JPH0623061Y2 - チツプ型lcフイルタ - Google Patents

チツプ型lcフイルタ

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JPH0623061Y2
JPH0623061Y2 JP1987130992U JP13099287U JPH0623061Y2 JP H0623061 Y2 JPH0623061 Y2 JP H0623061Y2 JP 1987130992 U JP1987130992 U JP 1987130992U JP 13099287 U JP13099287 U JP 13099287U JP H0623061 Y2 JPH0623061 Y2 JP H0623061Y2
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JP
Japan
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conductive path
chip
filter
ferrite
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JP1987130992U
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忠重 今野
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は例えばプリント基板等に表面実装されるチップ
型LCフィルタに関する。
(従来の技術) 従来のチップ型LCフィルタとして特開昭60-39910に開
示されたものがある。
このチップ型LCフィルタは第8図,第9図に示す構成
となっている。すなわち、第8図に示すように平板状の
フェライト板1の1つの主面に金属板からなる導電路3
が配置され、この導電路3の途中と上記フェライト板1
に設けられたアース電極との間にチップ状コンデンサ4
が接続され、フェライト板1の上記主面にいま1つのフ
ェライト板2が接合され、上記導電路3の両端及びアー
ス電極がそれぞれ入力端子5,出力端子6およびアース
端子7として2枚の上記フェライト板1,2の外部に引
き出されているものである。尚、図中4a,4bはチッ
プコンデンサ4の両端に形成された電極である。
上記2枚のフェライト板1,2は導電路3を挟むように
接着剤等により貼着されたものとしている。この場合、
第9図に示すように導電路3を中心として発生する磁束
8,9は、導電路3を中心として発生するが、これは2
枚のフェライト板1,2の貼着面10を通過することに
なる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この貼着面10は機械加工に伴う誤差あ
るいは接着剤等によりどうしても空隙(ギャップ)とな
ることは避けられない。
従って、この空隙(ギャップ)において磁気抵抗の増大
を招き、減衰特性の悪化を招くという問題があった。ま
た、前記導電路3の両端は一方の辺に集約させるように
延在しているため、各端子5,6,7が接近することに
なり、磁束8,9が互いに干渉することによってクロス
トークの問題が生じ、このためそれぞれの間隔を狭める
ことは困難であり、小型化を図る上で限界がある。
そこで本考案は上記磁気抵抗の増大を防止するととも
に、クロストークの問題解決と、小型化を図ったチップ
型LCフィルタの提供を目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案の構成は、上下端に
電極を有するチップコンデンサを挟んで一直線状となる
如く分離配置され、長手方向に導電路挿入孔が形成され
た一対のフェライトコアと、チップコンデンサの一方の
電極に接続されるとともにフェライトコアの導電路挿入
孔内に配置された第1の導電路と、チップコンデンサの
他方の電極に接続され、前記一対のフェライトコアの壁
面に沿って配置された第2の導電路とからなることを特
徴としている。
(作用) 以下に上記構成からなる本考案の作用について説明す
る。
フェライトコアの導電路挿通孔内に上下端に電極を有す
るチップコンデンサの一方の電極に接続された第1の導
電路を配置し、通電によりこの第1の導電路を中心とし
て発生する磁界を、筒状からなる一対のフェライトコア
内を磁路として形成するようにしている。このことか
ら、磁路上にギャップが介在することがない。また、フ
ェライトコアをチップコンデンサを挟んで左右に分離し
一直線状として、第1の導電路が略直線状となるように
構成し、かつ第2の導電路をチップコンデンサの電極と
前記一対のフェライトコアの壁面に沿って設けたことに
よりその両端同志及び第2の導電路との間の距離を離し
たので、左右のフェライトコアの互いの磁束の干渉が少
なくなり、クロストークの防止を図ることができる。な
お、本願考案は前記従来のものと同様に、基板平面に搭
載するタイプ(基板搭載型)であるから、3本の足を基
板の挿通孔に挿入して設置するタイプ(立脚型)に対し
て十分に低背化(高さ方向の小型化)が図れるものであ
る。
また、フェライトコアを一直線状として、第1の導電路
が略直線状となるように構成し、かつ、第2の導電路を
フェライトコアの中間部の壁面に沿って設けたことによ
りその両端同志及び第2の導電路との間の距離を離した
ので、クロストークの防止を図ることができる。なお、
本願考案は前記従来のものと同様に、基板平面に搭載す
るタイプ(基板搭載型)であるから、3本の足を基板の
挿通孔に挿入して設置するタイプ(立脚型)に対して十
分に低背化(高さ方向の小型化)が図れるものであるこ
とは言う迄もない。
(実施例) 以下本考案のチップ型LCフィルタについて図面を参照
して説明する。
第1図は本考案の一実施例チップ型LCフィルタの外観
斜視図である。
同図においてチップ型LCフィルタ11は、上下端に電
極を有するチップコンデンサ14を挟んで一直線状とな
る如く分離配置された筒状例えば角筒状からなる一対の
フェライトコア12,13と、前記チップコンデンサ1
4の一方の電極14aに接続されるとともに前記フェラ
イトコア12,13内に配置された第1の導電路として
の板状電極15とを備え、この板状電極15への通電に
よりフェライトコア12,13に磁界を発生させてイン
ダクタを形成させた構成としている。尚、図中16はチ
ップコンデンサ14の他方の電極14b(図示しない)
に接続される第2の導電路としてのアース端子、17は
チップコンデンサ及びその近傍を固定する接着固定樹脂
である。
第2図は第1図に示すチップ型LCフィルタのA−A断
面図、第3図はその分解斜視図である。
前記2つの角筒状からなるフェライトコア12,13の
ほぼ中心には第3図にも示すような楕円形状の導電路挿
入孔18,19が形成されており、ここに前記導電路と
しての板状電極15が挿入される。この状態でフェライ
トコア12とフェライトコア13との長軸つまり導電路
挿入孔18,19は一直線上に配置される。
この導電路挿入孔18,19内には前記板状電極15が
挿入されるが、この中央部15cにはチップコンデンサ
14の一方の電極14aが導通接続されるとともに、こ
のチップコンデンサ14のほぼ半分を挿入挟持するよう
に凹部が形成されている。また、板状電極15の両端は
導電路挿入孔18,19に挿入されるまでは第3図に点
線で示すように折曲せず、挿入後にフェライトコアの端
部形状に沿って折曲し、それぞれ入力端子(出力端子)
15a,出力端子(入力端子)15bとしている。尚、
前記第1の導電路は図示板状のものに限らず、棒状ある
いは他の形状のものとしもよい。また、その両端は折曲
せずともよく、フェライトコアの両端から突出しなくと
もよい。つまり、他のプリント基板に実装等した際に、
外部回路と導電路とが接続できる状態となればよい。
前記第2の導電路としてのアース端子16は、チップコ
ンデンサ14の他方の電極14bに導通接続され、フェ
ライトコア12,13の外側壁形状に対応形成したもの
であり、本実施例では第3図にも示すように断面略
「コ」字状としている。
上記構成からなるチップ型LCフィルタの作用効果につ
いて以下に説明する。
以上の構成からなるチップ型LCフィルタ11の等価回
路図は第4図に示すようになる。
即ち、板状電極15の中央部15cから入力端子(出力
端子)15aに至る部分、同様に中央部15cから出力
端子(入力端子)15bに至る部分に対してフェライト
コア12,13がそれぞれインダクタL、インダクタ
として作用し、チップコンデンサ14がキャパシタ
ンスCとなる。
ところで、前記導電路15による磁界の様子は第5図に
示すようになる。
導電路15への通電により筒状からなるフェライトコア
12(13)には、図中点線で示すような導電路挿入孔
18(19)の周囲に磁界20が発生するが、本考案で
はこの磁界20の発生経路上には粘着面が介在しないよ
うにしている。従って、従来のチップ型LCフィルタの
ように磁界の発生経路上にギャップが介在しないので、
磁気抵抗の低減を図ることができるとともに、減衰特性
の改善を可能としている。また、2つのインダクタを形
成させる導電路15はほぼ直線状としてるので、従来の
ようにクロストーク等の導電路間の間隔に基因する問題
を考慮する必要もなく、小形化の要請に応えることがで
きる。
尚、本考案に上記図示実施例に限定されず、その要旨の
範囲内で様々に変形実施が可能である。
例えば第6図(a)乃至(c)に示す構成としたチップ
型LCフィルタとしてもよい。尚、同図において第1図
に示すものと同一の機能を有するものは同一の符号を付
して説明を省略する。
同図に示すチップ型LCフィルタ21と、第1図に示す
チップ型LCフィルタ11との大きな相違点はフェライ
トコアにある。
前記フェライトコアは2つのコアつまりフェライトコア
12とフェライトコア13の2つの別個のブロックから
構成したものであるが、本実施例では両者を一体とした
構成としている。即ち同図に示すフェライトコア22
は、中央部23にチップコンデンサを載置する載置部と
して切欠部23を形成したものである。そして、チップ
コンデンサを前述した実施例と同様に第1,第2の導電
路と導通接続しつつこの切欠部に載置している。
このようにフェライトコアを前述した実施例のように完
全に分離せずに、チップコンデンサを挟んで一体的に構
成しても前記と同様の効果を得ることができる。
ところで、前述した実施例で示したフェライトコアはい
づれも角筒形状からなるものであったが、例えば第7図
に示すような中心に導電路挿入孔24を形成した円筒状
からなるフェライトコア25としてもよい。また、第2
の導電路としてのアース16も前記「コ」字状に限ら
ず、例えばコアの外側壁に巻回するようにしてもよい。
つまり、例えば他のプリント基板に実装等した際、チッ
プコンデンサの他方の電極と外部の回路とが接続できる
状態にあればよい。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、磁気抵抗の増大を
防止するとともに、製造が容易で、特性のばらつきの小
さいチップ型LCフィルタの提供ができる。また、一対
のフェライトコアをチップコンデンサを挟んで左右に分
離し第1の導電路を略直線状となるようにし、第2の導
電路をフェライトコアの壁面に沿って設けたので、その
両端間及び第2導電路との距離を離したので、左右のフ
ェライトコアの互いの磁束の干渉が少なくなりクロスト
ークの防止を図ることができる。この結果、従来品のよ
うに各端子間の距離を考慮する必要がないので、小型化
を図ることができる。また、基板搭載型となるので、小
型化(特に低背化)を図ることができる。
また、第1の導電路を略直線状となるようにし、第2の
導電路をフェライトコアの中間部の壁面に沿って設けた
ので、その両端間及び第2導電路との距離を離すことが
できるので、クロストークの防止を図ることができる。
この結果、従来品のように各端子間の距離を考慮する必
要がないので、小型化を図ることができる。また、基板
搭載型となるので、小型化(特に低背化)を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例チップ型LCフィルタの外観
斜視図、第2図はそのA−A断面図、第3図はその分解
斜視図、第4図はその等価回路図、第5図は磁界発生の
様子を示す説明図、第6図(a)乃至(c)はチップ型
LCフィルタの他の実施例を示すそれぞれ上面図,側面
図,正面図、第7図はフェライトコアの形状の変形例を
示す側面図、第8図は従来のチップ型LCフィルタの分
解斜視図、第9図は第8図に示すチップ型LCフィルタ
の作用説明図である。 12,13,22……フェライトコア、 14……チップンデンサ、 15……第1の導電路、 16……第2の導電路(アース端子)、 18,19……導電路挿入孔、23……切欠部、 L,L……インダクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下端に電極を有するチップコンデンサを
    挟んで一直線状となる如く分離配置され、長手方向に導
    電路挿入孔が形成された一対のフェライトコアと、前記
    チップコンデンサの一方の電極に接続されるとともに前
    記フェライトコアの導電路挿入孔内に配置された第1の
    導電路と、前記チップコンデンサの他方の電極に接続さ
    れ、前記一対のフェライトコアの壁面に沿って配置され
    た第2の導電路とからなることを特徴とするチップ型L
    Cフィルタ。
JP1987130992U 1987-08-28 1987-08-28 チツプ型lcフイルタ Expired - Lifetime JPH0623061Y2 (ja)

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JPS6437128U JPS6437128U (ja) 1989-03-06
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