JPH04107817U - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH04107817U
JPH04107817U JP973491U JP973491U JPH04107817U JP H04107817 U JPH04107817 U JP H04107817U JP 973491 U JP973491 U JP 973491U JP 973491 U JP973491 U JP 973491U JP H04107817 U JPH04107817 U JP H04107817U
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JP
Japan
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magnetic
bobbin
shield metal
magnetic shield
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP973491U
Other languages
English (en)
Inventor
佳弘 国谷
裕 広岡
一成 石川
正之 水嶋
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP973491U priority Critical patent/JPH04107817U/ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるトランスにおい
て、磁気シールド金属を安定に位置規制し、ハンダ付工
程を省略することにより、特性バラツキを少なく、工数
を削減することで低コストとしたトランスを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 保護ケース15に磁気シールド金属14を漏
洩磁束と鎖交する方向に切れめのない形状で埋設配置す
ることにより、巻線11を施したボビン12と磁芯13
との相対位置を安定化でき、ハンダ付工程を省略するこ
とができる。また磁気シールド金属14の本来の目的で
ある、漏洩磁束低減効果は損なわれることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種電子機器の電力電送用または信号電送用として使用されるトラン スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスは図7,図8に示すように構成されていた。すなわち、巻線1 を施したボビン2に磁芯3を組み合わせて固着し、その後、テープ状の磁気シー ルド金属4を巻回し、その両端部をハンダ6により接続して構成したトランス本 体を保護ケース5に収納して構成していた。トランスの漏洩磁束は電気的に巻回 された磁気シールド金属4と磁気的に鎖交するため、磁気シールド金属4内で渦 電流を発生し、熱となる。したがってトランス外の部品への漏洩磁束の影響を低 減していた。
【0003】 なお、トランス形状の安定性、近接部品との絶縁確保、無煙,難燃化のため、 磁気シールド金属4をハンダ付後、保護ケース5を組み合わせている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、磁気シールド金属4の巻回時の位置規制が困難である。 つまり、巻線1部分の形状が同一品種でもバラツキをもつため、その上に巻く磁 気シールド金属4の位置はさらにバラツキをもつ。このため、安全規格上に定め られた距離確保の面から磁気シールド金属4と巻線1およびピン間の距離をどの ように規制するかが問題となる。次にハンダ付作業の工数がかかり、精度安定が 困難である。つまり、磁気シールド金属4の酸化度合、ハンダ6の温度,量など 、ハンダ付を良好に仕上げるための条件が多く、その条件を揃えないと、仕上り 形状のバラツキ,電気的導通状態のバラツキが大きくなるという問題があった。
【0005】 本考案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、磁気シールド金属を 安定に位置規制し、ハンダ付工程をなくすることによりハンダ付に起因するバラ ツキ問題をなくしたトランスを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、磁気シールド金属を漏洩磁束と鎖交する 方向に切れめない形状で埋設配置した保護ケースで、巻線を施したボビンと、磁 芯を覆った構成とするものである。
【0007】
【作用】
上記構成とすることにより、保護ケースで巻線を施したボビンと磁芯を覆う作 業のみで、磁気シールド金属を巻線を施したボビンと磁芯に対して定位置にバラ ツキなく配置できる。また、ハンダ付作業をなくすることができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1) 以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0009】 図1,図2において、巻線11を施したボビン12に磁芯13を組み合わせて 固着し、その後、角パイプ状の磁気シールド金属14を漏洩磁束と鎖交する方向 に包含し一体成形した保護ケース15で覆う。このとき、保護ケース15と磁芯 13の接触するどちらかの面に、あらかじめ接着剤16を塗布しておき、硬化さ せることで、保護ケース15と磁芯13の相対位置は安定したものとなる。また 、磁気シールド金属14と保護ケース15の一体成形時の位置精度を上げること により、磁気シールド金属14は巻線11部分の形状に依存することなく、巻線 11を施したボビン12と磁芯13との安定した位置規制が可能となり、安全規 格上に定められた距離を安定して確保することができる。磁気シールド金属14 は角パイプ状であるため、ハンダ付の必要はなく、漏洩磁束と鎖交する方向に配 置しているため漏洩磁束を低減する。
【0010】 なお、磁気シールド金属14は、銅などの導電性,非磁性体が漏洩磁束を低減 するのに効果がある。形状については、安全規格上支障をきたさない程度に磁芯 13すべてを覆うと効果が上がる。また量産性の問題はあるが、トランスピン1 7の植設面と反対面すべてを覆うふた付の角パイプ形状でも良い。
【0011】 (実施例2) 以下本考案の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0012】 図3,図4がその実施例である。図1,図2の構成と異なるのは、保護ケース 15に磁気シールド金属挿入用溝18を設け、巻線11を施したボビン12と磁 芯13と保護ケース15をそれぞれ組み合わせ固着した後、角パイプ状の磁気シ ールド金属14を挿入するものである。この構成では、磁気シールド金属14が 不要な品種と必要な品種が混在する場合、保護ケース15の金型を共用すること ができ、コスト的に有利となる特徴がある。
【0013】 (実施例3) 以下本考案の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】 図5,図6がその実施例である。図1の構成と異なるのは、磁気シールド金属 14からトランスピン17の先端と同じ位置まで磁気シールド金属14をピン状 に伸ばした接続片19を設け、これを一体成形した保護ケース15を用いる点で ある。この磁気シールド金属14をピン状に伸ばした接続片19を、トランスピ ン17と同様に回路基板にハンダ付することにより、回路基板との固着力が向上 し、回路基板落下衝撃時にしばしば問題となるトランスピン抜け、コイル断線な どの特性を改善できる。また、磁気シールド金属14を回路アースに落とすこと が可能となり、静電的なトランスノイズ改善の効果を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案は構成されるため、磁気シールド金属を安定に位置規制し 、ハンダ付工程をなくすることにより、ハンダ付に起因するバラツキ問題をなく したトランスを提供できる。すなわち、漏洩磁束の低減という本来の機能そのま まに、高品質,高信頼性で、かつ量産性の高いトランスとして、その工業的価値 を高めるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトランスの第1の実施例における断面
【図2】本考案の第1の実施例における一部切欠斜視図
【図3】本考案の第2の実施例における断面図
【図4】本考案の第2の実施例における一部切欠斜視図
【図5】本考案の第3の実施例における断面図
【図6】本考案の第3の実施例における一部切欠斜視図
【図7】従来のトランスの断面図
【図8】同一部切欠斜視図
【符号の説明】
11 巻線 12 ボビン 13 磁芯 14 磁気シールド金属 15 保護ケース 16 接着剤 17 トランスピン 18 磁気シールド挿入用溝 19 接続片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水嶋 正之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ状の磁気シールド金属を漏洩磁束と
    鎖交する方向に埋設配置した保護ケースで、巻線を施し
    たボビンと、このボビンに組込んだ磁芯を覆ったトラン
    ス。
  2. 【請求項2】パイプ状の磁気シールド金属を漏洩磁束と
    鎖交する方向に収納保持する挿入用溝を設けた保護ケー
    スで巻線を施したボビンと、このボビンに組込んだ磁芯
    を覆ったトランス。
  3. 【請求項3】磁気シールド金属からトランスピンと同方
    向に引出した接続片を設けた請求項1または請求項2記
    載のトランス。
JP973491U 1991-02-27 1991-02-27 トランス Pending JPH04107817U (ja)

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JP973491U JPH04107817U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 トランス

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JP973491U JPH04107817U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 トランス

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0714623U (ja) * 1993-08-06 1995-03-10 中央無線株式会社 ケース付き高圧用トランス
JP2019080021A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 株式会社タムラ製作所 リアクトル
JP2019079942A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 太陽誘電株式会社 コイル部品及び電子装置

Cited By (4)

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US11145449B2 (en) 2017-10-27 2021-10-12 Tamura Corporation Reactor

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