JPH05299252A - 面実装形チョークコイル - Google Patents
面実装形チョークコイルInfo
- Publication number
- JPH05299252A JPH05299252A JP4130131A JP13013192A JPH05299252A JP H05299252 A JPH05299252 A JP H05299252A JP 4130131 A JP4130131 A JP 4130131A JP 13013192 A JP13013192 A JP 13013192A JP H05299252 A JPH05299252 A JP H05299252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- choke coil
- sandwiching
- winding
- pinching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小径トロイダルコアに巻線を施した小形チョ
ークコイルを自動実装機により面実装可能な、かつ小実
装面積で低姿勢化を可能にした面実装形チョークコイル
とする。 【構成】 電気絶縁材料からなり上面が平坦面の上部狭
持部35aと面実装形に成形したピン端子39を植設し
ガイド溝37を設けた下部狭持部35bを連結する連結
片32と、上部狭持部と下部狭持部との間に形成された
開口溝36と、開口溝の上下狭持部の内壁に設けた狭持
片38からなる絶縁ケース31に、小径トロイダルコイ
ルに巻線を施したトロイダルコイル21を開口溝に挿入
固定し、トロイダルコイルの巻線端部を、傾斜と面に丸
味をもたせたガイド溝を通しピン端子にからげ半田付し
て面実装形チョークコイルとする。
ークコイルを自動実装機により面実装可能な、かつ小実
装面積で低姿勢化を可能にした面実装形チョークコイル
とする。 【構成】 電気絶縁材料からなり上面が平坦面の上部狭
持部35aと面実装形に成形したピン端子39を植設し
ガイド溝37を設けた下部狭持部35bを連結する連結
片32と、上部狭持部と下部狭持部との間に形成された
開口溝36と、開口溝の上下狭持部の内壁に設けた狭持
片38からなる絶縁ケース31に、小径トロイダルコイ
ルに巻線を施したトロイダルコイル21を開口溝に挿入
固定し、トロイダルコイルの巻線端部を、傾斜と面に丸
味をもたせたガイド溝を通しピン端子にからげ半田付し
て面実装形チョークコイルとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形チョークコイルに
係り、特にディジタル機器のプリント基板上に装着し、
電子機器に於ける不要電磁輻射ノイズの防止に用いる自
動実装機を用い基板上への実装が可能な面実装形チョー
クコイルに関する。
係り、特にディジタル機器のプリント基板上に装着し、
電子機器に於ける不要電磁輻射ノイズの防止に用いる自
動実装機を用い基板上への実装が可能な面実装形チョー
クコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル機器などで取り扱う信号のデ
ィジタル化、高速化に伴い、信号ライン、電源ラインで
発生、或は受信される不要電磁輻射ノイズによる信号の
混信、誤動作への対応が重要な課題となっている。これ
らの対策としてプリント基板上に装着し、または、ディ
ジタル機器間の信号線ケーブルにフェライトコアを貫通
させたチョークコイルが用いられる。従来、この種の小
形チョークコイルにあっては、図5に示すごとく、高い
比透磁率特性を有するフェライト材より成る小径のトロ
イダルコア41に被覆付絶縁銅線42より成る信号線を
前記トロイダルコアに巻線して、小形チョークコイル4
0を得ている。これらのチョークコイルはその巻線端部
43の絶縁被覆を剥離する線処理をした後、直接プリン
ト基板上に装着し、巻線端部43は半田パット44に半
田付けし、小形チョークコイルは接着剤45で基板に固
定し接続される。また、取り扱いの利便を図るため専用
端子付ケースに一旦収納した上で、プリント基板上に装
着し接続する小形チョークコイルもある。
ィジタル化、高速化に伴い、信号ライン、電源ラインで
発生、或は受信される不要電磁輻射ノイズによる信号の
混信、誤動作への対応が重要な課題となっている。これ
らの対策としてプリント基板上に装着し、または、ディ
ジタル機器間の信号線ケーブルにフェライトコアを貫通
させたチョークコイルが用いられる。従来、この種の小
形チョークコイルにあっては、図5に示すごとく、高い
比透磁率特性を有するフェライト材より成る小径のトロ
イダルコア41に被覆付絶縁銅線42より成る信号線を
前記トロイダルコアに巻線して、小形チョークコイル4
0を得ている。これらのチョークコイルはその巻線端部
43の絶縁被覆を剥離する線処理をした後、直接プリン
ト基板上に装着し、巻線端部43は半田パット44に半
田付けし、小形チョークコイルは接着剤45で基板に固
定し接続される。また、取り扱いの利便を図るため専用
端子付ケースに一旦収納した上で、プリント基板上に装
着し接続する小形チョークコイルもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の小形チ
ョークコイルにあっては、ディジタル機器などで取り扱
う信号のディジタル化、高速化に伴うプリント基板の高
密度実装化にあって、自動実装化、小スペース化、低姿
勢化など、電子部品をプリント基板へ実装する際の面実
装(SMD)化への市場ニーズに充分応えることが出来
ないという欠点を有していた。
ョークコイルにあっては、ディジタル機器などで取り扱
う信号のディジタル化、高速化に伴うプリント基板の高
密度実装化にあって、自動実装化、小スペース化、低姿
勢化など、電子部品をプリント基板へ実装する際の面実
装(SMD)化への市場ニーズに充分応えることが出来
ないという欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、小径トロイダ
ルコア(以下コアと称す)に被覆付絶縁銅線を巻線して
成る小形チョークコイルを面実装型チョークコイルとす
るため、絶縁ケースは電気絶縁材からなる厚板の直方体
をその四側面の一側面を上部狭持部下部、狭持部を連結
する連結片とし、該連結片面を除いてその主面にトロイ
ダルコイルを収納する側面がコの字形の、チョークコイ
ル収納用の開口溝が基板実装面に対し平行に設けられ、
上部狭持部と下部狭持部の対向内壁面に少なくとも対向
する上部狭持部と下部狭持部の内面に1対の僅かに突出
した狭持片を設けており、前記トロイダルコイルはコア
の厚み方向で開口溝の上下の両狭持片により狭持され
る。上部狭持部は下部狭持部より巾狭で、上部狭持部の
上面は平坦面を呈し、自動機を用いて基板上に実装する
際容易に吸着パットにより着脱自在に出来る構造として
ある。下部狭持部には連結片両側面と対向面端面に少な
くとも1対のピン端子が植設され、上部狭持部の幅寸法
より外側に前記ピン端子根元に達する傾斜をもたせ、巻
線端部を無理なくピン端子に引き出すガイド溝を設けた
絶縁ケースの構造である。絶縁ケースの開口溝に前記ト
ロイダルコアに巻線したトロイダルコイルを収納し、開
口溝の上下狭持部の両狭持片により狭持して、巻線の端
部を前記ガイド溝を通じてピン端子にからげ、半田付接
続した後、該ピン端子を簡単なプレス機械により整形す
ることにより、その上面に自動機の吸着パットにより吸
着出来る平坦面を有する自動実装可能な面実装形チョー
クコイルとする。
ルコア(以下コアと称す)に被覆付絶縁銅線を巻線して
成る小形チョークコイルを面実装型チョークコイルとす
るため、絶縁ケースは電気絶縁材からなる厚板の直方体
をその四側面の一側面を上部狭持部下部、狭持部を連結
する連結片とし、該連結片面を除いてその主面にトロイ
ダルコイルを収納する側面がコの字形の、チョークコイ
ル収納用の開口溝が基板実装面に対し平行に設けられ、
上部狭持部と下部狭持部の対向内壁面に少なくとも対向
する上部狭持部と下部狭持部の内面に1対の僅かに突出
した狭持片を設けており、前記トロイダルコイルはコア
の厚み方向で開口溝の上下の両狭持片により狭持され
る。上部狭持部は下部狭持部より巾狭で、上部狭持部の
上面は平坦面を呈し、自動機を用いて基板上に実装する
際容易に吸着パットにより着脱自在に出来る構造として
ある。下部狭持部には連結片両側面と対向面端面に少な
くとも1対のピン端子が植設され、上部狭持部の幅寸法
より外側に前記ピン端子根元に達する傾斜をもたせ、巻
線端部を無理なくピン端子に引き出すガイド溝を設けた
絶縁ケースの構造である。絶縁ケースの開口溝に前記ト
ロイダルコアに巻線したトロイダルコイルを収納し、開
口溝の上下狭持部の両狭持片により狭持して、巻線の端
部を前記ガイド溝を通じてピン端子にからげ、半田付接
続した後、該ピン端子を簡単なプレス機械により整形す
ることにより、その上面に自動機の吸着パットにより吸
着出来る平坦面を有する自動実装可能な面実装形チョー
クコイルとする。
【0005】即ち本発明は、小径トロイダルコアに被覆
付絶縁銅線を巻線して絶縁ケースに収納して成る面実装
形チョークコイルに於て、電気絶縁材料から成り断面コ
の字形の上面が平坦面の上部狭持部と下部狭持部と、上
部狭持部と下部狭持部を連結する連結片と、該連結片面
を除きトロイダルコイルを収納する基板実装面に平行方
向に設けられた開口溝を設け、上部狭持部は下部狭持部
より小さく、上部狭持部と下部狭持部の対向内壁面には
面よりわずかにつき出て設けられた狭持片と、下部狭持
部の両側面に植設された少なくとも1対のピン端子と、
上部狭持部の幅寸法より外側に前記ピン端子根元に達す
るガイド溝を設けて形成した絶縁ケースと、該絶縁ケー
スの開口溝に小径トロイダルコアに巻線したトロイダル
コイルを開口溝内に収納して両狭持片により狭持し、巻
線の端部を前記ガイド溝を通して引き出しピン端子にか
らげ、半田付けして接続した後、前記ピン端子を面実装
型に整形し形成してなることを特徴とする面実装形チョ
ークコイルである。
付絶縁銅線を巻線して絶縁ケースに収納して成る面実装
形チョークコイルに於て、電気絶縁材料から成り断面コ
の字形の上面が平坦面の上部狭持部と下部狭持部と、上
部狭持部と下部狭持部を連結する連結片と、該連結片面
を除きトロイダルコイルを収納する基板実装面に平行方
向に設けられた開口溝を設け、上部狭持部は下部狭持部
より小さく、上部狭持部と下部狭持部の対向内壁面には
面よりわずかにつき出て設けられた狭持片と、下部狭持
部の両側面に植設された少なくとも1対のピン端子と、
上部狭持部の幅寸法より外側に前記ピン端子根元に達す
るガイド溝を設けて形成した絶縁ケースと、該絶縁ケー
スの開口溝に小径トロイダルコアに巻線したトロイダル
コイルを開口溝内に収納して両狭持片により狭持し、巻
線の端部を前記ガイド溝を通して引き出しピン端子にか
らげ、半田付けして接続した後、前記ピン端子を面実装
型に整形し形成してなることを特徴とする面実装形チョ
ークコイルである。
【0006】
【作用】断面U字型で一方が開口し連結片でつながる上
面に平坦面を有する上部狭持部と下部狭持部と、上部狭
持部と下部狭持部の内側対向内壁面にわずかに突出する
狭持片と、下部狭持部の連結片をはさんでトロイダルコ
イルの巻線端部を引き出す面実装型のピン端子に接続す
るガイド溝を設け、ガイド溝の上面の巻線端部が接する
面は丸味をもたせた形状であるので、小形トロイダルコ
イルの巻線端部は円滑にピン端子に引き出せ、樹脂モー
ルドを必要とすることなく信頼性の高い上面が平坦面で
ある上部狭持部の上面で自動実装機の吸着パットで着脱
出来る自動実装が可能な小形トロイダルコイルを用いた
面実装形チョークコイルとする。
面に平坦面を有する上部狭持部と下部狭持部と、上部狭
持部と下部狭持部の内側対向内壁面にわずかに突出する
狭持片と、下部狭持部の連結片をはさんでトロイダルコ
イルの巻線端部を引き出す面実装型のピン端子に接続す
るガイド溝を設け、ガイド溝の上面の巻線端部が接する
面は丸味をもたせた形状であるので、小形トロイダルコ
イルの巻線端部は円滑にピン端子に引き出せ、樹脂モー
ルドを必要とすることなく信頼性の高い上面が平坦面で
ある上部狭持部の上面で自動実装機の吸着パットで着脱
出来る自動実装が可能な小形トロイダルコイルを用いた
面実装形チョークコイルとする。
【0007】
【実施例】図を用い本発明の面実装形チョークコイルの
実施例につき説明する。図1は本発明による小形チョー
クコイルの一実施例であり、図2は本発明に用いるトロ
イダルコイルを示し、図3は本発明に用いる面実装用絶
縁ケースを示し、図4は図3に示す本発明の面実装用絶
縁ケースの断面図を示す。図3に示す絶縁ケース31
は、電気絶縁材料からなる厚板の直方体を呈しており、
その四側面の一側面を上部狭持部35a、下部狭持部3
5bを連結する連結片32と、上部狭持部35a、下部
狭持部35b間に図2に示すトロイダルコイル21を収
納する開口溝36が基板実装面と水平方向に設けられ、
前記トロイダルコイル21はトロイダルコアの厚み寸法
は上部狭持部35a、下部保持部35bの内壁に取り付
けた狭持片38の間隔とほぼ同じ寸法に作られているの
でトロイダルコイル21は開口溝36内で対向する狭持
片38により狭持され、トロイダルコイルの巻線端部2
4をガイド溝37を通してピン端子にからげ半田付け
し、本考案の面実装形チョークコイルとする。本考案の
面実装形チョークコイルでは、開口溝36の開口高さ寸
法をトロイダルコイル21の表裏面と収納用開口溝の両
内壁面の狭持片38とが接する様、寸法を選び、さらに
開口溝の両上下内壁面に僅かに突出した狭持片38を設
けてあるので、絶縁ケース31とトロイダルコイル21
とを接着剤等を用いて固着しなくても、小形チョークコ
イルをどのような姿勢にしてもトロイダルコイルが絶縁
ケース31から飛び出すことはない。上部狭持部35a
は下部狭持部35bより小さく、上部狭持部の上面は平
坦面を有し、自動実装機の吸着パットに容易に吸着でき
るよう形成してある。図4に於て、絶縁ケースの下部狭
持部35bには両側面に少なくとも1対のピン端子39
(例えば直径が0.6mmの断面丸形、又は巾1.0m
m、厚板0.3mm)が植設され、上部狭持部の幅寸法
より外側に、前記ピン端子39の根元に達する巻線材の
太さを収納するに充分な深さ、かつ、前記ピン端子39
の根元に向かって適度の傾斜角度と丸味を形成したガイ
ド溝37を設けた絶縁ケースである。
実施例につき説明する。図1は本発明による小形チョー
クコイルの一実施例であり、図2は本発明に用いるトロ
イダルコイルを示し、図3は本発明に用いる面実装用絶
縁ケースを示し、図4は図3に示す本発明の面実装用絶
縁ケースの断面図を示す。図3に示す絶縁ケース31
は、電気絶縁材料からなる厚板の直方体を呈しており、
その四側面の一側面を上部狭持部35a、下部狭持部3
5bを連結する連結片32と、上部狭持部35a、下部
狭持部35b間に図2に示すトロイダルコイル21を収
納する開口溝36が基板実装面と水平方向に設けられ、
前記トロイダルコイル21はトロイダルコアの厚み寸法
は上部狭持部35a、下部保持部35bの内壁に取り付
けた狭持片38の間隔とほぼ同じ寸法に作られているの
でトロイダルコイル21は開口溝36内で対向する狭持
片38により狭持され、トロイダルコイルの巻線端部2
4をガイド溝37を通してピン端子にからげ半田付け
し、本考案の面実装形チョークコイルとする。本考案の
面実装形チョークコイルでは、開口溝36の開口高さ寸
法をトロイダルコイル21の表裏面と収納用開口溝の両
内壁面の狭持片38とが接する様、寸法を選び、さらに
開口溝の両上下内壁面に僅かに突出した狭持片38を設
けてあるので、絶縁ケース31とトロイダルコイル21
とを接着剤等を用いて固着しなくても、小形チョークコ
イルをどのような姿勢にしてもトロイダルコイルが絶縁
ケース31から飛び出すことはない。上部狭持部35a
は下部狭持部35bより小さく、上部狭持部の上面は平
坦面を有し、自動実装機の吸着パットに容易に吸着でき
るよう形成してある。図4に於て、絶縁ケースの下部狭
持部35bには両側面に少なくとも1対のピン端子39
(例えば直径が0.6mmの断面丸形、又は巾1.0m
m、厚板0.3mm)が植設され、上部狭持部の幅寸法
より外側に、前記ピン端子39の根元に達する巻線材の
太さを収納するに充分な深さ、かつ、前記ピン端子39
の根元に向かって適度の傾斜角度と丸味を形成したガイ
ド溝37を設けた絶縁ケースである。
【0008】次に本発明の面実装形チョークコイルの製
造工程を説明する。 巻線工程 図2に示すNi−Zn系小径トロイダルコア22に被覆
付絶縁銅線25により巻線23を施して図2に示すよう
なトロイダルコイル21を得る。例えばトロイダルコア
の外径はφ4mm、巻線の線径がφ0.1mm単線ある
いは平行線などを用いる。 組立工程 絶縁ケース31の収納用の開口溝36内に巻線工程で作
られたトロイダルコイル21を収納用の開口溝にはめ込
むことにより両内壁面に僅かに突出した両狭持片38に
より狭持される。トロイダルコイルの巻線端部24を開
口溝からケースの外へガイド溝37を通じて引出し、ピ
ン端子39の根元にからげる。 半田付工程 半田付けは前記絶縁ケース31の一方のピン端子39を
専用治具(例えばマグネットなどによる吸着、バネ力に
よるクランプなど)に数個一括し保持した上、溶融半田
槽内に数秒間浸漬し、巻線端部の絶縁被覆を熱剥離する
と同時にピン端子に半田付け接続する。 フォーミング工程 ピン端子39は例えばガルウィング形状に端子成形する
ものにあっては、プレス金型の構造はケース保持部、端
子押え部、端子曲げ部などをバネ力で保持する比較的簡
単な金型で端子曲げ、端子切断を一動作工程内で加工す
る。 検査工程 インダクタンス、直流抵抗などの電気検査、端子の曲げ
寸法など検査を行い、性能を確認する。
造工程を説明する。 巻線工程 図2に示すNi−Zn系小径トロイダルコア22に被覆
付絶縁銅線25により巻線23を施して図2に示すよう
なトロイダルコイル21を得る。例えばトロイダルコア
の外径はφ4mm、巻線の線径がφ0.1mm単線ある
いは平行線などを用いる。 組立工程 絶縁ケース31の収納用の開口溝36内に巻線工程で作
られたトロイダルコイル21を収納用の開口溝にはめ込
むことにより両内壁面に僅かに突出した両狭持片38に
より狭持される。トロイダルコイルの巻線端部24を開
口溝からケースの外へガイド溝37を通じて引出し、ピ
ン端子39の根元にからげる。 半田付工程 半田付けは前記絶縁ケース31の一方のピン端子39を
専用治具(例えばマグネットなどによる吸着、バネ力に
よるクランプなど)に数個一括し保持した上、溶融半田
槽内に数秒間浸漬し、巻線端部の絶縁被覆を熱剥離する
と同時にピン端子に半田付け接続する。 フォーミング工程 ピン端子39は例えばガルウィング形状に端子成形する
ものにあっては、プレス金型の構造はケース保持部、端
子押え部、端子曲げ部などをバネ力で保持する比較的簡
単な金型で端子曲げ、端子切断を一動作工程内で加工す
る。 検査工程 インダクタンス、直流抵抗などの電気検査、端子の曲げ
寸法など検査を行い、性能を確認する。
【0009】
【発明の効果】本発明は、小径トロイダルコアに被覆付
絶縁銅線を巻線して成る小形チョークコイルに於て、絶
縁ケースは、電気絶縁材料から成る厚板の直方体であ
り、その四側面の一側面を上部狭持部、下部狭持部を連
結する連結片とし、該連結片面を除いてその主面にトロ
イダルコイルを収納する開口溝が実装面と平行方向に設
けられ、前記トロイダルコイルはコアの厚み方向に開口
溝の上部狭持部、下部狭持部により狭持される。上部狭
持部は下部狭持部より小さく、上面は平坦である。下部
狭持部には両側面に少なくとも1対のピン端子が植設さ
れ、上部狭持部の幅寸法より外側に前記ピン端子根元に
達するガイド溝を設けたケース構造である。絶縁ケース
の開口溝に前記トロイダルコアに巻線したトロイダルコ
イルを収納し、開口溝の上下の狭持片により狭持し、巻
線の端部を前記開口溝よりガイド溝を通じて引出しピン
端子にからげ、半田付接続した後、該ピン端子を簡単な
プレス機械により整形することにより、上面に自動チッ
プマウンタなどの自動実装機械により吸着する吸着パッ
トが装着できる上平面を有し、又、トロイダルコイルは
充填樹脂などにより封止成形していないことから、小形
チョークコイルの磁気特性を損なうことがない故、高品
質で自動実装可能な面実装型チョークコイルを得る。
絶縁銅線を巻線して成る小形チョークコイルに於て、絶
縁ケースは、電気絶縁材料から成る厚板の直方体であ
り、その四側面の一側面を上部狭持部、下部狭持部を連
結する連結片とし、該連結片面を除いてその主面にトロ
イダルコイルを収納する開口溝が実装面と平行方向に設
けられ、前記トロイダルコイルはコアの厚み方向に開口
溝の上部狭持部、下部狭持部により狭持される。上部狭
持部は下部狭持部より小さく、上面は平坦である。下部
狭持部には両側面に少なくとも1対のピン端子が植設さ
れ、上部狭持部の幅寸法より外側に前記ピン端子根元に
達するガイド溝を設けたケース構造である。絶縁ケース
の開口溝に前記トロイダルコアに巻線したトロイダルコ
イルを収納し、開口溝の上下の狭持片により狭持し、巻
線の端部を前記開口溝よりガイド溝を通じて引出しピン
端子にからげ、半田付接続した後、該ピン端子を簡単な
プレス機械により整形することにより、上面に自動チッ
プマウンタなどの自動実装機械により吸着する吸着パッ
トが装着できる上平面を有し、又、トロイダルコイルは
充填樹脂などにより封止成形していないことから、小形
チョークコイルの磁気特性を損なうことがない故、高品
質で自動実装可能な面実装型チョークコイルを得る。
【図1】本発明による小形チョークコイルの外観斜視
図。
図。
【図2】本発明の面実装型チョークコイルに用いるトロ
イダルコイルの外観斜視図。
イダルコイルの外観斜視図。
【図3】本発明に用いる面実装用絶縁ケースの外観斜視
図。
図。
【図4】図3に示す絶縁ケースのガイド溝部分の断面
図。
図。
【図5】従来の小形チョークコイルを示す斜視図。
21 トロイダルコイル 22,41 トロイダルコア 23 巻線 24,43 巻線端部 25,42 被覆付絶縁銅線 31 絶縁ケース 32 連絡片 33 上平面 35a 上部狭持部 35b 下部狭持部 36 開口溝 37 ガイド溝 38 狭持片 39 ピン端子 40 小形チョークコイル 44 半田パット 45 接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 小径トロイダルコアに被覆付絶縁銅線を
巻線して絶縁ケースに収納して成る面実装形チョークコ
イルに於て、電気絶縁材料から成り断面コの字形の上面
が平坦面の上部狭持部と下部狭持部と、上部狭持部と下
部狭持部とを連結する連結片と、該連結片面を除きトロ
イダルコイルを収納する基板実装面に平行方向に設けら
れた開口溝を設け、上部狭持部は下部狭持部より小さ
く、上部狭持部と下部狭持部の対向内壁面には面よりわ
ずかにつき出て設けられた狭持片と下部狭持部の両側面
に植設された少なくとも1対のピン端子と、上部狭持部
の幅寸法より外側に前記ピン端子根元に達するガイド溝
を設けて形成した絶縁ケースと、該絶縁ケースの開口溝
に小径トロイダルコアに巻線したトロイダルコイルを開
口溝内に収納して上部狭持部、下部狭持部の対向内壁の
狭持片により狭持し、巻線の端部を前記ガイド溝を通し
て引き出してピン端子にからげ、半田付けして接続した
後、前記ピン端子を面実装型に整形し形成してなること
を特徴とする面実装形チョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130131A JPH05299252A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 面実装形チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130131A JPH05299252A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 面実装形チョークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05299252A true JPH05299252A (ja) | 1993-11-12 |
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ID=15026697
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JP (1) | JPH05299252A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113284698A (zh) * | 2020-02-19 | 2021-08-20 | 株式会社村田制作所 | 电感器部件及其制造方法 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP4130131A patent/JPH05299252A/ja active Pending
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