JP2558107Y2 - 小型コイル - Google Patents
小型コイルInfo
- Publication number
- JP2558107Y2 JP2558107Y2 JP1992079057U JP7905792U JP2558107Y2 JP 2558107 Y2 JP2558107 Y2 JP 2558107Y2 JP 1992079057 U JP1992079057 U JP 1992079057U JP 7905792 U JP7905792 U JP 7905792U JP 2558107 Y2 JP2558107 Y2 JP 2558107Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- shaped flat
- flat terminal
- resin container
- terminal
- Prior art date
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁ノイズの抑制のた
めに電子回路に組込むデータラインフィルタ等に用いる
小型コイルの構造に関するものである。
めに電子回路に組込むデータラインフィルタ等に用いる
小型コイルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、巻上がり外径4.5mm、内径
2.5mm、高さ1.5mm程のトロイダルコアに巻線
を施した小型コイルが、信号線における電磁障害を防止
するデータラインフィルタ用部品であるノーマルモード
チョークコイル等として使われている。前記小型コイル
を図4に示すようなスタンドオフ5付の三日月状にコイ
ル収納凹部20を上面に形成したブロック状の樹脂容器
13に巻線型コイル11を収納して、コイル端末12を
樹脂容器底面に設けた貫通穴4に挿通し、コイル端末1
2をプリント基板に挿入し半田実装していた。
2.5mm、高さ1.5mm程のトロイダルコアに巻線
を施した小型コイルが、信号線における電磁障害を防止
するデータラインフィルタ用部品であるノーマルモード
チョークコイル等として使われている。前記小型コイル
を図4に示すようなスタンドオフ5付の三日月状にコイ
ル収納凹部20を上面に形成したブロック状の樹脂容器
13に巻線型コイル11を収納して、コイル端末12を
樹脂容器底面に設けた貫通穴4に挿通し、コイル端末1
2をプリント基板に挿入し半田実装していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】トロイダルコアに巻付
ける銅線は軟銅線を用いるため線が柔軟すぎ、樹脂容器
底部に設けた貫通穴に挿入しにくく、例えばコイル端末
に巻線作業時うねりが生じ、かつコイル端末を半田めっ
きする必要があり、自動組立てと基板への自動実装が困
難であった。本考案は、巻線型コイルを樹脂容器へ自動
組立てでき、基板への自動実装が可能な小型コイルを提
供することを目的とする。
ける銅線は軟銅線を用いるため線が柔軟すぎ、樹脂容器
底部に設けた貫通穴に挿入しにくく、例えばコイル端末
に巻線作業時うねりが生じ、かつコイル端末を半田めっ
きする必要があり、自動組立てと基板への自動実装が困
難であった。本考案は、巻線型コイルを樹脂容器へ自動
組立てでき、基板への自動実装が可能な小型コイルを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】半田めっきしたコイル端
末を樹脂容器底面の貫通穴に挿入することは自動化する
ことが難しいので、コ字型平端子をノーマルモードコイ
ルでは2個を、コモンモードコイルでは4個を樹脂容器
底面の両側の対称位置に夫々植設し、コ字型平端子のコ
字型平端子短部の側面に巻線型コイルのコイル端末を溶
接により接続する。本考案の小型コイルは、上面にコイ
ル収納凹部を形成した樹脂容器の底面に一体成型したコ
字型平端子を形成して、巻線型コイルを樹脂容器のコイ
ル収納凹部に収納し、更にコイル端末を樹脂容器側面に
形成した案内溝に沿って導出し、ついで樹肥容器に一体
に成型されたコ字型平端子短部の外側面とコイル端末と
を接触させ抵抗溶接によりコ字型平端子とコイル端末と
を溶接し接続してなる。
末を樹脂容器底面の貫通穴に挿入することは自動化する
ことが難しいので、コ字型平端子をノーマルモードコイ
ルでは2個を、コモンモードコイルでは4個を樹脂容器
底面の両側の対称位置に夫々植設し、コ字型平端子のコ
字型平端子短部の側面に巻線型コイルのコイル端末を溶
接により接続する。本考案の小型コイルは、上面にコイ
ル収納凹部を形成した樹脂容器の底面に一体成型したコ
字型平端子を形成して、巻線型コイルを樹脂容器のコイ
ル収納凹部に収納し、更にコイル端末を樹脂容器側面に
形成した案内溝に沿って導出し、ついで樹肥容器に一体
に成型されたコ字型平端子短部の外側面とコイル端末と
を接触させ抵抗溶接によりコ字型平端子とコイル端末と
を溶接し接続してなる。
【0005】即ち本考案は、トロイグルコアに巻線し、
コイル端末を導出した巻線型コイルと樹詣容器とからな
り、該樹脂容器の上面にコイル収納凹部と、底面の対角
線上の二隅にスタンドオフと、側面にコイル端末を案内
する案内溝を設け、前記樹脂容器の底面の前記スタンド
オフがない二隅近傍に、コ字型平端子長部と該コ字型平
端子長部より短く、幅広のコ字型平端子短部とを有する
コ字型平端子を、前記コ字型平端子短部の外側面が前記
案内溝の内底面と同一平面上にあり、かつ先端が前記ス
タンドオフの先端と一致するように突出させて植設し、
前記コイル収納凹部に、前記巻線型コイルを収納し、前
記コイル端末を前記案内溝に沿って導出し、前記コ字型
平端子短部の前記コ字型平端子長部の幅と重ならない部
分に溶接し接続してなることを特徴とする小型コイルで
ある。
コイル端末を導出した巻線型コイルと樹詣容器とからな
り、該樹脂容器の上面にコイル収納凹部と、底面の対角
線上の二隅にスタンドオフと、側面にコイル端末を案内
する案内溝を設け、前記樹脂容器の底面の前記スタンド
オフがない二隅近傍に、コ字型平端子長部と該コ字型平
端子長部より短く、幅広のコ字型平端子短部とを有する
コ字型平端子を、前記コ字型平端子短部の外側面が前記
案内溝の内底面と同一平面上にあり、かつ先端が前記ス
タンドオフの先端と一致するように突出させて植設し、
前記コイル収納凹部に、前記巻線型コイルを収納し、前
記コイル端末を前記案内溝に沿って導出し、前記コ字型
平端子短部の前記コ字型平端子長部の幅と重ならない部
分に溶接し接続してなることを特徴とする小型コイルで
ある。
【0006】
【作用】本考案では、巻線型コイルのコイル端末を樹脂
容器側面に設けたコ字型平端子に接続する案内溝に沿い
導出し、基板導体に接続するコ字型平端子長部と一体に
形成したコ字型平端子短部とを接触し、抵抗溶接により
コイル端末とコ字型平端子短部とを接続するよう構成し
てあるので、製造組立時に自動化が可能となり、信頼性
の向上した小型コイルとなる。
容器側面に設けたコ字型平端子に接続する案内溝に沿い
導出し、基板導体に接続するコ字型平端子長部と一体に
形成したコ字型平端子短部とを接触し、抵抗溶接により
コイル端末とコ字型平端子短部とを接続するよう構成し
てあるので、製造組立時に自動化が可能となり、信頼性
の向上した小型コイルとなる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本考案による小型コイルの分解斜視図であ
る。図2は、本考案の小型コイルのコイル端末をコ字型
平端子短部に溶接する詳細を示す下面からの斜視図であ
る。図1に示すように、樹脂容器3は、上面にコイル収
納凹部20を形成してあり、両端が上方に張り出した三
日月型の形状をし、コイル直径の2/3程の下面迄巻線
型コイル1を格納できる。又、樹脂容器3には、側面に
コイル端末2をコ字型平端子短部18に案内する案内溝
17が形成されている。図1に示す二つのコイル端末を
有する巻線型コイルの場合には、コ字型平端子16は、
樹脂容器の上面から見るとスタンドオフ5及びコ字型平
端子短部18が互いにコイル端末の取付けのため樹脂容
器の側面の対角線上になるように樹脂容器底面に樹脂成
型時に一体に形成される。このコ字型平端子短部18の
外側面と案内溝17は同一平面上になるように互いに形
成されており、又コ字型平端子短部は基板上に実装した
時スタンドオフを兼用し、コイル端末を溶接する時溶接
作業を容易にするよう樹脂容器底面より下方へ露出して
いる。又図2に示すように、コイル端末2の上面とコ字
型平端子短部18の裏面から溶接を行うので、電気的、
及び機械的に信頼性の高いコイル端末とコ字型平端子と
の接続が行える。図3は、コ字型平端子の外観斜視図で
ある。図3に示すように、コ字型平端子短部18はコ字
型平端子長部19より幅広にしてあり、コ字型平端子長
部19の幅に重ならない部分にコイル端末を溶接するの
で、コイル端末をコ字型平端子の面に溶接する時、溶接
作業を容易にする。突起22は樹脂容器へ一体成型した
時の固定を確かにするためのものである。なお、本考案
の実施例はコイル端末が二つのノーマルモードコイルの
例で説明したが、一つのトロイダルコアに二つの巻線を
施したコモンモードコイルにも本考案を適用し得ること
は当然である。
る。図1は本考案による小型コイルの分解斜視図であ
る。図2は、本考案の小型コイルのコイル端末をコ字型
平端子短部に溶接する詳細を示す下面からの斜視図であ
る。図1に示すように、樹脂容器3は、上面にコイル収
納凹部20を形成してあり、両端が上方に張り出した三
日月型の形状をし、コイル直径の2/3程の下面迄巻線
型コイル1を格納できる。又、樹脂容器3には、側面に
コイル端末2をコ字型平端子短部18に案内する案内溝
17が形成されている。図1に示す二つのコイル端末を
有する巻線型コイルの場合には、コ字型平端子16は、
樹脂容器の上面から見るとスタンドオフ5及びコ字型平
端子短部18が互いにコイル端末の取付けのため樹脂容
器の側面の対角線上になるように樹脂容器底面に樹脂成
型時に一体に形成される。このコ字型平端子短部18の
外側面と案内溝17は同一平面上になるように互いに形
成されており、又コ字型平端子短部は基板上に実装した
時スタンドオフを兼用し、コイル端末を溶接する時溶接
作業を容易にするよう樹脂容器底面より下方へ露出して
いる。又図2に示すように、コイル端末2の上面とコ字
型平端子短部18の裏面から溶接を行うので、電気的、
及び機械的に信頼性の高いコイル端末とコ字型平端子と
の接続が行える。図3は、コ字型平端子の外観斜視図で
ある。図3に示すように、コ字型平端子短部18はコ字
型平端子長部19より幅広にしてあり、コ字型平端子長
部19の幅に重ならない部分にコイル端末を溶接するの
で、コイル端末をコ字型平端子の面に溶接する時、溶接
作業を容易にする。突起22は樹脂容器へ一体成型した
時の固定を確かにするためのものである。なお、本考案
の実施例はコイル端末が二つのノーマルモードコイルの
例で説明したが、一つのトロイダルコアに二つの巻線を
施したコモンモードコイルにも本考案を適用し得ること
は当然である。
【0008】
【考案の効果】本考案によるコ字型平端子を用いた小型
コイルとすることにより、ウレタン被覆のコイル端末は
コ字型平端子短部に圧接し電圧、電流が加えられてウレ
タン被覆を破壊し溶接するので、コイル端末表面に半田
めっきする作業の必要がなく、コイル端末とコ字型平端
子との接続が容易になり、コイルの組立作業を自動化し
易い。又、組立所要時間を短縮でき、組立費を削減でき
安価な小型コイルとすることができる。従って、安価で
端子とコイル端末の電気的、機械的な接続を確実に行
え、又基板へ実装する端子の長さも一定にできてコイル
の基板実装時の信頼性を向上した小型コイルとすること
ができる。
コイルとすることにより、ウレタン被覆のコイル端末は
コ字型平端子短部に圧接し電圧、電流が加えられてウレ
タン被覆を破壊し溶接するので、コイル端末表面に半田
めっきする作業の必要がなく、コイル端末とコ字型平端
子との接続が容易になり、コイルの組立作業を自動化し
易い。又、組立所要時間を短縮でき、組立費を削減でき
安価な小型コイルとすることができる。従って、安価で
端子とコイル端末の電気的、機械的な接続を確実に行
え、又基板へ実装する端子の長さも一定にできてコイル
の基板実装時の信頼性を向上した小型コイルとすること
ができる。
【図1】本考案による小型コイルの分解斜視図。
【図2】本考案の小型コイルのコイル端末をコ字型平端
子短部に溶接する詳細を示す下面からの斜視図。
子短部に溶接する詳細を示す下面からの斜視図。
【図3】コ字型平端子の外観斜視図。
【図4】従来の小型コイルの分解斜視図。
1,11 巻線型コイル 2,12 コイル端末 3,13 樹脂容器 4 貫通穴 5 スタンドオフ 16 コ字型平端子 17 案内溝 18 コ字型平端子短部 19 コ字型平端子長部 20 コイル収納凹部 22 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 トロイダルコアに巻線し、コイル端末を
導出した巻線型コイルと樹脂容器とからなり、該樹脂容
器の上面にコイル収納凹部と、底面の対角線上の二隅に
スタンドオフと、側面にコイル端末を案内する案内溝を
設け、前記樹脂容器の底面の前記スタンドオフがない二
隅近傍に、コ字型平端子長部と該コ字型平端子長部より
短く、幅広のコ字型平端子短部とを有するコ字型平端子
を、前記コ字型平端子短部の外側面が前記案内溝の内底
面と同一平面上にあり、かつ先端が前記スタンドオフの
先端と一致するように突出させて植設し、前記コイル収
納凹部に、前記巻線型コイルを収納し、前記コイル端末
を前記案内溝に沿って導出し、前記コ字型平端子短部の
前記コ字型平端子長部の幅と重ならない部分に溶接し接
続してなることを特徴とする小型コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079057U JP2558107Y2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 小型コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079057U JP2558107Y2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 小型コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638210U JPH0638210U (ja) | 1994-05-20 |
JP2558107Y2 true JP2558107Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13679273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992079057U Expired - Fee Related JP2558107Y2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 小型コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558107Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016013114A1 (ja) | 2014-07-25 | 2016-01-28 | ギガフォトン株式会社 | 極端紫外光生成装置 |
JP7326979B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-08-16 | スミダコーポレーション株式会社 | コイル部品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0197518U (ja) * | 1987-12-19 | 1989-06-29 | ||
JP3083918U (ja) * | 2001-08-06 | 2002-02-22 | 清美 菅 | 二輪車用荷籠 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP1992079057U patent/JP2558107Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638210U (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |