JPH11340046A - 複合インダクタンス素子 - Google Patents

複合インダクタンス素子

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Publication number
JPH11340046A
JPH11340046A JP10140815A JP14081598A JPH11340046A JP H11340046 A JPH11340046 A JP H11340046A JP 10140815 A JP10140815 A JP 10140815A JP 14081598 A JP14081598 A JP 14081598A JP H11340046 A JPH11340046 A JP H11340046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inductance element
heat
winding
shrinkable tube
composite
Prior art date
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Pending
Application number
JP10140815A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Otake
徹志 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポットコアによってトランスとチョークコイ
ル間の磁気的な結合を極めて弱くし、互いに干渉するの
を防止している。このポットコアは、磁性体粉を成形
し、焼結しているので、形状が大きくなる。従って、全
体の形状が大きくなり、電子装置の配線基板における占
有面積が大きくなる。 【解決手段】 磁性体コアに第1の巻線を巻回して第1
のインダクタンス要素が形成される。この第1のインダ
クタンス要素が覆われる様に、強磁性材を混入した熱収
縮チューブが被せられて熱収縮される。そして、熱収縮
チューブの外周に第2の巻線を巻回して第2のインダク
タンス要素が形成される。 【効果】 強磁性材を混入した熱収縮チューブによっ
て、第1のインダクタンス要素と第2のインダクタンス
要素の磁気的な結合をきわめて弱くできるので、一体に
形成された複数の回路要素が互いに干渉することなく、
形状を小型化して配線基板における占有面積を小さくで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランス、チョー
クコイル等の複数のインダクタンス要素を一体に形成し
た複合インダクタンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】電源回路等の機能回路では、同一回路内
でトランス、チョークコイルなど、複数のインダクタン
ス素子を使用することが数多くある。トランスとチョー
クコイルは機能的に互いに異なるが、機能回路を組み込
んだ電子装置の部品点数を減らすために、図2の様に一
体化した複合インダクタンス素子がある。
【0003】図2に示す複合インダクタンス素子は、複
数の端子ピンが植設された端子台26の上に、磁性体製
のドラムコア21を搭載し、ドラムコア21の巻溝にト
ランスを形成する第1の巻線24a、24bを巻回し、
このコア21を覆う様に磁性体製のポットコア27を被
せ、ポットコア27の外周にチョークコイルを形成する
第2の巻線25を巻回した構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の複合イ
ンダクタンス素子は、第1の巻線24a、24bと第2
の巻線25がコア21の中心軸に対して同心円状になる
ように巻回されているので、複合型にできるという利点
を有している。しかし、従来の複合インダクタンス素子
は、ポットコアによってトランスとチョークコイル間の
磁気的な結合を極めて弱くし、トランスとチョークコイ
ルが互いに干渉してそれぞれの回路要素がそれぞれ所定
の機能を果たさなくなるのを防止しているので、ポット
コア27が必要になる。ポットコア27は、一般的に磁
性体粉を所定の形状に成形し、焼結しているので、厚み
を薄くできず形状が大きくなる。従って、従来の複合イ
ンダクタンス素子は、形状が大きくなり、電子装置の配
線基板における占有面積が大きくなる。
【0005】本発明は、複数の回路要素が互いに干渉し
てそれぞれの回路要素がそれぞれ所定の機能を果たさな
くなることなく、一体化されることによって、形状を小
型化して電子装置の配線基板における占有面積を小さく
できる複合インダクタンス素子を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合インダクタ
ンス素子は、磁性体コアに第1の巻線を巻回して第1の
インダクタンス要素が形成され、強磁性材を混入した熱
収縮チューブを第1のインダクタンス要素が覆われる様
に被せて熱収縮させた強磁性体層を介し、第2の巻線を
巻回して第2のインダクタンス要素が形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の複合インダクタンス素子
は、第1の巻線が巻回された磁性体コアに、強磁性材を
混入した熱収縮チューブを被せて熱収縮させ、この熱収
縮チューブの外周に第2の巻線が巻回される。従って、
第1の巻線と第2の巻線の間に位置する強磁性材を混入
した熱収縮チューブの磁気シールド作用によって、第1
の巻線が形成する第1のインダクタンス要素と第2の巻
線が形成する第2のインダクタンス要素の磁気的な結合
がきわめて弱くなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の複合インダクタンス素子を図
1を参照して説明する。図1は、本発明の複合インダク
タンス素子の一実施例を示す断面図である。図1におい
て、11は磁性体コア、14a、14bは巻線、16は
ベースである。磁性体コア11は、フェライト等の磁性
体で形成され、円柱状の巻軸の両端に円形板状の鍔12
と13が設けられたいわゆるドラムコアが用いられる。
この鍔12と鍔13の間に巻溝が形成される。この磁性
体コア11の巻溝内には、巻線14a、14bを巻回し
てトランスが形成される。この巻線14a、14bが巻
回された磁性体コア11は、強磁性フェライト粉末を混
入した絶縁樹脂材で作った熱収縮チューブ17が被せら
れる。熱収縮チューブ17は、熱が加えられて収縮した
ときに、鍔12と13の外周に密着し、巻線14a、1
4bが覆われるように形成される。そして、熱収縮した
熱収縮チューブ17の上から磁性体コア11の巻溝内
に、巻線15を巻回してチョークコイルが形成される。
【0009】ベース16は、樹脂等で形成され、底面に
複数の端子が設けられる。このベース16の上面には、
磁性体コア11が固着される。そして、巻線14a、1
4b、巻線15の両端がぞれぞれベース16の所定の端
子に固定される。
【0010】以上、本発明の複合インダクタンス素子の
実施例を述べたが、前述の実施例に限られるものではな
い。例えば、磁性体コアに巻線を巻回してチョークコイ
ルを形成し、この磁性体コアに被せて熱収縮した熱収縮
チューブの外周に巻線を巻回してトランスを形成しても
よい。また、磁性体コアの形状は様々に変えることがで
きる。さらに、実施例においてトランスとチョークコイ
ルを一体に形成する場合を説明したが、コイルとチョー
クコイル、トランスとチョークトランス等、回路内でそ
れぞれ別の素子として働く複数のインダクタンス要素を
一体に形成してもよい。
【0011】
【発明の効果】以上述べた様に本発明の複合インダクタ
ンス素子は、強磁性材を混入した熱収縮チューブによっ
て、第1の巻線が形成する第1のインダクタンス要素と
第2の巻線が形成する第2のインダクタンス要素の磁気
的な結合をきわめて弱くできる。この強磁性材を混入し
た熱収縮チューブは、従来の様に磁性体粉を焼結する必
要がないので、厚みを薄くできる。従って、本発明の複
合インダクタンス素子は、一体に形成された複数の回路
要素が互いに干渉してそれぞれの回路要素がそれぞれ所
定の機能を果たさなくなることなく、形状を小型化して
電子装置の配線基板における占有面積を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合インダクタンス素子の一実施例
を示す断面図である。
【図2】 従来の複合インダクタンス素子を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 磁性体コア 15 巻線 16 ベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 31/00 R

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体コアに第1の巻線を巻回して第1
    のインダクタンス要素が形成され、強磁性材を混入した
    熱収縮チューブを該第1のインダクタンス要素が覆われ
    る様に被せて熱収縮させた強磁性体層を介して第2の巻
    線を巻回して第2のインダクタンス要素が形成されたこ
    とを特徴とする複合インダクタンス素子。
JP10140815A 1998-05-22 1998-05-22 複合インダクタンス素子 Pending JPH11340046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140815A JPH11340046A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 複合インダクタンス素子

Applications Claiming Priority (1)

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JP10140815A JPH11340046A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 複合インダクタンス素子

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Publication Number Publication Date
JPH11340046A true JPH11340046A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15277387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10140815A Pending JPH11340046A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 複合インダクタンス素子

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JP (1) JPH11340046A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001189216A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Tokin Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法
JP2002083724A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Tokin Corp 磁芯及び磁気素子
US7924132B2 (en) 2003-07-09 2011-04-12 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for transferring energy in a power converter circuit
JP2018170361A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Tdk株式会社 コイル部品

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JP2002083724A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Tokin Corp 磁芯及び磁気素子
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