JPH023613Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH023613Y2 JPH023613Y2 JP1984137760U JP13776084U JPH023613Y2 JP H023613 Y2 JPH023613 Y2 JP H023613Y2 JP 1984137760 U JP1984137760 U JP 1984137760U JP 13776084 U JP13776084 U JP 13776084U JP H023613 Y2 JPH023613 Y2 JP H023613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- coil
- shaped
- lead
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 16
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 12
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はスイツチング電源装置等に用いられる
小型トランスの背高を低くするための構造を提供
する。
小型トランスの背高を低くするための構造を提供
する。
従来のこの種の小型トランスは第4図の側面図
に示すようにコイル1の巻回してあるボビンの下
側に端子ピン4の植設されているベース2があ
り、コイル1のリード3は下側に引出されてベー
ス2の側面を通り端子ピン4に接続する構造が一
般的である。5はボビンの鍔、6は磁気回路を構
成するためのコア、7はリード3を通るベース2
の側面の溝である。このような構造はリード3を
端子ピン4に接続するまでにボビンの巻回部から
ベース2、ベース2の側面、ベース2から端子ピ
ン4というように下側へ延ばすので、小型トラン
スのコイル1から下の部分が垂直方向に長くなり
背高を低くすることが難しい。電子部品の小型化
が急激に要請される近時、背高を低くするための
構造の改善が望まれる。
に示すようにコイル1の巻回してあるボビンの下
側に端子ピン4の植設されているベース2があ
り、コイル1のリード3は下側に引出されてベー
ス2の側面を通り端子ピン4に接続する構造が一
般的である。5はボビンの鍔、6は磁気回路を構
成するためのコア、7はリード3を通るベース2
の側面の溝である。このような構造はリード3を
端子ピン4に接続するまでにボビンの巻回部から
ベース2、ベース2の側面、ベース2から端子ピ
ン4というように下側へ延ばすので、小型トラン
スのコイル1から下の部分が垂直方向に長くなり
背高を低くすることが難しい。電子部品の小型化
が急激に要請される近時、背高を低くするための
構造の改善が望まれる。
本考案の目的はリードを一度上側に引出してベ
ースを不要にすることにより従来の技術問題を解
決する小型トランスの提供にある。
ースを不要にすることにより従来の技術問題を解
決する小型トランスの提供にある。
本考案の小型トランスは、コイルの巻回部の上
端に巻回部の外側まで平行に延びる2個の棒状部
を、下端には棒状部の下側に沿つて係合部の形成
されているボビン、対向する側板の間を横切る仕
切り板により区切られコイルの収納部とリードの
引出し部を有し、収納部にある側板の上側に棒状
部の両端部、下方に係合部を係止させてボビンの
該棒状部の対向する側とは反対側に固定する2個
の枠体からなり、コイルのリードは上側に引出さ
れた後仕切り板の外側の引出し部を通つて下側に
引出されて端子として用いられることを特徴と
し、背高をボビンの高さとほぼ同じにすることが
できる。
端に巻回部の外側まで平行に延びる2個の棒状部
を、下端には棒状部の下側に沿つて係合部の形成
されているボビン、対向する側板の間を横切る仕
切り板により区切られコイルの収納部とリードの
引出し部を有し、収納部にある側板の上側に棒状
部の両端部、下方に係合部を係止させてボビンの
該棒状部の対向する側とは反対側に固定する2個
の枠体からなり、コイルのリードは上側に引出さ
れた後仕切り板の外側の引出し部を通つて下側に
引出されて端子として用いられることを特徴と
し、背高をボビンの高さとほぼ同じにすることが
できる。
以下本考案の小型トランスの実施例を示す第1
図、第2図、第3図を参照しながら説明する。第
1図は分解斜視図、第2図は組立平面図、第3図
は組立底面図である。
図、第2図、第3図を参照しながら説明する。第
1図は分解斜視図、第2図は組立平面図、第3図
は組立底面図である。
第1図乃至第3図において、10はボビン、1
1は枠体、12は外側板、13はコイル、14は
リード、15と16は夫々E形コアとI形コアで
ある。
1は枠体、12は外側板、13はコイル、14は
リード、15と16は夫々E形コアとI形コアで
ある。
合成樹脂からなるボビン10は角筒状の巻回部
17に帯状のコイル13を巻回してあり、巻回部
17の上端にはその2辺に沿つて外側まで平行に
延びる鍔を兼ねた2個の棒状部18、下端には棒
状部18の下側の辺に沿つて突部19を形成して
ある。棒状部18の両方の端部20は平面内でク
ランク状に屈曲されており、側面に突起21を形
成してある。ボビン10とほぼ同じ高さの枠体1
1は対向する2個の側板24の間を横切る仕切り
板23によりコイル13の収納部22とリード1
4の引出し部25に区切られており、収納部22
にある側板24の上側の隅には棒状部18の端部
20を係止させるためのスリツト26を上から下
へ設けてある。スリツト26は突起21により端
部20を係止できるように幅を部分的に広くして
ある。収納部22にある底面29の端には内側に
向つて広がつている凹部30を設けてあり、ボビ
ン10の突部19が嵌めこまれる。仕切り板23
の上側には複数の切欠部27を形成してあり、下
側の引出し部25の側には複数のガイド溝28を
形成してある。切欠部27とガイド溝28の位置
は上下で対応しており、後に述べるようにコイル
13のリード14を下側に引出すために用いられ
る。平板をL字形に折り曲げた形状の外側板12
は枠体11の引出し部25に上側から嵌め込ま
れ、水平部31を仕切り板23の上端に当接させ
る。32は外側板12が離脱することを防ぐため
の側板24の折り返し部である。外側板12はリ
ード14がガイド溝28からはずれて移動するこ
とを防ぐ役割をする。
17に帯状のコイル13を巻回してあり、巻回部
17の上端にはその2辺に沿つて外側まで平行に
延びる鍔を兼ねた2個の棒状部18、下端には棒
状部18の下側の辺に沿つて突部19を形成して
ある。棒状部18の両方の端部20は平面内でク
ランク状に屈曲されており、側面に突起21を形
成してある。ボビン10とほぼ同じ高さの枠体1
1は対向する2個の側板24の間を横切る仕切り
板23によりコイル13の収納部22とリード1
4の引出し部25に区切られており、収納部22
にある側板24の上側の隅には棒状部18の端部
20を係止させるためのスリツト26を上から下
へ設けてある。スリツト26は突起21により端
部20を係止できるように幅を部分的に広くして
ある。収納部22にある底面29の端には内側に
向つて広がつている凹部30を設けてあり、ボビ
ン10の突部19が嵌めこまれる。仕切り板23
の上側には複数の切欠部27を形成してあり、下
側の引出し部25の側には複数のガイド溝28を
形成してある。切欠部27とガイド溝28の位置
は上下で対応しており、後に述べるようにコイル
13のリード14を下側に引出すために用いられ
る。平板をL字形に折り曲げた形状の外側板12
は枠体11の引出し部25に上側から嵌め込ま
れ、水平部31を仕切り板23の上端に当接させ
る。32は外側板12が離脱することを防ぐため
の側板24の折り返し部である。外側板12はリ
ード14がガイド溝28からはずれて移動するこ
とを防ぐ役割をする。
コイル13は帯状導体をボビン10の巻回部1
7に巻回したものであり、所望の個所にリード1
4を上側に引出してある。
7に巻回したものであり、所望の個所にリード1
4を上側に引出してある。
E形コア15は中央の垂直部33を巻回部17
に挿入し、両端の垂直部34をコイル13の外側
に位置させ、さらに水平部35を棒状部18の間
に位置させる。そしてI形コア16がE形コア1
5の垂直部33と垂直部34の下側に接触した状
態で接着剤等により固定される。
に挿入し、両端の垂直部34をコイル13の外側
に位置させ、さらに水平部35を棒状部18の間
に位置させる。そしてI形コア16がE形コア1
5の垂直部33と垂直部34の下側に接触した状
態で接着剤等により固定される。
このような小型トランスの各構成要素は第2図
や第3図のように組立てられる。なお第2図、第
3図において、E形コア15、I形コア16、外
側板12は夫々図示を省略してある。
や第3図のように組立てられる。なお第2図、第
3図において、E形コア15、I形コア16、外
側板12は夫々図示を省略してある。
ボビン10の棒状部18の端部20が枠体11
のスリツト26に係止され、突部19が凹部30
に嵌めこまれて枠体11は棒状部18の対向する
側とは反対側に固定される。枠体11の収納部2
2にあるコイル13から上側に引出されたリード
14は仕切り板23の切欠部27を通つて外側の
引出し部25で下側に引出されてそのまま端子と
して用いられる。リード14の下側の位置を固定
するためにリード14を挟むガイド溝28があ
り、さらにガイド溝28からリード14の離脱す
ることを外側板12で防ぐ。
のスリツト26に係止され、突部19が凹部30
に嵌めこまれて枠体11は棒状部18の対向する
側とは反対側に固定される。枠体11の収納部2
2にあるコイル13から上側に引出されたリード
14は仕切り板23の切欠部27を通つて外側の
引出し部25で下側に引出されてそのまま端子と
して用いられる。リード14の下側の位置を固定
するためにリード14を挟むガイド溝28があ
り、さらにガイド溝28からリード14の離脱す
ることを外側板12で防ぐ。
なお実施例においてコイル13は帯状導体を用
いたが、通常の線材でもよい。ボビンの巻回部は
円筒状でもよい。枠体11の収納部22の広さは
コイル13の巻回量によつて側板24の間隔、仕
切り板23の位置、棒状部18の端部20間の距
離を変えることにより設計変更の範囲で自在に変
化させ得る。又枠体11の上側は開放してあり、
下側も底面29のある部分を除いて開放されてい
るが、これは組立後の全体の固定を強固にするた
めに所望により枠体11の内部に合成樹脂を流入
させて固化することを考慮したものであり特にこ
の形状に限定する必要はない。リード引出し部2
5のリード14は接着剤により仕切り板23に固
着すれば切欠部27、ガイド溝28、外側板12
を必ずしも必要としないが、外観も悪くなり組立
も面倒なので実施例の構造が望ましい。さらにボ
ビン10の端部20はクランク状に屈曲させてあ
るが、枠体11との係合を容易にするためであり
真直ぐにしても係合は可能である。又ボビン10
の下端にも棒状部18と同じ部分を設けて、側板
に係止させることもできる。その際には底面30
は不要になる。
いたが、通常の線材でもよい。ボビンの巻回部は
円筒状でもよい。枠体11の収納部22の広さは
コイル13の巻回量によつて側板24の間隔、仕
切り板23の位置、棒状部18の端部20間の距
離を変えることにより設計変更の範囲で自在に変
化させ得る。又枠体11の上側は開放してあり、
下側も底面29のある部分を除いて開放されてい
るが、これは組立後の全体の固定を強固にするた
めに所望により枠体11の内部に合成樹脂を流入
させて固化することを考慮したものであり特にこ
の形状に限定する必要はない。リード引出し部2
5のリード14は接着剤により仕切り板23に固
着すれば切欠部27、ガイド溝28、外側板12
を必ずしも必要としないが、外観も悪くなり組立
も面倒なので実施例の構造が望ましい。さらにボ
ビン10の端部20はクランク状に屈曲させてあ
るが、枠体11との係合を容易にするためであり
真直ぐにしても係合は可能である。又ボビン10
の下端にも棒状部18と同じ部分を設けて、側板
に係止させることもできる。その際には底面30
は不要になる。
以上述べたように本考案の小型トランスはコイ
ル13のリード14を一度上側に引出した後、折
り曲げて垂直に下側に引出してそのまま端子とし
て用いる構造である。ボビン10はほぼ同じ高さ
の枠体11に固定され、枠体11から引出される
リード14の位置はボビン10の巻回部17の下
端の位置と同じである。第4図の従来のトランス
と比較すればボビンの下側のベース2が除かれて
巻回部から直接に端子ピン4の位置へ引出された
のと等価であり、それだけ背高を低くすることが
できる。さらにリード14を端子として用いるの
で端子ピンへの接続の必要もないので組立が容易
である。
ル13のリード14を一度上側に引出した後、折
り曲げて垂直に下側に引出してそのまま端子とし
て用いる構造である。ボビン10はほぼ同じ高さ
の枠体11に固定され、枠体11から引出される
リード14の位置はボビン10の巻回部17の下
端の位置と同じである。第4図の従来のトランス
と比較すればボビンの下側のベース2が除かれて
巻回部から直接に端子ピン4の位置へ引出された
のと等価であり、それだけ背高を低くすることが
できる。さらにリード14を端子として用いるの
で端子ピンへの接続の必要もないので組立が容易
である。
第1図、第2図、第3図は本考案の小型トラン
スの実施例を示す夫々分解斜視図、組立平面図
図、組立底面図、第4図は従来の小型トランスの
側面図である。 10:ボビン、11:枠体、12:外側板、1
3:コイル、14:リード、17:巻回部、1
8:棒状部、19:突部、20:端部、22:収
納部、23:仕切り板、25:引出し部。
スの実施例を示す夫々分解斜視図、組立平面図
図、組立底面図、第4図は従来の小型トランスの
側面図である。 10:ボビン、11:枠体、12:外側板、1
3:コイル、14:リード、17:巻回部、1
8:棒状部、19:突部、20:端部、22:収
納部、23:仕切り板、25:引出し部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルの巻回部の上端に巻回部の外側まで平
行に延びる2個の棒状部を、下端には棒状部の
下側に沿つて係合部の形成されているボビン、
対向する側板の間を横切る仕切り板により区切
られたコイルの収納部とリードの引出し部を有
し、収納部にある側板の上側に棒状部の両端
部、下方に係合部を係止させてボビンの該棒状
部の対向する側とは反対側に固定する2個の枠
体からなり、コイルのリードは上側に引出され
た後仕切り板の外側の引出し部を通つて下側に
引出されて端子として用いられることを特徴と
する小型トランス。 (2) 該仕切り板の上側にはリードを引出す切欠
部、引出し部側の下側にはリードを固定するガ
イド溝を形成してある実用新案登録請求の範囲
第1項記載の小型トランス。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984137760U JPH023613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | |
US06/774,738 US4642596A (en) | 1984-09-11 | 1985-09-11 | Miniaturized transformer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984137760U JPH023613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153919U JPS6153919U (ja) | 1986-04-11 |
JPH023613Y2 true JPH023613Y2 (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=30696167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984137760U Expired JPH023613Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08736Y2 (ja) * | 1989-06-21 | 1996-01-10 | ソニー株式会社 | ラミネートコイルトランス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211130U (ja) * | 1975-07-12 | 1977-01-26 |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP1984137760U patent/JPH023613Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211130U (ja) * | 1975-07-12 | 1977-01-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6153919U (ja) | 1986-04-11 |
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