JPH0537451Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0537451Y2
JPH0537451Y2 JP1989004232U JP423289U JPH0537451Y2 JP H0537451 Y2 JPH0537451 Y2 JP H0537451Y2 JP 1989004232 U JP1989004232 U JP 1989004232U JP 423289 U JP423289 U JP 423289U JP H0537451 Y2 JPH0537451 Y2 JP H0537451Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
shaped magnetic
cap
drum
lead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989004232U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0295211U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989004232U priority Critical patent/JPH0537451Y2/ja
Publication of JPH0295211U publication Critical patent/JPH0295211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0537451Y2 publication Critical patent/JPH0537451Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案、小型な磁気シールド型インダクタに関
する。
(従来の技術) 従来、第11図及び第12図に示すように、巻
芯部の両端に鍔を有するフエライト製のドラム形
磁心aと、該ドラム形磁心aを囲繞するフエライ
ト製のキヤツプ形磁心bとを具備し、前記巻芯部
に導線cを巻回して成る磁気シールド型インダク
タが知られている。
前記ドラム形磁心a及びキヤツプ形磁心bはい
ずれも焼結物であり、厳密な管理の下でも寸法に
ばらつきがあるので、両者を組合せた磁気シール
ド型インダクタは、磁気シールド効果、インダク
タンス及び品質係数(Q)の値にばらつきを生ず
る。
該ドラム形磁心aとキヤツプ形磁心bとの間の
ギヤツプは、小さい程インダクタンス値及び品質
係数値が大きいが、前記ギヤツプをほゞ零になる
ようにドラム形磁心a及びキヤツプ形磁心bを成
型して焼成すると、寸法のばらつきによつて組み
合わさらないものができ、また、寸法のばらつき
によるインダクタンス等の変動が大きくなる。ギ
ヤツプは大きいほどインダクタンスは小さくなる
が、ギヤツプのばらつきによるインダクタンスの
変動は鈍感になる。そこでドラム形磁心aの鍔の
直径は小さめに、キヤツプ形磁心bの開口径は大
きめに成型して焼成している。
従来の磁気シールド型インダクタは、ドラム形
磁心aとキヤツプ形磁心bの間のギヤツプに樹脂
等を充填して固定するか、あるいは、第11図に
示すように、ドラム形磁心aと、キヤツプ形磁心
bとの間に絶縁性樹脂からなるスペーサdを挿入
してその間隔を定めるか、第12図に示すよう
に、樹脂等で成形された台座eを使用し、該台座
eにドラム形磁心a及びキヤツプ形磁心bを固定
してドラム形磁心aとキヤツプ形磁心bの間隔を
定めるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、ドラム形磁心aとキヤツプ形磁
心bの間に樹脂等を充填して固定するものは、ド
ラム形磁心aをキヤツプ形磁心bの中心に位置さ
せることは困難で、かなりの熟練を要し、熟練者
でもインダクタンス等の特性のばらつきを無くす
ことは困難である。第11図及び第12図に示す
ものはスペーサdや台座eを用いる必要があるの
で、別に部品を必要とし、コスト高となるという
課題があつた。
本考案は、従来の課題を解決した磁気シールド
型インダクタを提供することをその目的とするも
のである。
(課題が解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するもので、巻芯
部の両端に鍔を有するドラム形磁心と該磁心を囲
繞するキヤツプ形磁心とを具備し、前記巻芯部の
導線を巻回して成る磁気シールド型インダクタに
おいて、前記ドラム形磁心の一方の鍔及び前記キ
ヤツプ形磁心の底部のいずれか一方に突起部を、
前記鍔及び前記底部のいずれか他方に突起受部を
それぞれドラム形磁心またはキヤツプ形磁心の中
心軸線上に形成し、前記ドラム形磁心の他方の鍔
にその側面から突出する突出部を有する少なくと
も一対のリード線を設け、少なくとも一対の前記
突出部を、ドラム形磁心の中心軸線と直角な中心
線に沿つて形成し、前記キヤツプ形磁心の開放端
部に少なくとも一対の切り欠き部をキヤツプ形磁
心の中心軸線と直角な中心線に沿つて形成し、前
記ドラム形磁心とキヤツプ形磁心の突起部と突起
受部とを係合し、前記リード線の突出部を前記キ
ヤツプ形磁心の切り欠き部に嵌合して成る。前記
リード線は、L字形のリード線であり、前記他方
の鍔の主面と平行に導出された該リード線の導出
部分を前記突出部とするか、前記リード線は、ク
ランク形状のリード線であり、前記他方の鍔の主
面と平行な該リード線の部分を前記突出部とする
ことが好ましい。
(作用) ドラム形磁心をキヤツプ形磁心内に収納し、ド
ラム形磁心の一方の鍔及びキヤツプ形磁心の底部
のそれぞれの中心軸線上に形成した突起部と突起
受部を係合し、前記中心軸線と直角な中心線に沿
つて形成したリード線の突出部を前記中心軸線と
直角な中心線に沿つて形成したキヤツプ形磁心の
切り欠き部に嵌合することにより両磁心の中心軸
線が一致し、ドラム形磁心とキヤツプ形磁心との
位置関係にばらつきを生じない。したがつてイン
ダクタンス値、品質係数の値及び磁気シールドが
ほぼ一定になる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の1実施例を示
す。
同図において、1は例えばNi−Zn系フエライ
ト製ドラム形磁心で、例えば直径1.8mm、長さ3.0
mmの巻芯部2の両端には例えば直径3mm、厚み
1.25mmの鍔31及び32を有する。一方の鍔31の主
面の、ドラム形磁心1の中心線C1上には例えば
突起受部としての例えば直径0.5mm、高さ0.3mmの
円錐状の凹部4が形成され、他方の鍔32の主面
には前記中心軸線C1と直角な中心線すなわち直
径上の線に沿つて例えば幅0.5mm、深さ0.7mmの断
面U字形の直径溝5が形成され、直線溝5にはL
字形の2個のリード線6が挿入されて接着剤7で
固着されている。該リード線6の水平方向の導出
部分は鍔32の側面から突出して突出部6aとな
り、後述のようにドラム形磁心1の支持部とコイ
ル8の導線9の接続部となつている。10はドラ
ム形磁心1を囲繞する例えば外径5.0mm、内径3.6
mm、高さ7.5mmのNi−Zn系フエライト製キヤツプ
系磁心で、その底部11には、該磁心10の中心
軸線C2上に円錐状の突起部12が形成され、該
磁心10の開放端部にはV字状の2個の切り欠き
13が前記中心軸線C2と直角な中心線すなわち
直径上の線に沿つて形成されている。
ドラム形磁心1にはその巻芯部2に絶縁被覆さ
れた導線9を巻回してコイル8を形成し、導線9
の端末をリード線6の突出部6aにからげて溶融
した半田液中に浸漬して絶縁被覆の除去と半田付
とを同時に行なつた後、キヤツプ形磁心10の中
に入れ、ドラム形磁心1の凹部4をキヤツプ形磁
心10の突出部12に係合し、リード線6の突出
部6aをキヤツプ形磁心10の切り欠き13に嵌
合する。そしてこの状態でドラム形磁心1とキヤ
ツプ形磁心10との間の間隙に液状の樹脂を注入
して両磁心1,10を固定する(樹脂は図示しな
い)。
第5図乃至第7図は本考案の他の実施例を示
す。
2個のリード線6はそれぞれクランク状に形成
され、その下方の直立部はドラム形磁心1の他方
の鍔32の主面に垂直に植設され、中間の水平部
の一部分は鍔32の周縁から突出して突出部6a
になつている。この突出部6aがキヤツプ形磁心
10の切り欠き13に嵌合する。その他の構成
は、第1図乃至第4図に示すものと同じである。
前記両実施例とも、前記切り欠き13は、キヤ
ツプ形磁心10の内周面から外周面に亘つて形成
されているが、第8図に示すように内周面のみに
V字形の切り欠き13′を形成してもよい。また、
該切り欠き13は第9図及び第10図に示すよう
に角形の切り欠き13″及び13にしてもよい。
また前記両実施例では、ドラム形磁心1に凹部
4を、キヤツプ形磁心10に突起部12を形成し
たが、その逆に形成してもよい。
(考案の効果) 本考案は、上述の構成であるから、容易に且つ
簡単な構造でキヤツプ形磁心に対するドラム形磁
心の位置関係をほぼ一定に固定することができ、
インダクタンス、品質係数及び磁気シールドのば
らつきの少ない均一な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図、本考案の1実施例を示し、
第1図はそのドラム形磁心の斜視図、第2図は一
部欠除したそのキヤツプ形磁心の斜視図、第3図
はその斜視図、第4図はその断面図、第5図乃至
第7図は本考案の他の実施例を示し、第5図はそ
のドラム形磁心の斜視図、第6図はその斜視図、
第7図はその断面図、第8図、第9図及び第10
図は、キヤツプ形磁心の変形例の要部を示す斜視
図、第11図及び第12図はそれぞれ従来例の断
面図である。 1……ドラム形磁心、2……巻芯部、31,32
……鍔、4……凹部、6……リード線、6a……
突出部、9……導線、10……キヤツプ形磁心、
11……底部、12……突起部、13,13′,
13″,13……切り欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 巻芯部の両端に鍔を有するドラム形磁心と該
    磁心を囲繞するキヤツプ形磁心とを具備し、前
    記巻芯部に導線を巻回して成る磁気シールド型
    インダクタにおいて、前記ドラム形磁心の一方
    の鍔及び前記キヤツプ形磁心の底部のいずれか
    一方に突起部を、前記鍔及び前記底部のいずれ
    か他方に突起受部をそれぞれドラム形磁心また
    はキヤツプ形磁心の中心軸線上に形成し、前記
    ドラム形磁心の他方の鍔に、その側面から突出
    する突出部を有する少なくとも一対のリード線
    を設け、少なくとも一対の前記突出部を、ドラ
    ム形磁心の中心軸線と直角な中心線に沿つて形
    成し、前記キヤツプ形磁心の開放端部に少なく
    とも一対の切り欠き部をキヤツプ形磁心の中心
    軸線と直角な中心線に沿つて形成し、前記ドラ
    ム形磁心とキヤツプ形磁心の突起部と突起受部
    とを係合し、前記リード線の突出部を前記キヤ
    ツプ形磁心の切り欠き部に嵌合して成る磁気シ
    ールド型インダクタ。 2 前記リード線はL字形のリード線であり、前
    記他方の鍔の主面と平行に導出された該リード
    線の導出部分を前記突出部とした請求項1記載
    の磁気シールド型インダクタ。 3 前記リード線はクランク形状のリード線であ
    り、前記他方の鍔の主面と平行な該リード線の
    部分を前記突出部とした請求項1記載の磁気シ
    ールド型インダクタ。
JP1989004232U 1989-01-18 1989-01-18 Expired - Lifetime JPH0537451Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989004232U JPH0537451Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989004232U JPH0537451Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0295211U JPH0295211U (ja) 1990-07-30
JPH0537451Y2 true JPH0537451Y2 (ja) 1993-09-22

Family

ID=31206559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989004232U Expired - Lifetime JPH0537451Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0537451Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574204B2 (ja) * 1977-10-11 1982-01-25
JPS5918414B2 (ja) * 1977-09-30 1984-04-27 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン プラスチック結合磁性成形体の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574204U (ja) * 1980-06-10 1982-01-09
JPS5918414U (ja) * 1982-07-28 1984-02-04 ティーディーケイ株式会社 磁芯

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918414B2 (ja) * 1977-09-30 1984-04-27 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン プラスチック結合磁性成形体の製造方法
JPS574204B2 (ja) * 1977-10-11 1982-01-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0295211U (ja) 1990-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4628148A (en) Encapsulated electronic circuit
JPH0537451Y2 (ja)
JPH0481322B2 (ja)
KR100319816B1 (ko) 권선형 인덕터
JPH0534816B2 (ja)
JP3929533B2 (ja) 小型トランス
JPH0729615Y2 (ja) 固定インダクタ
JPH0536530A (ja) チツプ状インダクタおよびその製造方法
JPS5821165Y2 (ja) 雑音防止用チョ−クコイル
JPH064569Y2 (ja) コモンチョークコイル
JPH0217447Y2 (ja)
US20020153985A1 (en) Coil and terminal
JPH029523Y2 (ja)
JPH08306559A (ja) コイル部品
JPH0310646Y2 (ja)
JPH0134327Y2 (ja)
JPH01110714A (ja) 小型トランス・コイル
JPH0717135Y2 (ja) トランス
JPH0729613Y2 (ja) 表面実装型チョークコイル
JPS6023948Y2 (ja) チップ型固定インダクタ
JPH0541111U (ja) 固定コイル
JPS603564Y2 (ja) フエライト磁芯
JPH0799124A (ja) 面実装型コイル
JPS6220979Y2 (ja)
JPH0512996Y2 (ja)