JPS61279024A - コイル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えば内燃機関に取付けて使用されるスタータ
用マグネットスイッチに適用されるコイル装置の改良に
関するものである。

（従来の技術） 従来、日本電装公開技報３３−１６５　（発行日１９８
４年１月１５日）に示すように、例えばスタータ用マグ
ネットスイッチに設けられるコイルは、第２図にコイル
部分断面図を示す通り、コイルバランスの関係から第１
のコイルをなす吸引コイル１ａは、第２のコイルをなす
保持コイル２ａとも同＠数とする必要があり、特にコイ
ルスペースの関係で整数巻が必要とされる場合、吸引コ
イル１ａが各層毎に巻ききれないとき途中で巻き終わり
となり、コイル上を折り返す必要が生じ、第３図に示す
ように折り返り部ＩＣを作っていた。

なお、第２図において３ａは絶縁紙、４Ｃはコイルボビ
ンを示す。

（発明が解決しようとする問題点） 上述の従来のコイルにおいては、前述の吸引コイル１ａ
の折り返し部ＩＣにてコイルレヤーが発生ずるという問
題点があった。また第１のコイルをなす吸引コイル１ａ
の上層となる第２のコイルをなす保持コイル２ａの整列
巻が、段がつくために乱れて、コイルスペースが十分確
保出来ないという問題点があった。

（問題点を解決するための手段） コイルボビンに、第１のコイル最終層において巻き残る
スペース分だけスペーサ部を構成し、かつ前記コイルボ
ビンのスペーサ部に第１のコイルの巻き始め部分を通す
溝を設けた。

（作　用） 第１のコイルがコイルボビン端で巻き終わり、折り返し
部を作る必要がなくなり、上層となる第２のコイルも容
易に整列巻することが可能となる。

（実施例） 以下、本発明を図に示す実施例について説明する。

第１図は本発明になるコイル装置が適用されるスタータ
用マグネットスイッチの一実施例の構成を示す要部切欠
部分断面図、第４図、第５図は前記第１図図示の本発明
マグネットのコイル部の要部部分断面縦断面図で、第１
のコイルをなす吸引コイル１はコイルボビン４に整列巻
きされ、この吸引コイルｌの巻き始め部１ｂはコイルボ
ビンスペーサ部４ａに成形された溝４ｂを通して巻装さ
れている。第２のコイルをなす保持コイル２は前記吸引
コイル１上に前記吸引コイル１と同巻数整列巻きされて
いる。また、吸引コイル１と保持コイル２の間は絶縁紙
３にて絶縁されている。前記コイルボビン４は樹脂にて
成形され、磁性材にてプレス成形されるハウジング５は
前記コイルボビン４を収納し、磁性材より成るステーシ
ツナリーコア７を介して端部を巻締めることにより、前
記部品を固定している。プランジャ６はスリーブ１２の
内部を摺動し、リターンスプリング８は吸引、吸着され
たプランジャ６を押し戻す。可動接点９はプランジャー
ロッド上に絶縁ブツシュを介して固定され、固定接点１
０はスイッチカバー１）にナツトにより固定されている
。

第１図においては、吸引コイルが３層半であるので、コ
イルボビン４に約半層分のスペーサ部４ａを設け、その
溝４ｂに吸引コイルｌの巻き始め部１ｂを通し、約半層
後から巻き始め、トータルで４層として巻き終わるよう
構成したものである。

以上により吸引コイルに段等がなく、容易にその上に保
持コイル２が整列巻き出来る。この場合、保持コイル２
は線径が吸引コイルより小さく、２層にて巻き終わるよ
う構成されている。

また、吸引コイルｌが奇数層にて巻き終わる場合は、第
５図に示すように１層分のスペーサ部を設け、その溝４
ｂに巻き始めの一層分１ｂを通して偶数層で完了しても
よい。なお、吸引コイルと保持コイルの関係は、上、王
道となっても同様の効果が得られる。

さらに、吸引コイルｌの巻き始め部１ｂを、スペーサ部
４ａの溝４ｂに通して、コイルボビン４の外商に巻装す
るから、吸引コイル１の巻き始め部１ｂが溝４ｂにより
、仮固定されて、巻装が容易になるという効果も得られ
る。

なお、スペーサ部の高さは巻装されるコイル外径とほぼ
等しく設定される。

また、本発明コイル′装置においては、スタータ用マグ
ネットスイッチについて説明したが、コイルボビンの外
周に第１のコイルを巻装した後、この第１のコイルの外
周に第２のコイルを巻装するものであれば、他のコイル
装置に適用できることはいうまでもない。

（発明の効果） 本発明になるコイル装置においては、コイルボビンにス
ペーサ部を成形し、第１のコイルの巻き始め部をこのス
ペーサの溝に通すようにしているから、第１のコイルが
コイルボビン端で巻き終わるようにでき、折り返し部を
作る必要がなくなり、第１のコイルの上層となる第２の
コイルも容易に整列巻することが可能となるという効果
が大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になるコイル装置を適用したスタータ用
マグネットスイッチの一実施例の構成を示す要部切欠部
分断面図、第２図及び第３図は従来のコイル装置をなす
スタータ用マグネットスイッチのコイル部の要部断面模
式図及び要部外観模式図、第４図及び第５図は第１図図
示の本発明コイル装置が適用されるマグネットスイッチ
のコイル部の要部部分断面模式図である。 １・・・第１のコイルをなす吸引コイル、２・・・第２
のコイルをなす保持コイル、３・・・絶縁紙、４・・・
コイルボビン、４ａ・・・コイルボビンスペーサ部、４
ｂ・・・コイルボビンスペーサ部の溝。 代理人弁理士　　岡　部　　　隆 第１因 第２図 ａ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　コイルボビンの外周に第１のコイル（１）を巻装した
   後、第２のコイル（２）を前記第１のコイル（１）の外
   周に巻装するコイル装着において、前記第１のコイル（
   １）の線径にほぼ等しい高さのスペーサ部（４ａ）をコ
   イルボビン（４）に成形し、かつ前記スペーサ部（４ａ
   ）に前記第１のコイル（１）の巻き始め部（１ｂ）を導
   く溝（４ｂ）を形成したことを特徴とするコイル装置。