JP2004087742A - トランス - Google Patents

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Masatomo Hayashi
林 賢知
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】導通面積を増やして、巻線抵抗を低くし、さらに、漏れインダクタンスが小さい新規なトランスを提供する。
【解決手段】少なくとも、一次巻線1、二次巻線10並びにコア20を備えたトランスであって、前記コア20の鉄芯23に1ターンの二次巻線10を巻いてあり、この二次巻線10は、前記鉄芯23を巻いた縁に周壁12を設け、この周壁12の下縁に鍔11を備え、この鍔11の外周に外周壁13を備えて断面がU字型の溝状体14を構成し、前記周壁13に前記一次巻線1を巻いてあり、前記周壁12の上縁に前記鍔11とほぼ同形状で着脱可能な上鍔13を設け、前記外周壁14の一部に一次巻線1の引出部を引き出すための切欠16を形成してあることを特徴とするトランス。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも、一次巻線並びに1ターンの二次巻線を備えたトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスを図8に示す。このトランスは、一次巻線1、二次巻線10、コア20並びにボビン30を備えてある。コア20は鉄芯23と外脚24を備えて中空の巻線収納部25を形成してあり、このコア20の鉄芯23をボビン30の周壁31に挿入してある。
【0003】
このボビンに巻き付ける二次巻線10は1ターンであって、周壁12と外周壁13とを備え、この周壁12と外周壁13との間に一次巻線1を挿入できるようにしてある。一方、一次巻線1は複数回巻いたコイル状の巻線である。二次巻線10をボビン30に巻いてあり、二次巻線10の周壁12を巻回してある。
【0004】
上記のような構成であるため、二次巻線10を巻くためにボビン30が必要であり、このためボビン30を設置するスペースを必要としたという課題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、導通面積を増やして、巻線抵抗を低くする新規なトランスを提供し、さらに、漏れインダクタンスが小さい新規なトランスを提供する。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
上記目的を達成するためになされた本発明は、少なくとも、一次巻線、二次巻線並びにコアを備えたトランスであって、前記コアの鉄芯に1ターンの二次巻線を巻いてあり、この二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に板状の周壁を設け、この周壁の上下両方の縁に鍔を設けて断面がコの字型になるように構成してあり、又は、前記二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に周壁を設け、この周壁の一方の縁に鍔を備え、この鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて断面がU字型になるように構成してあり、前記周壁に前記一次巻線を巻いてあることにより、二次巻線はボビンの機能を兼ね、ボビンを設置するスペースを設ける必要がなくなり、その分導通面積が増加して、巻線抵抗を低くすることができる。
【0007】
また、本発明によれば、前記二次巻線は、上下両縁に設けた鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて、この二次巻線が前記一次巻線を覆う構成にしてあるとともに、前記上鍔を着脱自在に構成してあり、前記外周壁の一部に一次巻線の引出部を引き出すための切欠若しくはスリットを形成したことにより、二次巻線で一次巻線を覆う構成になり、漏れ磁束が減り、この結果漏れインダクタンスが小さくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明トランスに係る実施例を説明する。図1乃至図3は本発明に係るトランスの組立て工程を示し、図4はその完成図を示す。また、図5は図4図示トランスの断面図を示す。1は一次巻線、10は二次巻線、20はコアである。
【0009】
本実施例に係るトランスは、一次巻線1、二次巻線10及びコア20を備えてある。コア20はコア上部21とコア下部22とからなり、それぞれ、鉄芯23と外脚24を備えてあり、コア上部21とコア下部22とを積み合わせると、中空の巻線収納部25を形成するように構成してある。
【0010】
二次巻線10は1ターンであって、コア20の鉄芯23に二次巻線10を巻いてあり、鉄芯23に巻いた二次巻線10の内縁に周壁12を設けてある。また、この周壁12の下縁に鍔11を備えてあるとともに、環状の鍔11の外周縁に外周壁13を備えて断面がU字型の溝状体14を構成してある。また、二次巻線10は鍔11とほぼ同形状で着脱自在な上鍔15を設けてあり、この上鍔15を溝状体14に載せて、二次巻線10を構成する。一方、一次巻線1は二次巻線10の周壁12に複数回巻いたコイル状の巻線であり、この二次巻線10の外周壁13の一部に切欠16を形成し、この切欠16に一次巻線1の引出部2を引き出してある。
【0011】
このように構成してあるトランスの各部材を以下のように組み立てる。先ず、コア下部22の鉄芯23に二次巻線10の周壁12を巻くように、二次巻線10の溝状体14を巻線収納部25に収納する。二次巻線10の周壁12に一次巻線1を巻回し、二次巻線10の切欠16から一次巻線1の引出部2を引き出してある。このとき、図2に示す状態になる。続いて、一次巻線1を巻き付けた二次巻線10の溝状体14の上面に上鍔15を載せると、図3に示すように、一次巻線1は全方を二次巻線10で覆われた状態になる。さらに、コア上部21をコア下部22に重ね合わせると、図4に示すようにトランスを構成することができる。
【0012】
本実施例に係るトランスは以上のように構成してあり、図5の断面図で示すように、二次巻線10はボビンの機能を兼ねるため、ボビンを設置するスペースを設ける必要がなくなり、その分導通面積が増加して、巻線抵抗を低くすることができる。また、二次巻線10は1ターンであって、環状の鍔11の内周縁及び外周縁に周壁12,13を設けて溝状体14を構成し、前記鍔11とほぼ同形状で着脱自在な上鍔15をこの溝状体14に載せて構成したことにより、二次巻線10で一次巻線1を覆う構成になり、漏れ磁束が減り、この結果漏れインダクタンスが小さくなる。
【0013】
なお、図1乃至図5図示の本実施例では、二次巻線10は断面がU字型の溝状体14を備えてあり、この溝状体14の上縁に着脱自在な上鍔15を載せて二次巻線10を構成してある。なお、図6で示すように、二次巻線10は断面がU字型の溝状体14のみで構成してあればよく、上鍔15は設けてなくてもよい。この場合、二次巻線10はボビンの機能を兼ねるため、ボビンを設置するスペースを設ける必要がなくなり、その分導通面積が増加して、巻線抵抗を低くすることができる。
【0014】
また、図7で示すように、二次巻線10に外周壁13を設けず、上鍔15を周壁12に固定して、断面をコの字型にして、二次巻線10をボビンとほぼ同形状に構成してあってもよい。この場合も、二次巻線10はボビンの機能を兼ねるため、ボビンを設置するスペースを設ける必要がなくなり、その分導通面積が増加して、巻線抵抗を低くすることができる。
【0015】
さらに、本実施例では、一次巻線1は二次巻線10の周壁12に複数回巻いたコイル状の巻線であるが、二次巻線10と同様1ターンであってもよい。また、巻線はコイル状である必要はなく、例えば、シート状の巻線を複数層積み重ねて一次巻線1を構成してもよい。一次巻線1の引出部2を引き出すために、二次巻線10の外周壁13に切欠16を設けてあるが、必ずしも切欠にする必要はなく、スリットであってもよい。
【0016】
本実施例では、一般的に用いられるトランスを採用したが、一次巻線1、又は二次巻線10、若しくは一次巻線1と二次巻線10の双方をプリント基板内に埋め込み、このプリント基板にコア20の鉄芯23を挿入する孔を設け、この孔にコア20の鉄芯23を挿入してトランスを構成しても、上記作用をし、上記効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、少なくとも、一次巻線、二次巻線並びにコアを備えたトランスであって、前記コアの鉄芯に1ターンの二次巻線を巻いてあり、この二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に板状の周壁を設け、この周壁の上下両方の縁に鍔を設けて断面がコの字型になるように構成してあり、又は、前記二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に周壁を設け、この周壁の一方の縁に鍔を備え、この鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて断面がU字型になるように構成してあり、前記周壁に前記一次巻線を巻いてあることにより、二次巻線はボビンの機能を兼ね、ボビンを設置するスペースを設ける必要がなくなり、その分導通面積が増加して、巻線抵抗を低くすることができる効果がある。
【0018】
また、本発明は、前記鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて、前記上鍔は着脱可能にし、前記外周壁の一部に一次巻線の引出部を引き出すための切欠若しくはスリットを形成したことにより、金属で構成してある二次巻線で一次巻線を覆う構成になり、漏れ磁束が減り、この結果漏れインダクタンスが小さくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の全体分解斜視図である。
【図2】前記実施例の一部を組み立てた分解斜視図である。
【図3】同じく一部を組み立てた分解斜視図である。
【図4】前記実施例を組み立てた状態の斜視図である。
【図5】図4図示実施例の断面図である。
【図6】図5図示実施例とは別の実施例の断面図である。
【図7】図5及び図6図示実施例とは別の実施例の断面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 一次巻線
2 引出部
10 二次巻線
11 鍔
12 周壁
13 外周壁
14 溝状体
15 上鍔
16 切欠
20 コア
21 コア上部
22 コア下部
23 鉄芯
24 外脚
25 巻線収納部
30 ボビン
31 周壁

Claims (5)

  1. 少なくとも、一次巻線、二次巻線並びにコアを備えたトランスであって、前記コアの鉄芯に1ターンの二次巻線を巻いてあり、この二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に板状の周壁を設け、この周壁の上下両方の縁に鍔を設けて断面がコの字型になるように構成してあり、前記周壁に前記一次巻線を巻いてあることを特徴とするトランス。
  2. 前記二次巻線は、前記鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて、この二次巻線が前記一次巻線を覆う構成にしてあるとともに、前記上鍔を着脱自在に構成してあり、前記外周壁の一部に一次巻線の引出部を引き出すための切欠若しくはスリットを形成してあることを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 少なくとも、一次巻線、二次巻線並びにコアを備えたトランスであって、前記コアの鉄芯に1ターンの二次巻線を巻いてあり、この二次巻線は、前記鉄芯を巻いた縁に周壁を設け、この周壁の一方の縁に鍔を備え、この鍔の外縁に前記周壁と平行の外周壁を設けて断面がU字型になるように構成してあり、前記周壁に前記一次巻線を巻いてあることを特徴とするトランス。
  4. 前記外周壁の一部に一次巻線の引出部を引き出すための切欠若しくはスリットを形成してあることを特徴とする請求項3記載のトランス。
  5. 前記一次巻線、及び/又は前記二次巻線をプリント基板内に埋め込み、このプリント基板に前記コアの鉄芯を挿入する孔を設け、この孔に前記コアの鉄芯を挿入してあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトランス。
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