JPH064569Y2 - コモンチョークコイル - Google Patents
コモンチョークコイルInfo
- Publication number
- JPH064569Y2 JPH064569Y2 JP1989033072U JP3307289U JPH064569Y2 JP H064569 Y2 JPH064569 Y2 JP H064569Y2 JP 1989033072 U JP1989033072 U JP 1989033072U JP 3307289 U JP3307289 U JP 3307289U JP H064569 Y2 JPH064569 Y2 JP H064569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- case
- recess
- common choke
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁ノイズを抑制するための電子回路に使用す
るコモンチョークコイルの構造に関する。
るコモンチョークコイルの構造に関する。
従来、ディジタル回路を持つ電子機器などにおける信号
線を伝送するデータラインの電磁ノイズの防止対策とし
て、高い比透磁率特性を持つフェライトコアのトロイダ
ルコイルが数多く用いられている。その構造は、第3図
に示すように、トロイダルコア12に巻線11を巻回し、該
巻線11の端末部21を延ばし、コモンチョークコイルを直
接電子機器の回路基板に取り付けるものである。
線を伝送するデータラインの電磁ノイズの防止対策とし
て、高い比透磁率特性を持つフェライトコアのトロイダ
ルコイルが数多く用いられている。その構造は、第3図
に示すように、トロイダルコア12に巻線11を巻回し、該
巻線11の端末部21を延ばし、コモンチョークコイルを直
接電子機器の回路基板に取り付けるものである。
信号線用データラインのノイズ対策に用いられるトロイ
ダルコイルは、通常巻線11の径は0.1ないし0.3mm程度と
細く、且つ絶縁被覆付電気軟銅線が用いられているの
で、トロイダルコイルから延ばした端末は変形し易く、
一定方向に、且つ一定間隔に端末を保持することは非常
に困難である。又磁心であるフェライトコアが割れ易
く、取り扱い難い電子部品の1つとされていた。この為
トロイダルコイルをケースに入れてコイルの保護を計る
場合もある。
ダルコイルは、通常巻線11の径は0.1ないし0.3mm程度と
細く、且つ絶縁被覆付電気軟銅線が用いられているの
で、トロイダルコイルから延ばした端末は変形し易く、
一定方向に、且つ一定間隔に端末を保持することは非常
に困難である。又磁心であるフェライトコアが割れ易
く、取り扱い難い電子部品の1つとされていた。この為
トロイダルコイルをケースに入れてコイルの保護を計る
場合もある。
しかしながら従来のケースを用いたコモンチョークコイ
ルを電子機器の回路基板上に取付ける場合は、自動実装
装置を用いることが出来ず、コイルの基板実装の自動化
が困難であるという問題があった。
ルを電子機器の回路基板上に取付ける場合は、自動実装
装置を用いることが出来ず、コイルの基板実装の自動化
が困難であるという問題があった。
本考案の目的は、従来のコモンチョークコイルの上記の
問題点を解決して、自動実装装置による装着が容易で、
しかも安価に構成出来るコモンチョークコイルを提供す
るにある。
問題点を解決して、自動実装装置による装着が容易で、
しかも安価に構成出来るコモンチョークコイルを提供す
るにある。
ロ.考案の構成図 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、電気絶縁材よりなるケース基体の上面にトロ
イダルコイルを収納する底面が半円形の凹部を設け、該
凹部の前後両側に、収納するトロイダルコイルの外周の
半円形に沿ったコイル位置決め用突起片を設け、前記ケ
ース基体左右にトロイダルコイルを挟持するケース側板
を有し、前記ケース基体下面には、ピン端子を埋設し又
スタンドオフ部を一体に突出して設け、且つ前記ピン端
子の根本から前記凹部に通じる巻線端末を導出する為の
ガイド溝を設けたコイルケースに、バイファイラに2本
の巻線をトロイダルコイルに巻回したコモンチョークコ
イルを組込み該コイルの巻線端末をガイド溝を通してピ
ン端子に半田付けし、本考案のコモンチョークコイルを
形成する。
イダルコイルを収納する底面が半円形の凹部を設け、該
凹部の前後両側に、収納するトロイダルコイルの外周の
半円形に沿ったコイル位置決め用突起片を設け、前記ケ
ース基体左右にトロイダルコイルを挟持するケース側板
を有し、前記ケース基体下面には、ピン端子を埋設し又
スタンドオフ部を一体に突出して設け、且つ前記ピン端
子の根本から前記凹部に通じる巻線端末を導出する為の
ガイド溝を設けたコイルケースに、バイファイラに2本
の巻線をトロイダルコイルに巻回したコモンチョークコ
イルを組込み該コイルの巻線端末をガイド溝を通してピ
ン端子に半田付けし、本考案のコモンチョークコイルを
形成する。
電気絶縁材よりなるケース基体の上面にトロイダルコイ
ルを収納する凹部と、該凹部の左右両側にトロイダルコ
イルの両側を覆い挟持するケース側板と、ケース側板の
両側に前記凹部から半円形に延びた位置決め突起片と、
ケース基体底面に植設したピン端子と、ケース基体底面
に一体に突設したスタンドオフと、前記凹部からピン端
子に位置決め突起片の両側とケース側板との間に設けた
巻線端末を通す十分な深さのガイド溝とからなるコイル
ケースに、巻線を巻回したトロイダルコイルをケース基
体の凹部に設置し、巻線端末をガイド溝に通し引き出し
てピン端子に接続し半田付けしてなることを特徴とする
コモンチョークコイルである。
ルを収納する凹部と、該凹部の左右両側にトロイダルコ
イルの両側を覆い挟持するケース側板と、ケース側板の
両側に前記凹部から半円形に延びた位置決め突起片と、
ケース基体底面に植設したピン端子と、ケース基体底面
に一体に突設したスタンドオフと、前記凹部からピン端
子に位置決め突起片の両側とケース側板との間に設けた
巻線端末を通す十分な深さのガイド溝とからなるコイル
ケースに、巻線を巻回したトロイダルコイルをケース基
体の凹部に設置し、巻線端末をガイド溝に通し引き出し
てピン端子に接続し半田付けしてなることを特徴とする
コモンチョークコイルである。
このような構造のコイルケースを用いたコモンチョーク
コイルは、ケース基体の半円形の凹部にバイファイラに
巻かれた2本の巻線を施したトロイダルコイルを収納
し、位置決め突起片により位置決めされてコイルの飛び
出しを防止し、又コイルを設置する凹部は半円形に作ら
れて、コイルの位置決め、ケースへの組込みは容易であ
り、該トロイダルコイルの巻線端末を前記ガイド溝に沿
って導出するため巻線の引き出しに無理がなく、コイル
の前後は位置決め突起片に、又両側はケース側板で包ま
れているため自動実装装置に組込む時、コイルの位置決
め、挟持が容易な構造のコモンチョークコイルとするこ
とが出来る。
コイルは、ケース基体の半円形の凹部にバイファイラに
巻かれた2本の巻線を施したトロイダルコイルを収納
し、位置決め突起片により位置決めされてコイルの飛び
出しを防止し、又コイルを設置する凹部は半円形に作ら
れて、コイルの位置決め、ケースへの組込みは容易であ
り、該トロイダルコイルの巻線端末を前記ガイド溝に沿
って導出するため巻線の引き出しに無理がなく、コイル
の前後は位置決め突起片に、又両側はケース側板で包ま
れているため自動実装装置に組込む時、コイルの位置決
め、挟持が容易な構造のコモンチョークコイルとするこ
とが出来る。
第1図は、本考案によるコモンチョークコイルを示す図
であり、第2図は本考案のコモンチョークコイルを構成
するコイルケース、第3図は巻線を施したコモンチョー
クコイルを示す。
であり、第2図は本考案のコモンチョークコイルを構成
するコイルケース、第3図は巻線を施したコモンチョー
クコイルを示す。
第2図に於て、コイルケース1は電気絶縁材よりなり、
ケース基体2の上面には、第3図のトロイダルコイルコ
アを使用したコモンチョークコイルを収納するに充分な
深さ寸法を有し、コイル外径に沿った半円形の凹部4が
形成され、前後両側に、前記凹部4の底部より延び、且
つその内径寸法は、トロイダルコイル10の外径寸法より
幾らか大きい位置決め突起片5を有している。
ケース基体2の上面には、第3図のトロイダルコイルコ
アを使用したコモンチョークコイルを収納するに充分な
深さ寸法を有し、コイル外径に沿った半円形の凹部4が
形成され、前後両側に、前記凹部4の底部より延び、且
つその内径寸法は、トロイダルコイル10の外径寸法より
幾らか大きい位置決め突起片5を有している。
又、前記ケース基体2の底面には、所定の間隔にピン端
子7が植設され、その中央部にスタンドオフ部8が突設
されている。ケース基体2の両側にはコモンチョークコ
イルの両側を覆うケース側板3が取り付けられ、コモン
チョークコイルは、ケース基体、ケース側板、位置決め
突起片により完全に覆われた構造となる。
子7が植設され、その中央部にスタンドオフ部8が突設
されている。ケース基体2の両側にはコモンチョークコ
イルの両側を覆うケース側板3が取り付けられ、コモン
チョークコイルは、ケース基体、ケース側板、位置決め
突起片により完全に覆われた構造となる。
さらに、ケース基体2の上面の凹部4より対向する2側
面を通り、ケース基体2の底面のピン端子7の根本近傍
に巻線端末21を通す十分な深さのガイド溝6が設けてあ
る。特にガイド溝6の底はケース基体2の上面に於て前
記凹部4の底部に通ずる。
面を通り、ケース基体2の底面のピン端子7の根本近傍
に巻線端末21を通す十分な深さのガイド溝6が設けてあ
る。特にガイド溝6の底はケース基体2の上面に於て前
記凹部4の底部に通ずる。
第1図は第2図に示すコイルケース1に第3図に示すコ
モンチョークコイル10を装着し完成したコモンチョーク
コイルを示し、ケース基体2の凹部4にトロイダルコイ
ルを嵌め込み、巻線11の巻線端末21をガイド溝6に沿っ
て引き出し、ピン端子7の根本にからげ、半田付けによ
り接続し、コモンチョークコイルが完成する。
モンチョークコイル10を装着し完成したコモンチョーク
コイルを示し、ケース基体2の凹部4にトロイダルコイ
ルを嵌め込み、巻線11の巻線端末21をガイド溝6に沿っ
て引き出し、ピン端子7の根本にからげ、半田付けによ
り接続し、コモンチョークコイルが完成する。
なお本考案の実施例は、トロイダルコイルに2つの巻線
を施したコモンチョークコイルを例に説明したが、トロ
イダルコイルに1つの巻線を施したノーマルモードコイ
ルにも適用出来ることは当然である。又コイルとの形状
も外径円形のトロイダルコイルに限定するものでなく、
四角、又はポットコアを用いたコイルを本考案のコイル
ケースを用いコイルに形成することも出来る。
を施したコモンチョークコイルを例に説明したが、トロ
イダルコイルに1つの巻線を施したノーマルモードコイ
ルにも適用出来ることは当然である。又コイルとの形状
も外径円形のトロイダルコイルに限定するものでなく、
四角、又はポットコアを用いたコイルを本考案のコイル
ケースを用いコイルに形成することも出来る。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 ピン端子を下面に取付けてあるケース基体の両側にはコ
モンチョークコイルを両側から覆うケース側板が取り付
けられ、又前後にはコモンチョークコイルを固定する位
置決め突起片が設けられた構造であり、コモンチョーク
コイルはケース基体、ケース側板、位置決め突起片によ
り完全に覆われた構造となる。又ケース基体のコイルを
設置する凹部はコイル外周に沿う半円形で、コイルの巻
線端末はガイド溝に沿ってピン端子にからげ半田付けさ
れる様形成されるので、コイルの取付けも無理がなく、
自動実装装置にも容易に適用出来るコモンチョークコイ
ルを提供出来る。
モンチョークコイルを両側から覆うケース側板が取り付
けられ、又前後にはコモンチョークコイルを固定する位
置決め突起片が設けられた構造であり、コモンチョーク
コイルはケース基体、ケース側板、位置決め突起片によ
り完全に覆われた構造となる。又ケース基体のコイルを
設置する凹部はコイル外周に沿う半円形で、コイルの巻
線端末はガイド溝に沿ってピン端子にからげ半田付けさ
れる様形成されるので、コイルの取付けも無理がなく、
自動実装装置にも容易に適用出来るコモンチョークコイ
ルを提供出来る。
第1図は本考案によるコモンチョークコイルを示す図
で、第1図(a)は平面図、第1図(b)は正面図、第1図
(c)は第1図(b)のA−A断面を示す側面断面図、第1図
(d)は回路構成図。 第2図は本考案によるコモンチョークコイルのコイルケ
ースを示す斜視図。 第3図はトロイダルコイルに巻線をしたコモンチョーク
コイルを示す斜視図。1 …コイルケース、2…ケース基体、3…ケース側板、
4…凹部、5…位置決め突起片、6…ガイド溝、7…ピ
ン端子、8…スタンドオフ部、10…トロイダルコイル、
11…巻線、12…トロイダルコア、21…巻線端末。
で、第1図(a)は平面図、第1図(b)は正面図、第1図
(c)は第1図(b)のA−A断面を示す側面断面図、第1図
(d)は回路構成図。 第2図は本考案によるコモンチョークコイルのコイルケ
ースを示す斜視図。 第3図はトロイダルコイルに巻線をしたコモンチョーク
コイルを示す斜視図。1 …コイルケース、2…ケース基体、3…ケース側板、
4…凹部、5…位置決め突起片、6…ガイド溝、7…ピ
ン端子、8…スタンドオフ部、10…トロイダルコイル、
11…巻線、12…トロイダルコア、21…巻線端末。
Claims (1)
- 【請求項1】電気絶縁材よりなるケース基体の上面にト
ロイダルコイルを収納する凹部と、該凹部の左右両側に
トロイダルコイルの両側を覆い挟持するケース側板と、
ケース側板の両側に前記凹部から半円形に延びた位置決
め突起片と、ケース基体底面に植設したピン端子と、ケ
ース基体底面に一体に突設したスタンドオフと、前記凹
部からピン端子に位置決め突起片の両側とケース側板と
の間に設けた巻線端末を通す十分な深さのガイド溝とか
らなるコイルケースに、巻線を巻回したトロイダルコイ
ルをケース基体の凹部に設置し、巻線端末をガイド溝に
通し引き出してピン端子に接続し半田付けしてなること
を特徴とするコモンチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033072U JPH064569Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | コモンチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033072U JPH064569Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | コモンチョークコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02122411U JPH02122411U (ja) | 1990-10-08 |
JPH064569Y2 true JPH064569Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31259714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989033072U Expired - Lifetime JPH064569Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | コモンチョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064569Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07106142A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-21 | Taiyo Yuden Co Ltd | トロイダルコイル |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6153913U (ja) * | 1984-09-13 | 1986-04-11 | ||
JPS61100115U (ja) * | 1984-12-06 | 1986-06-26 | ||
JPS62152411U (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-28 | ||
JPS62154615U (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-01 | ||
JPH01165606U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-20 |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP1989033072U patent/JPH064569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02122411U (ja) | 1990-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |