JP2512358Y2 - コイルボビン - Google Patents
コイルボビンInfo
- Publication number
- JP2512358Y2 JP2512358Y2 JP8035990U JP8035990U JP2512358Y2 JP 2512358 Y2 JP2512358 Y2 JP 2512358Y2 JP 8035990 U JP8035990 U JP 8035990U JP 8035990 U JP8035990 U JP 8035990U JP 2512358 Y2 JP2512358 Y2 JP 2512358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin terminal
- pin
- coil bobbin
- coil
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電源装置等に実装するインダクタ等に使用
するコイルボビンに関するものである。
するコイルボビンに関するものである。
従来のコイルボビンは、導線である銅線を巻回して巻
コイルを形成する筒状巻枠と、ピン端子を埋設した筒状
巻枠の両端に取付けた鍔とで構成され、第3図に示す、
鍔3の一端にピン端子1を埋設し、ピン端子1の根元の
鍔3に引き出し線7を案内する引き出し溝5を設け、ピ
ン端子1の両端の鍔3には安定して基板への実装を可能
とするために、からげ部6より高いスタンドオフ4を設
けている。
コイルを形成する筒状巻枠と、ピン端子を埋設した筒状
巻枠の両端に取付けた鍔とで構成され、第3図に示す、
鍔3の一端にピン端子1を埋設し、ピン端子1の根元の
鍔3に引き出し線7を案内する引き出し溝5を設け、ピ
ン端子1の両端の鍔3には安定して基板への実装を可能
とするために、からげ部6より高いスタンドオフ4を設
けている。
第4図にインダクタの分解斜視図を示すが、コイルボ
ビン12において、鍔3に埋設したピン端子1に銅線の一
方の先端をからげて引き出し溝を通して筒状巻枠に銅線
を巻回し、他方の先端の銅線を引き出し溝を通してピン
端子1にからげて巻コイル9を形成し、からげ部を半田
付け等によりピン端子1と巻コイル9とを導通し、コイ
ルボビンの両側から対をなす磁心10を突き合わせて磁心
10の上部にコア固定金具11を嵌合し、分割してある2つ
のU字形の磁心10を固定してインダクタを構成してい
る。
ビン12において、鍔3に埋設したピン端子1に銅線の一
方の先端をからげて引き出し溝を通して筒状巻枠に銅線
を巻回し、他方の先端の銅線を引き出し溝を通してピン
端子1にからげて巻コイル9を形成し、からげ部を半田
付け等によりピン端子1と巻コイル9とを導通し、コイ
ルボビンの両側から対をなす磁心10を突き合わせて磁心
10の上部にコア固定金具11を嵌合し、分割してある2つ
のU字形の磁心10を固定してインダクタを構成してい
る。
従来のコイルボビンを使用したインダクタにおいて、
インダクタを基板に実装する時、又は実装後の基板の反
り等の変形により、ピン端子に外力が加わり、第3図に
示すようにピン端子1がピン曲がり支点8から、ピン端
子1が曲がり、引き出し線7が引っ張られてからげ部6
と引き出し線7の間で断線し、ピン端子と巻コイルとの
導通が遮断するという問題点があった。
インダクタを基板に実装する時、又は実装後の基板の反
り等の変形により、ピン端子に外力が加わり、第3図に
示すようにピン端子1がピン曲がり支点8から、ピン端
子1が曲がり、引き出し線7が引っ張られてからげ部6
と引き出し線7の間で断線し、ピン端子と巻コイルとの
導通が遮断するという問題点があった。
本考案は、ピン端子に外力が加わり、ピン端子が曲が
っても、ピン端子と巻コイルとの導通が遮断しない構造
のインダクタ用のコイルボビンを提供することを目的と
している。
っても、ピン端子と巻コイルとの導通が遮断しない構造
のインダクタ用のコイルボビンを提供することを目的と
している。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案のコイルボビンに
おいては、鍔に埋設したピン端子の根元に、ピン端子の
外周の半分が露出し、且つ露出部の上部のピン端子の外
周全体を覆う突起を設けて、銅線のからげ部を突起と鍔
との間のピン端子の露出部と、突起の上部のピン端子の
2ケ所とし、2ケ所のからげ部において、ピン端子とか
らげ部分を半田付けし、ピン曲がり支点を突起の上部の
ピン端子部にしたものである。
おいては、鍔に埋設したピン端子の根元に、ピン端子の
外周の半分が露出し、且つ露出部の上部のピン端子の外
周全体を覆う突起を設けて、銅線のからげ部を突起と鍔
との間のピン端子の露出部と、突起の上部のピン端子の
2ケ所とし、2ケ所のからげ部において、ピン端子とか
らげ部分を半田付けし、ピン曲がり支点を突起の上部の
ピン端子部にしたものである。
即ち本考案は、導線を巻回して巻コイルを形成する筒
状巻枠と、ピン端子を埋設した鍔を前記筒状巻枠の両端
に取付け構成したコイルボビンにおいて、鍔に埋設した
ピン端子が鍔と接続する根元に、ピン端子の外周の半分
が露出し、且つ露出部分の上部のピン端子の外周全体を
覆う突起を取付け、巻コイルの導線を突起のピン端子の
露出部と突起の上部のピン端子とにからげ、前記からげ
部分を半田付けするよう構成したことを特徴とするコイ
ルボビンである。
状巻枠と、ピン端子を埋設した鍔を前記筒状巻枠の両端
に取付け構成したコイルボビンにおいて、鍔に埋設した
ピン端子が鍔と接続する根元に、ピン端子の外周の半分
が露出し、且つ露出部分の上部のピン端子の外周全体を
覆う突起を取付け、巻コイルの導線を突起のピン端子の
露出部と突起の上部のピン端子とにからげ、前記からげ
部分を半田付けするよう構成したことを特徴とするコイ
ルボビンである。
上記のように構成されたコイルボビンのピン端子に外
力が加わり、突起の上部のピン曲がり支点からピン端子
が曲がることにより、突起の上部の半田付けされたから
げ部と突起のピン端子の露出部のからげ部との間の銅線
が引っ張られて断線したとしても、突起のピン端子の露
出部の半田付けしたからげ部には、ピン曲がりの影響を
受けず、ピン端子と銅線の半田付けによる接続はそのま
まの状態であり、ピン端子と巻コイルの導通は遮断され
ることはない。
力が加わり、突起の上部のピン曲がり支点からピン端子
が曲がることにより、突起の上部の半田付けされたから
げ部と突起のピン端子の露出部のからげ部との間の銅線
が引っ張られて断線したとしても、突起のピン端子の露
出部の半田付けしたからげ部には、ピン曲がりの影響を
受けず、ピン端子と銅線の半田付けによる接続はそのま
まの状態であり、ピン端子と巻コイルの導通は遮断され
ることはない。
本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、本考案のコイルボビンのピン端子部を拡大
し詳細に示す斜視図である。前述した第4図に示すよう
に、コイルボビン12は、導線を巻回して巻コイル9を形
成する筒状巻枠と、第1図に詳細に示すピン端子1a,1b
を埋設した、筒状巻枠の両端に取付けた鍔3とで構成
し、鍔3に埋設したピン端子1a,1bの根元に、ピン端子1
bの外周の半分が露出し、且つ露出部の上部のピン端子1
aの外周全体を覆う突起2を設け、更にピン端子1bの根
元の鍔3に筒状巻枠側に引き出し線を案内する引き出し
溝5と鍔3の両端に、安定して基板に実装するための、
突起2の上部のピン端子1aに銅線をからげた時のからげ
部の高さより高いスタンドオフ4を設ける。
し詳細に示す斜視図である。前述した第4図に示すよう
に、コイルボビン12は、導線を巻回して巻コイル9を形
成する筒状巻枠と、第1図に詳細に示すピン端子1a,1b
を埋設した、筒状巻枠の両端に取付けた鍔3とで構成
し、鍔3に埋設したピン端子1a,1bの根元に、ピン端子1
bの外周の半分が露出し、且つ露出部の上部のピン端子1
aの外周全体を覆う突起2を設け、更にピン端子1bの根
元の鍔3に筒状巻枠側に引き出し線を案内する引き出し
溝5と鍔3の両端に、安定して基板に実装するための、
突起2の上部のピン端子1aに銅線をからげた時のからげ
部の高さより高いスタンドオフ4を設ける。
第2図は、本考案のコイルボビンの突起の部分に銅線
をからげた状態を示す斜視図である。第2図において、
引き出し溝5から引き出した引き出し線7を外周が半分
露出しているピン端子1bの部分にからげ(からげ部6
b)、次に突起2の上部のピン端子1aにからげて(から
げ部6a)、からげ部6a,6bとピン端子1a,1bとを半田付け
により接続して、巻コイルを形成する。従って、外力に
よりピン端子1aが曲げられても曲がる支点は、突起の上
部のピン曲がり支点8となり、ピン曲がり支点8におい
てからげ部6aで断線しても、ピン端子と巻コイルとの間
の導通が遮断することはない。
をからげた状態を示す斜視図である。第2図において、
引き出し溝5から引き出した引き出し線7を外周が半分
露出しているピン端子1bの部分にからげ(からげ部6
b)、次に突起2の上部のピン端子1aにからげて(から
げ部6a)、からげ部6a,6bとピン端子1a,1bとを半田付け
により接続して、巻コイルを形成する。従って、外力に
よりピン端子1aが曲げられても曲がる支点は、突起の上
部のピン曲がり支点8となり、ピン曲がり支点8におい
てからげ部6aで断線しても、ピン端子と巻コイルとの間
の導通が遮断することはない。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
以下に記載されるような効果を奏する。
本考案のコイルボビンを用いたインダクタを基板に実
装する時、あるいは実装後の基板の変形等による外力
が、ピン端子に加わりピン端子が曲がることにより、突
起の上部のからげ部と突起部のからげ部との間の銅線が
断線しても突起部分のピン端子と銅線との半田付けによ
る接続には影響せず、ピン端子と巻コイルの導通が遮断
されないインダクタ用のコイルボビンを提供出来る。
装する時、あるいは実装後の基板の変形等による外力
が、ピン端子に加わりピン端子が曲がることにより、突
起の上部のからげ部と突起部のからげ部との間の銅線が
断線しても突起部分のピン端子と銅線との半田付けによ
る接続には影響せず、ピン端子と巻コイルの導通が遮断
されないインダクタ用のコイルボビンを提供出来る。
第1図は、本考案のコイルボビンのピン端子部を拡大し
た斜視図。 第2図は、本考案のコイルボビンの突起部に銅線をから
げた状態を示す斜視図。 第3図は、従来のコイルボビンのピン端子に銅線をから
げた状態を示す斜視図。 第4図は、インダクタの構成を示す斜視図である。 1,1a,1b……ピン端子、2……突起、3……鍔、4……
スタンドオフ、5……引き出し溝、6,6a,6b……からげ
部、7……引き出し線、8……ピン曲がり支点、9……
巻コイル、10……磁心、11……コア固定金具、12……コ
イルボビン。
た斜視図。 第2図は、本考案のコイルボビンの突起部に銅線をから
げた状態を示す斜視図。 第3図は、従来のコイルボビンのピン端子に銅線をから
げた状態を示す斜視図。 第4図は、インダクタの構成を示す斜視図である。 1,1a,1b……ピン端子、2……突起、3……鍔、4……
スタンドオフ、5……引き出し溝、6,6a,6b……からげ
部、7……引き出し線、8……ピン曲がり支点、9……
巻コイル、10……磁心、11……コア固定金具、12……コ
イルボビン。
Claims (1)
- 【請求項1】導線を巻回して巻コイルを形成する筒状巻
枠と、ピン端子を埋設した鍔を前記筒状巻枠の両端に取
付け構成したコイルボビンにおいて、鍔に埋設したピン
端子が鍔と接続する根元に、ピン端子の外周の半分が露
出し、且つ露出部分の上部のピン端子の外周全体を覆う
突起を取付けたことを特徴とするコイルボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035990U JP2512358Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | コイルボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035990U JP2512358Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | コイルボビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438016U JPH0438016U (ja) | 1992-03-31 |
JP2512358Y2 true JP2512358Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31625347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035990U Expired - Fee Related JP2512358Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | コイルボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512358Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6345394B2 (ja) * | 2013-08-05 | 2018-06-20 | 株式会社不二工機 | 電磁コイル並びにそれを用いた電動弁及び電磁弁 |
JP7095594B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2022-07-05 | Tdk株式会社 | コイル装置 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP8035990U patent/JP2512358Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438016U (ja) | 1992-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |