JPH0541111U - 固定コイル - Google Patents

固定コイル

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Publication number
JPH0541111U
JPH0541111U JP9804891U JP9804891U JPH0541111U JP H0541111 U JPH0541111 U JP H0541111U JP 9804891 U JP9804891 U JP 9804891U JP 9804891 U JP9804891 U JP 9804891U JP H0541111 U JPH0541111 U JP H0541111U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
pot
coil
air
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP9804891U
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English (en)
Inventor
龍雄 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP9804891U priority Critical patent/JPH0541111U/ja
Publication of JPH0541111U publication Critical patent/JPH0541111U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、小型に構成され得ると共に、漏洩磁
束が少なく、而も磁気飽和が発生し難いようにした、固
定コイルを提供することを目的とする。 【構成】磁性体から成る中心コア部11a,21aを備
えたつぼ型コア11,21と、該つぼ型コア内にて該中
心コア部を包囲するように装着される空芯コイル12,
22とを含んでおり、該空芯コイルの巻始めと巻終わり
のリード端末12a,12b,22a,22bが、該空
芯コイルの互いに反対側の端部から出ていて、該空芯コ
イルの巻始めと巻終わりのリード端末のうち、該つぼ型
コアの内側から出ているいずれか一方のリード端末が、
該つぼ型コイルの内壁または中心コア部の表面に沿って
設けられた長手方向に延びる切欠部11b,11c,2
1b内を通って、該つぼ型コアの入口まで導出されてい
るように、固定コイル10,20を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、大電流により比較的大きな電磁界を発生させるようにした、固定コ イルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような固定コイルは、例えば、図5に示すように構成されている。 即ち、図5において、固定コイル1は、基台2上に、ドラム状に形成されたコア 3を装着し、該コア3にコイル巻線4を巻回して、該コイル巻線4のリード線端 末を、該基台2の底面に設けられた電極部5に接続することにより、構成されて いる。
【0003】 上述のように構成された固定コイル1によれば、該コイル巻線4に大電流を流 すことにより、図面中に矢印で示す方向に磁束が発生せしめられることにより、 比較的大きな磁界が得られるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された従来の固定コイル1においては、開磁路 タイプであることから、外部に漏洩する磁束が比較的多くなってしまい、周囲に 対する電磁気影響を配慮しながら、使用しなければならないという問題があった 。
【0005】 本考案は、以上の点に鑑み、小型に構成され得ると共に、漏洩磁束が少なく、 而も磁気飽和が発生し難いようにした、固定コイルを提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案によれば、磁性体から成る中心コア部を備えたつぼ型コア と、該つぼ型コア内にて該中心コア部を包囲するように装着される空芯コイルと を含んでおり、該空芯コイルの巻始めと巻終わりのリード端末が、該空芯コイル の互いに反対側の端部から出ていて、該空芯コイルの巻始めと巻終わりのリード 端末のうち、該つぼ型コアの内側から出ているいずれか一方のリード端末が、該 つぼ型コイルの内壁または中心コア部の表面に沿って設けられた長手方向に延び る切欠部内を通って、該つぼ型コアの入口まで導出されていることを特徴とする 、固定コイルにより、達成される。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、空芯コイルに対して通電することにより、つぼ型コアの中 心コア部から該つぼ型コアの上面を介して該つぼ型コアの外周面を通り、さらに 該つぼ型コアの下端から外部に突出して再び該つぼ型コアの中心コア部の下端か ら入る、実質的に閉じた磁路が形成されることになり、従って漏洩磁束が少なく 、またその形状に基づいて磁気飽和が発生しにくいことから、小型に構成され得 ることになる。
【0008】 また、該つぼ型コアの内側から出ているリード端末が、該つぼ型コイルの内壁 または中心コア部の表面に沿って設けられた長手方向に延びる切欠部内を通って 、該つぼ型コアの入口まで導出されることにより、該つぼ型コアがより一層小型 に構成され得ることになり、従ってコストが低減され得ることとなる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案による固定コイルの一実施例を示すものである。図1において 、固定コイル10は、磁性体から成るつぼ型コア11と、該つぼ型コア11内に 装着される空芯コイル12とから構成されている。
【0010】 該つぼ型コア11は、例えばソフトフェライト,金属磁性体やこれらが混入さ れた樹脂により、下方が開放した中空円筒状に形成されており、その中心に上方 から突出した中心コア部11aを備えていると共に、内壁には、長手方向、即ち 図面にて上下方向に延びる切欠部11b,11cを有している。
【0011】 また、上記空芯コイル12は、前以て絶縁エナメル導線等により巻線形成され た後、つぼ型コア11の内部空間に挿入されるようになっており、そのリード端 末12a,12bは、巻始め及び巻終わりの一方、例えばリード端末12aが、 該つぼ型コア11の入口付近に位置する端部から導出され、また他方のリード端 末12bが、該つぼ型コア11の内側に位置する端部から、該空芯コイル12の 外側を通って導出されるように形成されている。
【0012】 この場合、該リード端末12bは、該つぼ型コア11の内壁に設けられた切欠 部11b,11cの何れか一方、図示の場合には、切欠部11b内を通って外部 に導出され得るように、配設されている。
【0013】 本考案による固定コイル10は以上のように構成されており、空芯コイル12 をつぼ型コア11内に装着し、その際、該空芯コイル12のリード端末のうち、 つぼ型コア11の内側から出ているリード端末12bを、該つぼ型コア11の内 壁に設けられた切欠部11bまたは11c内を通すことにより、該リード端末1 2bは、該つぼ型コア11の入口付近まで引き出して、外部に導出されることに なる。
【0014】 このようにして組み立てられた固定コイル10は、従来の図5に示した開磁路 タイプの固定コイル1に比較して、漏洩磁束が10分の一乃至1000分の一程度とな るので、周囲への電磁気影響をあまり考慮しなくても済むことになり、而もリー ド端末12bが該つぼ型コア11の内壁に設けられた切欠部11b内を通って外 部に導出されていることから、該つぼ型コア11自体が、比較的小型に構成され 得ることとなる。
【0015】 尚、この実施例においては、空芯コイル12が、一層に巻回されているが、空 芯コイル12が、奇数層、例えば図2に示すように三層に巻回されていて、同様 に巻始め及び巻終わりのリード端末12a,12bが、該空芯コイル12の両端 から出ている場合にも、同様につぼ型コア11の内側から出ているリード端末1 2bが、該つぼ型コア11の切欠部11b,11c内を通って、外部に導出され 得ることになる。
【0016】 図3は、本考案による他の実施例を示しており、固定コイル20は、磁性体か ら成るつぼ型コア21と、該つぼ型コア11内に装着される空芯コイル22とか ら構成されている。
【0017】 この場合、該つぼ型コア21は、その中心コア部21aの表面に、長手方向、 即ち図面にて上下方向に延びる切欠部21bを有していると共に、該空芯コイル 22の二つのリード端末22a,22bのうち、該つぼ型コア11の内側に位置 する端部から出ているリード端末22bが、該空芯コイル22の内側を通って導 出されるように形成されている点を除いては、図1に示した固定コイル10と同 様の構成である。
【0018】 このように構成された固定コイル20によれば、空芯コイル22をつぼ型コア 21内に装着し、その際、該空芯コイル22のリード端末のうち、つぼ型コア2 1の内側から出ているリード端末22bを、該つぼ型コア21の中心コア部21 aの表面に設けられた切欠部21b内を通すことにより、該リード端末22bは 、該つぼ型コア21の入口付近まで引き出して、外部に導出されることになる。
【0019】 尚、この実施例においても、空芯コイル22が、一層に巻回されているが、空 芯コイル22が、奇数層、例えば図4に示すように三層に巻回されていて、同様 に巻始め及び巻終わりのリード端末22a,22bが、該空芯コイル22の両端 から出ている場合にも、同様につぼ型コア21の内側から出ているリード端末2 2bが、該つぼ型コア21の切欠部21b内を通って、外部に導出され得ること になる。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、小型に構成され得ると共に、漏洩磁束が 少なく、而も磁気飽和が発生し難いようにした、極めて優れた固定コイルが提供 され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による固定コイルの一実施例を示し、
(A)は断面図,(B)は底面図及び(C)は空芯コイ
ルの側面図である。
【図2】図1の固定コイルの変形例を示す断面図であ
る。
【図3】本考案による固定コイルの他の実施例を示し、
(A)は断面図,(B)は底面図及び(C)は空芯コイ
ルの側面図である。
【図4】図3の固定コイルの変形例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の固定コイルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20 固定コイル 11,21 つぼ型コア 11a,21a 中心コア部 11b,11c,21b 切欠部 12,22 空芯コイル 12a,12b,22a,22b リード端末

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体から成る中心コア部を備えたつぼ
    型コアと、該つぼ型コア内にて該中心コア部を包囲する
    ように装着される空芯コイルとを含んでおり、該空芯コ
    イルの巻始めと巻終わりのリード端末が、該空芯コイル
    の互いに反対側の端部から出ていて、該空芯コイルの巻
    始めと巻終わりのリード端末のうち、該つぼ型コアの内
    側から出ているいずれか一方のリード端末が、該つぼ型
    コイルの内壁または中心コア部の表面に沿って設けられ
    た長手方向に延びる切欠部内を通って、該つぼ型コアの
    入口まで導出されていることを特徴とする、固定コイ
    ル。
JP9804891U 1991-10-31 1991-10-31 固定コイル Pending JPH0541111U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9804891U JPH0541111U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 固定コイル

Applications Claiming Priority (1)

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JP9804891U JPH0541111U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 固定コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0541111U true JPH0541111U (ja) 1993-06-01

Family

ID=14209298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9804891U Pending JPH0541111U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 固定コイル

Country Status (1)

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JP (1) JPH0541111U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091419A (ja) * 2010-12-07 2011-05-06 Kunifumi Komiya コイルフィルタ及びその製造方法
JP2021057585A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 低スプリアス電界インダクタ設計

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