JPH0423291Y2 - - Google Patents

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JPH0423291Y2
JPH0423291Y2 JP1984138847U JP13884784U JPH0423291Y2 JP H0423291 Y2 JPH0423291 Y2 JP H0423291Y2 JP 1984138847 U JP1984138847 U JP 1984138847U JP 13884784 U JP13884784 U JP 13884784U JP H0423291 Y2 JPH0423291 Y2 JP H0423291Y2
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JP
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casing
winding
recess
windings
terminal pin
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JP1984138847U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、トロイダルコアに巻線を巻装したト
ロイダルコイルに関するものである。
〔背景技術〕
一般にこの種のトロイダルコイルにおいて、ト
ロイダルコアに複数の巻線を設ける場合や大きな
インダクタンスを得るときには、0.5mm程度以下
の細線を巻線として用いることになる。細線を用
いると巻線の端部同士が絡み付きやすいという問
題があり、回路基板への実装の際には、巻線が断
線しやすいという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記問題点に鑑みて為されたものであ
つて、巻線として細線を用いた場合にも巻線の端
部同士が絡み付くことがなく、また、回路基板の
実装時に巻線にストレスがかからず巻線が断線す
るのを防止できるトロイダルコイルを提供するこ
とを目的とするものである。
〔考案の開示〕
本考案に係るトロイダルコイルは、巻線2a,
2bが巻装されたトロイダルコア1と、トロイダ
ルコア1を収納する凹所8が一面に開口し上記一
面に直交する周面に複数の端子ピン4が植設され
た絶縁材料よりなるケーシング7とを備え、トロ
イダルコア1は、口軸方向を凹所8の開口面に直
交させた形で凹所8内に収納され、ケーシング7
は、端子ピン4の突出位置に対してトロイダルコ
ア位置の直径方向における略反対の部位に、ケー
シング7の周面に臨んで開口してトロイダルコア
1の内周面付近に至る切欠溝9を備え、巻線2
a,2bの一端部は端子ピン4の近傍より引き出
されケーシング7における凹所8の開口する面を
這つて端子ピン4に接続され、巻線2a,2bの
他端部は切欠溝9の近傍より引き出されて切欠溝
9を通りケーシング7における凹所8の開口する
面とは反対側の面を這つて端子ピン4に接続され
るのであつて、ケーシング7における凹所8の開
口する面とは反対側の面には、巻線2a,2bの
上記他端部が接続される端子ピン4と切欠溝9と
の間で、巻線2a,2bが収納される案内溝5が
形成されたものである。
上記構成によれば、ケーシング7の周面に端子
ピン4を植設し、端子ピン4に巻線2a,2bを
接続するから、巻線2a,2bが細い場合であつ
ても、トロイダルコイルの回路基板等への実装時
に巻線2a,2bにストレスがかからないのであ
つて、巻線2a,2bの断線を防止することがで
きるのである。また、各巻線2a,2bの両端部
は、ケーシング7における凹所8の開口する面と
その反対側の面とに振り分けられるので、各巻線
2a,2bの両端部が接触することがなく、レア
シヨートを防止することができるのである。さら
に、巻線2a,2bの一方の端部は、ケーシング
7に形成された切欠溝9を通り案内溝5に収納さ
れた形で端子ピン4に導かれるから、切欠溝9の
内周面に巻線2a,2bが当接することによつて
巻線2a,2bの端部が位置決めされるととも
に、案内溝5に巻線2a,2bが収納されること
によつて巻線2a,2bが断線しないように保護
されるのである。
(実施例) 第1図および第2図に示すように、トロイダル
コア1には2つの巻線2a,2bが巻装される。
トロイダルコア1は、ユリア樹脂やエポキシ樹脂
のような機械的強度が大きい絶縁材料を用いて形
成されたケーシング7に収納される。すなわち、
ケーシング7の前面には円形の凹所8が開口し、
この凹所8の開口面にトロイダルコア1の口軸方
向が直交する形で、トロイダルコア1が凹所8に
収納されるのである。ケーシング7の下周面には
4本の端子ピン4が植設されている。ケーシング
7の上端部にはケーシングの上周面に臨んで開放
され下端がトロイダルコア1の内周面付近に至る
切欠溝9が形成される。ケーシング7の前面下部
には、凹所8の周縁の一所と端子ピン4とを結ぶ
2本の直線上でそれぞれ案内溝5が形成され、ま
た、ケーシング7の後面には、切欠溝9と端子ピ
ン4とを結ぶ2本の直線上でそれぞれ案内溝5が
形成される。トロイダルコア1は、巻線2a,2
bの一端部がケーシング7の前面下部から引き出
され、巻線2a,2bの他端部がケーシング7の
上端部から引き出されるように配置される。ケー
シング7の上端部から引き出される巻線2a,2
bの端部のうちの一方は、第1図cに示すよう
に、トロイダルコア1の内周から引き出され、他
方はトロイダルコア1の外周から引き出される。
このようにして引き出された巻線2a,2bの端
部は、それぞれ切欠溝9を通り対応する案内溝5
に収納された形で端子ピン4に導かれて端子ピン
4に接続されるのである。すなわち、巻線2a,
2bの端部が端子ピン4に接続され、しかも、巻
線2a,2bの端部が切欠溝9の内周縁に当接し
て位置決めされるとともに、案内溝5に収納され
ていることによつて、巻線2a,2bの端部同士
が絡み付くことが防止されるのである。また、巻
線2a,2bの端部をトロイダルコア1の厚み方
向の両側から引き出しているから、巻線2a,2
bの端部の間の絶縁距離が大きくとれるのであ
る。
放熱および耐湿性を向上させるために、炭酸カ
ルシウムや硅砂のような放熱性を向上させる無機
物と、絶縁性に優れた不飽和ポリエステルやエポ
キシ樹脂のような合成樹脂とを混合したコンパウ
ンドで周囲を覆うようにしてもよく、その場合に
はコンパウンドの硬化時における収縮があつて
も、巻線2a,2bが案内溝5に収納されている
ことによつて、コンパウンドの収縮の影響を受け
にくく、巻線2a,2bの断線を防止できるので
ある。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、ケーシングの周面に端
子ピンを植設し、端子ピンに巻線を接続するか
ら、巻線が細い場合であつても、トロイダルコイ
ルの回路基板等への実装時に巻線にストレスがか
からないのであつて、巻線の断線を防止すること
ができるという利点がある。また、各巻線の両端
部は、ケーシングにおける凹所の開口する面とそ
の反対側の面とに振り分けられるので、各巻線の
両端部が接触することがなく、レアシヨートを防
止することができるという効果を奏するのであ
る。さらに、巻線の一方の端部は、ケーシングに
形成された切欠溝を通り案内溝に収納された形で
端子ピンに導かれるから、切欠溝の内周面に巻線
が当接することによつて巻線の端部が位置決めさ
れるとともに、案内溝に巻線が収納されることに
よつて巻線が断線しないように保護されるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cはそれぞれ本考案の実施例を示す
正面図、側面図、背面図、第2図は同上の分解斜
視図である。 1はトロイダルコア、2a,2bは巻線、4は
端子ピン、5は案内溝、7はケーシング、8は凹
所、9は切欠溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻線が巻装されたトロイダルコアと、トロイダ
    ルコアを収納する凹所が一面に開口し上記一面に
    直交する周面に複数の端子ピンが植設された絶縁
    材料よりなるケーシングとを備え、トロイダルコ
    アは、口軸方向を凹所の開口面に直交させた形で
    凹所内に収納され、ケーシングは、端子ピンの突
    出位置に対してトロイダルコアの直径方向におけ
    る略反対の部位に、ケーシングの周面に臨んで開
    口してトロイダルコアの内周面付近に至る切欠溝
    を備え、巻線の一端部は端子ピンの近傍より引き
    出されケーシングにおける凹所の開口する面を這
    つて端子ピンに接続され、巻線の他端部は切欠溝
    の近傍より引き出されて切欠溝を通りケーシング
    における凹所の開口する面とは反対側の面を這つ
    て端子ピンに接続されるのであつて、ケーシング
    における凹所の開口する面とは反対側の面には、
    巻線の上記他端部が接続される端子ピンと切欠溝
    との間で、巻線が収納される案内溝が形成されて
    成るトロイダルコイル。
JP1984138847U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0423291Y2 (ja)

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JPS6153917U JPS6153917U (ja) 1986-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723946Y2 (ja) * 1987-05-12 1995-05-31 株式会社トーキン 小型コイル
JP2514420Y2 (ja) * 1993-03-15 1996-10-16 株式会社トーキン 小型コイル部品連

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815318B2 (ja) * 1977-04-19 1983-03-24 森 康吉 自動印字機の押印位置調節装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815318U (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 ティーディーケイ株式会社 インダクタンス素子

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JPS5815318B2 (ja) * 1977-04-19 1983-03-24 森 康吉 自動印字機の押印位置調節装置

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