JPH08736Y2 - ラミネートコイルトランス - Google Patents

ラミネートコイルトランス

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JPH08736Y2
JPH08736Y2 JP1989072515U JP7251589U JPH08736Y2 JP H08736 Y2 JPH08736 Y2 JP H08736Y2 JP 1989072515 U JP1989072515 U JP 1989072515U JP 7251589 U JP7251589 U JP 7251589U JP H08736 Y2 JPH08736 Y2 JP H08736Y2
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lead
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laminated coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、導体箔が絶縁フィルムを介して巻回されて
なるラミネートコイルトランスに関するものであり、特
に上記巻回体の導体箔より導出されるリード線を直接端
子とするラミネートコイルトランスに関するものであ
る。
〔考案の概要〕
本考案は、少なくとも2以上の導体箔が絶縁フィルム
を介して巻回されてなる巻回体の当該導体箔より導出さ
れるリード線を直接端子とするラミネートコイルトラン
スにおいて、巻回体及びリード線を固定する基台にリー
ド線の芯材を挾持し当該リード線を位置決め保持するリ
ード位置決め部を形成することにより、リード線の位置
決めを高精度に行い、しかもプリント基板等への実装が
容易且つ信頼性高く行えるようにするものである。
〔従来の技術〕
例えば、電気機器等には信号電流の中継や増幅等をす
るために電圧の大きさを変化させるトランスが広く用い
られている。通常、トランスは磁性コアに一次コイルと
二次コイルとが巻回されることによって構成され、これ
ら一次コイルと二次コイルの巻数の比,すなわち変圧比
に応じて電圧の大きさを変化させるものである。
ところで、近年においては、より電源の高周波化に対
応することのできるトランスの提案がなされている。例
えば、導体箔を絶縁フィルムを介して巻回されてなる巻
回体をトランスとして用いるようにした,いわゆるラミ
ネート型のコイルトランス等である。
上記ラミネートコイルトランスは、例えば少なくとも
2以上の銅箔等の導体箔が絶縁フィルムを介して所定数
巻回された巻回体が絶縁材料等によって形成された基台
に固定され、上記巻回体の導体箔より導出される複数の
リード線が当該基台に植立される端子に電気的に接続さ
れることによって構成される。
このように構成されるラミネートコイルトランスは、
箔を用いているため巻線を用いるものに比べて導体占有
率が高く、より高い電圧への変換が可能で機器の高性能
化に十分対処できる。
ところが、上記ラミネートコイルトランスにおいて
は、巻回体の導体箔より導出された複数のリード線を基
台に植立された端子に一つ一つからげて半田付けする必
要があり、工程数が多いばかりでなくその作業が非常に
面倒である。また、端子自体のコストも高く、さらには
当該端子の基台への植立工程も必要であり、コストアッ
プの原因となっている。
このためさらに従来、コストアップの原因となる端子
を使用せずに巻回体の導体箔より導出されるリード線を
直線端子として使用するようにしたラミネートコイルト
ランスの提案がなされている。
このラミネートコイルトランスは、例えば第6図に示
すような基台(51)に前記巻回体の導体箔より導出され
るリード線の絶縁被膜部を引っ掛けることで係止させる
スリット溝(52)を複数形成し、ここにリード線(53)
の絶縁被膜部(53a)を係止させるように構成したもの
である。すなわち、上記基台(51)に絶縁被膜部(53
a)の外径寸法と略等しい寸法のスリット溝(52)を形
成し、該スリット溝(52)にリード線(53)の絶縁被膜
部(53a)を引っ掛けて係止させるようにしたものであ
る。
このようにリード線(52)を直接端子として使用する
ラミネートコイルトランスにおいては、部品点数の削減
や製造工程等の簡略化が図れ、生産性並びにコストダウ
ンも図れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、リード線(53)の絶縁被膜部(53a)を係
止させる手法では、第7図及び第8図に示すように、リ
ード線(53)のはめ込み作業のばらつきにより、当該リ
ード線(53)の位置がばらつき正確な位置出しが非常に
難しく、また絶縁被膜部(53a)が前記基台(51)の外
へはみ出る虞れも生ずる。このため、上記ラミネートコ
イルトランスをプリント基板等に実装する場合には、プ
リント基板に穿設されるスルーホールに挿入することが
できなくなる虞れが生じ、特にひどい場合にはリード線
(53)が変形してしまう虞れもある。このため、上記プ
リント基板に穿設されるスルーホールを大きくする必要
が生ずる。また、リード線(53)の絶縁被膜部(53a)
が基台(51)の外へはみ出している場合には、絶縁被膜
部(53a)でプリント基板を当接する形となるので、浮
き上がりの原因或いはリード線(53)の外れの原因とな
る。このような場合は、実装後のラミネートコイルトラ
ンスの特性チェック作業が治具によって行えないので、
作業性の向上が図れない。
そこで本考案は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、リード線の位置決めが高精度に行え、
しかもプリント基板等への実装が容易且つ信頼性高く行
えるラミネートコイルトランスを提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために提案されたも
のであって、少なくとも2以上の導体箔が絶縁フィルム
を介して巻回されてなる巻回体と、上記巻回体の導体箔
より導出され芯材が絶縁被膜により被覆されてなるリー
ド線と、これら巻回体及びリード線を固定する基台とを
有してなり、前記基台には、前記リード線の絶縁被膜の
外径寸法に対応した内径寸法を有する第1のリード位置
決め部と、この第1のリード位置決め部と連続して設け
られ前記リード線の芯材の外径寸法に対応した内径寸法
を有し当該芯材を挟持する第2のリード位置決め部とが
形成され、これら第1のリード位置決め部及び第2のリ
ード位置決め部によりリード線が位置決め保持されてい
ることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案においては、巻回体とリード線を固定する基台
に当該リード線の芯材の外径寸法と略等しい内径寸法を
有するリード位置決め部が形成されており、このリード
位置決め部は芯材を挾持することでリード線を保持する
ようになされているので、上記リード線をリード位置決
め部にはめ込むと同時に該リード線の位置が決まり、確
実に保持される。また、このときリード線の芯材を挾持
するようにしているので、当該リード線の位置決めの安
定性が増す。
また、プリント基板等への実装の際には、リード線の
位置が一定しているので簡単に実装でき、しかもリード
線の絶縁被膜部が基台より外へはみ出ることがないの
で、コイルが浮き上がることもなく信頼性高く実装可能
となる。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
本実施例のラミネートコイルトランスは、第1図及び
第2図に示すように、少なくとも2以上の導体箔が絶縁
フィルムを介して巻回されてなる巻回体(1)と、上記
巻回体(1)の導体箔より導出されるリード線(2)
と、これら巻回体(1)及びリード線(2)を固定する
基台(3)と、上記巻回体(1)を上下方向から挾み込
む形で配設される一対の磁性コア(4),(5)とから
構成されている。
上記巻回体(1)は、導電性に優れる銅箔やアルミニ
ウム箔等の導体箔が絶縁フィルム,例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルム等を介してコイル巻装
部材(6)に所定数巻回されることによって形成されて
いる。上記巻回体(1)の導体箔からは、複数のリード
線(2)が当該巻回体(1)の内部よりその外部に導出
されている。上記リード線(2)は、少なくとも巻回位
置部分では芯材(2a)が絶縁被膜(2b)によって被覆さ
れ、不用意な短絡が防止されるようになされていた。ま
た、上記リード線(2)の先端部、すなわち絶縁被膜
(2b)が被覆されていない芯材(2a)が外部機器等と接
続される端子となっている。なお、上記リード線(2)
の取り出し位置は、必要な大きさの電圧が得られる導体
箔の巻回位置より導出されるようになされている。
上記コイル巻装部材(6)は、上記巻回体(1)を巻
装し固定する円筒状の巻装部(7)と、該巻装部(7)
の一端側より一方の磁性コア(4)へ向かって突出する
一対の側片(8),(9)と、該巻装部(7)の他端側
より他方の磁性コア(5)へ向かって突出する一対の係
合片(10),(11)とから構成され、これらは一体的に
成形されてなっている。
上記両側片(8),(9)は、前記一方の磁性コア
(4)の中央の脚部(4b)の厚み方向の両側面に対応す
る位置にそれぞれ形成され、これら両側片(8),
(9)間隔は上記脚部(4b)の厚みと略同じ幅とされて
いる。したがって、上記磁性コア(4)の中央の脚部
(4b)が上記巻装部(7)の中央に形成される貫通孔
(12)に挿入されると、当該脚部(4b)は上記両側片
(8),(9)に挾み込まれて前記磁性コア(4)の位
置が決まる。
上記係合片(10),(11)は、後述する基台(3)に
設けられる係合溝(30),(31)に対応した位置にそれ
ぞれ形成され、その先端側で外方へ突出する外向係止爪
(10a),(11a)を一体成形してなっている。
一方、上記基台(3)は、第3図及び第4図に示すよ
うに、例えば弾力性に富んだポリエチレンテレフタレー
ト等により矩形状に形成された枠体(13)を主たる構成
とするもので、当該枠体(13)の長手方向両側面(13
a),(13b)に一対の板体(14),(15)を有してい
る。上記板体(14),(15)は、枠体(13)の接地側よ
り該枠体(13)の側面(13a),(13b)と直交して外方
に突出する形で形成されている。上記板体(14),(1
5)には、例えばプリント基板等に穿設されるスルーホ
ールに対応する位置にそれぞれリード位置決め部(16)
が形成されている。上記リード位置決め部(16)は、第
2のリード位置決め部に相当するもので、前記リード線
(2)の芯材(2a)を挟持することで芯材(2a)を保持
する芯材保持孔(17)と、該芯材(2a)を上記芯材保持
孔(17)へ挿入させる芯材挿入溝(18)とからなってい
る。上記芯材保持孔(17)は、前記芯材(2a)の外径寸
法と略等しい内径寸法を有した略円形状に形成され、当
該芯材(2a)を挾持することでリード線(2)を保持す
るようになされている。一方、芯材挿入溝(18)は、上
記板体(14),(15)の一端面(14a),(15a)より上
記芯材保持孔(17)に向かって切り込まれ、該芯材保持
孔(17)と連続した形となされている。また、上記芯材
挿入溝(18)は、上記芯材(2a)の外径寸法よりも若干
狭い幅とされ、当該芯材(2a)が芯材保持孔(17)に保
持されたときに上記芯材挿入溝(18)を通して抜けない
ようになされている。
また、上記板体(14),(15)には、当該板体(1
4),(15)と枠体(13)の側面(13a),(14a)とに
よって囲まれる空間を分割する複数の隔壁(19)が形成
されている。上記隔壁(19)は、各リード位置決め部
(16)に対応してこれらリード位置決め部(16)間にそ
れぞれ板体(14),(15)より起立するように形成され
るとともに、少なくとも一方の壁が傾斜面(19a)とな
され、当該隔壁(19)間の空間の開口部を拡大するよう
にされている。上記隔壁(19)間によって囲まれる空間
部(19b)は、第1のリード位置決め部に相当するもの
で、それぞれ巻回体(1)より導出される各リード線
(2)を収容する役割を果たし、少なくとも先のリード
線(2)の絶縁被膜部(2a)の直径よりも大とされ、前
述の如く開口部が拡大することで当該リード線(2)の
リード位置決め部(16)への挿入作業を容易ならしめて
いる。
一方、基台(3)の短辺方向両端部には、接地側より
当該基台(3)に挿入される他方の磁性コア(5)の両
側の脚部(5a),(5c)を保持する磁性コア保持部(2
0),(21)が形成されている。上記磁性コア保持部(2
0),(21)は、枠体(13)の短辺側両側面(13c),
(13d)が上方へ延長する如く形成される壁部(22),
(23)と、該壁部(22),(23)の両端より内方向に延
在する両側壁(24),(25),(26),(27)とからな
り、これらは一体化されている。上記両側壁(24),
(25),(26),(27)隔壁は、磁性コア(5)の両側
の脚部(5a),(5c)の厚みと略同じとされ、当該脚部
(5a),(5c)を挾み込むようになされている。
また、上記基台(3)には、前記枠体(13)の長手方
向中央部より巻回体(1)へ向かって突出する一対の突
片(28),(29)が形成されている。上記突片(28),
(29)は、前記コイル巻装部材(6)の係合片(10),
(11)を係合させるもので、これら突片(28),(29)
の対向部分に上記係合片(10),(11)幅よりも若干広
い幅の係合溝(30),(31)が枠体(13)内の幅を拡張
して形成されている。さらに、上記係合溝(30),(3
1)内であって当該係合溝(30),(31)の接地側に
は、上記係合片(10),(11)の先端に設けられた外向
係止爪(10a),(11a)を当接させることによってコイ
ル巻装部材(6)を固定する係合受け部(32),(33)
が形成されている。なお、上記係合受け部(32),(3
3)のうち一方の係合受け部(32)は図示を省略してあ
る。
上記磁性コア(4),(5)は、いずれも両端部及び
中央部にそれぞれ脚部(4a),(4b),(4c),(5
a),(5b),(5c)を有した平面形状E型状となさ
れ、その大きさは前記基台(3)の磁性コア保持板(2
0),(21)間に挿入され得る大きさとなされている。
以上、各構成よりなるラミネートコイルトランスは、
次のように組み立てられている。
前記巻回体(1)は、コイル巻装部材(6)の巻装部
(7)に巻回されることによって固定され、さらにコイ
ル巻装部材(6)の係合片(10),(11)が基台(3)
に設けられる係合溝(30),(31)に挿入され先端の外
向係止爪(10a),(11a)が係合受け部(32),(33)
に係止されることで、基台(3)に固定されている。
そして、上記巻回体(1)より導出される各リード線
(2)は、隔壁(19)によって割りつけられた空間部に
絶縁被膜(2b)の被覆されていないリード部が収容され
るとともに、基台(3)に設けられる芯材保持孔(17)
に芯材(2a)が挾持されることによって保持されてい
る。上記リード線(2)をリード位置決め部(16)に保
持させるには、先ず、リード線(2)の芯材(2a)を前
記芯材挿入溝(18)より芯材保持孔(17)へ向かって挿
入させる。このとき、芯材挿入溝(18)の幅は当該芯材
(2a)の外径寸法より若干狭い幅となされているが、当
該基台(3)は弾力性に富んだ材料によって形成されて
いるので、押し込み力によって弾性変形し芯材(2a)を
挿入させる。そして、さらに芯材(2a)を押し込んで当
該芯材(2a)を芯材保持孔(17)に保持させる。このと
き、芯材(2a)が芯材保持孔(17)に到達すると同時
に、リード線(2)の位置が決まり、当該芯材(2a)は
芯材保持孔(17)によって挾持されて保持される。な
お、このとき露出する芯材(2a)の長さlを全て同じ長
さにしておけば、絶縁被膜(2b)を前記板体(14),
(15)に当接させることで基台(3)より外方に導出さ
れる芯材(2a)の長さが揃う。
また、上記巻回体(1)の上方には、一方の磁性コア
(4)が中央の脚部(4b)を前記コイル巻装部材(6)
の貫通孔(12)に挿入させ、該脚部(4b)を一対の側片
(8),(9)に挾み込ませることによって位置決め保
持させている。そしてさらに、上記基台(3)の接地側
より先の磁性コア(4)の各脚部(4a),(4b),(4
c)にそれぞれ他方の磁性コア(5)の各脚部(5a),
(5b),(5c)が当接するように装着されている。すな
わち、両側の脚部(5a),(5c)が前記壁部(22),
(23)と両側壁(24),(25),(26),(27)とによ
って挾み込まれ、且つ中央の脚部(5b)が先のコイル巻
装部材(6)の貫通孔(12)に挿入されて係合片(1
0),(11)によって挾み込まれて装着されている。
このように構成されたラミネートコイルトランスにお
いては、芯材(2a)を挾持することでリード線(2)を
位置決め保持させるようにしているので、端子となる芯
材(2a)の位置が高精度に決まる。したがって、上記ラ
ミネートコイルトランスを例えばプリント基板等へ実装
するに際しては、従来のピンを端子として用いるラミネ
ートコイルトランスと同様に簡単に実装することができ
る。また、芯材(2a)を挾持するようにしているので、
絶縁被膜(2b)が基台(3)の外方へ出ることがなく、
実装時のラミネートコイルトランスの浮き上がりを防止
することができる。よって、上記ラミネートコイルトラ
ンスを容易且つ信頼性高くプリント基板へ実装でき、し
かも実装後のラミネートコイルトランスの特性チェック
作業も治具を用いて行うことができ、作業性の向上が期
待できる。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本考案のラミネー
トコイルトランスにおいては、巻回体とリード線を固定
する基台に当該リード線の芯材の外径寸法と略等しい内
径寸法を有するリード位置決め部を形成して当該リード
位置決め部に芯材を挾持することでリード線を保持する
ことにしているので、高精度にリード線を位置決めする
ことができ、しかも確実に保持することができる。
したがって、プリント基板等への実装の際には、リー
ド線の位置が一定しているので当該基板に穿設されるス
ルーホールを大きくする必要がなく、容易且つ信頼性高
く実装することができる。また、リード線の芯材を挾持
することが当該リード線を保持するようにしているの
で、リード線の絶縁被膜部が基台より外方へはみ出るこ
とがなく、コイルの浮き上がりを防止することができ
る。また、リード線を直接端子として使用するので、部
品点数並びに工程の削減が図れコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したラミネートコイルトランスの
一実施例を示す概略斜視図、第2図はその分解斜視図、
第3図は基台の拡大斜視図、第4図は基台の拡大平面
図、第5図はリード線が基台に保持された状態の要部拡
大側面図である。 第6図は従来のラミネートコイルトランスの基台の一例
を示す概略斜視図、第7図はその概略平面図、第8図は
その基台にリード線が保持された状態の概略側面図であ
る。 1……巻回体 2a……芯材 2b……絶縁被膜 2……リード線 3……基台 4,5……磁性コア 16……リード位置決め部(第2のリード位置決め部) 19……隔壁 19b……空間部(第1のリード位置決め部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2以上の導体箔が絶縁フィルム
    を介して巻回されてなる巻回体と、 上記巻回体の導体箔より導出され芯材が絶縁被膜により
    被覆されてなるリード線と、 これら巻回体及びリード線を固定する基台とを有してな
    り、 前記基台には、前記リード線の絶縁被膜の外径寸法に対
    応した内径寸法を有する第1のリード位置決め部と、こ
    の第1のリード位置決め部と連続して設けられ前記リー
    ド線の芯材の外径寸法に対応した内径寸法を有し当該芯
    材を挟持する第2のリード位置決め部とが形成され、 これら第1のリード位置決め部及び第2のリード位置決
    め部によりリード線が位置決め保持されていることを特
    徴とするラミネートコイルトランス。
JP1989072515U 1989-06-21 1989-06-21 ラミネートコイルトランス Expired - Lifetime JPH08736Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5972707U (ja) * 1982-11-04 1984-05-17 三洋電機株式会社 トランス
JPH023613Y2 (ja) * 1984-09-11 1990-01-29

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