JPH0729617Y2 - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH0729617Y2
JPH0729617Y2 JP6199389U JP6199389U JPH0729617Y2 JP H0729617 Y2 JPH0729617 Y2 JP H0729617Y2 JP 6199389 U JP6199389 U JP 6199389U JP 6199389 U JP6199389 U JP 6199389U JP H0729617 Y2 JPH0729617 Y2 JP H0729617Y2
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winding
magnetic core
annular magnetic
coil device
terminals
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は例えばパーソナルコンピュータ,コンパクトデ
ィスク装置あるいは各種計測器等の電源装置におけるノ
イズ防止に用いられるコイル装置に関する。
(従来の技術) 従来のコイル装置として、第5図に示す構成を備えたも
のがある。
同図に示すコイル装置1は、環状磁心2と、この磁心2
のそれぞれ対向する位置に分巻された巻線3とからな
り、この巻線3の両端部4,4をリード端子としての機能
をも併有させた構成としたものである。
ところで、このようなコイル装置1を回路基板6上に載
置接続する際には、該巻線3の両端末4,4を挿入孔5,5に
直接挿入した後に、ハンダ付等を行うようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来のコイル装置では以下に述
べるような欠点を有している。
まず第1に、上述した構成のコイル装置では振動により
故障が生じやすい。これは巻線3の両端末4,4にリード
端子としての機能を併有させていることに起因してい
る。従って、回路基板等に発生する振動は、両端末4,4
を介し、場合によっては増幅されてコイル装置に伝達さ
れることになる。
このような場合、コイル装置自体が回路基板等の振動よ
りも大きく揺れることもあり、しかも強度的に弱い巻線
部分に応力が集中することになる。そして、このような
応力が繰り返し加えられる結果、該巻線が断線してしま
うのである。
また第2に、コイル装置自体を回路基板上に表面実装さ
せたいとの要望があるにもかかわらず、上述した従来構
成のコイル装置では実現不可能であった。
以上のような構成からなる従来のコイル装置では上述し
た各問題点が未解決のままであり、早急な解決が懸案と
なっていた。
そこで本考案は上述した各問題点を解決し、耐振動性を
備えると共に表面実装可能なコイル装置の提供を目的と
する。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成は、互いに対向
する位置に凹部が形成され、この凹部を含む表面が絶縁
層で被覆された環状磁心と、前記各凹部内に形成された
電極部と、絶縁層を介して環状磁心に巻装され、かつ、
端末が前記各電極部表面上に導出された巻線と、電極部
表面上に少なくとも一部が対向配置され、かつ、前記各
巻線端末と隣接配置された接続用起立片、及び巻線端末
を電極部との間で挾持するとともに、接続用起立片に隣
接配置された巻線端末用起立片を具備し、環状磁心を載
置して支持する板状リード端子とを有するものとしてい
る。この場合凹部としては、導出された巻線端末を位置
決めする位置決め部を備えたものがよい。
(作用) 次に、上記構成を備えた本考案の作用について説明す
る。
環状磁心に巻装された巻線の端末は凹部内に形成された
電極部上に導出され、ここで板状リード端子の巻線端末
用起立片と電極部とにより挾持される。
他方、板状リード端子の接続用起立片は、前記巻線端末
と隣接し、かつ、該電極部表面と少なくとも一部が対向
するように配置されている。そして、この接続用起立片
と巻線端末及び電極部とは導通接続されるようになる。
このように、環状磁心自体を支持する板状リード端子に
巻線端末を導通接続させることで、コイル装置を外部装
置に載置接続した際にも巻線自体に力を作用させないよ
うにして耐振動性を具備させ、しかも表面実装を可能と
している。
(実施例) 以下、本考案について図面を参照して説明する。
第1図(a)乃至(c)は、一実施例としてのコイル装
置の半完成状態を示すそれぞれ上面図、正面図、側面図
である。
同図に示すコイル装置7は、互いに対向する位置に凹部
8,8が形成され、この凹部8,8を含む表面が絶縁層9aで被
覆された環状磁心9と、前記各凹部8,8内に形成された
円形状からなる電極部10,10と、絶縁層9aを介して環状
磁心9に巻装され、かつ、端末11a,11aが前記各電極部1
0,10表面上に導出された巻線11と、電極部10,10表面上
に対向配置され、かつ、前記各巻線端末11a,11aと隣接
配置された接続用起立片12a,12a、及び巻線端末11a,11a
を電極部10,10との間で挾持するとともに、接続用起立
片12a,12aに隣接配置された巻線端末用起立片15,15を具
備し、環状磁心9を載置して支持する板状リード端子1
2,12とを具備したものである。尚、図中13は環状磁心9,
巻線11及び板状リード端子12の一部を被覆するように成
型されるモールド部材、18は巻線端末11a,11aと隣接配
置された接続用起立片12a,12a及び電極部10とを導通接
続する半田であり、巻線11は表面が絶縁層で被覆されて
いる。
第2図は環状磁心の詳細を示す斜視図である。
同図に示す環状磁心9は、例えば電解鉄粉を環状に成型
して無端状としたものであり、前記凹部8,8は、環状磁
心9の外周面であって、該環状磁心9の上面9bから下面
9cにかけて形成された溝状のものである。このような凹
部8,8の寸法値は、形成する該電極部や導通接続される
巻線端末の寸法値を勘案して定めればよい。
ところで、図示凹部8,8の上部,下部には、導出された
巻線端末11a,11aを位置決めする位置決め部14,14が形成
されている。
この位置決め部14,14は、本実施例では巻線端末11a,11a
を収納可能な凹部である。
尚、この位置決め部としては導出された巻線端末11a,11
aを位置決めできるものであれば良く、例えば前記形状
の他、巻線端末に対応する形状からなる凹部、巻線端末
を挾持可能な突起部等としても良い。
前記電極部10,10は、上述のような凹部8,8の中央部分に
貼着形成された銅箔等の良好な導電性を示す金属製のも
のである。本実施例では、このような電極部10,10の凹
部8,8への固定は接着剤等により接着固定している。
第3図(a),(b)は前記板状リード端子12,12がリ
ードフレーム20から分離されていない状態を示す側面
図、正面図である。
当初、前記板状リード端子12,12はリードフレーム20の
一部として形成されており、最終的には図中20a,20aで
示す部分を切断することにより得られる。
本実施例に示す板状リード端子12,12は、それぞれ前記
環状磁心9の下面9cを支持する支持片12b,12bと、この
支持片12b,12b上に環状磁心9を載置した際、凹部8,8内
の電極部10,10に少なくとも一部が対向する位置に対応
形成された前述した接続用起立片12a,12aと、この接続
用起立片12a,12aと離間して隣接し、導出された巻線端
末11a,11aを電極部10,10との間に挾持させるように起立
形成された巻線端末用起立片15,15と、回路基板(図示
しない)上に完成したコイル装置を載置した際に導通接
続する部分となる折曲片12c,12cとを備えたものであ
る。尚、20b,20bはリードフレーム20を搬送するため
に、図示しないスプロケットのピンを挿入するための搬
送用孔である。
次に、上記構成を備えたコイル装置の作用,効果につい
て説明する。
本実施例に示すコイル装置7では、環状磁心9に巻装さ
れた巻線11の端末11a,11aは電極部10,10を介して板状リ
ード端子12,12の接続用起立片12a,12aに導通接続され
る。この場合、接続用起立片12a,12aと巻線端末11a,11a
との配置関係は、電極部10,10の表面上で離間して隣接
するようにしており、これにより接続用起立片12a,12a
と巻線端末11a,11aとは、例えば半田による接続を良好
に行えることとなる。
また、前記板状リード端子12,12はそれぞれ接続用起立
片12a,12aと支持片12b,12bとにより環状磁心9を支持す
るようにし、外部回路等への接続は板状リード端子12,1
2のそれぞれ折曲片12c,12cの平坦面を介して行われるよ
うにしている。従って、巻線11自体に力が加わることが
なく、巻線11の断線を防止できる。
さらに巻線端末11a,11aは、巻線端末用起立片15,15と電
極部10,10との間において挾持されるようになるので、
電極部10,10と良好な接触状態となり、前記半田による
接続を良好に行えるようにしている。
他方、環状磁心9の凹部8,8は、巻線11の両巻線端末11
a,11bの外径寸法値等を勘案したものとしているので、
該巻線11が側面より突出することがなく、モールド部材
13の小形化にも寄与している。
以上のような構成により、本実施例では板状リード端子
自体を上記従来例に示すような回路基板上に延在形成し
た導電層に載置して導通接続するだけでよく、表面実装
を可能とする共に、不必要な巻線端末を外部に突出せず
に済むので小形化にも寄与することができる。
次に、以上のように構成されたコイル装置の製造工程に
ついて主に第4図(a),(b)を参照して説明する。
尚、以下参照する図面中第1図乃至第3図に示すものと
同一のものについては同一の符号を付してその説明を省
略する。
環状磁心9の表面に絶縁層9aを形成し、凹部8,8に電
極部10,10をそれぞれ接着剤により接着する。
そして、環状磁心9に巻線11を巻装し、その両巻線端
末11a,11aを、凹部8,8に接着されている電極部10,10に
導出し、位置決め部14,14にそれぞれ挿入する。
この場合、位置決め部14,14に巻線端末11a,11aをそれぞ
れ挿入することにより、確実な位置決めが可能となる。
以上の環状磁心9に巻線11を巻装したものを、今度は
リードフレーム20に相対峙して形成された板状リード端
子12,12間に鉛直上方から挿入する。この挿入の際、巻
線端末11a,11aは巻線端末用起立片15,15と電極部10,10
との間に挾持されて密着する。
そして、板状リード端子12,12の各接続用起立片12a,12a
と電極部10,10及び巻線11の両端末11a,11aにクリーム半
田を塗布して加熱して半田あげ前処理する。そして、半
田18により導通接続する。
この場合、電極部10,10表面上に対向配置され、かつ、
前記各巻線端末11a,11aと隣接配置された接続用起立片1
2a,12aを具備することにより、半田18が各接続用起立片
12a,12aと電極部10,10及び巻線11の両端末11a,11aとの
間に良好に満たされることになり、確実な導通接続状態
を得ることができるようになる。また、接続用起立片12
a,12aは第4図(b)に示すように、環状磁心9を挿入
する前には該環状磁心9の寸法値よりも小さい寸法値C
としている。従って、環状磁心9を挿入する際には矢印
A,B方向に弾性変形させ、この弾性力により環状磁心9
を所定位置に仮止めすることもできるようにしている。
そして最後に環状磁心9,巻線11及び板状リード端子1
2,12の一部を含む部分をモールド部材13によりモールド
する。このようにしてリードフレーム20上には、コイル
装置が未だ切り放されていない状態で完成する。
以上の工程が終了したら、リードフレーム20の図示点
線20a,20aで示す部分を切断する。これによりリードフ
レーム20から図示コイル装置が切り離されて完成する。
以上のような製造方法によれば、自動化による量産効果
により、製造コストの低減を図ることも可能となる。
尚、本考案は前記図示実施例に限定されずその要旨の範
囲内で様々に変形実施が可能である。
例えば、前記各実施例においては環状磁心として四角形
状のものを例として示したが、円環状のものでもよく、
楕円環状等としてもよい。
[考案の効果] 以上詳述した本考案のコイル装置によれば、耐振動性を
備えるとともに表面実装可能なコイル装置の提供ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(c)は、一実施例としてのコイル装
置の半完成状態を示すそれぞれ上面図、正面図、側面
図、第2図は環状磁心の詳細を示す斜視図、第3図
(a),(b)は板状リード端子がリードフレームから
分離されていない状態を示す側面図,正面図、第4図
(a),(b)はリードフレームに環状磁心を載置する
状態を示すそれぞれ説明図、第5図は従来のコイル装置
を示す斜視図である。 8…凹部、9…環状磁心、9a…絶縁層、10…電極部、11
…巻線、12…板状リード端子、12a…接続用起立片、14
…位置決め部、15…巻線端末用起立片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−173610(JP,A) 特開 昭62−37916(JP,A) 特開 昭62−185306(JP,A) 実開 昭60−137444(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する位置に凹部が形成され、こ
    の凹部を含む表面が絶縁層で被覆された環状磁心と、前
    記各凹部内に形成された電極部と、絶縁層を介して環状
    磁心に巻装され、かつ、端末が前記各電極部表面上に導
    出された巻線と、電極部表面上に少なくとも一部が対向
    配置され、かつ、前記各巻線端末と隣接配置された接続
    用起立片、及び巻線端末を電極部との間で挾持するとと
    もに、接続用起立片に隣接配置された巻線端末用起立片
    を具備し、環状磁心を載置して支持する板状リード端子
    とを有することを特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】前記凹部は、導出された巻線端末を位置決
    めする位置決め部を備えたものである請求項1記載のコ
    イル装置。
JP6199389U 1989-05-29 1989-05-29 コイル装置 Expired - Lifetime JPH0729617Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005505916A (ja) * 2001-09-28 2005-02-24 クーパー・テクノロジーズ・カンパニー コイル終端を伴う部品コア
JP2013234958A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Murata Mfg Co Ltd 電流検知装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005505916A (ja) * 2001-09-28 2005-02-24 クーパー・テクノロジーズ・カンパニー コイル終端を伴う部品コア
JP2013234958A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Murata Mfg Co Ltd 電流検知装置

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