JPH0758651B2 - 小形コイル - Google Patents

小形コイル

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JPH0758651B2
JPH0758651B2 JP62331628A JP33162887A JPH0758651B2 JP H0758651 B2 JPH0758651 B2 JP H0758651B2 JP 62331628 A JP62331628 A JP 62331628A JP 33162887 A JP33162887 A JP 33162887A JP H0758651 B2 JPH0758651 B2 JP H0758651B2
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coil
toroidal coil
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rectangular
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克則 高砂
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Tokin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔分野の概要〕 本発明は、デジタル機器等の電子回路に於ける不要輻射
電磁雑音を防止に用いる小形コイルに関する。
〔従来技術の内容と問題点〕
従来この種の小形コイルは、第6図に示す様に、その構
造は円環状トロイダルコア11、巻線12、リード端子13、
及び外装モールド14とにより構成されており、先ず、円
環状トロイダルコア11に被覆付き電気軟銅線にて複数回
巻回した巻線12を前記円環状トロイダルコア11の表面に
等ピッチに整列巻きし、その端末を予備半田付けのため
被覆を剥離する等の端末処理を行ない円環状トロイダル
コイル1とし、リード端子13の先端部を折り立てた半田
付け片に前記円環状トロイダルコイル1の巻線12の端末
をからげ、半田付けした後、電気絶縁特性を有する封止
樹脂を用いて外装モールド14により一体に封止モールド
し、第5図に示す小形コイルとしている。
従来、この種の小形コイルでは通常、円環状トロイダル
コアの大きさは直径5mm以下、高さ2mm以下程度と非常に
小さい小形の円環状トロイダルコアが用いられ、巻線材
の太さは直径0.1ないし0.8mmと極く細い電気軟銅線が用
いられ円環状トロイダルコイルを形成している。
従って、円環状トロイダルコイル1の位置決めは、巻線
12をリード端子13にからげて半田付けした張力のみによ
り位置を決めている為、作業毎に円環状トロイダルコイ
ルの位置が変動し易い上、モールド作業時のモールド樹
脂注入圧力により該円環状トロイダルコイルがモールド
金型キャビティ内で簡単に移動してしまい、その位置が
定まらす、時には外装モールド14の表面に円環状トロイ
ダルコイル1が露出したり、前記の注入圧力により巻線
12とリード端子13との接続部で断線不良が生じ易い等、
その信頼性が欠ける難点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、小形コイルに、小形の方形トロイダルコアを
用い、対向する長辺の2辺に電気軟銅線の巻線材を巻回
して巻線を施し、その先端部に前記方形トロイダルコア
を位置決めし保持する為の位置決め用突片を有する整形
したリード端子により、前記小形方形トロイダルコアの
巻線をしていない一方の対向する2辺をそれぞれ保持位
置決めして、巻線端末をリード端子の一端のコア保持部
に形成した接続用片に接続し電気絶縁特性を有する封止
樹脂により一体封止モールドを行ない、リード端子と方
形トロイダルコイルとを一体に封止して外装を施すこと
によりリード端子間に方形トロイダルコイルを正確に位
置決めして、小形コイルの位置ずれと巻線の断線等の生
ずるおそれのない、又信頼性の問題点を解決した小形コ
イルとすることを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、磁性材料より成る少なくとも1個の貫通孔を
有する方形トロイダルコアの長辺側の対向する2辺に巻
線を施した方形トロイダルコイルと、該方形トロイダル
コイルの巻線を施していない対向する2辺を位置決め用
突片とコア保持部とで位置決め保持するリード端子によ
り保持し位置決めし、位置決め用突片を有する外部端子
に接続するリード端子は予め薄帯状金属のリード端子フ
レーム上に形成されて、前記の方形トロイダルコアの一
方の対向する2辺に巻線を施し、他の対向する2辺を、
リード端子フレームに形成した対向する先端のコア保持
部と位置決め用突片と巻線端末をからげ接続する接続用
片を設けたリード端子片の位置決め用突片にて位置決め
して保持の上、巻線端末を前記リード端子片の接続片に
接続し、電気絶縁性の封止樹脂にて一体に封止モールド
して構成するものである。
〔実施例〕
第1図は本発明による小形コイルの一実施例の構造を示
す斜視図であり、第2図は本発明の小形コイルに用いる
補強フレーム、及び方形トロイダルコイルを取りつける
先端部分にコア保持部と位置決め用突片と接続用片を形
成したリード端子フレームの外観斜視図であり、第3図
は同じく、リード端子フレームのリード端子片の先端部
分の展開図を示す。
第1図に於て、方形トロイダルコア31は、その材質は高
い比透磁率特性を有するNi−Zn系フェライト、Mn−Zn系
フェライト、又は金属磁性材料の圧粉磁心等より成り、
その磁路の形状は方形を示し、外形寸法は、例えば長さ
6.0mm、幅4.0mm、高さ3mmの単孔32を有する方形トロイ
ダルコア31である。方形トロイダルコアは金属磁性材料
の磁心を用いたもの、或いは特に高い電気絶縁特性を有
する表面被膜を必要とするものにあっては、電気絶縁性
樹脂を用いて塗装する等により方形トロイダルコア31の
全面に絶縁塗膜33が施される。
リード端子を形成するリード端子フレーム40は第2図に
示す様に、その根元部にて連結する帯状の補強フレーム
部46に一定ピッチにて垂設して形成している。その材質
はステンレス、鉄、リン青銅、及びそれ等の合金等で、
弾性に富み、良伝導性を有する薄帯状金属板とし、その
表面には親半田付け性と表面の酸化防止の為に、銅、ニ
ッケル、半田等の金属メッキを施してある。
リード端子フレーム40は、小形コイルを取り付けた時の
リード端子36を形成し、その先端部に方形トロイダルコ
イル3の端面を保持し位置決めする位置決め用突片42,4
3,44と接続用片45を有するコア保持部47を設け、位置決
め用突片42は方形トロイダルコイルの両側面を保持し位
置決めし位置決め用突片43,44は方形トロイダルコイル
の底面と上面とを保持位置決めし接続用片45は方形トロ
イダルコイルの巻線端末をリード端子片に接続する。
第1図に示すリード端子36は、第2図に示す補強フレー
ム部46に等間隔で互いに対向し垂設したリード端子フレ
ーム40の先端を、第3図に示す展開図に示すように打抜
かれたものを各部を折り曲げ加工されて作られ、特に位
置決め用突片43はコア保持部47の面の一部を切り欠き折
り曲げて形成され、位置決め用突片の間隔は、取りつけ
る方形トロイダルコイルの端面寸法により決められ密接
するように作られる。
第1図において、方形トロイダルコア31は、被覆付き電
気軟銅線を対向する2辺にのみ巻回し、巻線34とし、そ
の巻線端末35の絶縁被覆を剥離し予備半田した端末処理
を施し、方形トロイダルコイル3とする。
リードフレームに対向して作られているリード端子フレ
ーム40のコア保持部47に、方形トロイダルコイル3の巻
線を施していない一方の対向する2辺を装着し、更に位
置決め用片42,43,44にて方形トロイダルコイルの端面を
四面より保持し押えることにより、正確に方形トロイダ
ルコイル3は補強フレーム部46に支持された対向するリ
ード端子フレーム40の間に位置決め保持出来る。次に巻
線端末35を接続用片45にからげ、半田付けし接続して、
電気絶縁特性を有する樹脂であるエポキシ樹脂,フェノ
ール樹脂,BMC樹脂等により一体に封止モールドし、次に
リード端子フレーム40を、方形トロイダルコイルを封止
モールドした両端をリード端子36の長さを残し切断して
整形することにより、第1図に示す2点鎖線で示す外装
モールドを施した小形コイルを得る。又、第4図は他の
実施例で、材料固有抵抗の高い例えばNi−Znフェライト
コアを使用した方形の磁心に複数個の貫通孔を有する多
孔方形トロイダルコアを用意し、巻線材には被覆付き銅
線にせずとも巻線間での短絡の恐れがない為、剥離作業
を省く為に半田メッキ銅線等の裸線を用いて貫通孔32a,
32b,32c,32dの順に巻線を施した方形トロイダルコイル
とすることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明による小形コイルは、方形ト
ロイダルコアの一方の長辺の対向する2辺に巻線を施し
た方形トロイダルコイルの他方の巻線を施さない対向す
る2辺を、リード端子フレーム上に対向するリード端子
の先端に方形トロイダルコイルの端面に密接するように
形成したコア保持部と位置決め用突片とにより、直接方
形トロイダルコイルの両端面に密接し保持し位置決め
し、巻線端末はコア保持部に形成した接続用片にからげ
接続することにより、方形トロイダルコイルはリード端
子間に正確に位置決めされており、従来の如くコイルの
露出、樹脂による封止モールド時の注入圧力による巻線
端末のリード端子との接続部の切断線等の懸念が全くな
い小形コイルが完成された。
又、外装モールド樹脂の厚さを正確に把握出来ることか
ら、型外形寸法を小形にすることが出来、小形で品質の
安定した量産性に優れた小形コイルが提供出来る様にな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による一実施例の小形コイルの構造を
示す外観斜視図。 第2図は、本発明に用いるリード端子フレームの一実施
例を示す斜視図。 第3図は、リード端子片の成形前の展開図。 第4図は、小形コイルの他の実施例を示す斜視図。 第5図は、小形コイルの外観斜視図。 第6図は、従来の小形コイルの構造を示す外観斜視図。 1…円環状トロイダルコイル。12…巻線。11…円環状ト
ロイダルコア。13,36…リード端子。14…外装モール
ド。33…絶縁塗膜。3…方形トロイダルコイル。34…巻
線。31…方形トロイダルコア。35…巻線端末。32a,32b,
32c,32d…貫通孔。40…リード端子フレーム。42,43,44
…位置決め用突片。45…接続用片。46…補強フレーム
部。47…コア保持部。48…位置決め孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材料より成る少なくとも1個の貫通孔
    を有する方形トロイダルコアの一方の長辺の対向する2
    辺に巻線を施した方形トロイダルコイルと、該方形トロ
    イダルコイルの巻線を施さない他方の対向する2辺の端
    面に接し保持するコア保持部と該コア保持部の面に直角
    に方形トロイダルコイルの両側面を挟持する位置決め用
    突片と前記コア保持部の一部を切り欠いて面に直交して
    立ち上げた方形トロイダルコイルの下面を支持する位置
    決め用突片とコア保持部の上面を面に直交して折り曲げ
    て方形トロイダルコイルの上面を保持する位置決め用突
    片とコア保持部に取りつけた接続用片とを設けた外部導
    体に接続するリード端子とからなり、対向し配置したリ
    ード端子の前記コア保持部と位置決め用突片に方形トロ
    イダルコイルの巻線を施さない2辺を保持し位置決めし
    て、巻線端末を前記接続用片に接続し、電気絶縁性樹脂
    により一体に封止モールドして成ることを特徴とする小
    形コイル。
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