JPH087610Y2 - 小型トランス - Google Patents

小型トランス

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JPH087610Y2
JPH087610Y2 JP4521989U JP4521989U JPH087610Y2 JP H087610 Y2 JPH087610 Y2 JP H087610Y2 JP 4521989 U JP4521989 U JP 4521989U JP 4521989 U JP4521989 U JP 4521989U JP H087610 Y2 JPH087610 Y2 JP H087610Y2
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JP
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spacer
flange
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stopper
transformer
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幸平 岡野
実 野口
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Tamura Corp
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Tamura Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスイッチング電源用、モデム等の信号変換に
用いられるライントランス等の如き民生用または産業用
の電気機器に用いられる小型トランスに関する。
(従来の技術) 下巻線と上巻線との絶縁を確保するために、例えば実
開昭62-142823号や同63-55417号に示されるように、フ
ランジの内側に絶縁性を有するスペーサを装着した構造
のトランスがある。
第5図は後者の従来例を示す。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このトランスにおいては、スペーサ
1′を単にフランジ2b′の内側に配置するだけで、スペ
ーサ1′を固定する手段が設けられていないため、巻線
中にスペーサ1′が矢印のようにズレてしまうおそれが
ある。その要因として、巻線時の回転スピード、下巻き
のコイルの太り具合、層間テープの材質、スペーサ1′
の弾性率等がある。
このズレを防止するために接着剤を用いて固定した
り、止めテープを貼着し位置ズレを防止することが考え
られるが、このようにすると作業能率が低下してしまう
という課題があった。
本考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、スペーサのズレを防止した小型トラ
ンスを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、フランジの内側に、下巻線と上巻線間の
沿面距離を確保すべく絶縁性のスペーサを取付けるタイ
プのトランスにおいて、 前記フランジに前記ストッパーを係合させる係合手段
を設けることにより、上記目的を達成している。
(作用) 上記のように、本考案ではスペーサにフランジと係合
するストッパーを設け、スペーサをフランジの内側に配
設する場合、ストッパーをフランジに係合させることに
よってスペーサの位置ズレを防止するようにしている。
(実施例1) 第1図ないし第3図は本考案の第1実施例であり、こ
のうち第1図は本考案に用いられるスペーサ1の斜視図
を示す。
このスペーサ1は、例えば略矩形の枠状をなし、一辺
の略中央部に切欠部1aが形成され、かつ適度な弾性を有
する合成樹脂やシリコンゴム等の如き材質にて形成され
ている。また、切欠部1aの近傍であって一方の面1bには
鍵状を呈する一対のストッパー1cが突設されている。
第2図A、Bは上記スペーサ1が組み込まれるピン端
子タイプのコイルボビン2を示す。このコイルボビン2
は鉄心の脚部(図示せず)が挿通される中空状であって
角筒状の胴部2aを有し、この胴部2aの両側にはそれぞれ
フランジ2bが一体成形されている。そして、図示の状態
においてこのフランジ2bの上方部にはストッパー1cと係
合する一対の係合孔2cの如き係合手段が形成されてい
る。
また、フランジ2bの下方部には肉厚部2dが形成され、
この肉厚部2dには適数本のピン端子3が植設されてい
る。ピン端子3は略倒L字状をなし、フランジ2bの肉厚
部2dの側方から斜め下方に突出している突出部3aにはコ
イルの巻始め、巻終りの引出線(図示せず)が絡げ付け
られる。また、肉厚部2dの下方から突出している部分3b
はプリント基板等の取付部材に設けられた取付孔(図示
せず)に挿入・実装されるものである。
なお、上記スペーサ1はコイルボビン2の胴部2aの両
側に取付けられるもので、胴部2aの形状と対応した形状
をなし、必ずしも矩形に限られるものではない。
第3図はコイルボビン2にスペーサ1を取付けた状態
を示す。しかして、取付けにあたっては、下巻線の上に
層間テープを巻き、その上部両側にスペーサ1が取付け
られるものであるが、この場合、先ずスペーサ1を押し
広げ、胴部2aの外周に嵌合して取付け、その際、ストッ
パー1cを係合孔2cに係合させれば良い。
そして、両側のスペーサ1間に上巻線4を巻装すれば
良い。
この場合、スペーサ1のストッパー1cが係合孔2cに係
合しているため巻線時の回転スピード等によってスペー
サ1が内側にズレてしまうことはない。
(実施例2) 第4図は本考案の第2実施例を示すもので、この実施
例の小型トランスでは下巻線5の両側にスペーサ1がそ
れぞれ配され、かつその外周に層間テープ6が巻かれ、
その上部に同様にしてスペーサ1、上巻線4、絶縁テー
プ7が設けられた構成となっている。
この場合、フランジ2bには、スペーサ1の配置に対応
した位置にそれぞれ係合孔2cが形成され、位置ズレを防
止できるようになっている。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、スペーサにストッパー
を設け、このストッパーをフランジの係合孔に係合させ
るようにしたため、巻線をする場合、スペーサのズレに
より作業能率が低下することがない。
すなわち、巻線に際してコイルボビンの回転スピード
を上げたり、巻線の太り具合が若干バラついても、ある
いは層間テープがすべり易い材料であっても、さらには
スペーサの弾性が弱いものであったとしても、スペーサ
がズレたり、逸脱したりすることがない、という効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例で、第1図は
本考案に用いられるスペーサの斜視図、第2図Aは本考
案のコイルボビンの正面図、Bは同上コイルボビンの側
面図、第3図は組立斜視図、第4図は本考案の第2実施
例の要部断面図、第5図Aは従来のスペーサの斜視図、
Bはコイルボビンに従来のスペーサを取付け、かつ巻線
された状態を示す部分断面図である。 1……スペーサ、1c……ストッパー、2……コイルボビ
ン、2b……フランジ、2c……係合孔、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ(2b)の内側に、下巻線と上巻線
    間の沿面距離を確保すべく絶縁性のスペーサ(1)を取
    付けるタイプのトランスにおいて、 前記フランジ(2b)に係合孔(2c)を形成し、かつこの
    フランジ(2b)の内側に取付けられる前記スペーサ
    (1)に前記係合孔(2c)と係合するストッパー(1c)
    を設けたことを特徴とする小型トランス。
JP4521989U 1989-04-18 1989-04-18 小型トランス Expired - Fee Related JPH087610Y2 (ja)

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