JPH08744Y2 - カレントトランス - Google Patents
カレントトランスInfo
- Publication number
- JPH08744Y2 JPH08744Y2 JP7088889U JP7088889U JPH08744Y2 JP H08744 Y2 JPH08744 Y2 JP H08744Y2 JP 7088889 U JP7088889 U JP 7088889U JP 7088889 U JP7088889 U JP 7088889U JP H08744 Y2 JPH08744 Y2 JP H08744Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- ring
- current transformer
- hole
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ．考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は電流の検出に使用されるカレントトランスに
係り、特にその絶縁ケースの構造に関係する。
係り、特にその絶縁ケースの構造に関係する。
第３図は従来のカレントトランスの一例を示し、リー
ド部から見た外観斜視図である。従来、小型のカレント
トランスは、第３図に示す様にリング状磁心に絶縁塗装
を施し、その上に絶縁被覆したワイヤで電流供給用コイ
ル及び電流検出用コイルを巻線し終端部をリード端子と
して使用していた。又必要により、前記トロイダル型コ
イル全体をモールド等（第３図２点鎖線）により保護し
使用されている。
ド部から見た外観斜視図である。従来、小型のカレント
トランスは、第３図に示す様にリング状磁心に絶縁塗装
を施し、その上に絶縁被覆したワイヤで電流供給用コイ
ル及び電流検出用コイルを巻線し終端部をリード端子と
して使用していた。又必要により、前記トロイダル型コ
イル全体をモールド等（第３図２点鎖線）により保護し
使用されている。
従来のカレントトランスでは、絶縁塗装工程が複雑で
あったりピン端子の方向や外形が不揃いのため、実装の
自動化が困難な欠点があった。
あったりピン端子の方向や外形が不揃いのため、実装の
自動化が困難な欠点があった。
本考案は前記問題点を除去するため、改善した絶縁ケ
ースを使用することにより絶縁塗装工程を除き、且つ実
装時に、カレントトランスのピンの位置が正確で、トラ
ンスの方向が識別しやいため、自動実装化がし易いカレ
ントトランスを提供するものである。
ースを使用することにより絶縁塗装工程を除き、且つ実
装時に、カレントトランスのピンの位置が正確で、トラ
ンスの方向が識別しやいため、自動実装化がし易いカレ
ントトランスを提供するものである。
ロ．考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、カレントトランスの組立てにおいて、コア
とコイル間の絶縁を角形絶縁ケースに埋設させて絶縁ケ
ースの蓋をかぶせることで行い、又コイル間の絶縁はケ
ース中央の貫通孔に設けた仕切り板により行い、更に角
形のケースの外側面に設けた巻線案内溝により外側の巻
線を表面に出ない様にして自動実装時の取扱いを簡単に
し、信頼性を高めた。
とコイル間の絶縁を角形絶縁ケースに埋設させて絶縁ケ
ースの蓋をかぶせることで行い、又コイル間の絶縁はケ
ース中央の貫通孔に設けた仕切り板により行い、更に角
形のケースの外側面に設けた巻線案内溝により外側の巻
線を表面に出ない様にして自動実装時の取扱いを簡単に
し、信頼性を高めた。
即ち、外形が直方体の絶縁性ケースに設けたリング状
凹部にリング状磁心を挿入固着し、その上に前記リング
状凹部に嵌め合いとなるリング状の絶縁性の蓋をかぶ
せ、前記ケース及び蓋の中央に前記挿入磁心の軸方向に
貫通孔を設け、該貫通孔を通してケースの外側に電流供
給用コイルと電流検出用コイルを巻廻したトロイダル型
カレントトランスにおいて、該貫通孔の中にコイル間を
絶縁する仕切り板が軸方向に設けられ、ケース下部四隅
にスタンドオフ用の突起が設けられ、スタンドオフの内
側に端子用ピンが植設され、且つ該ケースの２つ以上の
各側面にコイルの巻線が表面に露出しない程度の深さの
巻線案内溝を各々１本以上設けたケースを使用したこと
を特徴とするトロイダル型カレントトランスを提供する
ものである。
凹部にリング状磁心を挿入固着し、その上に前記リング
状凹部に嵌め合いとなるリング状の絶縁性の蓋をかぶ
せ、前記ケース及び蓋の中央に前記挿入磁心の軸方向に
貫通孔を設け、該貫通孔を通してケースの外側に電流供
給用コイルと電流検出用コイルを巻廻したトロイダル型
カレントトランスにおいて、該貫通孔の中にコイル間を
絶縁する仕切り板が軸方向に設けられ、ケース下部四隅
にスタンドオフ用の突起が設けられ、スタンドオフの内
側に端子用ピンが植設され、且つ該ケースの２つ以上の
各側面にコイルの巻線が表面に露出しない程度の深さの
巻線案内溝を各々１本以上設けたケースを使用したこと
を特徴とするトロイダル型カレントトランスを提供する
ものである。
トロイダル型カレントトランスの組立てにおいて、コ
アとコイル間、及び各コイル間の絶縁ができ、しかも直
接巻線に触れることなくカレントトランスを取り扱うこ
とができる絶縁ケースを使用して組立てることによりカ
レントトランスの組立工程が簡略化でき、又実装する場
合信頼性が高く、しかも自動化が容易になる。
アとコイル間、及び各コイル間の絶縁ができ、しかも直
接巻線に触れることなくカレントトランスを取り扱うこ
とができる絶縁ケースを使用して組立てることによりカ
レントトランスの組立工程が簡略化でき、又実装する場
合信頼性が高く、しかも自動化が容易になる。
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第１図は、本考案の一実施例のカレントトランスを示
す外観斜視図である。第２図は他の実施例の組立てを示
す分解斜視図である。
す外観斜視図である。第２図は他の実施例の組立てを示
す分解斜視図である。
第１図において、絶縁ケース１は絶縁性の樹脂により
成形したもので、中央の貫通孔12の外側にトロイダル状
の凹部が設けられ、その中にリング状フェライトのコア
４（本図には見えない。第２図参照）を埋没させ、その
上を該凹部に嵌合する絶縁性樹脂により成形された蓋３
により閉じ込め、その外側に貫通孔12を通して巻線２を
施す。この時電流供給用コイルと電流検出用コイルは貫
通孔中央に設けられた仕切り板５により電気的に絶縁さ
れるよう各々別の孔に巻線する。又巻線の外周側は絶縁
ケースの側面に予め設けられた巻線案内溝にはめ込む様
に巻線し、カレントトランスの外側を掴んだとき直接ハ
ンドラーが巻線に触れることがない様に巻線案内溝10の
中に巻線されている。
成形したもので、中央の貫通孔12の外側にトロイダル状
の凹部が設けられ、その中にリング状フェライトのコア
４（本図には見えない。第２図参照）を埋没させ、その
上を該凹部に嵌合する絶縁性樹脂により成形された蓋３
により閉じ込め、その外側に貫通孔12を通して巻線２を
施す。この時電流供給用コイルと電流検出用コイルは貫
通孔中央に設けられた仕切り板５により電気的に絶縁さ
れるよう各々別の孔に巻線する。又巻線の外周側は絶縁
ケースの側面に予め設けられた巻線案内溝にはめ込む様
に巻線し、カレントトランスの外側を掴んだとき直接ハ
ンドラーが巻線に触れることがない様に巻線案内溝10の
中に巻線されている。
第２図は他の実施例の組立てを示し、コイルが２つ以
上必要なカレントトランスにおいて、ケースの四面を使
用して巻線案内溝10を設け、巻線ができる構造となって
いる。中央の貫通孔12も２つ以上の貫通孔となる様仕切
り板５を設けてある。
上必要なカレントトランスにおいて、ケースの四面を使
用して巻線案内溝10を設け、巻線ができる構造となって
いる。中央の貫通孔12も２つ以上の貫通孔となる様仕切
り板５を設けてある。
第１図実施例及び第２図の実施において、何れもケー
ス下部にピン端子６が設けられ巻線の終端部はからげ終
端後半田仕上げした。
ス下部にピン端子６が設けられ巻線の終端部はからげ終
端後半田仕上げした。
以上の方法で組立てたカレントトランスは組立てが自
動化でき、又基板への実装も手動、自動機の何れでも取
扱いが簡単で、巻線等への傷の発生が皆無であった。
動化でき、又基板への実装も手動、自動機の何れでも取
扱いが簡単で、巻線等への傷の発生が皆無であった。
ハ．考案の効果 〔考案の効果〕 本考案によりカレントトランスの組立てが簡略化さ
れ、又基板等への実装の自動化が簡単にでき、しかも巻
線への損傷の心配のない、経済的で信頼性の高いカレン
トトランスを供給できる。
れ、又基板等への実装の自動化が簡単にでき、しかも巻
線への損傷の心配のない、経済的で信頼性の高いカレン
トトランスを供給できる。
第１図は本考案の一実施例のカレントトランスを示す外
観斜視図。 第２図は実施例の組立てを示す分解外観斜視図。 第３図は従来のカレントトランスの例を示す外観斜視
図。 １……絶縁ケース、２……巻線、３……蓋、４……コ
ア、５……仕切り板、６……ピン端子、７……からげ、
８……スタンドオフ、９……凹部、10……巻線案内溝、
11……モールド、12……貫通孔。
観斜視図。 第２図は実施例の組立てを示す分解外観斜視図。 第３図は従来のカレントトランスの例を示す外観斜視
図。 １……絶縁ケース、２……巻線、３……蓋、４……コ
ア、５……仕切り板、６……ピン端子、７……からげ、
８……スタンドオフ、９……凹部、10……巻線案内溝、
11……モールド、12……貫通孔。
Claims (1)
- 【請求項１】外形が直方体の絶縁性ケースに設けたリン
グ状凹部にリング状磁心を挿入固着し、その上に前記リ
ング状凹部に嵌め合いとなるリング状の絶縁性の蓋をか
ぶせ、前記ケース及び蓋の中央に前記挿入磁心の軸方向
に貫通孔を設け、該貫通孔を通してケースの外側に電流
供給用コイルと電流検出用コイルを巻廻したトロイダル
型カレントトランスにおいて、該貫通孔の中にコイル間
を絶縁する仕切り板が軸方向に設けられ、ケース下部四
隅にスタンドオフ用の突起が設けられ、スタンドオフの
内側に端子用ピンが植設され、且つ該ケースの２つ以上
の各側面にコイルの巻線が表面に露出しない程度の深さ
の巻線案内溝を各々１本以上設けたケースを使用したこ
とを特徴とするトロイダル型カレントトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7088889U JPH08744Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | カレントトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7088889U JPH08744Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | カレントトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0310519U JPH0310519U (ja) | 1991-01-31 |
| JPH08744Y2 true JPH08744Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31607437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7088889U Expired - Fee Related JPH08744Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | カレントトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08744Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3567027B2 (ja) * | 1995-09-14 | 2004-09-15 | Ｆｄｋ株式会社 | 巻線素子及びその組立方法 |
| EP2083277B1 (en) * | 2008-01-25 | 2011-01-05 | Liaisons Electroniques-Mecaniques Lem S.A. | Electrical current sensor |
| JP2010010311A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Nec Tokin Corp | インダクタンス素子 |
| JP2010147199A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Totoku Electric Co Ltd | 編組線トロイダルコイル |
| JP6774725B2 (ja) * | 2015-12-18 | 2020-10-28 | 株式会社タムラ製作所 | コイル部品 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP7088889U patent/JPH08744Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0310519U (ja) | 1991-01-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |