JP2003347129A - 表面実装型コイル - Google Patents

表面実装型コイル

Info

Publication number
JP2003347129A
JP2003347129A JP2002150831A JP2002150831A JP2003347129A JP 2003347129 A JP2003347129 A JP 2003347129A JP 2002150831 A JP2002150831 A JP 2002150831A JP 2002150831 A JP2002150831 A JP 2002150831A JP 2003347129 A JP2003347129 A JP 2003347129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
coil
flange base
base core
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002150831A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Okamoto
俊則 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2002150831A priority Critical patent/JP2003347129A/ja
Priority to US10/413,553 priority patent/US6922130B2/en
Publication of JP2003347129A publication Critical patent/JP2003347129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
    • H01F2017/046Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core helical coil made of flat wire, e.g. with smaller extension of wire cross section in the direction of the longitudinal axis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、低背化、および大電流容量化を実現
するとともに、プリント基板実装の信頼性の高い表面実
装型コイルを提供する。 【解決手段】 平角銅線のエッジワイズ巻きコイル5
と、コイル5に挿入される芯部6'と、芯部6'と一体に
形成されるフランジ6"(フランジ付き芯コア6)と、
芯部6'の端部9が固定されるフランジベースコア2
と、これらの部材を覆うように取り付けられるプラスチ
ックカバー3とから概略構成する。コイルのリード引出
し部7、7をフランジベースコア2の一側面11方向に
略平行に引き出し、底面12から一側面13に巻回し
て、それらの端部を電極固定用切り欠き部14にかしめ
加工によって固定する。半田処理が施されている先端部
近傍8部分が底面12から一側面13にかけて帯状に配
設され、本表面実装型コイル1の電極部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム型コアを使
用した表面実装型コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム型コアを使用した表面実装
型コイルとしては、図9に示すように、両フランジ(フ
ランジ部51とフランジベース部52)と一体化された
ドラム型コア50の芯部53に導体丸型銅線54を巻回
し、板状の金属リードフレーム55の接続端子に導体丸
型銅線54の端部をカラゲ処理して接続するものが多く
使用されている。板状金属リードフレーム55はコアに
接着固定されており、この板状金属リードフレーム55
がコイルの端子電極になる。これらは、従来、リードフ
レーム型電極といわれているものである。また、図示は
省略するが、この他、コイルを載せる樹脂製絶縁性基台
にリード端子を設け、このリード端子に巻線端末を接続
して電極とするタイプ、電極材をドラムコアに塗布焼き
付けしてそこに巻線端末を接続し電極とするタイプ、あ
るいはドラムコアのフランジ部に巻線端末を巻き付け等
によって固定し半田処理をして電極とするタイプ等のも
のがある。
【0003】また、ドラム型コアを使用した他の表面実
装型コイルとしては、平角銅線をエッジワイズ巻きした
ものがある。このコイルは導体丸型銅線に比べ巻線効率
(巻枠に対する線材の占積率)に優れているため、コイ
ルの小型化および低背化に優位であるとともに、巻線が
平角形状を有しているため巻線自体を板状金属電極とし
て使用できるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導体丸型銅
線を巻回した上述するタイプの表面実装型コイルでは、
以下に示すような欠点があった。即ち、板状の金属リー
ドフレームの接続端子に導体丸型銅線の端部をカラゲ処
理して接続するタイプの表面実装型コイルでは、リード
フレーム(電極部)を個別の部品として設けなければな
らないことによりコストアップが生じる他、製造工程に
おいてリードフレームを取り付けるための作業工程を増
やす必要が生じる。また、樹脂製絶縁性基台にリード端
子を設けそこに巻線端末を接続して電極とするタイプの
表面実装型コイルでは、低背化を実現することができな
い他、コストアップを伴なう。また、電極材をドラムコ
アに塗布焼き付けしてそこに巻線端末を接続し電極とす
るタイプの表面実装型コイルでは、電極材を設けなけれ
ばならないことによりコストアップが生じる他、製造工
程において電極材を塗布焼き付けする作業工程が必要と
なる。また、ドラムコアのフランジ部に巻線端末を巻き
付け固定し半田処理をして電極とするタイプの表面実装
型コイルでは、電流許容量が小さいため大電流回路では
使用できない他、プリント基板に実装したときのガタツ
キの発生が大きい。
【0005】また、平角銅線をエッジワイズ巻きした表
面実装型コイルでは、導体丸型銅線を巻回した表面実装
型コイルが有する、非低背化、部品点数の増加、製造作
業の複雑化、電流許容量の限界等の欠点に関しては優位
であるが、外部電極となる巻回終端部に関しては以下の
ような信頼性に関する不具合があった。即ち、電極部で
ある巻回終端部が、固定されているコアあるいはプラス
チック基板から剥離し半田付けされている面積が減少す
る、プリント基板に実装されたときの平面性に欠ける、
あるいはガタツキ、浮き上がりを生じる等の不具合があ
った。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、小型化、低背化、および大電流容量化
を実現するとともに、プリント基板実装時において高い
信頼性を有する表面実装型コイルの提供を目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、エッジワイズ巻きコイルと、該
コイルに挿入される芯部と、該芯部の一方の端部に該芯
部と一体に形成されるフランジと、前記芯部の他方の端
部が固定される略矩形状を有するフランジベースコアと
を備えた表面実装型コイルにおいて、前記エッジワイズ
巻きコイルの巻き始めの先端と巻き終わりの先端とを、
前記フランジベースコアの同じ一側面方向へ平行に引き
出し、前記一側面から前記フランジベースコアの底面を
通って前記一側面に対向する一側面に巻回させ、前記対
向する一側面で固定したことを特徴とするものである。
エッジワイズ巻の平角銅線を平行に引き出し、フランジ
ベースコアの底面から平角銅線を引き出した一側面に対
向する一側面まで巻回させることにより、コイルの両端
部分として、例えば、電極部として利用できる面積を大
きく確保する。
【0008】また、上記課題を解決するために、請求項
2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイ
ルの巻き始めの先端と巻き終わりの先端は、前記対向す
る一側面に形成された切欠き部にカシメによって固定さ
れることを特徴とするものである。切欠き部にコイルの
先端部をカシメることによって確実に固定する。
【0009】また、上記課題を解決するために、請求項
3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
前記フランジベースコアの底面および前記対向する一側
面に巻回されるコイル部は、半田処理が施された電極部
を構成していることを特徴とするものである。フランジ
ベースコアを巻回する平角銅線部分を電極部として形成
することにより電極部材として追加する他の部品を必要
としないとともに、半田面をより大きく確保することが
できコイルを実装する部分に対する半田付けの信頼性を
高める。
【0010】また、上記課題を解決するために、請求項
4の発明は、請求項3に記載の発明において、前記フラ
ンジベースコアの底面を巻回する電極部間にブリッジを
設けたことを特徴とするものである。電極間に段差を設
けることにより面実装の信頼性を高める。
【0011】また、上記課題を解決するために、請求項
5の発明は、請求項3または4に記載の発明において、
前記フランジベースコアの底面を巻回する電極部が、前
記フランジベースコアの底面に接着剤によって固定され
ていることを特徴とするものである。
【0012】また、上記課題を解決するために、請求項
6の発明は、請求項5に記載の発明において、前記電極
部が巻回される前記フランジベースコアの底面に、前記
接着剤を流し込む接着剤誘導溝を設けたことを特徴とす
るものである。誘導溝を設けることにより、電極部−底
面間から溢れ出る接着剤を防止する。
【0013】また、上記課題を解決するために、請求項
7の発明は、請求項6に記載の発明において、前記フラ
ンジベースコアに面取りを施したことを特徴とするもの
である。面取りを施すことにより、フランジベースコア
を巻回する平角銅線の折り曲げ部分の膨らみを抑える。
【0014】また、上記課題を解決するために、請求項
8の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の発明に
おいて、前記コイル、芯部、およびフランジを覆い、前
記フランジベースコアに取り付けられるプラスチックカ
バーを設けたことを特徴とするものである。
【0015】また、上記課題を解決するために、請求項
9の発明は、請求項8に記載の発明において、前記プラ
スチックカバーは、該プラスチックカバーに設けられた
フックが前記フランジベースコアに設けられたフック用
溝に係合することによって前記フランジベースコアに取
り付けられ、該プラスチックカバーの面が前記芯部と一
体に形成されるフランジを係止していることを特徴とす
るものである。プラスチックカバーとフランジベースコ
アとをフックにより確実に係合させるとともに、プラス
チックカバーの弾性力によってフランジを固定させ、製
造時のコイル取り付け加工を容易にし、表面実装型コイ
ルの性能を向上させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に表面実装型コイル
の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明に係る表面実装型コイルの
一形態を示す斜視図である。表面実装型コイル1は、全
体の外観として略直方体形状を有しており、略矩形状の
フランジベースコア2の上側から、ふた形状のプラスチ
ックカバー3(以下、プラスチックケースともいう)が
取り付けられる構成を有している。後述するが、15は
電極の一部の固定電極部であり、フランジベースコア2
の一側面に固定されている。
【0018】図2は、図1に示す表面実装型コイル1の
分解斜視図である。尚、この斜視図は、図1の矢印A側
から見たときのものである。表面実装型コイル1は、平
角銅線のエッジワイズ巻きコイル5と、エッジワイズ巻
きコイル5に挿入される芯部6'と、芯部6'の一方の端
部に芯部6'と一体に形成されるフランジ6"(以下、芯
部6'とフランジ6"を合わせてフランジ付き芯コア6と
いう)と、芯部6'の他方の端部が固定される略矩形状
を有するフランジベースコア2と、これらの部材を覆う
ように取り付けられフランジベースコア2に固定される
プラスチックカバー3とから概略構成されている。
【0019】平角銅線のエッジワイズ巻きコイル5は、
巻線のリード引出し部7(巻き始め、および巻き終わ
り)が同一方向へ略平行に引き出され、その先端部近傍
8は絶縁被膜樹脂の剥離と半田処理が施されている。こ
れによりコイル部材である平角銅線のみによって電極部
を構成することができる。この平角銅線の厚さは0.0
5〜0.1程度であるため、従来品(導体丸型銅線を用
いて電極部としてリードフレームを使用するもの)に比
較してコイル全体の低背化が可能となる。
【0020】表面実装型コイル1のコア部は、エッジワ
イズ巻きコイル5がボビン形状を有しているため、フラ
ンジベースコア2とフランジ付き芯コア6とに二分割さ
れた構成を有している。フランジ付き芯コア6の芯部
6'はエッジワイズ巻きコイル5に挿入され、芯部6'の
端部9はフランジベースコア2に形成されたフランジ付
き芯コア接着凹部10に接着剤によって接着される。
尚、フランジベースコア2は、電極を接着固定するため
に高抵抗フェライト材料であるニッケル−亜鉛系フェラ
イト、あるいはマグネシウム−亜鉛系フェライトが使用
されるが、フランジ付芯コア6は、必ずしも高抵抗フェ
ライト材料である必要はない。高性能(高インダクタン
ス、高バイアス特性、大電流容量)が要求される場合、
あるいは小型化が要求される場合にはマンガン−亜鉛系
フェライトを使用することで実現できる。
【0021】平角銅線のエッジワイズ巻きコイル5のリ
ード引出し部7は、フランジ付き芯コア6の芯部6'が
フランジベースコア2に接着された後に折り曲げ加工が
施される。即ち、リード引出し部7(巻き始め、および
巻き終わり)は、フランジベースコア2の一側面11
(リード引出し部通過面)方向に略平行に引き出され、
一側面11から底面12へ、そして一側面11に対向す
る一側面13に巻回され、一側面13に形成された電極
固定用切り欠き部14にかしめ加工によって固定される
(図3参照)。そして、絶縁被膜樹脂の剥離と半田処理
が施されている先端部近傍8部分が底面12から一側面
13にかけて帯状に配設され、本表面実装型コイル1の
電極部を構成する。
【0022】また、フランジベースコア2の底面12に
配設される2つの電極部の間には、底面12を横断する
ように段差部(電極間ブリッジ)21が形成されてい
る。この電極間ブリッジ21を形成することにより、本
表面実装型コイル1を実装するプリント基板のランド部
に底面12の電極部を確実に接触させることができでき
る。
【0023】尚、フランジ付き芯コア6のフランジ6"
部の形状は、円形状のものに限定されるものではなく、
例えば、矩形状であってもよい。これに対して、フラン
ジベースコア2の形状は、底面に巻回されるコイル部分
(リード引き出し部7)、即ち、電極部の面積を大きく
確保するために矩形状に形成する。これにより表面実装
型コイル1を実装する際の半田付け面積を大きくするこ
とができ、確実に固定でき信頼性を向上させることがで
きる。
【0024】図3は、フランジベースコア2に取り付け
られたエッジワイズ巻きコイル5を示している。エッジ
ワイズ巻きコイル5のリード引出し部7は、フランジベ
ースコア2の底面から一側面13に巻回され、電極の一
部分を構成する固定電極部15の先端部が、電極固定用
切り欠き部14にかしめ加工によって固定されている。
尚、図3は、図2とは逆側方向から、即ち、図1と同じ
側から見たものであり、フランジ付き芯コア6は取り外
されている図である。
【0025】また、フランジベースコア2は、リード引
き出し部7(電極部)を確実に固定するために以下に示
すような構成を有している。図4(a)は、フランジベ
ースコア2の斜視図であり、図4(b)は、フランジベ
ースコア2の上面図であり、図4(c)は、側面図(図
4(a)を右方向から見たときの図)である。リード引
き出し部7が巻回される一側面11の辺22、23、お
よび一側面13の辺24、25のうち、電極固定用切り
欠き部14が形成されている辺25以外の辺22、2
3、24には面取り処理が施されている。この面取り処
理を施すことにより、リード引き出し部7の折り曲げ加
工を良好に行なうことができ、折り曲げ加工して巻回し
たリード引き出し部7(電極部)の膨らみを押さえるこ
とができる。また、一側面11の辺22に施した面取り
は、リード引出し部7と一側面11とを固定する接着剤
の溜まり部としての機能を果たす(図3の26部分参
照)。
【0026】また、電極固定用切り欠き部14は、かし
め加工が施されるリード引出し部7の端部を確実に固定
させるために、切欠き部14の形成角度θを90°以下
に設定している。尚、この実施の形態では、電極部の数
(2個)に対応させて2個の電極固定用切り欠き部1
4、14を設けているが、この形態に限定されるもので
はなく、リード引出し部7の端部を固定できるものであ
れば、辺25の端から端まで連続して1個の電極固定用
切り欠き部14を設けるもの、あるいは辺25の両端部
を除いた中央部分に1個の電極固定用切り欠き部14を
設けるものであってもよい。
【0027】図2に戻って、プラスチックカバー3は、
箱の蓋形状を有し、エッジワイズ巻きコイル5、フラン
ジ付き芯コア6、およびフランジベースコア2を覆うよ
うに取り付けられ、本表面実装型コイル1を面実装する
自動挿入機の衝撃から、あるいはハンドリング時の衝撃
から保護し、磁性コアの破損防止および電気的絶縁性の
確保に寄与している。プラスチックカバー3の開口部1
6側の一方の対向する側面(内側面)にはコア固定用フ
ック17が設けられており、このコア固定用フック17
がフランジベースコア2の一方の対向する側面に設けら
れたフック用溝18に係合することによって、プラスチ
ックカバー3はフランジベースコア2に固定される(プ
ラスチックカバー3については、さらに後述する)。
尚、プラスチックカバー3をフランジベースコア2に固
定する方法としては、フックを使用する方法には限定さ
れず、例えば、フックを設けずに接着剤によりプラスチ
ックカバー3の内側面とフランジベースコア2の側面を
接着固定する方法等であってもよい。
【0028】また、プラスチックカバー3の開口部16
側において、コア固定用フック17が設けられている側
面とは異なる方の対向する側面には、切り欠き状の窓1
9、20が形成されている。窓19は電極固定用切り欠
き部14に対応するように設けられており、この窓19
部にフランジベースコア2の底面12から一側面13に
巻回され、電極固定用切り欠き部14にかしめ加工され
る固定電極部15が配設される。固定電極部15のかし
め加工は、プラスチックカバー3を取り付けた後に、固
定治具を使用して行なわれる。従って、窓19は固定電
極部15およびかしめ加工を行なうための固定治具を避
けるような位置および大きさに形成される。窓20は、
フランジベースコア2の一側面11を通過するリード引
き出し部7、7間に相当する側面に形成されている。こ
の窓20を形成することにより、接着剤の投入作業を容
易に行なうことができるようになり、折り曲げ加工した
リード引き出し部7を、一側面11に確実に接着固定さ
せることができる。
【0029】ところで、上述したようにエッジワイズ巻
きコイル5に挿入されたフランジ付き芯コア6の芯部
6'は、端部9がフランジベースコア2に形成されたフ
ランジ付き芯コア接着凹部10に接着剤によって接着固
定される。そして、エッジワイズ巻きコイル5のリード
引出し部7をフランジベースコア2に巻回する(折り曲
げ加工およびかしめ加工する)際には、フランジベース
コア2がエッジワイズ巻きコイル5に対して動かないよ
うに固定させておく必要がある。コア固定用フック17
を備えたプラスチックカバー3は、フランジベースコア
2とエッジワイズ巻きコイル5を固定させておく手段と
しての機能を有する。
【0030】図5(a)はプラスチックカバー3がフラ
ンジベースコア2に取り付けられた表面実装型コイル1
の一形態を示す断面図であり、図5(b)は、プラスチ
ックカバー3の低面図(開口部側から見た図)である。
コア固定用フック17は、プラスチックカバー3の開口
部側で、切り欠き状の窓19、20が形成されていない
対向する内側面に形成され、フランジベースコア2の側
面に形成されたフック用溝18に係合している。プラス
チックカバー3の上面26は、フランジ6"に接触しプ
ラスチックカバー3の有する弾性力によってフランジ
6"を圧着している。即ち、コア固定用フック17をフ
ランジベースコア2に係合させることによって、プラス
チックカバー3の有する弾性力でフランジベースコア2
とエッジワイズ巻きコイル5とを固定させている。
【0031】エッジワイズ巻きコイル5のリード引出し
部7は、上述のようにかしめ加工によって電極固定用切
り欠き部14に固定され電極部として使用されるが、さ
らに信頼性の高い電極部として使用できるようにするた
めに、フランジベースコア2とリード引出し部7(電極
部)とを接着剤によって接着固定している。
【0032】従来のリードフレーム型電極を使用した表
面実装型コイルでは、リードフレームの厚さが0.1〜
0.2mm程度あったため、コアにリードフレームを接
着固定する場合、コアとリードフレーム間に接着剤を塗
布しても接着剤の表面張力によってリードフレームの表
面側(電極側)まで接着剤が廻り込んで付着するといっ
た不具合の発生は少なかった。しかしながら平角銅線型
の電極を使用した表面実装型コイルでは、平角銅線の厚
さが0.05〜0.1mm程度であるため、フランジベー
スコア2にリード引出し部7(平角銅線の電極部)を接
着固定する場合、フランジベースコア2と平角銅線の電
極部間に接着剤を塗布すると両者間から溢れでた接着剤
が平角銅線の縁から表面側に廻り込んで電極に付着し、
導通不良等の発生の原因となっていた。
【0033】図6は、フランジベースコア2にリード引
出し部7(電極部)を接着固定するために接着剤を塗布
する手段の一形態を示す図である。図6(a)に示すよ
うに、フランジベースコア2の底面12で、電極部が配
設されない位置に接着剤を注入するための溝30(接着
剤注入口)を設ける。この溝30は注入した接着剤を溜
めておくための溝としても機能する(以下、接着剤溜ま
り溝30ともいう)。また、フランジベースコア2の内
部を通り、接着剤注入口30から電極部方向へ延びる接
着剤誘導溝31を設ける。さらに、接着剤誘導溝31か
ら電極部が配設されている表面方向へ延びる接着剤誘導
溝32を設ける。
【0034】そして、接着剤注入口30に接着剤を注入
して接着剤溜まり溝30に接着剤を貯溜する。接着剤
は、注入時においては接着剤の有する粘度によって接着
剤誘導溝31方向には流れ込まず、接着剤溜まり溝30
に貯留している。この接着剤溜まり溝30に貯溜させた
接着剤は硬化加熱工程において一旦粘度が低下する。こ
の粘度の低下した接着剤は、図6(b)に示すように、
接着剤誘導溝31を通り抜け接着剤誘導溝32へ流れ込
み、さらに接着剤(樹脂)の表面張力とクリープ現象に
よって必要最小限の接着剤がフランジベースコア2と電
極部との隙間に移動する。これにより最終的にバランス
の取れた状態で接着剤を硬化させることができ、平角銅
線の表面側(電極側)に接着剤が付着することなくフラ
ンジベースコア2に平角銅線の電極部を確実に接着固定
することができる。
【0035】図7は、フランジベースコア2に形成され
た接着剤注入口および接着剤誘導溝の一形態であり、
(a)は、低面図(図4(a)を底面側から見た図)で
あり、(b)は、側面図(図4(a)を一側面13側か
ら見た図)を示す。接着剤注入口(接着剤溜まり溝)3
0'は、2個の電極部に挟まれた部分(フランジベース
コア2の中央部)に形成されている。接着剤誘導溝3
1'が、接着剤注入口30'から電極部方向へ(図の左右
方向へ)向かって形成されている。さらに接着剤誘導溝
32'から底面12に巻回される2個の電極部に沿うよ
うに(図の上下方向に)接着剤誘導溝33'が形成され
ている。
【0036】図6の場合と同様に、接着剤注入口(接着
剤溜まり溝)30'に注入した接着剤は、接着剤誘導溝
31'を通り接着剤誘導溝32'へ流れ、さらに接着剤誘
導溝33'へ流れ込んで、平角銅線の表面側(電極側)
に接着剤が付着することなくフランジベースコア2に平
角銅線の電極部を確実に接着固定することができる。
【0037】図8は、フランジベースコア2に形成され
た接着剤注入口および接着剤誘導溝の別の一形態であ
り、(a)は低面図、(b)は側面図を示す。接着剤注
入口(接着剤溜まり溝)30"は、それぞれの電極部の
外側(フック用溝18側)にそれぞれ別個に形成されて
いる。接着剤誘導溝31"は、接着剤注入口30"から電
極部方向へ(図の左右方向へ)向かって形成されてい
る。底面12に巻回されるそれぞれの電極部に沿うよう
に(図の上下方向に)接着剤誘導溝33"が形成されて
いる。そして、接着剤誘導溝31"が接着剤誘導溝33"
に連結されている。
【0038】図6、図7の場合と同様に、それぞれの接
着剤注入口(接着剤溜まり溝)30"に注入された接着
剤により、フランジベースコア2に平角銅線の電極部を
確実に接着固定することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のことから、本発明に係る表面実装
型コイルによれば、フランジベースコアに巻回した平角
銅線(リード引き出し部)をフランジベースコアに形成し
た切り欠き部にかしめ加工によって固定しているので、
確実にエッジワイズ巻きコイルをフランジベースコアに
取り付けることができる。また、フランジベースコアの
底面に巻回する平角銅線部に半田処理を施して面積の大
きい帯状の電極部を配置させ、この電極部を接着剤によ
って接着固定しているので、プリント基板に実装したと
きのガタツキ、浮き上がり、接触不良、断線等の不具合
を大幅に低減することができ、小型化、低背化を可能と
するとともに、大電流を供給可能な信頼性の高い表面実
装型コイルを提供することができる。
【0040】また、フランジベースコアの底面に略平行
に巻回して設けられる電極部間にブリッジを形成したこ
とにより、表面実装型コイルの電極部と実装するプリン
ト基板のランド部とを確実に接触させることができ、面
実装作業における信頼性を大幅に高めることができる。
【0041】また、電極部が巻回されるフランジベース
コアの底面に接着剤を流し込む接着剤誘導溝を設けたこ
とにより、電極部とフランジベースコアの底面間に必要
最小限の量の接着剤を塗布させることができるので、確
実に電極部をフランジベースコアに接着固定することが
できるとともに、過剰な接着剤の流れ込みによる電極部
の表面への接着剤の付着を防止することができ、プリン
ト基板への表面実装時の浮き上がり、導通不良等の不具
合を大幅に低減させることができる。
【0042】また、プラスチックカバーをフランジベー
スコアに取り付け、プラスチックカバー面によってフラ
ンジを係止し、プラスチックカバーの弾性力によってフ
ランジおよびエッジワイズ巻きコイルを固定しているの
で、コイルのリード引出し部を良好に折り曲げ加工する
ことができ、信頼性の高い表面実装型コイルを提供する
ことができる。
【0043】また、本発明に係る表面実装型コイルの構
成によれば、エッジワイズコイル巻線工程と組立て接着
工程の二つの工程のみで製造が可能であるため、大幅に
製造工程を短縮することができると共に、それぞれの工
程の自動化、さらにはこれら二つの工程を連動させた完
全自動化を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型コイルの一形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す表面実装型コイルの分解斜視図であ
る。
【図3】フランジベースコアに取り付けられたエッジワ
イズ巻きコイルを示す図である。
【図4】(a)は、フランジベースコアの斜視図であ
る。(b)は、フランジベースコアの上面図である。
(c)は、フランジベースコアの側面図である。
【図5】(a)は、プラスチックカバーがフランジベー
スコアに取り付けられた表面実装型コイルの断面図であ
る。(b)は、プラスチックカバーの低面図である。
【図6】(a)は、フランジベースコアと電極部間に接
着剤を塗布する手段の一形態を示すものであり、接着剤
が使用される前の図である。(b)は、(a)の形態に
おいて接着剤が使用された状態を示す図である。
【図7】(a)は、フランジベースコアに形成された接
着剤注入口および接着剤誘導溝の一形態を示す低面図で
ある。(b)は、フランジベースコアに形成された接着
剤注入口および接着剤誘導溝の一形態を示す側面図であ
る。
【図8】(a)は、フランジベースコアに形成された接
着剤注入口および接着剤誘導溝の別の一形態を示す低面
図である。(b)は、フランジベースコアに形成された
接着剤注入口および接着剤誘導溝の別の一形態を示す側
面図である。
【図9】従来の表面実装型コイルの一形態を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 表面実装型コイル 2 フランジベースコア 3 プラスチックカバー 5 エッジワイズ巻きコイル 6 フランジ付き芯コア 7 リード引出し部 8 引出し部の先端部近傍 9 端部 10 フランジ付き芯コア接着凹部 11、13 一側面 12 底面 14 電極固定用切り欠き部 15 固定電極部 16 開口部 17 コア固定用フック 18フック用溝 19、20 窓 21 電極間ブリッジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッジワイズ巻きコイルと、該コイルに
    挿入されるコアの芯部と、該芯部の一方の端部に該芯部
    と一体に形成されるフランジと、前記芯部の他方の端部
    が固定される略矩形状を有するフランジベースコアとを
    備えた表面実装型コイルにおいて、 前記エッジワイズ巻きコイルの巻き始めの先端と巻き終
    わりの先端とを、前記フランジベースコアの同じ一側面
    方向へ平行に引き出し、前記一側面から前記フランジベ
    ースコアの底面を通って前記一側面に対向する一側面に
    巻回させ、前記対向する一側面で固定したことを特徴と
    する表面実装型コイル。
  2. 【請求項2】 前記コイルの巻き始めの先端と巻き終わ
    りの先端は、前記対向する一側面に形成された切欠き部
    にカシメによって固定されることを特徴とする請求項1
    に記載の表面実装型コイル。
  3. 【請求項3】 前記フランジベースコアの底面および前
    記対向する一側面に巻回されるコイル部は、半田処理が
    施された電極部を構成していることを特徴とする請求項
    1または2に記載の表面実装型コイル。
  4. 【請求項4】 前記フランジベースコアの底面を巻回す
    る電極部間にブリッジを設けたことを特徴とする請求項
    3に記載の表面実装型コイル。
  5. 【請求項5】 前記フランジベースコアの底面を巻回す
    る電極部は、前記フランジベースコアの底面に接着剤に
    よって固定されることを特徴とする請求項3または4に
    記載の表面実装型コイル。
  6. 【請求項6】 前記電極部が巻回される前記フランジベ
    ースコアの底面に、前記接着剤を流し込む接着剤誘導溝
    を設けたことを特徴とする請求項5に記載の表面実装型
    コイル。
  7. 【請求項7】 前記フランジベースコアに面取りを施し
    たことを特徴とする請求項6に記載の表面実装型コイ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記コイル、芯部、およびフランジを覆
    い、前記フランジベースコアに取り付けられるプラスチ
    ックカバーを設けたことを特徴とする請求項1から7の
    いずれかに記載の表面実装型コイル。
  9. 【請求項9】 前記プラスチックカバーは、該プラスチ
    ックカバーに設けられたフックが前記フランジベースコ
    アに設けられたフック用溝に係合することによって前記
    フランジベースコアに取り付けられ、該プラスチックカ
    バーの面が前記芯部と一体に形成されるフランジを係止
    していることを特徴とする請求項8に記載の表面実装型
    コイル。
JP2002150831A 2002-05-24 2002-05-24 表面実装型コイル Pending JP2003347129A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150831A JP2003347129A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 表面実装型コイル
US10/413,553 US6922130B2 (en) 2002-05-24 2003-04-15 Surface mount coil with edgewise winding

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150831A JP2003347129A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 表面実装型コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003347129A true JP2003347129A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29545336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002150831A Pending JP2003347129A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 表面実装型コイル

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6922130B2 (ja)
JP (1) JP2003347129A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010354A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Tdk Corp コイル部品
JP2013187319A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Tdk Corp コイル部品
CN105913998A (zh) * 2015-02-23 2016-08-31 胜美达集团株式会社 一种电子元件

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007710A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-27 Sekisui Chemical Co., Ltd. 塗工ペースト用バインダー樹脂
US7426780B2 (en) 2004-11-10 2008-09-23 Enpirion, Inc. Method of manufacturing a power module
US7462317B2 (en) 2004-11-10 2008-12-09 Enpirion, Inc. Method of manufacturing an encapsulated package for a magnetic device
JP4436794B2 (ja) * 2004-11-16 2010-03-24 スミダコーポレーション株式会社 プレート部材、このプレート部材を用いた磁性素子および磁性素子の製造方法
US20060271431A1 (en) * 2005-03-31 2006-11-30 Wehr Gregory J System and method for operating one or more fuel dispensers
TWI254952B (en) * 2005-05-27 2006-05-11 Delta Electronics Inc Inductor and base thereof
US8701272B2 (en) * 2005-10-05 2014-04-22 Enpirion, Inc. Method of forming a power module with a magnetic device having a conductive clip
US7688172B2 (en) 2005-10-05 2010-03-30 Enpirion, Inc. Magnetic device having a conductive clip
US8631560B2 (en) 2005-10-05 2014-01-21 Enpirion, Inc. Method of forming a magnetic device having a conductive clip
US8139362B2 (en) * 2005-10-05 2012-03-20 Enpirion, Inc. Power module with a magnetic device having a conductive clip
US7236075B1 (en) * 2006-01-06 2007-06-26 Lankom Electronics Co., Ltd Transformer
DE102006034261A1 (de) * 2006-07-18 2008-01-24 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Koplanare Montage
US7986208B2 (en) * 2008-07-11 2011-07-26 Cooper Technologies Company Surface mount magnetic component assembly
JP5309682B2 (ja) * 2007-05-25 2013-10-09 スミダコーポレーション株式会社 インダクタンス素子
TW200847199A (en) * 2007-05-29 2008-12-01 Delta Electronics Inc Package structure for an inductance element
US20100253456A1 (en) * 2007-06-15 2010-10-07 Yipeng Yan Miniature shielded magnetic component and methods of manufacture
US7955868B2 (en) * 2007-09-10 2011-06-07 Enpirion, Inc. Method of forming a micromagnetic device
US8018315B2 (en) * 2007-09-10 2011-09-13 Enpirion, Inc. Power converter employing a micromagnetic device
US7920042B2 (en) 2007-09-10 2011-04-05 Enpirion, Inc. Micromagnetic device and method of forming the same
US8133529B2 (en) * 2007-09-10 2012-03-13 Enpirion, Inc. Method of forming a micromagnetic device
US7952459B2 (en) * 2007-09-10 2011-05-31 Enpirion, Inc. Micromagnetic device and method of forming the same
US9246390B2 (en) 2008-04-16 2016-01-26 Enpirion, Inc. Power converter with controller operable in selected modes of operation
US8541991B2 (en) 2008-04-16 2013-09-24 Enpirion, Inc. Power converter with controller operable in selected modes of operation
US8692532B2 (en) 2008-04-16 2014-04-08 Enpirion, Inc. Power converter with controller operable in selected modes of operation
US8686698B2 (en) 2008-04-16 2014-04-01 Enpirion, Inc. Power converter with controller operable in selected modes of operation
JP2010028017A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 薄型インダクタおよびその製造方法と、この薄型インダクタを用いた超小型電力変換装置
US9054086B2 (en) 2008-10-02 2015-06-09 Enpirion, Inc. Module having a stacked passive element and method of forming the same
US8339802B2 (en) 2008-10-02 2012-12-25 Enpirion, Inc. Module having a stacked magnetic device and semiconductor device and method of forming the same
US8266793B2 (en) 2008-10-02 2012-09-18 Enpirion, Inc. Module having a stacked magnetic device and semiconductor device and method of forming the same
US8153473B2 (en) 2008-10-02 2012-04-10 Empirion, Inc. Module having a stacked passive element and method of forming the same
US9548714B2 (en) 2008-12-29 2017-01-17 Altera Corporation Power converter with a dynamically configurable controller and output filter
US8698463B2 (en) 2008-12-29 2014-04-15 Enpirion, Inc. Power converter with a dynamically configurable controller based on a power conversion mode
WO2011032376A1 (zh) * 2009-09-18 2011-03-24 上海东沪电器自动化设备厂 电感性电抗器
US8867295B2 (en) 2010-12-17 2014-10-21 Enpirion, Inc. Power converter for a memory module
CN102693814B (zh) * 2011-03-22 2014-02-26 居磁工业股份有限公司 组合式电感器
US9378885B2 (en) * 2012-03-27 2016-06-28 Pulse Electronics, Inc. Flat coil windings, and inductive devices and electronics assemblies that utilize flat coil windings
US8723629B1 (en) * 2013-01-10 2014-05-13 Cyntec Co., Ltd. Magnetic device with high saturation current and low core loss
US9087634B2 (en) * 2013-03-14 2015-07-21 Sumida Corporation Method for manufacturing electronic component with coil
EP3879544A1 (en) * 2013-03-14 2021-09-15 Sumida Corporation Electronic component and method for manufacturing electronic component
US9576721B2 (en) 2013-03-14 2017-02-21 Sumida Corporation Electronic component and method for manufacturing electronic component
US8836459B1 (en) * 2013-07-05 2014-09-16 Chicony Power Technology Co., Ltd. Power module
DE102014207140A1 (de) 2014-04-14 2015-10-15 Würth Elektronik iBE GmbH Induktionsbauteil
CN105097227A (zh) * 2014-05-19 2015-11-25 联磁香港股份有限公司 组装式叠层电感装置
US9509217B2 (en) 2015-04-20 2016-11-29 Altera Corporation Asymmetric power flow controller for a power converter and method of operating the same
KR20170118430A (ko) * 2016-04-15 2017-10-25 삼성전기주식회사 코일 전자부품 및 그 제조방법
CN106783112B (zh) * 2017-02-28 2018-12-18 南通壹选工业设计有限公司 一种可拆卸的电压互感器
US11328860B2 (en) * 2018-04-25 2022-05-10 Tdk Corporation Coil component
TWI760275B (zh) * 2021-08-26 2022-04-01 奇力新電子股份有限公司 電感元件及其製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4656450A (en) * 1986-05-12 1987-04-07 Northern Telecom Limited Transformer and ferrite core structure therefor
US5805431A (en) * 1996-01-17 1998-09-08 Synergy Microwave Corporation Surface Mountable transformer
JP2978117B2 (ja) * 1996-07-01 1999-11-15 ティーディーケイ株式会社 つぼ型コアを用いた面実装部品
US6114932A (en) * 1997-12-12 2000-09-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Inductive component and inductive component assembly
TW416067B (en) * 1998-02-27 2000-12-21 Tdk Corp Pot-core components for planar mounting
JP3204243B2 (ja) * 1999-03-12 2001-09-04 株式会社村田製作所 表面実装型コイル部品
JP2003092218A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Hitachi Cable Ltd 電気・電子機器用コイル及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010354A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Tdk Corp コイル部品
JP2013187319A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Tdk Corp コイル部品
CN105913998A (zh) * 2015-02-23 2016-08-31 胜美达集团株式会社 一种电子元件

Also Published As

Publication number Publication date
US20030218527A1 (en) 2003-11-27
US6922130B2 (en) 2005-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003347129A (ja) 表面実装型コイル
US6774755B2 (en) Choke coil
EP0997917B1 (en) Surface mount self-induction component
JP4311575B2 (ja) 巻線チップ型コモンモードチョークコイル
KR100322514B1 (ko) 면실장형 코일부품
JPH11265814A (ja) コイル部品およびそれを用いた電子機器
JP4994579B2 (ja) コイル部品
JP4490698B2 (ja) チップコイル
US7694407B2 (en) Method for manufacturing a miniature surface-mount electronic component
JP2003068531A (ja) インダクタ及びインダクタの製造方法
JP3421945B2 (ja) 巻線型面実装電子部品及びその製造方法
JP4203958B2 (ja) 表面実装型コイル部品
CN111128513A (zh) 线圈部件和电子器件
CN212969409U (zh) 一种音圈马达下弹片的安装结构、音圈马达及镜头模组
JPH0799120A (ja) 面実装型コイル
JP3437820B2 (ja) 表面実装チョークコイル
JP3411758B2 (ja) 面実装インダクタ
JP3665585B2 (ja) 面実装型コイルボビン
JP3301418B2 (ja) 巻線型コイルおよびその製造方法
JP4013763B2 (ja) インダクタ部品
JP4218912B2 (ja) 電子部品
JP2001332431A (ja) 表面実装チョークコイル
KR200338233Y1 (ko) 초박형 인덕터
JP3255621B2 (ja) 表面実装チョークコイル
JP2558107Y2 (ja) 小型コイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080213