JPH11135331A - インダクタンス部品 - Google Patents
インダクタンス部品Info
- Publication number
- JPH11135331A JPH11135331A JP31286497A JP31286497A JPH11135331A JP H11135331 A JPH11135331 A JP H11135331A JP 31286497 A JP31286497 A JP 31286497A JP 31286497 A JP31286497 A JP 31286497A JP H11135331 A JPH11135331 A JP H11135331A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- shield
- drum
- drum core
- shield core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ドラムコアとシールドコアとの上端接合部から
の磁気漏れを防止する。 【構成】コイル３を巻線したドラムコア１の上鍔２ａの
径を下鍔２ｂの径より大きくし、前記ドラムコア１の下
鍔２ｂを有底筒状のシールドコア４の透孔７に嵌入させ
るとともに、上鍔２ａをシールドコア４の上端面の段凹
部６に載置させてシールドコア４の上面を覆い、前記上
鍔２ａをシールドコア４の上端周縁に形成した突部５に
より保持するようにした。
の磁気漏れを防止する。 【構成】コイル３を巻線したドラムコア１の上鍔２ａの
径を下鍔２ｂの径より大きくし、前記ドラムコア１の下
鍔２ｂを有底筒状のシールドコア４の透孔７に嵌入させ
るとともに、上鍔２ａをシールドコア４の上端面の段凹
部６に載置させてシールドコア４の上面を覆い、前記上
鍔２ａをシールドコア４の上端周縁に形成した突部５に
より保持するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する利用分野】本発明は各種の電子機器に使
用されるインダクタンス部品に関し特に簡単な構造で磁
気漏れを少なくしたものである。
用されるインダクタンス部品に関し特に簡単な構造で磁
気漏れを少なくしたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のドラムコアとリングコアを組み合
わせたインダクタンス部品は図１のように、巻線３を巻
回するドラムコア１の上鍔２ａ、下鍔２ｂの形状および
寸法をそれぞれ同一とし、シールド用のリングコア４を
前記ドラムコア１の外周に装着した構造であり、ドラム
コア１とリングコア４との間には両者の構造的関係を一
定にして電気的性能を安定させるためのスペーサ５が設
けて有る。
わせたインダクタンス部品は図１のように、巻線３を巻
回するドラムコア１の上鍔２ａ、下鍔２ｂの形状および
寸法をそれぞれ同一とし、シールド用のリングコア４を
前記ドラムコア１の外周に装着した構造であり、ドラム
コア１とリングコア４との間には両者の構造的関係を一
定にして電気的性能を安定させるためのスペーサ５が設
けて有る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のインダクタ
ンス部品はドラムコア１の上鍔２ａとリングコア４との
間はスペーサ５によって分離しているため沢山の磁束が
漏れやすく、近接して配置した他の電子部品や電気回路
に磁気的障害を与えることがあった。このため、従来は
前記インダクタンス部品の漏れ磁束による磁気的障害を
予防するため電子機器の組立工程において、該インダク
タンス部品と他の電子部品を回路基板に取り付けた後、
前記インダクタンス部品の上面や周面に金属板や導電性
シートを載せたり貼着したりしてインダクタンス部品と
他の電子部品あるいは電気回路を磁気的にシールドして
いた。しかし、前述のように回路基板に取り付けた後に
金属板や導電性シートを付加した場合、インダクタンス
部品の特性が変化し、所定の電気的性能を発揮しないこ
とがあり、また、電子機器の製造工程が煩雑になるとい
う問題もあった。
ンス部品はドラムコア１の上鍔２ａとリングコア４との
間はスペーサ５によって分離しているため沢山の磁束が
漏れやすく、近接して配置した他の電子部品や電気回路
に磁気的障害を与えることがあった。このため、従来は
前記インダクタンス部品の漏れ磁束による磁気的障害を
予防するため電子機器の組立工程において、該インダク
タンス部品と他の電子部品を回路基板に取り付けた後、
前記インダクタンス部品の上面や周面に金属板や導電性
シートを載せたり貼着したりしてインダクタンス部品と
他の電子部品あるいは電気回路を磁気的にシールドして
いた。しかし、前述のように回路基板に取り付けた後に
金属板や導電性シートを付加した場合、インダクタンス
部品の特性が変化し、所定の電気的性能を発揮しないこ
とがあり、また、電子機器の製造工程が煩雑になるとい
う問題もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端に鍔を一
体に形成したドラムコアと、該ドラムコアに巻線したコ
イルと、前記ドラムコアを収容する有底筒状のシールド
コアとで構成されたインダクタンス部品において、ドラ
ムコアの上鍔の径を下鍔の径より大きくし、前記下鍔を
シールドコアの底部に形成した透孔に嵌入させ、上鍔を
シールドコアの上端周縁に形成した段凹部に載置させ
て、前記シールドコアの上端面を覆うとともに、前記上
鍔がシールドコアの上端周縁に形成した２つ以上の突部
によって位置決めされるようにしたことを特徴とし、こ
のような構成とすることによってドラムコアの上鍔周辺
から外部に漏れる有害な漏れ磁束を減少させ、また、電
子機器の製造工程において付加していた金属板や導電性
シートを省略するようにしたものである。
体に形成したドラムコアと、該ドラムコアに巻線したコ
イルと、前記ドラムコアを収容する有底筒状のシールド
コアとで構成されたインダクタンス部品において、ドラ
ムコアの上鍔の径を下鍔の径より大きくし、前記下鍔を
シールドコアの底部に形成した透孔に嵌入させ、上鍔を
シールドコアの上端周縁に形成した段凹部に載置させ
て、前記シールドコアの上端面を覆うとともに、前記上
鍔がシールドコアの上端周縁に形成した２つ以上の突部
によって位置決めされるようにしたことを特徴とし、こ
のような構成とすることによってドラムコアの上鍔周辺
から外部に漏れる有害な漏れ磁束を減少させ、また、電
子機器の製造工程において付加していた金属板や導電性
シートを省略するようにしたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例図に
従って説明する。図２は本発明のインダクタンス部品の
組立斜視図、図３は同平面図、図４は同正面図、図５は
下面図、図６はシールドコアのみの上面図、図７はシー
ルドコアのみの下面図、図８は図３におけるＡ−Ａ' 線
上の断面図、図９は図３におけるＢ−Ｂ' 線上の断面図
である。前記各図において、１は上鍔２ａと下鍔２ｂと
を一体に形成したドラムコアで前記上鍔２ａの径を下鍔
２ｂの径より大きくしてある。３は前記鍔間の巻軸に巻
回したコイル、４は有底筒状のシールドコア、５はシー
ルドコア４の上端周縁の対向する隅部に形成した突部、
６はシールドコア４の上端周縁に形成した段凹部、７は
シールドコアの底部中央に形成した透孔でドラムコア１
の下鍔２ｂの径よりやや大きくしてある。８は１部がシ
ールドコア４の底部透孔７の内周縁に当接するように接
着等により取り付けられた断面がＬ字状の電極端子でコ
イル３の端末が接続してある。上記構成において、コイ
ル３を巻回したドラムコア１の下鍔２ｂをシールドコア
４の底部に形成した透孔７に嵌入させると、ドラムコア
１の上鍔２ａはシールドコア４の上端面に形成した段凹
部に載置されてシールドコア４の上端面を覆い、その外
周部はシールドコア１の上端周縁の隅部に形成した突部
５により保持され、位置決めされる。この構成で電極端
子８は１部がシールドコア４の透孔７の内周縁に当接し
ているため、ドラムコア１の下鍔２ｂを前記シールドコ
ア４の透孔７に嵌入させたとき、ドラムコア１の下鍔２
ｂの外周縁と前記シールドコア４の透孔７との間で挟持
される。
従って説明する。図２は本発明のインダクタンス部品の
組立斜視図、図３は同平面図、図４は同正面図、図５は
下面図、図６はシールドコアのみの上面図、図７はシー
ルドコアのみの下面図、図８は図３におけるＡ−Ａ' 線
上の断面図、図９は図３におけるＢ−Ｂ' 線上の断面図
である。前記各図において、１は上鍔２ａと下鍔２ｂと
を一体に形成したドラムコアで前記上鍔２ａの径を下鍔
２ｂの径より大きくしてある。３は前記鍔間の巻軸に巻
回したコイル、４は有底筒状のシールドコア、５はシー
ルドコア４の上端周縁の対向する隅部に形成した突部、
６はシールドコア４の上端周縁に形成した段凹部、７は
シールドコアの底部中央に形成した透孔でドラムコア１
の下鍔２ｂの径よりやや大きくしてある。８は１部がシ
ールドコア４の底部透孔７の内周縁に当接するように接
着等により取り付けられた断面がＬ字状の電極端子でコ
イル３の端末が接続してある。上記構成において、コイ
ル３を巻回したドラムコア１の下鍔２ｂをシールドコア
４の底部に形成した透孔７に嵌入させると、ドラムコア
１の上鍔２ａはシールドコア４の上端面に形成した段凹
部に載置されてシールドコア４の上端面を覆い、その外
周部はシールドコア１の上端周縁の隅部に形成した突部
５により保持され、位置決めされる。この構成で電極端
子８は１部がシールドコア４の透孔７の内周縁に当接し
ているため、ドラムコア１の下鍔２ｂを前記シールドコ
ア４の透孔７に嵌入させたとき、ドラムコア１の下鍔２
ｂの外周縁と前記シールドコア４の透孔７との間で挟持
される。
【０００６】
【発明の効果】本発明のインダクタンス部品は上記のよ
うに、ドラムコアの上鍔の径を下鍔の径より大きくする
ことにより、前記ドラムコアをシールドコアに装着する
だけでシールドコアの上面をドラムコアの上鍔によって
覆うことができるのでこれによってシールドコアの上端
周縁から外部に漏出する磁束を減少させることができ、
従って、該インダクタンス部品を回路基板に取り付けた
とき、他の電子部品や電気回路と該インダクタンス部品
とを磁気的に分離するための金属板や導電性シートを設
ける必要がなく、また、これらの金属板や導電性シート
を設けた場合でもそれによって該インダクタンス部品の
電気的あるいは磁気的特性が変化することはない。ま
た、電極端子をドラムコアの下鍔外周縁に取り付け、該
電極端子がシールドコアの底部透孔の内周縁とドラムコ
アの下鍔外周縁との間で挟持されるようにし、ドラムコ
アの上鍔はシールドコアの上端周縁に設けた突部により
保持されるようにしたので、両者を位置決めするための
スペーサを省略することができる。
うに、ドラムコアの上鍔の径を下鍔の径より大きくする
ことにより、前記ドラムコアをシールドコアに装着する
だけでシールドコアの上面をドラムコアの上鍔によって
覆うことができるのでこれによってシールドコアの上端
周縁から外部に漏出する磁束を減少させることができ、
従って、該インダクタンス部品を回路基板に取り付けた
とき、他の電子部品や電気回路と該インダクタンス部品
とを磁気的に分離するための金属板や導電性シートを設
ける必要がなく、また、これらの金属板や導電性シート
を設けた場合でもそれによって該インダクタンス部品の
電気的あるいは磁気的特性が変化することはない。ま
た、電極端子をドラムコアの下鍔外周縁に取り付け、該
電極端子がシールドコアの底部透孔の内周縁とドラムコ
アの下鍔外周縁との間で挟持されるようにし、ドラムコ
アの上鍔はシールドコアの上端周縁に設けた突部により
保持されるようにしたので、両者を位置決めするための
スペーサを省略することができる。
【図１】は従来のインダクタンス部品の１例を示す断面
図、
図、
【図２】は本発明のインダクタンス部品の組立斜視図、
【図３】は図２の平面図、
【図４】は図２の正面図、
【図５】は図２の下面図、
【図６】はシールドコアのみの上面図、
【図７】はシールドコアのみの下面図、
【図８】は図３のＡ−Ａ' 線上の断面図、
【図９】は図３のＢ−Ｂ' 線上の断面図、
１・・・ドラムコア ２ａ・・・上鍔 ２ｂ・・・下鍔 ３・・・コイル ４・・・シールドコア ５・・・突部 ６・・・段凹部 ７・・・透孔 ８・・・電極端子
Claims (2)
- 【請求項１】両端に鍔を一体に形成したドラムコアと、
該ドラムコアに巻線したコイルと、前記ドラムコアを収
容する有底筒状のシールドコアとで構成されたインダク
タンス部品において、ドラムコアの上鍔の径を下鍔の径
より大きくし、前記下鍔をシールドコアの底部に形成し
た透孔に嵌入させ、上鍔をシールドコアの上端周縁に形
成した段凹部に載置させて、前記シールドコアの上端面
を覆うとともに、前記上鍔がシールドコアの上端周縁に
形成した２つ以上の突部によって保持されるようにした
ことを特徴とするインダクタンス部品。 - 【請求項２】電極端子をシールドコアの底部に形成した
透孔の内周縁に当接させ、ドラムコアの下鍔外周との間
で挟持されるようにしたことを特徴とする請求項１に記
載のインダクタンス部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31286497A JPH11135331A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | インダクタンス部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31286497A JPH11135331A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | インダクタンス部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11135331A true JPH11135331A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=18034366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31286497A Pending JPH11135331A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | インダクタンス部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11135331A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006135291A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-05-25 | Sumida Corporation | 面実装型コイル |
| JP2006156694A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Kyocera Corp | 面実装型コイル |
| CN1319082C (zh) * | 2002-09-10 | 2007-05-30 | 东京零件工业股份有限公司 | 面安装型扼流圈 |
| US8674801B2 (en) | 2010-04-28 | 2014-03-18 | Wuerth Electronik Eisos Gmbh & Co. Kg | Induction component |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP31286497A patent/JPH11135331A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1319082C (zh) * | 2002-09-10 | 2007-05-30 | 东京零件工业股份有限公司 | 面安装型扼流圈 |
| JP2006135291A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-05-25 | Sumida Corporation | 面実装型コイル |
| JP4727325B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2011-07-20 | スミダコーポレーション株式会社 | 面実装型コイル |
| JP2006156694A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Kyocera Corp | 面実装型コイル |
| US8674801B2 (en) | 2010-04-28 | 2014-03-18 | Wuerth Electronik Eisos Gmbh & Co. Kg | Induction component |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041019 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041117 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041221 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |