JPH06151176A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

Info

Publication number
JPH06151176A
JPH06151176A JP4303747A JP30374792A JPH06151176A JP H06151176 A JPH06151176 A JP H06151176A JP 4303747 A JP4303747 A JP 4303747A JP 30374792 A JP30374792 A JP 30374792A JP H06151176 A JPH06151176 A JP H06151176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise filter
coil
choke coil
coils
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4303747A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Naito
昭 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4303747A priority Critical patent/JPH06151176A/ja
Publication of JPH06151176A publication Critical patent/JPH06151176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コモンモードチョークコイルのコイル線径、
巻数、その他の組立上の制約をなくし、これにより組立
性を向上させるとともに、コイル間セパレータの材料を
節約して安価なノイズフィルタを得る。 【構成】 プリント基板10にコモンモードチョークコ
イル2およびコンデンサ6、7を実装して構成され、コ
ンデンサ6、7を実装するプリント基板10の一部がコ
モンモードチョークコイル2のコイル4間の空間部9に
挿入されて介在し、コイル間セパレータを兼ねているノ
イズフィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気・電子機器におけ
るノイズを除去するためのノイズフィルタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のノイズフィルタを示す斜視
図である。図において、1はプリント基板、2はこのプ
リント基板1に実装されたコモンモードチョークコイル
で、環状の磁性コア3の周りに1対のコイル4が巻回さ
れ、中央のコイル4間の空間部9にコイル間セパレータ
5が設けられている。磁性コア3にはボビンを介して巻
線が施されているが、図示は省略されている。6、7は
プリント基板1に実装されたコンデンサ、8は端子であ
る。上記ノイズフィルタの回路構成は図3に示される。
【0003】上記のノイズフィルタにおいては、チョー
クコイル2とコンデンサ6、7によりフィルタが構成さ
れ、各コイル4間に流れるノイズは端子ab間およびc
e間に接続するコンデンサ(Cx)6に除去され、各コ
イル4に同時に流れるノイズは端子cd間およびde間
に接続するコンデンサ(Cy)7によって接地端子dに
流される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のノイズフィルタ
は、電気・電子機器の電源部に使用され、安全性が要求
される。特に電源ライン間の充電部においては所定の空
間距離が必要であり、チョークコイル2の空間部9には
コイル間セパレータ5を設ける必要があった。
【0005】ところが、このコイル間セパレータ5は、
絶縁距離を得るためには有効であるが、巻線を施す際の
障害となり、コイル線径の制約、巻数の制約、その他組
立上の制約の原因となるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、組立上の制約をなくすとともに、安価
なノイズフィルタを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は次のノイズフ
ィルタである。 (1)コモンモードチョークコイルおよびコンデンサに
より構成され、前記コンデンサを実装するプリント基板
の一部が前記コモンモードチョークコイルのコイル間の
空間部に介在し、コイル間セパレータを兼ねているノイ
ズフィルタ。 (2)コモンモードチョークコイルが分割磁性コアによ
り構成され、コイルセパレータを兼ねるプリント基板が
分割磁性コアの圧接材を兼ねている上記(1)記載のノ
イズフィルタ。
【0008】
【作用】この発明の請求項1のノイズフィルタにおいて
は、チョークコイルはコイル間セパレータを設けること
なく巻線を施される。そして実装の際、コンデンサを実
装するプリント基板の一部をコイル間の空間部に挿入し
て介在させ、コイル間セパレータを兼ねさせる。この場
合、チョークコイルはコイル間セパレータなしに巻線を
施すことができるため、組立は容易で、コイル線径、巻
数等の組立上の制約はなくなり、別のコイルセパレータ
が不要のため、コストは低下する。
【0009】この発明の請求項2のノイズフィルタにお
いては、さらにチョークコイルは分割磁性コアにより形
成されるため、ボビンに巻線を施した後分割磁性コアを
装着でき、組立性は良くなる。そして分割磁性コアの磁
気特性を向上させるために、プリント基板を圧接材とし
て兼用するため、部品点数は少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は実施例1のノイズフィルタを示す斜視図、図2は
その平面図、図3は回路構成図であり、いずれもボビン
の図示は省略されている。図において、図6と同符号は
同一または相当部分を示す。
【0011】コモンモードチョークコイル2は、環状の
磁性コア3の周りに、ボビン(図示省略)を介して1対
のコイル4が巻回されているが、従来のコイル間セパレ
ータ5は省略されている。10はプリント基板で、2個
の切込11により、側縁部12と中間の挿入部13に分
割され、挿入部13がチョークコイル2の空間部9に挿
入されて、その一部がコイル4間に介在し、コイル間セ
パレータを兼ねるようになっている。他の構成は図6の
場合と同様である。
【0012】上記のノイズフィルタにおいては、チョー
クコイル2は従来のコイル間セパレータ5を設けること
なく、ボビンを介して巻線が施され、コイル4が形成さ
れる。そして実装の際、プリント基板10の挿入部13
をコイル4間の空間部9に挿入して実装し、コイル間セ
パレータを兼ねさせる。挿入部13の空間部9に対応す
る部分には部品は実装されない。コンデンサ6、7の実
装は挿入の前後の任意の時点で行われる。
【0013】上記により構成されたノイズフィルタは従
来のものと同様に、電気・電子機器の電源部に接続して
使用されるが、チョークコイル2のコイル4間の空間部
9には、プリント基板10の挿入部13が挿入されて、
コイル間セパレータを兼ねるため、絶縁距離は大きくな
る。
【0014】またチョークコイル2はコイル間セパレー
タ5なしに巻線を施すことができるため、組立は容易
で、コイル線径、巻数等の組立上の制約はなくなり、別
のコイルセパレータが不要のため、製造コストは低下す
る。
【0015】実施例2 図4は実施例2のノイズフィルタを示す斜視図である。
この実施例では、プリント基板10には切込11は形成
されず、全体がコイル4間の空間部9に挿入され、その
一部がコイル4間に介在して、コイル間セパレータを兼
ねるようになっており、実施例1とほぼ同様の作用効果
を奏する。
【0016】実施例3 図5は実施例3のノイズフィルタを示し、(a)はチョ
ークコイルの分解斜視図、(b)はノイズフィルタの一
部の斜視図、(c)は全体の断面図であり、いずれもボ
ビンの図示は省略され、(c)ではコイルの図示も省略
されている。
【0017】この実施例ではチョークコイル2は、2個
のコ字状の分割磁性コア3a、3bにより環状の磁性コ
ア3が形成されている。そして分割磁性コア3a、3b
のコ字状底部に形成された係合凹部14a、14bがプ
リント基板10の側縁部12と係合して、側縁部12に
より分割磁性コア3a、3bが圧接されるようになって
いる。他の構成は実施例1と同様である。
【0018】上記のノイズフィルタにおいては、ボビン
(図示省略)に巻線を施してコイル4を形成した後、分
割磁性コア3a、3bの両端部を装着してチョークコイ
ル2を形成する。そしてプリント基板10の挿入部13
を空間部9に挿入し、その一部をコイル4間に介在させ
て、コイル間セパレータを兼ねさせるとともに、側縁部
12を係合凹部14a、14bに係合させて、分割磁性
コア3a、3bを互に圧接し、磁気特性を向上させる。
【0019】従って実施例3のノイズフィルタにおいて
は、チョークコイル2は分割磁性コア3a、3bにより
形成されるため、ボビンに巻線を施した後分割磁性コア
3a、3bを装着でき組立性はさらに良くなる。そして
分割磁性コア3a、3bの磁気特性を向上させるため
に、プリント基板10を圧接材として兼用するため、他
の圧接部材は不要であり、部品点数は少なくなる。
【0020】なお、上記実施例において、チョークコイ
ル2の磁性コア3、コイル4の形状、配置等、およびプ
リント基板10の形状、配置等は前記実施例のものに限
定されず、変更可能である。
【0021】
【発明の効果】この発明の請求項1のノイズフィルタに
よれば、プリント基板の一部をコモンモードチョークコ
イルのコイル間の空間部に介在させて、コイル間セパレ
ータを兼ねさせたので、チョークコイルのコイル線径、
巻数、その他の組立上の制約をなくすことができ、これ
により組立性を向上させるとともに、安価なノイズフィ
ルタが得られる。
【0022】この発明の請求項2のノイズフィルタによ
れば、コモンモードチョークコイルを分割磁性コアで構
成し、プリント基板を分割磁性コアの圧接材を兼ねるよ
うにしたため、さらに組立性を向上させることができる
とともに、組立性向上によるコストの増加を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のノイズフィルタの斜視図である。
【図2】実施例1のノイズフィルタの平面図である。
【図3】実施例および従来例のノイズフィルタの回路構
成図である。
【図4】実施例2のノイズフィルタの斜視図である。
【図5】実施例3を示し、(a)はチョークコイルの分
解斜視図、(b)はノイズフィルタの一部の斜視図、
(c)は全体の断面図である。
【図6】従来のノイズフィルタの斜視図である。
【符号の説明】
1、10 プリント基板 2 コモンモードチョークコイル 3 磁性コア 3a、3b 分割磁性コア 4 コイル 6、7 コンデンサ 8 端子 9 空間部 11 切込 12 側縁部 13 挿入部 14a、14b 係合凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモンモードチョークコイルおよびコン
    デンサにより構成され、前記コンデンサを実装するプリ
    ント基板の一部が前記コモンモードチョークコイルのコ
    イル間の空間部に介在し、コイル間セパレータを兼ねて
    いることを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】 コモンモードチョークコイルが分割磁性
    コアにより構成され、コイルセパレータを兼ねるプリン
    ト基板が分割磁性コアの圧接材を兼ねていることを特徴
    とする請求項1記載のノイズフィルタ。
JP4303747A 1992-11-13 1992-11-13 ノイズフィルタ Pending JPH06151176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303747A JPH06151176A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ノイズフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303747A JPH06151176A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ノイズフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06151176A true JPH06151176A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17924790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4303747A Pending JPH06151176A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ノイズフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06151176A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4855758A (en) * 1987-04-17 1989-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Thermal transfer recording apparatus with electroconductive ink
US20110043303A1 (en) * 2009-08-18 2011-02-24 Gm Global Technology Operations, Inc. Electromagnetic interference filter for automotive electrical systems
WO2018149658A1 (de) * 2017-02-17 2018-08-23 Robert Bosch Gmbh Steuerelektronik mit einem magnetflussführungselement
DE102005013509B4 (de) 2004-03-30 2019-07-18 Schaffner Emv Ag EMV Filter
JP2019145609A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 グローリー株式会社 コイル付き基板及びコイル付き基板の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4855758A (en) * 1987-04-17 1989-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Thermal transfer recording apparatus with electroconductive ink
DE102005013509B4 (de) 2004-03-30 2019-07-18 Schaffner Emv Ag EMV Filter
US20110043303A1 (en) * 2009-08-18 2011-02-24 Gm Global Technology Operations, Inc. Electromagnetic interference filter for automotive electrical systems
CN101997403A (zh) * 2009-08-18 2011-03-30 通用汽车环球科技运作公司 用于机动车电气系统的电磁干扰滤波器
US8476989B2 (en) * 2009-08-18 2013-07-02 GM Global Technology Operations LLC Electromagnetic interference filter for automotive electrical systems
DE102010030917B4 (de) 2009-08-18 2018-08-23 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Elektromagnetisches Interferenzfilter für elektrische Systeme in Automobilen
WO2018149658A1 (de) * 2017-02-17 2018-08-23 Robert Bosch Gmbh Steuerelektronik mit einem magnetflussführungselement
JP2019145609A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 グローリー株式会社 コイル付き基板及びコイル付き基板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11265831A (ja) シートトランス
JP3723684B2 (ja) 大電流用ノイズフィルタ
JPH06151176A (ja) ノイズフィルタ
JP3317213B2 (ja) 巻線型チップインダクタ
JP3672792B2 (ja) ラインフィルタ
JPH0737723A (ja) コンデンサ内蔵型ラインフィルタトランス
JPH0623061Y2 (ja) チツプ型lcフイルタ
JP4240344B2 (ja) チョークコイル
JPH06295834A (ja) ラインフィルタ
JPH0715269A (ja) ノイズフィルタ
JP2002057541A (ja) ラインフィルタ
JPH06224045A (ja) Lc複合素子
US20220399777A1 (en) Inverter and a motor comprising the inverter
JP2536893Y2 (ja) 差込みプラグ
JPS6226912A (ja) ノイズフイルタ
JP3469312B2 (ja) 薄型トランス
JP2538207Y2 (ja) コイル用端子付ボビン
JPH0479305A (ja) インダクタンス素子
JPH0539607Y2 (ja)
JP2001285005A (ja) ノイズフィルタ
JP2529371B2 (ja) Lcバンドパスフィルタ
JPH0614459Y2 (ja) Lc複合部品
JPH0429551Y2 (ja)
JPH0445286Y2 (ja)
KR20240009216A (ko) 인덕터