JPS6028113Y2 - トリミングが可能な複合部品 - Google Patents

トリミングが可能な複合部品

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JPS6028113Y2
JPS6028113Y2 JP1980073198U JP7319880U JPS6028113Y2 JP S6028113 Y2 JPS6028113 Y2 JP S6028113Y2 JP 1980073198 U JP1980073198 U JP 1980073198U JP 7319880 U JP7319880 U JP 7319880U JP S6028113 Y2 JPS6028113 Y2 JP S6028113Y2
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JP
Japan
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conductive pattern
composite component
magnetic material
forming
capacitor
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JP1980073198U
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JPS56174840U (ja
Inventor
稔 高谷
次男 池田
誠治 佐々木
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインダクタンス素子とコンデンサとを組合せた
複合部品、特定するとインダクタンス素子とコンデンサ
とを組合せたLCトラップ回路、に関し、その目的とす
るところは共振周波数のような電気特性の調整が可能な
積層形LC複合部品を提供することにある。
種々の電子回路および装置にはLC複合部品が広く使用
されているが、従来LC複合部品のインダクタンス素子
は一般に絶縁被覆を有する導電線を磁心のまわりに巻装
することによって形成されており、このインダクタンス
素子にコンデンサが組合されている。
電子回路および装置の小型化に伴なって電子部品の小型
化が要望されているが、従来のLC複合部品はそのイン
ダクタンス素子が上記のように磁心のまわりに巻線を施
こすことによって形成されているので、小型化には限界
があり、作業性も悪く、また大量生産にも難点があった
本考案は上記従来の欠点を除去するためになされたもの
で、以下本考案の実施例につき添付図面を参照して詳述
する。
本考案の積層形比複合部品に使用される絶縁体薄板は絶
縁性のある磁性体、絶縁被覆を設けた磁性体、あるいは
誘電体であるが、基本的には同−の方法で製造できる。
即ち、絶縁性のるまたはない磁性体の粉末あるいは誘電
体粉末をメチルセルロース、ブチラール樹脂等の公知の
適宜のバインダーおよび溶剤と混練りしたペーストを押
出成形やドクターブレード法で例えば十数〜数十μのシ
ート状に形成しくこれをシート法と呼ぶ)、あるいは印
刷法により同様なシート状に形成腰導電パターンと交互
積層し、焼成によって焼結する。
磁性体としてはFe2Oを主体とするフェライト磁性体
を用いるのが好適である。
磁性体が導電性を有する場合には積層に際して絶縁体の
層を介在させながら積層を行なう方法を採用することが
できる。
誘電体としてはガラス粉末、アルミナ、チタン酸バリウ
ム、酸化チタン等から選択すればよい。
導電パターンを形成するための導体はAg−Pd(75
:25〜50 : 50の合金)、Pd、その他の耐熱
性の良い金属粉末とバインダーからなるペーストを用い
る。
また、外部端子用の導体としては上記の導電性ペースト
を用いてもよいし、あるいは外部端子だけを後から焼付
ける場合には、銅、銀等の粉末の同様なペーストを用い
てもよい。
以下の記載においては絶縁体および導電パターンの形成
のいずれにおいても印刷法を用いるものとして説明する
が、シート法も同様に用いることができる。
第1図AないしKは本考案による積層磁圧複合部品の一
実施例の製造工程を示すもので、まず同図Aに示すよう
にアルミニウム等の平坦な表面にポリエステルフィルム
(マフラー等)のような支持体を張り(いずれも図示せ
ず)、その上に絶縁性のフェライト粉末のペーストを印
刷して磁性体薄板1を得る。
以下、磁性体は絶縁性のものとする。
次に、同図Bに示すように端子Sを磁性体1の縁部に有
する導電パターン2を磁性体1の表面に印刷する。
次に、同図Cに示すように導電パターン2の左半分強を
覆うように磁性体3を印刷する。
次に、同図りに示すように磁性体3の上から導電パター
ン2の末端にかけてL字形に導電パターン4を印刷する
これにより導電パターン2.4は重畳部5で電気的に接
続される。
次に、同図Eに示すように今度は導電パターン4の右半
分強を覆うように磁性体6を印刷する。
次に、同図Fに示すように磁性体6の上から導電パター
ン4の末端にかけてL字形に導電パターン7を印刷する
この導電パターン7は前記導電パターン2の端子Sとは
対向する縁部に端子Fを有する。
これにより導電パターン4,7は重畳部8により電気的
に接続されることになる。
次に、同図Gに示すように全面に磁性体9を印刷する。
次に、同図Hに示すように前記導電パターン2の端子S
と同じ縁部に端子Sを有する容量用の広面積の導電パタ
ーン10を磁性体9の表面に印刷する。
次に、同図Iに示すように磁性体11を全面に印刷する
磁性体11の代りにガラスのような誘電体を全面に印刷
してもよいが、同じ材料を用いた方が製造効率が良いの
で本例では絶縁性磁性体を使用している。
次に、同図Jに示すように端子Sとは対向する縁部に端
子Fを有する容量用の広面積の導電パターン12を磁性
体11の表面に印刷する。
この導電パターン12はトリミングを容易にするように
のこぎり歯形状に形成されている。
得られた積層体の縁部には端子導体S、 Fが露出して
おり、また表面にはコンデンサの一方の電極となる導電
パターン12が露出している。
この積層体を焼成炉に入れて磁性体の所要の焼成温度お
よび時間で処理する。
得られた焼成体の端子S、 Fが露出する端面に導電ペ
ースト(例えば銀ペースト)を施こし、適宜の温度で焼
付けて同図Kに示すように外部端子13.14を形成す
る。
別法として外部端子13,14は焼成前に施こしてもよ
い。
同図りはこのようにして得られたトリミング可能なLC
複合部品の等他回路を示す。
本実施例のに複合部品はフィルタ回路、例えばトラップ
回路の構成素子とすることができる。
このLC複合部品は印刷法の利点を利用しているので、
小型にでき、また多数の部品を同一のポリエステルフィ
ルム上に同時に形成できるから大量生産に適し、作業性
が良い。
さらに、外部端子がチップ形部品の両端に露出されてい
るから、プリント基板等に容易に取付けることができ、
この面からも作業性が良い。
また、このようにして製造されたLC複合部品はインダ
クタンス値あるいは容量値に僅かなバラツキがあり、適
用回路および装置に適した共振周波数foからずれた共
振周波数が設定される場合がしばしばあるが、本考案に
よれば、容量形成用導電パターン12が露出されたま)
になっており、しかもトリミングが容易なようにのこぎ
り歯形状に形成されているから、この4[パターン12
の一部を適当なトリミング装置により除去することによ
って共振周波数が最適の値となるように容量を調整する
ことが容易である。
例えば、第1図の製造工程で得られたW複合部品20は
並列共振回路であるので、例えば第3図に点線で示す共
振特性を示す。
今、所望の共振周波数foが3.58MHzであるとす
ると、点線の共振周波数はこれより若干低い。
従って、上記したように、容量形成用導電パターン12
の一部を、第2図に示すように、適当なトリミング装置
で除去−共振特性を第3図に実線で示す位置に変位させ
、所望の3.58MHzの共振周波数を得ることができ
る。
上記実施例では露出された容量形成用導電パターン12
をのこぎり歯形状とし、トリミング作業を容易にするよ
うに構成したが、第4図に示すように導電パターン10
と同様の導電パターン12を印刷し、この導電パターン
12を適当なトリミング装置で一部分除去し、例えば図
示するように導電パターン12に穴21をあけることに
よって一部分を除去し、容量値を減少させて共振周波数
を所望の値に調整するようにしてもよい。
また、容量形成用導電パターン12は全体を露出させる
必要はなく、トリミングに必要な一部分のみを露出させ
、残りの部分を絶縁被覆してもよい。
このように、本考案によれば、容量値のトリミングが容
易なW複合部品が提供できるから、適用回路および装置
に最適の電気特性を得るように容易に調整でき、従って
、各種の電子回路、電子機器、小型精密機器等に使用し
てその効果は大なるものがある。
なお、上記実施例ではLC複合部品として並列共振回路
を示したが、直列共振回路を構成するに複合部品にも、
あるいはその他のLC複合部品にも本考案が実施できる
ことはいうまでもない。
また、インダクタンス素子のターン数、積層数、導電パ
ターンの形状等は必要に応じて適宜変更できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図AないしKは本考案による積層溶比複合部品の一
実施例の製造工程を示す平面図、第1図りはその等価回
路図、第2図は本考案による積層形LC複合部品のトリ
ミング後の状態を示す平面図、第3図は本考案による積
層形LC複合部品により共振周波数が調整できる態様を
説明するための概略図、第4図は本考案による積層溶比
複合部品の他の例のトリミング後の状態を示す平面図で
ある。 1、 3. 6. 9. 11:磁性体、2,4,7゜
10.12:導電パターン、20:LC複合部品、21
:穴。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)磁性体薄板と該薄板の表面に形成されたコイル形
    成用導電パターンとを基本構成とする積層インダクタン
    ス素子の上部に、誘電体薄板と該薄板の表面に形成され
    た容量形成用導電パターンとを基本構成とするコンデン
    サを積層してなる複合部品において、前記コンデンサの
    最上部の容量形成用導電パターンの一端部を積層体に固
    着される外部端子と電気的に接続するとともに該最上部
    の容量形成用導電パターンの少なくとも一部分を露出さ
    せ、該露出された導電パターンの一部分を除去すること
    によって前記複合部品の電気特性を調整できるようにし
    てなるトリミング可能な複合部品。
  2. (2)前記コンデンサの最上部の容量形成用導電パター
    ンがのこぎり状の形状に形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の複合部品。
JP1980073198U 1980-05-29 1980-05-29 トリミングが可能な複合部品 Expired JPS6028113Y2 (ja)

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