JP3433379B2 - チョークコイル - Google Patents
チョークコイルInfo
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- JP3433379B2 JP3433379B2 JP14322897A JP14322897A JP3433379B2 JP 3433379 B2 JP3433379 B2 JP 3433379B2 JP 14322897 A JP14322897 A JP 14322897A JP 14322897 A JP14322897 A JP 14322897A JP 3433379 B2 JP3433379 B2 JP 3433379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring core
- wire
- core
- diameter
- choke coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
ドラムコアをリングコアに装着する構造のチョークコイ
ルに関する。
ア内に装着するチョークコイルには、従来、図4及び図
5に示す構造のものが知られている。これらの図におい
て、10は円柱状の空間11を有するリングコア、20
はリングコア10の円柱状空間11より小径の上下つば
部21、22との間をワイヤ巻装用の軸部23で連結し
た等つば型ドラムコア、30はドラムコアに整列巻され
てリングコア10の円柱状空間11に収容される丸線ワ
イヤ、40は端子取り付け基板、50は端子板である。
れ巻き付けて接続する端子41、41を外部に突出させ
ている。これらの端子41、41と外部端子板50、5
0とは別途接続される。ドラムコア20の上下のつば部
21、22は同径で、両者ともリングコア10の円筒状
空間11内に収容される。
グコア10の内壁と上つば部21の周縁との間に、必要
な隙間(クリアランス)G1をとる。この隙間は、丸線
ワイヤ30を整列巻きした外径寸法がばらつくため、ド
ラムコア挿入の容易さを考慮して、通常G1=0.4m
m程度に設定される。
さいほどインダクタンス成分が大きくなって磁気回路と
して好ましいが、従来のようにG1=0.4mmという
大きなオーダーではインダクタンス成分が極端に減少す
る。この点が、本発明の解決する第1の課題である。
コア10内に保持するために、リングコア10の底面を
閉塞する基板40を要する。このため、部品点数が多
く、製造コスト及び工数が削減できない。また、小型化
に際し、基板40の厚み分、コア10、20の高さが制
限されるので、磁気特性上の効率を改善できない。この
点が、本発明の解決する第2の課題である。
ラムコアを保持する基板を要せず、しかもリングコアと
ドラムコアとの隙間を極めて小さくできる構造のチョー
クコイルを提供することを目的としている。
柱状の空間を有する角型リングコアと、このリングコア
の前記円柱状空間より大径のつば部と小径のつば部との
間をワイヤ巻装用の軸部で連結し、前記大径のつば部を
残して前記小径のつば部と軸部だけを前記円柱状空間に
収容する不等つば型ドラムコアと、このドラムコアに多
重巻されて前記リングコアの円柱状空間に巻装されるワ
イヤと、前記リングコアの対向する隅部の上面に設けら
れた凹部に一端部を挿入し、且つ前記リングコアの内側
面に当接し、もう一方の端部を前記リングコアの底面側
で固定し、前記凹部から引き出された前記ワイヤが接続
される端子板と、前記リングコアの上端面と、これと対
向する前記大径のつば部の対抗面との間に介在する非導
電性かつ非磁性である接着剤によって設けられた前記リ
ングコアの上端面と前記大径のつば部の対抗面との間の
隙間とを備えることを特徴とするチョークコイルで達成
できる。
照して、本発明を詳細に説明する。図1〜3は、本発明
の一実施形態を示す構成図で、図1は組立斜視図、図2
は組立状態の縦断面図、図3(A)、(B)、および
(C)はそれぞれ組立状態の上面図、側面図および底面
図である。
61を有する角型リングコア、70はリングコア60の
円柱状空間61より大径のつば部71と小径のつば部7
2との間をワイヤ巻装用の軸部73で連結し、大径のつ
ば部71を残して小径のつば部72と軸部73だけを円
柱状空間61に収容する不等つば型ドラムコア、80は
ドラムコア70に多重巻されてリングコア60の円柱状
空間61に収容される、ドラムコア70の軸長に合わせ
た幅の帯状ワイヤ、90はリングコア60の外周に直接
固定され、リングコアの上面に設けられた凹部62から
引き出されたワイヤ80が接続される端子板であり、G
2はリングコア60の上端面と、これと対向する大径の
つば部71の対抗面との間に設けられた隙間であり、こ
れらで本発明のチョークコイルを構成する。
面には、帯状ワイヤ80を通過させる僅かな凹部62が
形成してある。端子板90は、この隅部の外側に取り付
けられる。端子板90の取付けは、凹部62にその一端
部を挿入し、且つリングコア60の内側面に当接し、も
う一方の端部をリングコア60の底面側にかしめること
により行う。帯状ワイヤ80の両端末は、ドラムコア7
0から上方に引き出され、凹部62を通って外部に出
る。外部に出た帯状ワイヤ80の端末は、半田付け等で
端子板90に接続される。リングコア60の上端面と、
これと対向する大径のつば部71との間は、非導電性か
つ非磁性の接着剤で接着される。
コア70はリングコア60で支持されるため、従来の基
板(図5の40)は不要となる。このため、部品点数が
少なくなり、製造コスト及び工数を削減できる。また、
小型化に際し、基板の厚みがないので、その分コア6
0、70の高さを増すことができ、磁気特性上の効率を
改善できる。さらに、基板の省略にともない、外部に突
出していた端子(図4の41)がなくなり、小型化に有
利となる。
るドラムコア70の大径のつば部71の対抗面との間の
磁気回路上の隙間は、図2に示すG2である。この隙間
G2は、両者の間に介在する前記接着剤によって形成さ
れ、その厚み、あるいは凹部62を通過する帯状ワイヤ
80の厚みに制約されるだけの僅かな値である。実際、
G2=0.04mmという、従来の1/10程度の僅か
な値が実現でき、インダクタンスの値を増加させること
ができる。
り、ドラムコア70に高密度で実装できる。この帯状ワ
イヤ80の直流抵抗値は、通常の丸線ワイヤより小さ
い。したがって、本発明のチョークコイルは、インダク
タンスが大きく、しかも直流抵抗の小さい、磁気特性の
良好な磁気回路を実現できる。
使用すると、インダクタンスを広範囲に変化させること
ができるので、設計の自由度が増す。また、前述の接着
剤は、隙間G2の値を制御する手段でもある。さらに、
図3(B)の隙間G3は、ワイヤ80の引き出しに使用
する逃げ部である。
ムコアを保持する基板を要せず、しかもリングコアとド
ラムコアとの隙間を極めて小さくできる構造のチョーク
コイルを提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 円柱状の空間を有する角型リングコア
と、このリングコアの前記円柱状空間より大径のつば部
と小径のつば部との間をワイヤ巻装用の軸部で連結し、
前記大径のつば部を残して前記小径のつば部と軸部だけ
を前記円柱状空間に収容する不等つば型ドラムコアと、
このドラムコアに多重巻されて前記リングコアの円柱状
空間に巻装されるワイヤと、前記リングコアの対向する
隅部の上面に設けられた凹部に一端部を挿入し、且つ前
記リングコアの内側面に当接し、もう一方の端部を前記
リングコアの底面側で固定し、前記凹部から引き出され
た前記ワイヤが接続される端子板と、前記リングコアの
上端面と、これと対向する前記大径のつば部の対抗面と
の間に介在する非導電性かつ非磁性である接着剤によっ
て設けられた前記リングコアの上端面と前記大径のつば
部の対抗面との間の隙間とを備えることを特徴とするチ
ョークコイル。 - 【請求項2】 前記ワイヤが帯状及び丸線のどちらか一
方のワイヤであることを特徴とする請求項1記載のチョ
ークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14322897A JP3433379B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14322897A JP3433379B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | チョークコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321446A JPH10321446A (ja) | 1998-12-04 |
JP3433379B2 true JP3433379B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=15333888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14322897A Expired - Lifetime JP3433379B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | チョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433379B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
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JP4512420B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-07-28 | スミダコーポレーション株式会社 | インダクタ |
JP4664006B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2011-04-06 | スミダコーポレーション株式会社 | インダクタ |
US7564336B2 (en) * | 2004-08-26 | 2009-07-21 | Cooper Technologies Company | Surface mount magnetic core with coil termination clip |
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-
1997
- 1997-05-16 JP JP14322897A patent/JP3433379B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10321446A (ja) | 1998-12-04 |
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