JPH041704Y2 - - Google Patents

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JPH041704Y2
JPH041704Y2 JP18214486U JP18214486U JPH041704Y2 JP H041704 Y2 JPH041704 Y2 JP H041704Y2 JP 18214486 U JP18214486 U JP 18214486U JP 18214486 U JP18214486 U JP 18214486U JP H041704 Y2 JPH041704 Y2 JP H041704Y2
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JP
Japan
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external terminals
laminated inductor
electrodes
inductor
magnetic layer
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JP18214486U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は積層インダクタの構造に係るもので、
特にその外部端子の構造に関するものである。
〔従来技術〕
電子部品の小型化の要求に伴つてインダクタの
分野においても各種の試みがなされ、一部は実用
化されている。その一つとして巻線を用いずに積
層したセラミツク磁性体内に導体ペーストを印刷
してコイルパターンを形成し、一体に焼結したも
のが用いられるようになつている。このような積
層インダクタにおいては、外部との接続を素子の
端面に形成した電極によつて行つている。この外
部端子の形成については、特開昭59−2305号公報
や実開昭59−83010号公報等に示されているが、
第3図に示したように導体パターンを引き出した
対向する二面とそれに隣接する面の端部に電極3
3を具えた構造となつている。
このような積層インダクタの特性は浮遊容量に
よつて制約を受ける。すなわち、使用限界周波数
はインダクタンス値と巻線間の容量並びに外部端
子間の容量などの浮遊容量との共振によつて決ま
る自己共振周波数によつて決定される。特に、低
インダクタンス値においては、浮遊容量の影響は
大きく現れる。
この浮遊容量には、内部導体間に生じるものと
外部端子電極間に生じるものがあるが、小インダ
クタンス値の積層インダクタにおいては外部端子
電極間に生じるものを無視できない。寸法が3〜
4mmの積層インダクタにおいては向かい合う二面
に形成された外部端子電極がコンデンサの電極と
して作用し、大きな浮遊容量(0.5pF)を発生さ
せる原因となつている。
〔目的〕
本考案は上記のような問題を解決して、電極間
の浮遊容量を減少させた積層インダクタを得るこ
とを目的とする。
またプリント基板などに搭載する際に半田付性
を確保して良好な特性の積層インダクタを得るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は外部端子電極の対向する面積を減少さ
せるために、対向する二つの端面に電極を形成せ
ずに他の面に形成することによつて上記の目的を
達成するものである。
すなわち、磁性体層内を周回する導体パターン
によつてコイルを形成してその導体パターンを該
磁性体層の表面に引き出して二つの外部端子に接
続して成る積層インダクタにおいて、二つの外部
端子が対向する二表面に接する四つの表面の両端
側、すなわちそれらの二表面に隣接する位置にそ
れぞれそれらの四つの表面を周回して形成させた
ことに特徴を有するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図はそ
の正面断面図である。積層インダクタ10はフエ
ライトなどの磁性体と導体を交互に積層して第2
図に示すように磁性体層11の内部に導体パター
ン12が周回するように形成されている。これに
よつてコイルパターンが磁性体によつて囲まれる
ことになり、閉磁路型のインダクタが得られる。
磁性体と導体の積層はセラミツクグリーンシート
を用いたり、印刷技術によつて行うことができ
る。
導体パターン12の両端は基板端面に引き出さ
れ外部端子13に接続される。本考案において
は、外部端子13が対向する端面には形成されて
おらず、他の四つの面のみに形成されている。こ
の例では導体パターン12の両端を一旦対向する
表面25に引き出し、これと当該表面に隣接する
四つの表面の当該表面側、すなわち両端に四つの
表面を周回して形成された外部端子13に接続し
ている。そのために接続電極14を別に設けてあ
る。
導体パターン12を外部端子13を形成する表
面に直接引き出してもよく、この場合には第1
図、第2図における接続電極14を設ける必要は
ない。
本考案による積層インダクタの製造にあたつて
は、セラミツク積層体の焼成した後に対向する二
端面に導体を塗布して焼き付け、その後その二端
面を研磨してセラミツク磁性体が露出するように
するとよい。勿論、他の方法、工程によつても同
様に形成できる。必要な場合には導体パターンと
外部端子との接続のための電極を形成して導通さ
せる。
〔効果〕
本考案によれば、外部端子の電極間の浮遊容量
を大幅に減少させることができる。これによつて
積層インダクタの自己共振周波数を高周波領域に
高めることができ、用途を広げることが可能とな
る。
また、外部端子は四つの表面の両端に形成され
ており、プリント基板等への搭載も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図はそ
の正面断面図、第3図は従来の積層インダクタの
斜視図を示す。 10……積層インダクタ、11……磁性体層、
12……導体パターン、13……外部端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体層内を周回する導体パターンによつてコ
    イルを形成し、該導体パターンを該磁性体層の表
    面に引き出して二つの外部端子を接続して成る積
    層インダクタにおいて、該外部端子が対向する二
    表面に接する四つの表面の両端側の該二表面に隣
    接する位置に、それぞれ四つの表面を周回して形
    成されたことを特徴とする積層インダクタ。
JP18214486U 1986-11-27 1986-11-27 Expired JPH041704Y2 (ja)

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JP18214486U JPH041704Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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JP18214486U JPH041704Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6387806U JPS6387806U (ja) 1988-06-08
JPH041704Y2 true JPH041704Y2 (ja) 1992-01-21

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JPS6387806U (ja) 1988-06-08

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