JPH073613Y2 - インダクタ - Google Patents
インダクタInfo
- Publication number
- JPH073613Y2 JPH073613Y2 JP1987079767U JP7976787U JPH073613Y2 JP H073613 Y2 JPH073613 Y2 JP H073613Y2 JP 1987079767 U JP1987079767 U JP 1987079767U JP 7976787 U JP7976787 U JP 7976787U JP H073613 Y2 JPH073613 Y2 JP H073613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductor
- insulator
- recess
- winding
- inductor body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば、プリント回路基板に装着するのに適
した、磁性体に巻線が巻装されたインダクタに関する。
した、磁性体に巻線が巻装されたインダクタに関する。
（従来の技術） 本出願人は、先にプリント回路基板に装着するのに適し
た第５図示のようなインダクタを提案した。
た第５図示のようなインダクタを提案した。
該インダクタは、トロイダル形磁心ａに巻線ｂが巻装さ
れたインダクタ本体ｃと、該インダクタ本体ｃを保持す
る絶縁体ｄとから成り、該絶縁体ｄは、上面に開口する
収容部ｅを有する直方体に形成され、該収納部ｅの長手
方向の肉厚の両側壁には、端子ピンf,fが埋め込まれ、
その一端は上面に僅かに突出して前記巻線ｂの端末ｇを
からげる接続部ｈとなり、他端は下面に垂直に且つ平行
に導出されて回路基板の配線等と接続するリード部ｉと
なっている。また、絶縁体ｄの長手方向と直角方向に対
向する２つの側壁は共に肉薄で、その上縁に、前記接続
部ｈと同じか又はそれより外方に突出する舌片状突起ｊ
が一体に形成されている。
れたインダクタ本体ｃと、該インダクタ本体ｃを保持す
る絶縁体ｄとから成り、該絶縁体ｄは、上面に開口する
収容部ｅを有する直方体に形成され、該収納部ｅの長手
方向の肉厚の両側壁には、端子ピンf,fが埋め込まれ、
その一端は上面に僅かに突出して前記巻線ｂの端末ｇを
からげる接続部ｈとなり、他端は下面に垂直に且つ平行
に導出されて回路基板の配線等と接続するリード部ｉと
なっている。また、絶縁体ｄの長手方向と直角方向に対
向する２つの側壁は共に肉薄で、その上縁に、前記接続
部ｈと同じか又はそれより外方に突出する舌片状突起ｊ
が一体に形成されている。
前記収容部ｅの幅、長さ及び深さは、インダクタ本体ｃ
の厚さ、及び径に対応しており、該収容部ｅにインダク
タ本体ｃを収容した後、巻線ｂの端末ｇをそれぞれ前記
端子ピンｆの接続部ｈにからげ、溶融した半田に接続部
ｈを浸漬して半田付けしている。
の厚さ、及び径に対応しており、該収容部ｅにインダク
タ本体ｃを収容した後、巻線ｂの端末ｇをそれぞれ前記
端子ピンｆの接続部ｈにからげ、溶融した半田に接続部
ｈを浸漬して半田付けしている。
このようなインダクタを回路基板等に装着するには、該
インダクタを自動装着装置に供給し、そのホルダによっ
て回路基板上に移動し、回路基板の貫通孔に端子ピンｆ
のリード部ｉを挿入し、前記舌片状突起ｊの上面を自動
装着装置のプッシャで押圧してリード部ｉの付け根まで
差し込み、回路基板の裏面でフロー半田付け法によって
固定する。
インダクタを自動装着装置に供給し、そのホルダによっ
て回路基板上に移動し、回路基板の貫通孔に端子ピンｆ
のリード部ｉを挿入し、前記舌片状突起ｊの上面を自動
装着装置のプッシャで押圧してリード部ｉの付け根まで
差し込み、回路基板の裏面でフロー半田付け法によって
固定する。
（考案が解決しようとする問題点） 上述のインダクタにおいて、絶縁体ｄの収容部にインダ
クタ本体ｃを収納した時、収容部ｅの底までインダクタ
本体ｃが収納されないまま巻線ｂの端末ｇを接続部ｈに
からげることがある。このような場合に接続部ｈを溶融
半田中に浸漬して半田付けすると、溶融半田液面にイン
ダクタ本体ｃが浸漬され、巻線間に半田が付着したまま
固化し、接続部h,h間に半田のブリッジが形成され、シ
ョートするという問題が生じた。
クタ本体ｃを収納した時、収容部ｅの底までインダクタ
本体ｃが収納されないまま巻線ｂの端末ｇを接続部ｈに
からげることがある。このような場合に接続部ｈを溶融
半田中に浸漬して半田付けすると、溶融半田液面にイン
ダクタ本体ｃが浸漬され、巻線間に半田が付着したまま
固化し、接続部h,h間に半田のブリッジが形成され、シ
ョートするという問題が生じた。
また、磁性体例えばフェライト磁性体は焼成体であるた
め、その寸法にばらつきがある。このばらつきは微少
で、インダクタの特性に影響を与えるほどではないが、
インダクタを絶縁体の収容部に収納するとき、これより
インダクタ本体が小さい場合には、インダクタ本体が該
収容部内に固定されず、収容部から外に飛び出して端子
ピンの接続部に宙釣り状態になり、巻線の端末において
断線する恐れがあるという問題があった。
め、その寸法にばらつきがある。このばらつきは微少
で、インダクタの特性に影響を与えるほどではないが、
インダクタを絶縁体の収容部に収納するとき、これより
インダクタ本体が小さい場合には、インダクタ本体が該
収容部内に固定されず、収容部から外に飛び出して端子
ピンの接続部に宙釣り状態になり、巻線の端末において
断線する恐れがあるという問題があった。
本考案は、従来のこのような問題を解消することをその
目的とするものである。
目的とするものである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は、上記の目的を達成するために、環状磁性体に
巻線が巻装されたインダクタ本体と該インダクタ本体を
保持する略直方体の絶縁体とから成り、該絶縁体に固定
され一端が前記巻線の端末を接続する接続部として前記
絶縁体の上面から突出され他端がリード部として前記絶
縁体の下面から導出された端子ピンを有するインダクタ
において、前記絶縁体の側面に形成した凹部に前記イン
ダクタ本体をその厚み方向に移動して収納し、前記凹部
の内面に形成した突起により該インダクタ本体を固定し
たことを特徴とする。
巻線が巻装されたインダクタ本体と該インダクタ本体を
保持する略直方体の絶縁体とから成り、該絶縁体に固定
され一端が前記巻線の端末を接続する接続部として前記
絶縁体の上面から突出され他端がリード部として前記絶
縁体の下面から導出された端子ピンを有するインダクタ
において、前記絶縁体の側面に形成した凹部に前記イン
ダクタ本体をその厚み方向に移動して収納し、前記凹部
の内面に形成した突起により該インダクタ本体を固定し
たことを特徴とする。
（作用） 環状磁性体を有するインダクタ本体を、絶縁体の側面に
形成した凹部にその厚み方向に移動して収納するので、
凹部の底面までの挿入が容易である。また該凹部の内面
に形成した突起によりインダクタ本体を固定するので、
インダクタ本体の環状磁心の寸法にばらつきがあっても
凹部内に確実に固定される。
形成した凹部にその厚み方向に移動して収納するので、
凹部の底面までの挿入が容易である。また該凹部の内面
に形成した突起によりインダクタ本体を固定するので、
インダクタ本体の環状磁心の寸法にばらつきがあっても
凹部内に確実に固定される。
また、端子ピンの一端が接続部として突出する絶縁体の
上面にはインダクタ本体が露出しないので、巻線の端末
をからげた端子ピンの接続部をフロー半田付けする際絶
縁体の側面から突出していたとしてもインダクタ本体が
溶融した半田の液面に接することがなく、そのため端子
ピンの接続部間において電気的にショートする恐れがな
い。
上面にはインダクタ本体が露出しないので、巻線の端末
をからげた端子ピンの接続部をフロー半田付けする際絶
縁体の側面から突出していたとしてもインダクタ本体が
溶融した半田の液面に接することがなく、そのため端子
ピンの接続部間において電気的にショートする恐れがな
い。
（実施例） 以下本考案の実施例を図面につき説明する。第１図及び
第２図は、本考案の一実施例を示す。図面において、１
はフェライト製のトロイダルコア２に巻装３が施された
インダクタ本体、４は該インダクタ本体１を保持する合
成樹脂例えばポリエチレンテレフタレートで形成された
略直方体の絶縁体で、該絶縁体４にはその両側に、一端
が前記巻線３の端末５を接続する接続部６として絶縁体
４の上面から突出され他端がリード部７として下面から
導出された端子ピン8,8が埋設され、その前側面にはイ
ンダクタ本体１を収容する凹部９が形成されている。該
凹部９はインダクタ本体１より若干大きく、その深さは
インダクタ本体１の厚みにほぼ等しく形成され、該凹部
９の内周壁面にはほぼ均等に縦方向に延び且つ断面が三
角形状の突起10が形成されている。また絶縁体４には、
巻線３の端末５を端子ピン８の接続部６に接続するため
に、凹部９から上面に連通する溝11,11が形成され、上
面の中央には、該端子ピン８の接続部６の長さ以上に突
出する比較的大きい面積のインダクタ押圧用突起12が形
成されている。該突起12は、リード部７を回路基板の孔
に挿通した後自動装着装置のプッシャで押圧される部分
である。
第２図は、本考案の一実施例を示す。図面において、１
はフェライト製のトロイダルコア２に巻装３が施された
インダクタ本体、４は該インダクタ本体１を保持する合
成樹脂例えばポリエチレンテレフタレートで形成された
略直方体の絶縁体で、該絶縁体４にはその両側に、一端
が前記巻線３の端末５を接続する接続部６として絶縁体
４の上面から突出され他端がリード部７として下面から
導出された端子ピン8,8が埋設され、その前側面にはイ
ンダクタ本体１を収容する凹部９が形成されている。該
凹部９はインダクタ本体１より若干大きく、その深さは
インダクタ本体１の厚みにほぼ等しく形成され、該凹部
９の内周壁面にはほぼ均等に縦方向に延び且つ断面が三
角形状の突起10が形成されている。また絶縁体４には、
巻線３の端末５を端子ピン８の接続部６に接続するため
に、凹部９から上面に連通する溝11,11が形成され、上
面の中央には、該端子ピン８の接続部６の長さ以上に突
出する比較的大きい面積のインダクタ押圧用突起12が形
成されている。該突起12は、リード部７を回路基板の孔
に挿通した後自動装着装置のプッシャで押圧される部分
である。
以上の構成によれば、インダクタ本体１の寸法にばらつ
きがあっても、このばらつきは、インダクタ本体１を凹
部９に圧入して突起10を変形することにより吸収され、
インダクタ本体１は凹部９内に固定される。
きがあっても、このばらつきは、インダクタ本体１を凹
部９に圧入して突起10を変形することにより吸収され、
インダクタ本体１は凹部９内に固定される。
尚、前記突起10の高さを凹部９の底面に向って大きくす
ることによってインダクタ本体１を凹部９内に固定する
ようにしてもよい。
ることによってインダクタ本体１を凹部９内に固定する
ようにしてもよい。
第３図及び第４図は本考案の他の実施例を示す。この実
施例では、絶縁体４の凹部９の底面に円錐台形の突起10
Aが一体に形成され、インダクタ本体１は、その孔が前
記突起10Aに嵌合されて固定され凹部９内に収納されて
いる。
施例では、絶縁体４の凹部９の底面に円錐台形の突起10
Aが一体に形成され、インダクタ本体１は、その孔が前
記突起10Aに嵌合されて固定され凹部９内に収納されて
いる。
尚、その他は、第１図及び第２図に明示するものと同じ
である。
である。
（考案の効果） 以上説明したように、本考案によれば、インダクタ本体
の絶縁体の凹部への収納が容易であり、また、端子ピン
の接続部へ巻線の端末を半田付けしたとき、半田によっ
て接続部間が巻線を介してショートする恐れがない。更
にインダクタ本体に寸法のばらつきがあってもこれを収
納した絶縁体の凹部から飛び出すことがなく、巻線の端
末が断線することがない等の効果がある。
の絶縁体の凹部への収納が容易であり、また、端子ピン
の接続部へ巻線の端末を半田付けしたとき、半田によっ
て接続部間が巻線を介してショートする恐れがない。更
にインダクタ本体に寸法のばらつきがあってもこれを収
納した絶縁体の凹部から飛び出すことがなく、巻線の端
末が断線することがない等の効果がある。
第１図及び第２図は、それぞれ本考案の一実施例の斜視
図及び正面図、第３図及び第４図は、それぞれ本考案の
他の実施例の斜視図及び正面図、第５図は本出願人が先
に提案したインダクタの斜視図である。 １……インダクタ本体 ２……トロイダルコア ３……巻線 ４……絶縁体 ５……端末 ６……接続部 ７……リード部 ８……端子ピン ９……凹部 10,10A……突起
図及び正面図、第３図及び第４図は、それぞれ本考案の
他の実施例の斜視図及び正面図、第５図は本出願人が先
に提案したインダクタの斜視図である。 １……インダクタ本体 ２……トロイダルコア ３……巻線 ４……絶縁体 ５……端末 ６……接続部 ７……リード部 ８……端子ピン ９……凹部 10,10A……突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭45−33825（ＪＰ，Ｂ１) 実願 昭59−30598号（実開 昭60− 144210号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ) 実願 昭58−181469号（実開 昭60− 88518号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】環状磁性体に巻線が巻装されたインダクタ
本体と該インダクタ本体を保持する略直方体の絶縁体と
から成り、該絶縁体に固定され一端が前記巻線の端末を
接続する接続部として前記絶縁体の上面から突出され他
端がリード部として前記絶縁体の下面から導出された端
子ピンを有するインダクタにおいて、前記絶縁体の側面
に形成した凹部に前記インダクタ本体をその厚み方向に
移動して収納し、前記凹部の内面に形成した突起により
該インダクタ本体を固定したことを特徴とするインダク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987079767U JPH073613Y2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987079767U JPH073613Y2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | インダクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188916U JPS63188916U (ja) | 1988-12-05 |
| JPH073613Y2 true JPH073613Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=30929944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987079767U Expired - Lifetime JPH073613Y2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | インダクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0539612Y2 (ja) * | 1989-05-31 | 1993-10-07 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088518U (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-18 | 株式会社トーキン | チヨ−クコイル |
| JPS60144210U (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-25 | 東北金属工業株式会社 | トロイダルコイルの固定支持台 |
| JPH0711446Y2 (ja) * | 1986-02-28 | 1995-03-15 | 東北金属工業株式会社 | インダクタ |
-
1987
- 1987-05-28 JP JP1987079767U patent/JPH073613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63188916U (ja) | 1988-12-05 |
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