JPH0723946Y2 - 小型コイル - Google Patents
小型コイルInfo
- Publication number
- JPH0723946Y2 JPH0723946Y2 JP1987069591U JP6959187U JPH0723946Y2 JP H0723946 Y2 JPH0723946 Y2 JP H0723946Y2 JP 1987069591 U JP1987069591 U JP 1987069591U JP 6959187 U JP6959187 U JP 6959187U JP H0723946 Y2 JPH0723946 Y2 JP H0723946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thick plate
- coil
- projection
- toroidal
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はノイズ防止対策用の小型コイルの構造に関す
る。
る。
従来,小型モータなどのノイズ防止用の小型トロイダル
コイルは,第2図に示す様に小型のトロイダルコア1に
巻線材2を巻き回し,巻線材2の端末部をコア1の直径
方向にかつ同一方向に延ばした構造であった。
コイルは,第2図に示す様に小型のトロイダルコア1に
巻線材2を巻き回し,巻線材2の端末部をコア1の直径
方向にかつ同一方向に延ばした構造であった。
従来の小型トロイダルコイルは,通常巻線材の太さが例
えば直径0.3mm程度と極めて細くかつ被覆付電気軟銅線
が用いられるので,延ばした端末部が変形し易く,のば
した方向で間隔を一定に保つことが難しい。またコアが
割れ易いので,取扱いが難しい。したがって電子機器の
回路基板上に実装する場合など他の電子部品と同じ様に
自動実装機による装着が困難であるという問題があっ
た。
えば直径0.3mm程度と極めて細くかつ被覆付電気軟銅線
が用いられるので,延ばした端末部が変形し易く,のば
した方向で間隔を一定に保つことが難しい。またコアが
割れ易いので,取扱いが難しい。したがって電子機器の
回路基板上に実装する場合など他の電子部品と同じ様に
自動実装機による装着が困難であるという問題があっ
た。
それ故に本考案の課題は,自動実装機による装着が可能
な小型トロイダルコイルを提供することにある。
な小型トロイダルコイルを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案によれば,トロイダルコアに両端を有する巻線を
施したトロイダルコイルと,側面に設けられ前記トロイ
ダルコイルを収容する凹部を有するとともに上面に突部
を有する絶縁材からなる厚板と,前記厚板を前記側面に
沿って上下方向に夫々貫通し,前記厚板の上面から前記
突部の両側に,前記突部より高くとも同じ高さまで一端
部が延びるとともに他端部は下面から下方に延在した一
対のピン端子とを備え,前記厚板の前記側面に前記凹部
から前記一対のピン端子に向かって溝が設けられ,前記
凹部に前記トロイダルコイルを前記側面から前記厚板の
厚み方向に収納するとともに前記巻線の両端を,前記溝
に沿って引き出し,前記ピン端子の前記一端部側の根元
へ案内してピン端子に接続したことを特徴とする小型コ
イルが得られる。
施したトロイダルコイルと,側面に設けられ前記トロイ
ダルコイルを収容する凹部を有するとともに上面に突部
を有する絶縁材からなる厚板と,前記厚板を前記側面に
沿って上下方向に夫々貫通し,前記厚板の上面から前記
突部の両側に,前記突部より高くとも同じ高さまで一端
部が延びるとともに他端部は下面から下方に延在した一
対のピン端子とを備え,前記厚板の前記側面に前記凹部
から前記一対のピン端子に向かって溝が設けられ,前記
凹部に前記トロイダルコイルを前記側面から前記厚板の
厚み方向に収納するとともに前記巻線の両端を,前記溝
に沿って引き出し,前記ピン端子の前記一端部側の根元
へ案内してピン端子に接続したことを特徴とする小型コ
イルが得られる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例の斜視図を示す。
絶縁ケース3は電気絶縁性材料よりなる長方形の厚板体
から作られたものである。絶縁ケース3にはその一側面
にトロイダルコイルを収納するに十分な深さ寸法を有す
る凹部4が形成されている。絶縁ケース3の底面の中央
部及び両端部には,スタンドオフ用突部5,8が突設され
る。一方,絶縁ケース3の底面の中央部には,自動実装
機の実装用プッシャーの為の突部9が突設されている。
さらに絶縁ケース3に上下に貫通して突出したピン端子
7の上部近傍より凹部4に通じる浅い溝6が設けてあ
る。
から作られたものである。絶縁ケース3にはその一側面
にトロイダルコイルを収納するに十分な深さ寸法を有す
る凹部4が形成されている。絶縁ケース3の底面の中央
部及び両端部には,スタンドオフ用突部5,8が突設され
る。一方,絶縁ケース3の底面の中央部には,自動実装
機の実装用プッシャーの為の突部9が突設されている。
さらに絶縁ケース3に上下に貫通して突出したピン端子
7の上部近傍より凹部4に通じる浅い溝6が設けてあ
る。
この様な絶縁ケース3の凹部4内に第2図に示す様なト
ロイダルコイルははめ込み,巻線材2の端末部を開口溝
6に沿ってケース3の外へ引き出し,ピン端子7の根元
にからげ,半田付により接続し,小型コイルを完成す
る。
ロイダルコイルははめ込み,巻線材2の端末部を開口溝
6に沿ってケース3の外へ引き出し,ピン端子7の根元
にからげ,半田付により接続し,小型コイルを完成す
る。
また,トロイダルコイルの外周面と凹部内周面とが接す
る様,寸法を選ぶことにより,ケースとコイルとを固着
しなくとも,小型コイルをどのような姿勢にしてもトロ
イダルコイルがケース3から飛び出すことはない。
る様,寸法を選ぶことにより,ケースとコイルとを固着
しなくとも,小型コイルをどのような姿勢にしてもトロ
イダルコイルがケース3から飛び出すことはない。
このような小型コイルであるからトロイダルコイルに直
接触れないで取扱うことが出来,巻線材は短かく突出し
たピン端子にからげ,半田付ける為,ピン端子全体が変
形することもなく,コイル単体として自動実装機による
実装が可能となる。また,ピン端子を十分に長くして小
型コイルを一定間隔に台紙テープにピン端子の端部で固
定したテーピング部品とし,自動実装機に供給すること
により実装を自動的に行なわせることが出来る。
接触れないで取扱うことが出来,巻線材は短かく突出し
たピン端子にからげ,半田付ける為,ピン端子全体が変
形することもなく,コイル単体として自動実装機による
実装が可能となる。また,ピン端子を十分に長くして小
型コイルを一定間隔に台紙テープにピン端子の端部で固
定したテーピング部品とし,自動実装機に供給すること
により実装を自動的に行なわせることが出来る。
以上説明したように,本考案によれば,単純な構造形状
のピン端子付絶縁ケースに収納し,実装面では,基板に
垂直方向に厚板面を有するので,実装密度を高め,自動
実装機により装着が可能となることから,装着工数の大
幅な低減ができる。
のピン端子付絶縁ケースに収納し,実装面では,基板に
垂直方向に厚板面を有するので,実装密度を高め,自動
実装機により装着が可能となることから,装着工数の大
幅な低減ができる。
また,本考案では,側面に設けた凹部に巻線材を施した
トロイダルコアを収納する構成であるので,トロイダル
コアを基板挿入時の衝撃から保護でき,またトロイダル
コアの巻線材を半田付の際の熱から保護することができ
るとともに,基板に組み付け後の使用時の振動或いは衝
撃によるコアの脱落を防止することができる。
トロイダルコアを収納する構成であるので,トロイダル
コアを基板挿入時の衝撃から保護でき,またトロイダル
コアの巻線材を半田付の際の熱から保護することができ
るとともに,基板に組み付け後の使用時の振動或いは衝
撃によるコアの脱落を防止することができる。
また,本考案では,突部を有し,この突部は上部ピンの
先端よりも高く設定されているため,素子の自動挿入時
にこの突部を押すことによって装着する場合に,ピン端
子を上部からの力に対して保護することができ,ピン端
子のからげ半田付部分を傷めずに,この素子を基板に装
着することができる。
先端よりも高く設定されているため,素子の自動挿入時
にこの突部を押すことによって装着する場合に,ピン端
子を上部からの力に対して保護することができ,ピン端
子のからげ半田付部分を傷めずに,この素子を基板に装
着することができる。
また,本考案では,突部の両側に露出した端子ピンに巻
線端部を絡げて半田付けにより接続するので,半田付け
の際,突部両側の端子ピンの絡げ部分を隔離し,半田ブ
リッジ等によって,巻線材両端が短絡することを防ぐこ
とができる。
線端部を絡げて半田付けにより接続するので,半田付け
の際,突部両側の端子ピンの絡げ部分を隔離し,半田ブ
リッジ等によって,巻線材両端が短絡することを防ぐこ
とができる。
さらに,基板側に露出したピン端子を基板への半田付け
の際,上部の端子ピンまで熱が伝達しにくいので,巻線
端のからげ部分の半田が熱によって溶けて巻線端がとれ
るのを防止することができる。仮に,からげが熱や衝撃
でピン端子から離れたとしても,突部によりからげ部の
端子間の短絡が生じない。
の際,上部の端子ピンまで熱が伝達しにくいので,巻線
端のからげ部分の半田が熱によって溶けて巻線端がとれ
るのを防止することができる。仮に,からげが熱や衝撃
でピン端子から離れたとしても,突部によりからげ部の
端子間の短絡が生じない。
従って,本考案によれば,組立て及び取扱いの自動化が
可能な優れた小型コイルを提供することができる。
可能な優れた小型コイルを提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す外観斜視図,第2図は
従来の一般的なトロイダルコイルを示す斜視図である。 1…トロイダルコア,2…巻線材,3…絶縁ケース,4…凹
部,5…突部,6…開口溝,7…ピン端子,8…突部,9…突部。
従来の一般的なトロイダルコイルを示す斜視図である。 1…トロイダルコア,2…巻線材,3…絶縁ケース,4…凹
部,5…突部,6…開口溝,7…ピン端子,8…突部,9…突部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭59−138847号(実開昭61−53917 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭59−161796号(実開昭61−76931 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】トロイダルコアに両端を有する巻線を施し
たトロイダルコイルと, 側面に設けられ前記トロイダルコイルを収容する凹部を
有するとともに上面に突部を有する絶縁材からなる厚板
と, 前記厚板を前記側面に沿って上下方向に夫々貫通し,前
記厚板の上面から前記突部の両側に,前記突部より高く
とも同じ高さまで一端部が延びるとともに他端部は下面
から下方に延在した一対のピン端子とを備え, 前記厚板の前記側面に前記凹部から前記一対のピン端子
に向かって溝が設けられ, 前記凹部に前記トロイダルコイルを前記側面から前記厚
板の厚み方向に収納するとともに前記巻線の両端を,前
記溝に沿って引き出し,前記ピン端子の前記一端部側の
根元へ案内してピン端子に接続したことを特徴とする小
型コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987069591U JPH0723946Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 小型コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987069591U JPH0723946Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 小型コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63178312U JPS63178312U (ja) | 1988-11-18 |
JPH0723946Y2 true JPH0723946Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=30910463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987069591U Expired - Lifetime JPH0723946Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 小型コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723946Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514494Y2 (ja) * | 1987-05-28 | 1993-04-19 | ||
JPH0353464Y2 (ja) * | 1987-07-28 | 1991-11-22 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0423291Y2 (ja) * | 1984-09-13 | 1992-05-29 | ||
JPH0328490Y2 (ja) * | 1984-10-27 | 1991-06-19 |
-
1987
- 1987-05-12 JP JP1987069591U patent/JPH0723946Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63178312U (ja) | 1988-11-18 |
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