JPH0319135Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0319135Y2 JPH0319135Y2 JP19845784U JP19845784U JPH0319135Y2 JP H0319135 Y2 JPH0319135 Y2 JP H0319135Y2 JP 19845784 U JP19845784 U JP 19845784U JP 19845784 U JP19845784 U JP 19845784U JP H0319135 Y2 JPH0319135 Y2 JP H0319135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- case
- equipment
- hole
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 26
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
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- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は電磁妨害を防ぐ電線用ブツシングに
関する。
関する。
[従来の技術]
近年、市街地を問わず、オフイスや高層ビル内
にパーソナル・コンピユータやオフイス・オート
メーシヨン機器等のデジタル機器が急速に普及し
ている。このようなデジタル機器は高速化し、電
磁妨害を発生し易く、しかも機器ケースを安価に
作るために、その材料が金属からプラスチツクに
代わり、電磁シールド効果が少なくなつている。
そのため、テレビやラジオ等の受信に妨害を与え
る。
にパーソナル・コンピユータやオフイス・オート
メーシヨン機器等のデジタル機器が急速に普及し
ている。このようなデジタル機器は高速化し、電
磁妨害を発生し易く、しかも機器ケースを安価に
作るために、その材料が金属からプラスチツクに
代わり、電磁シールド効果が少なくなつている。
そのため、テレビやラジオ等の受信に妨害を与え
る。
このようなことから、米国や西独等の国におい
ては電磁妨害規制(例えば、米国ではFCC、西
独ではFTZ)を設けている。このような規制に
対処するために、従来は機器ケースの内外に導か
れる電源用コード等のケーブルをフエライトコア
を通し、このコアに一度巻き付けることにより、
ケーブルから発生する電磁妨害を防いでいる。
ては電磁妨害規制(例えば、米国ではFCC、西
独ではFTZ)を設けている。このような規制に
対処するために、従来は機器ケースの内外に導か
れる電源用コード等のケーブルをフエライトコア
を通し、このコアに一度巻き付けることにより、
ケーブルから発生する電磁妨害を防いでいる。
[考案が解決しようとする課題]
しかし、このようにケーブルをフエライトコア
に巻き付ける構造では、その固定構造を別に設け
る必要があり、しかもスペース的な問題で機器ケ
ースの効果的な位置に取り付けられない場合があ
るという問題があつた。
に巻き付ける構造では、その固定構造を別に設け
る必要があり、しかもスペース的な問題で機器ケ
ースの効果的な位置に取り付けられない場合があ
るという問題があつた。
それは、フエライトコアをケーブルに巻き付け
て固定するなど固定構造を別に設けていることに
起因する。
て固定するなど固定構造を別に設けていることに
起因する。
してみれば、フエライトコアを固定する固定構
造に工夫をすればよいことは明らかである。
造に工夫をすればよいことは明らかである。
この考案の課題は、フエライトコアを固定する
固定構造を別に設けることなく、フエライトコア
をケーブルに固定できるようにすることである。
固定構造を別に設けることなく、フエライトコア
をケーブルに固定できるようにすることである。
[課題を解決するための手段]
この考案の手段は次の通りである。
(1) 機器ケースに該ケースの厚み方向に貫通形成
された電線挿通用の貫通孔に取り付けられる電
線用ブツシング 電源コードが折り曲げられないように保護す
ると共に、機器ケースに電源コードが外れるこ
となく取り付けられるものである(ブツシング
1等)。
された電線挿通用の貫通孔に取り付けられる電
線用ブツシング 電源コードが折り曲げられないように保護す
ると共に、機器ケースに電源コードが外れるこ
となく取り付けられるものである(ブツシング
1等)。
(2) ブツシング本体内に設けられたフエライトコ
ア 例えば、ブツシング本体の成形時に一体的に
設けられるものである(フエライトコア5,6
等)。
ア 例えば、ブツシング本体の成形時に一体的に
設けられるものである(フエライトコア5,6
等)。
なお括弧内は上記各手段が実施例においては
どのように具体化されたかを明瞭にするために
参考に付加したものである。
どのように具体化されたかを明瞭にするために
参考に付加したものである。
[作用]
この考案の手段の作用は次の通りである。
機器ケースに形成された電線挿通用の貫通孔に
取り付けられる電線用ブツシングにおいて、ブツ
シング本体内に例えば、ブツシングの成形時に一
体的にフエライトコアが設けられる。
取り付けられる電線用ブツシングにおいて、ブツ
シング本体内に例えば、ブツシングの成形時に一
体的にフエライトコアが設けられる。
したがつてフエライトコアを固定する固定構造
を別に設けることなく、フエライトコアをケーブ
ルに固定できる。
を別に設けることなく、フエライトコアをケーブ
ルに固定できる。
[実施例]
以下、第1図ないし第2図を参照しながら一実
施例を説明する。
施例を説明する。
図中1はブツシングである。このブツシング1
は機器ケース2に取り付けられ、機器ケース2の
内外に導かれる電源コード3が挿通し、この電源
コード3から発生する電磁妨害を防ぐようになつ
ている。この場合、機器ケース2は上部ケース2
aと下部ケース2bとからなり、これらが接合す
る部分にブツシング1が装着する貫通孔2cが形
成されている。
は機器ケース2に取り付けられ、機器ケース2の
内外に導かれる電源コード3が挿通し、この電源
コード3から発生する電磁妨害を防ぐようになつ
ている。この場合、機器ケース2は上部ケース2
aと下部ケース2bとからなり、これらが接合す
る部分にブツシング1が装着する貫通孔2cが形
成されている。
ブツシング1はブツシング本体4と、フエライ
トコア5,6と、シース7とからなり、ブツシン
グ本体4内にフエライトコア5,6およびシース
7を一体に設けたものである。即ち、ブツシング
本体4は機器ケース2の貫通孔2cに取り付けら
れる取付部4aと、この取付部4aの両側にフエ
ライトコア5,6を収納する収納部4b,4c
と、機器ケース2の外側に位置する収納部4cに
設けられた保護部4dとからなり、これらをゴム
等の弾性材で総て一体に成形したものであり、そ
の中心にはシース7が貫通する貫通孔4eが形成
されている。この場合、収納部4b,4cは機器
ケース2の貫通孔2cの内径よりも大きく形成さ
れており、これらの間に設けられる取付部4aは
貫通孔2cの内径と同じ大きさに形成されたくび
れ部をなしている。したがつて、ブツシング本体
4は上部ケース2aと下部ケース2bとを組み合
わせて機器ケース2を組み立てるときに、その貫
通孔2cに取付部4aを配置し、両側の収納部4
b,4cで機器ケース2に外れることなく取り付
けられる。なお、保護部4dは電源コード3がブ
ツシング本体4との取り付け部分で極端に折り曲
げられないように保護するものであり、外側の収
納部4cから先端側へ向けて次第に細くなるよう
に形成されている。
トコア5,6と、シース7とからなり、ブツシン
グ本体4内にフエライトコア5,6およびシース
7を一体に設けたものである。即ち、ブツシング
本体4は機器ケース2の貫通孔2cに取り付けら
れる取付部4aと、この取付部4aの両側にフエ
ライトコア5,6を収納する収納部4b,4c
と、機器ケース2の外側に位置する収納部4cに
設けられた保護部4dとからなり、これらをゴム
等の弾性材で総て一体に成形したものであり、そ
の中心にはシース7が貫通する貫通孔4eが形成
されている。この場合、収納部4b,4cは機器
ケース2の貫通孔2cの内径よりも大きく形成さ
れており、これらの間に設けられる取付部4aは
貫通孔2cの内径と同じ大きさに形成されたくび
れ部をなしている。したがつて、ブツシング本体
4は上部ケース2aと下部ケース2bとを組み合
わせて機器ケース2を組み立てるときに、その貫
通孔2cに取付部4aを配置し、両側の収納部4
b,4cで機器ケース2に外れることなく取り付
けられる。なお、保護部4dは電源コード3がブ
ツシング本体4との取り付け部分で極端に折り曲
げられないように保護するものであり、外側の収
納部4cから先端側へ向けて次第に細くなるよう
に形成されている。
また、ブツシング本体4内に設けられるフエラ
イトコア5,6は、電子機器が発生する電磁妨害
を防ぐ磁性材よりなり、ブツシング本体4の成形
時に収納部4b,4c内に一体に設けられ、機器
ケース2の内部と外部とに配置されており、その
中心にはシース7が挿通する貫通孔4eが形成さ
れている。この場合、電子機器が発生する電磁妨
害は電子機器から空中に放射される放射雑音と、
電子機器の電源コード3を通して外部に伝わる伝
導雑音とからなり、放射雑音は電波となつて他の
機器に妨害を与え、伝導雑音は電源コード3から
放射雑音になつたり、他の機器の電源回路に侵し
たりして、妨害を与えるものである。しかし、こ
のような電磁妨害はブツシング本体4内に設けら
れたフエライトコア5,6により防がれる。即
ち、フエライトコア5,6は磁性材よりなるの
で、機器ケース2内に発生した電子妨害は勿論の
こと、機器ケース2の外部から内部へ電源コード
3を通して侵入する電磁妨害をも防ぐ。
イトコア5,6は、電子機器が発生する電磁妨害
を防ぐ磁性材よりなり、ブツシング本体4の成形
時に収納部4b,4c内に一体に設けられ、機器
ケース2の内部と外部とに配置されており、その
中心にはシース7が挿通する貫通孔4eが形成さ
れている。この場合、電子機器が発生する電磁妨
害は電子機器から空中に放射される放射雑音と、
電子機器の電源コード3を通して外部に伝わる伝
導雑音とからなり、放射雑音は電波となつて他の
機器に妨害を与え、伝導雑音は電源コード3から
放射雑音になつたり、他の機器の電源回路に侵し
たりして、妨害を与えるものである。しかし、こ
のような電磁妨害はブツシング本体4内に設けら
れたフエライトコア5,6により防がれる。即
ち、フエライトコア5,6は磁性材よりなるの
で、機器ケース2内に発生した電子妨害は勿論の
こと、機器ケース2の外部から内部へ電源コード
3を通して侵入する電磁妨害をも防ぐ。
さらに、シース7は絶縁材よりなる管状のもの
であり、ブツシング本体4およびフエライトコア
5,6の中心に形成された貫通孔4e内に接着あ
るいはモールド等により一体に設けられており、
その内部を電源コード3が挿通するようになつて
いる。
であり、ブツシング本体4およびフエライトコア
5,6の中心に形成された貫通孔4e内に接着あ
るいはモールド等により一体に設けられており、
その内部を電源コード3が挿通するようになつて
いる。
しかるに、上記のようなブツシング1によれ
ば、ブツシング本体4内に設けられるフエライト
コア5,6がそれぞれ機器ケース2の内部と外部
とに配置されているので、電磁妨害を極めて効果
的に防ぐことができ、米国(FCC)、西独
(FTZ)等の電磁妨害規制に確実に対処すること
ができる。また、ブツシング本体4の取付部4a
はフエライトコア5,6の間に設けられているの
で、機器ケース2の効果的な位置にコンパクトに
取り付けることができる。
ば、ブツシング本体4内に設けられるフエライト
コア5,6がそれぞれ機器ケース2の内部と外部
とに配置されているので、電磁妨害を極めて効果
的に防ぐことができ、米国(FCC)、西独
(FTZ)等の電磁妨害規制に確実に対処すること
ができる。また、ブツシング本体4の取付部4a
はフエライトコア5,6の間に設けられているの
で、機器ケース2の効果的な位置にコンパクトに
取り付けることができる。
なお、上述した実施例ではブツシング本体4内
のフエライトコア5,6が機器ケース2の内部と
外部とに配置されるように、ブツシング1を機器
ケース2に取り付けたが、この考案はこれに限ら
れることなく、機器ケース2の内部、あるいは外
部に取り付けるようにしてもよい。
のフエライトコア5,6が機器ケース2の内部と
外部とに配置されるように、ブツシング1を機器
ケース2に取り付けたが、この考案はこれに限ら
れることなく、機器ケース2の内部、あるいは外
部に取り付けるようにしてもよい。
また、ブツシング本体4内に設けられるフエラ
イトコア5,6は2つである必要はなく、1つで
あつても、また3つ以上であつてもよい。
イトコア5,6は2つである必要はなく、1つで
あつても、また3つ以上であつてもよい。
[考案の効果]
この考案によれば、ブツシング本体内にフエラ
イトコアを設けたので、構造が簡単で、確実に電
磁妨害を防ぐことができ、かつ機器ケースに形成
された電線挿通用の貫通孔に取り付ければよいの
で、スペース的な制約を受けることなく、効果的
な位置に簡単かつ良好に設置することができる等
の利点がある。
イトコアを設けたので、構造が簡単で、確実に電
磁妨害を防ぐことができ、かつ機器ケースに形成
された電線挿通用の貫通孔に取り付ければよいの
で、スペース的な制約を受けることなく、効果的
な位置に簡単かつ良好に設置することができる等
の利点がある。
第1図は実施例の機器ケースに取り付け状態の
ブツシングの断面図、第2図はブツシングの外観
斜視図である。 1……ブツシング、2……機器ケース、2c…
…貫通孔、3……電源コード、4……ブツシング
本体、5,6……フエライトコア。
ブツシングの断面図、第2図はブツシングの外観
斜視図である。 1……ブツシング、2……機器ケース、2c…
…貫通孔、3……電源コード、4……ブツシング
本体、5,6……フエライトコア。
Claims (1)
- 機器ケースに該ケースの厚み方向に貫通形成さ
れた電線挿通用の貫通孔に取り付けられる電線用
ブツシングに於て、ブツシング本体内にフエライ
トコアを設けたことを特徴とする電線用ブツシン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19845784U JPH0319135Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19845784U JPH0319135Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61116021U JPS61116021U (ja) | 1986-07-22 |
JPH0319135Y2 true JPH0319135Y2 (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=30757467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19845784U Expired JPH0319135Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0319135Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5058172A (en) * | 1990-10-31 | 1991-10-15 | Motorola, Inc. | Electromagnetic interference suppressant assembly |
JP3536757B2 (ja) * | 1999-12-24 | 2004-06-14 | 日本電気株式会社 | ノイズ除去フィルタの取り付け構造 |
-
1984
- 1984-12-29 JP JP19845784U patent/JPH0319135Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61116021U (ja) | 1986-07-22 |
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