合、同じく屑なしの打ち抜きによ
つて接合端側の分離継鉄に窓部内に突出する突起
(第2図の19)を設けることが可能である。そ
の場合、この突起19を外側脚鉄の窓部側の中央
部20から取れば、極めて経済的な打抜きが可能
である。この突起の長さが中央脚鉄の半幅f/2
に対する外側脚鉄の拡幅分より短かければ、この
突起を設けても、外側脚鉄中央部に依然として拡
幅部が残る。この場合、外側脚鉄の拡幅減少部分
の長さは、外側脚鉄の長さの約3分の1に留ま
る。上記突起を備えたこの鉄心鉄板も交互に積層
することができる。
I形鉄板とE形鉄板を一方に積層し、こうして
形成されたE形積層体とI形積層体を、例えば互
いに溶接、クランピング、接着または嵌着した鉄
心では、前記突起19によつて継鉄4中間部の断
面が増大される。前記突起は脚鉄端部の間に圧着
嵌合するように構成することができるので、組立
てたE形およびI形積層体を、例えばプレス法お
よび(または)接着法で、あるいはクランピング
法および(または)嵌着法で嵌着接合することが
できる。この場合、嵌合部が引掛からないように
するために、上述の突起のかどに丸みをつけ、ま
たは斜切することが好ましい。特に嵌着可能な鉄
心の場合は、外側脚鉄の内縁の端にアンダーカツ
トを設けることが好ましい。
(実施例) 以下、この発明に係る実施例を図面を参照して
説明する。
第1図は外鉄形変圧器等に用いられる、いわゆ
るEI形積層鉄心を示す。これは、一体継鉄5と、
中央脚鉄1と、これに間隔を置いて平行する2個
の外側脚鉄2,3とを有するE形部分A、および
鉄心鉄板の分離継鉄4をなすI形部分Bから成つ
ている。継鉄4は中央脚鉄1と外側脚鉄2,3の
両者から接合端8において分離されている。鉄心
鉄板は継鉄4および5の長手方向に長さa1を、脚
鉄の長手方向つまり縦軸9の方向に長さa2を有
し、長さa1は長さa2より長い。継鉄4の長さに相
当する長さa1は、2個の外側脚鉄2,3の幅b+
bと中央脚鉄の幅fそして2個の窓部10,11
の幅h+hの和に等しい。窓部10,11の幅h
は継鉄4の幅C2に相当するが、窓部10,11
または脚鉄1ないし3の長さeは、継鉄4の長さ
a1の半分に相当する。それゆえ、それぞれ2個の
E形部Aと2個のI形部Bを屑の出ないように打
抜くことができる。この屑なし打抜きの場合、2
つのE形部分Aの脚鉄端部が互いに向き合つて
「日」の字型をなしており、打抜かれた窓部は2
個のI形部分Bを形成する。
脚鉄1ないし3と一体のE形部分Aの継鉄の幅
C1と、2つの外側脚鉄2,3の幅bは、たとえ
ば中央脚鉄1の半幅f/2の1.25倍にすればよ
い。
窓部10,11は、中央脚鉄1と2個の外側脚
鉄2,3および2個の継鉄4,5によつて取り囲
まれている。切れ目なく続く一体継鉄5の幅C1
は継鉄4の幅C2より大きいので、窓部10,1
1は鉄心鉄板の横軸6に対して非対称である。
第1図に示す鉄心鉄板を交互に積層して製造し
た外鉄形鉄心では、E形部分Aの継鉄5の内端縁
12が窓部10,11内の巻線空間に対する境界
をなす。通常、コイル本体のフランジ(図示せ
ず)がこの境界に接するようになる。他方、分離
継鉄4すなわちI形部分Bの内端縁15と巻線空
間の境界との間には、間隔zが形成される。間隔
zは継鉄幅の差C1−C2に等しい。従つて外鉄形
鉄心の巻線空間の内寸長eKは、個々の鉄心鉄板の
窓部10,11の長さeよりも継鉄幅の差c1−c2
だけ短い。図面には鉄心板1枚下の逆向きに配置
された鉄心鉄板の内縁12aが、窓部10,11
内に破線で示されている。
固定穴16は、横軸6と平行な2つの外縁から
均一な間隔k1およびk2離れた位置であつて、継鉄
4の中心線17または継鉄5の中心線18の上に
設けらている。中心線18は継鉄5の外縁から間
隔k1だけ離れている。
第2図は他の実施例を示す。同図に示すよう
に、継鉄4が突起19を有する場合、磁気的機械
的特性が改善される。突起19は窓部10および
11が占める区域にあつて、幅hを有している。
継鉄幅の差C1−C2の半分に相当する程度の突起
19の高さでも平均継鉄断面は著しく増大され
る。屑なし打抜加工の場合、この突起19を設け
ることで外側脚鉄2および3の窓部側に突起19
に対応する凹欠部20が形成されてしまうが、こ
うした凹欠部20による断面積の減少は実用上許
容しうる幅に入る。鉄心鉄板を積層した外鉄形鉄
心が同様な鉄心鉄板で製造される場合は、突起1
9による磁気的および製造技術的改善は特に重要
である。
一方、第3図に示すように、突起19と外側脚
鉄2,3の窓部側の側辺の当該端部側縁とに、ス
ナツプロツク21が構成されていれば、すこぶる
好都合である。これは、例えば、突起19と、外
側脚鉄2,3の窓部側端部の対応するアンダーカ
ツトとの、あり接ぎ(圧着嵌合)式構造によつて
達成することができる。その場合、押圧操作の便
宜のために、突起または脚鉄端部の突出隅角部に
丸みをつけ、または斜切してもよい。特に、外側
脚鉄2,3の端部に突出部22を設け、突起19
の対応側面に適当な凹欠部が形成されるようにす
ることが好ましい。このスナツプロツクによつ
て、弾性的にしつかりと係止されるスナツプイン
形鉄心が形成される。この点が第2図に示す押圧
力あるいは接着によつて固定される鉄心と異な
る。2つの部分積層体(スタツク)が接着、溶接
またはクランピングによつて互いに固着されてい
る場合は、窓部10,11の全幅hを超えないご
く小さな突起でも2つの部分積層体の十分な仮固
定を行なうことができる。
[発明の効果] この発明によれば、磁気抵抗の増大、有効最大
磁束密度の低下といつた問題が大幅に緩和された
EI鉄心を屑なしで打ち抜くことのできるばかり
でなく、既存の屑なしEI用コイルボビンの利用
も可能な鉄心構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はEI形鉄心鉄板を示す平面図、第2図
は継鉄の一部と窓部内に突出する突起部を有する
EI形鉄心鉄板を示す片側平面図、第3図はスナ
ツプロツクを有する突起部と脚鉄端部が形成され
ているEI形鉄心鉄板の第2図に相当する図を示
す。 1……中央脚鉄、2,3……外側脚鉄、4,5
……継鉄、6……横軸、8……接合端、9……縦
軸、10,11……窓部、12,15……内端
縁、16……固定穴、17,18……中心線、1
9……突起、20……凹欠部、22……突出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央脚鉄と、この中央脚鉄から所定の間隔を
    もつて平行する2つの外側脚鉄と、これらの中央
    および外側脚鉄それぞれの両端部を繋ぐ2つの継
    鉄と、これらの中央および外側脚鉄並びに継鉄に
    よつて前記中央脚鉄の両脇に形成される窓部とを
    有するものにおいて、 前記2の継鉄が、前記中央および外側脚鉄それ
    ぞれの一端部を切れ目なく繋ぐ一体継鉄と、前記
    中央および外側脚鉄それぞれの他端部をつき合わ
    せて繋ぐ分離継鉄とからなり、 前記分離継鉄の幅(c2)が前記窓部おのおのの
    幅(h)および前記中央脚鉄の半幅(f/2)に等し
    く(c2=h=f/2)、 前記一体継鉄の幅(c1)が前記分離継鉄の幅
    (c2)より大きく(c1>c2)、 前記一体継鉄の幅(c1)が前記2つの外側継鉄
    おのおのの幅(b)に等しく(c1=b)、 前記窓部おのおのの長さ(e)が前記中央脚鉄の半
    幅(f/2)の3倍より大きく(e>3f/2)、 前記窓部おのおのの長さ(e)が前記中央脚鉄の半
    幅(f/2)と前記窓部おのおのの幅(h)と前記外
    側継鉄おのおのの幅(b)との和に等しく(e=f/
    2+b+h)、 前記一体継鉄と前記分離継鉄とが交互に重なる
    ように積層されることを特徴とする鉄心構造。 2 前記窓部の長さ(e)が前記中央脚鉄の半幅
    (f/2)の3.5倍以下(e<3.5f/2)であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の鉄
    心構造。 3 前記分離継鉄は、隅角部が丸みを有するかま
    たは斜切されているI型片であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の鉄
    心構造。 4 前記分離継鉄が前記窓部にかん合する突起を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれか1項に記載の鉄心構造。 5 前記一体継鉄と前記分離継鉄との交互積層に
    おいて、前記一体継鉄の幅(c1)と前記分離継鉄
    の幅(c2)との差(z)に相当する長さ分だけ前
    記一体継鉄の幅の内側で、前記分離継鉄と前記中
    央および外側脚鉄それぞれの他端部とのつき合わ
    せがなされる接合端が前記一体継鉄で覆われるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれか1項に記載の鉄心構造。
JP4288580A 1979-05-19 1980-04-03 Iron core structure Granted JPS5635401A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19792920365 DE2920365A1 (de) 1979-05-19 1979-05-19 Kernblech fuer mantelkerne, insbesondere fuer transformatoren

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