JPH0869928A - トランス - Google Patents
トランスInfo
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- JPH0869928A JPH0869928A JP6228912A JP22891294A JPH0869928A JP H0869928 A JPH0869928 A JP H0869928A JP 6228912 A JP6228912 A JP 6228912A JP 22891294 A JP22891294 A JP 22891294A JP H0869928 A JPH0869928 A JP H0869928A
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- pedestal
- groove
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- terminal
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 台座側巻筒の内側に密着し巻線が巻かれ、か
つ巻線の巻き始めと巻き終りとの線間距離を十分にと
り、耐圧不良をなくすトランスを提供すること。 【構成】 高圧側端子に巻線をからげ、台座の底面に前
記巻線をガイドする巻き始め用の高圧側端子13a近傍
の突起20は、従来位置のままにする。突起24は
新設する。突起24は、従来の突起と突起とを結
ぶ直線が直交する位置に新設される。突起25は、従
来の突起の位置に略円錐台状に形成される。巻線の巻
き始めが突起25の斜面の底面近傍に配されるので、
台座側巻筒に折り返し密着し、巻かれる。一方、巻線の
巻き終わりが、巻き始めの前記突起と突起22との
距離を大きくするため、引き出し溝を広げた引き出し溝
11aとし、突起26は、引き出し溝縁端から従来の
突起22の位置より移動し、突起23よりの所定の
位置に移す。突起23は、従来の位置として巻線の巻
き終りをガイドする。
つ巻線の巻き始めと巻き終りとの線間距離を十分にと
り、耐圧不良をなくすトランスを提供すること。 【構成】 高圧側端子に巻線をからげ、台座の底面に前
記巻線をガイドする巻き始め用の高圧側端子13a近傍
の突起20は、従来位置のままにする。突起24は
新設する。突起24は、従来の突起と突起とを結
ぶ直線が直交する位置に新設される。突起25は、従
来の突起の位置に略円錐台状に形成される。巻線の巻
き始めが突起25の斜面の底面近傍に配されるので、
台座側巻筒に折り返し密着し、巻かれる。一方、巻線の
巻き終わりが、巻き始めの前記突起と突起22との
距離を大きくするため、引き出し溝を広げた引き出し溝
11aとし、突起26は、引き出し溝縁端から従来の
突起22の位置より移動し、突起23よりの所定の
位置に移す。突起23は、従来の位置として巻線の巻
き終りをガイドする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極管等を点灯する電
源装置に使用される高圧用トランスに関するものであ
る。
源装置に使用される高圧用トランスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧トランスに使用されるコイン
ボビンは、図2(a)に示すように、上蓋側ボビン1
と、台座側ボビン2の2つの部品から構成されている。
上蓋側ボビン1は、上蓋8と下蓋9とを有し、磁気コア
7dの中央磁足6bを挿入する貫通孔10bが設けら
れ、上蓋側巻筒5が一体に形成されている。また、上蓋
側巻筒5の外側には、仕切り板14[図1(c)参照]
と、下蓋9が一体に形成されており、一次側となる上蓋
側の巻枠16[図1(c)参照]を形成している。さら
に、下蓋9の縁端には、係止爪2A、2Bが一体に設置
されている。前記台座側ボビン2の中央線YYに対して
対称となる位置の上蓋側ボビン1の縁端に前記係止爪2
A,2Bに対向して係合溝4c,4dを設けることで、
前記台座側ボビン2に、前記上蓋側ボビン1の下蓋9の
前記係止爪2A,2Bを各々の前記係合溝4c,4dに
係止することを可能としている。一方、前記台座側ボビ
ン2の台座7には、両端に長手方向に平行に二次側の高
圧側端子13aと一次側の低圧側端子13bを植設し、
中央に2分割の下側磁気コアの中央磁足6aを組み込む
台座側蓋10の台座貫通孔10aを設けている。また、
台座側巻筒6と、リード線の引き出し溝11を設けてあ
る構造である。
ボビンは、図2(a)に示すように、上蓋側ボビン1
と、台座側ボビン2の2つの部品から構成されている。
上蓋側ボビン1は、上蓋8と下蓋9とを有し、磁気コア
7dの中央磁足6bを挿入する貫通孔10bが設けら
れ、上蓋側巻筒5が一体に形成されている。また、上蓋
側巻筒5の外側には、仕切り板14[図1(c)参照]
と、下蓋9が一体に形成されており、一次側となる上蓋
側の巻枠16[図1(c)参照]を形成している。さら
に、下蓋9の縁端には、係止爪2A、2Bが一体に設置
されている。前記台座側ボビン2の中央線YYに対して
対称となる位置の上蓋側ボビン1の縁端に前記係止爪2
A,2Bに対向して係合溝4c,4dを設けることで、
前記台座側ボビン2に、前記上蓋側ボビン1の下蓋9の
前記係止爪2A,2Bを各々の前記係合溝4c,4dに
係止することを可能としている。一方、前記台座側ボビ
ン2の台座7には、両端に長手方向に平行に二次側の高
圧側端子13aと一次側の低圧側端子13bを植設し、
中央に2分割の下側磁気コアの中央磁足6aを組み込む
台座側蓋10の台座貫通孔10aを設けている。また、
台座側巻筒6と、リード線の引き出し溝11を設けてあ
る構造である。
【0003】図2(b)に示すように、前記台座の底面
には、2つの対の突起20、突起21、突起2
2、突起23を設ける。まず、巻線を前記高圧側端子
13aにからげ、巻線の巻き始めの前記端子近傍の突起
20で巻線を案内し、次に、その端子側から、台座側
巻筒よりの、前記引き出し溝11の内側縁端に位置する
突起21で巻線を案内し、台座側巻筒6に巻き回し、
又、巻線の巻き終りを前記引き出し溝11から取り出し
て、巻き終りを前記引き出し溝11の内側縁端に位置す
る突起22で案内し、前記高圧端子近傍の突起23
にガイドして、前記高圧側端子13aにからげるもので
ある。
には、2つの対の突起20、突起21、突起2
2、突起23を設ける。まず、巻線を前記高圧側端子
13aにからげ、巻線の巻き始めの前記端子近傍の突起
20で巻線を案内し、次に、その端子側から、台座側
巻筒よりの、前記引き出し溝11の内側縁端に位置する
突起21で巻線を案内し、台座側巻筒6に巻き回し、
又、巻線の巻き終りを前記引き出し溝11から取り出し
て、巻き終りを前記引き出し溝11の内側縁端に位置す
る突起22で案内し、前記高圧端子近傍の突起23
にガイドして、前記高圧側端子13aにからげるもので
ある。
【0004】また、図2(a)に示すように、前記コイ
ルボビンに組み込まれる磁気コアは、厚さ方向に上下2
分割された板状フェライトコアからなる。下側磁気コア
7cの長手方向の一端の2つの角に磁足5c,5dを設
け、対向する他端の中央に中央磁足6aを有す。同様
に、上側磁気コア7dも下側磁気コア7cの前記磁足5
c,5d及び中央磁足6aに対向するように、上側の磁
足5C、5D及び中央磁足6bを有する。
ルボビンに組み込まれる磁気コアは、厚さ方向に上下2
分割された板状フェライトコアからなる。下側磁気コア
7cの長手方向の一端の2つの角に磁足5c,5dを設
け、対向する他端の中央に中央磁足6aを有す。同様
に、上側磁気コア7dも下側磁気コア7cの前記磁足5
c,5d及び中央磁足6aに対向するように、上側の磁
足5C、5D及び中央磁足6bを有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記台座の底面に2つ
の対の突起を4個設けたが、前記巻線の巻き始めを前記
引き出し溝と連続した台座側巻筒の内側に巻く時、巻線
通路が隘路となり、巻線が通しにくくなるため、突起
21及び突起22をこれ以上、台座側巻筒側に寄せら
れず、また、現状でも巻線通路が狭く、台座側巻筒の内
側に密着して巻かれない欠点があった。また、巻線の巻
き始めと巻き終りとに、使用条件により、数百〜数千V
の電位差があるので、前記引き出し溝から取り出される
巻線の巻き始めと巻終りとの線間距離Aが小さいと、耐
圧不良が発生する欠点があった。
の対の突起を4個設けたが、前記巻線の巻き始めを前記
引き出し溝と連続した台座側巻筒の内側に巻く時、巻線
通路が隘路となり、巻線が通しにくくなるため、突起
21及び突起22をこれ以上、台座側巻筒側に寄せら
れず、また、現状でも巻線通路が狭く、台座側巻筒の内
側に密着して巻かれない欠点があった。また、巻線の巻
き始めと巻き終りとに、使用条件により、数百〜数千V
の電位差があるので、前記引き出し溝から取り出される
巻線の巻き始めと巻終りとの線間距離Aが小さいと、耐
圧不良が発生する欠点があった。
【0006】本発明は、台座側巻筒の内側に密着した巻
線が巻かれ、かつ巻線の巻き始めと巻き終りの線間距離
を十分とり、耐圧不良をなくすことができるトランスを
提供することを目的とする。
線が巻かれ、かつ巻線の巻き始めと巻き終りの線間距離
を十分とり、耐圧不良をなくすことができるトランスを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、両端に
高圧側及び低圧側端子を植設した台座と、巻線用の台座
側巻筒と、台座側蓋と、リード線用の引き出し溝と、係
合溝とを具備する台座側ボビンに、上蓋と、仕切り板を
兼ねる巻線用の上蓋側巻筒と、縁端に係止爪を設けた下
蓋を具備する上蓋側ボビンを、前記上蓋側巻筒を台座側
巻筒に挿入し、前記係合溝と係止爪を係止して組み合わ
せ、一対の磁足と中央磁足を有する上下2分割した磁気
コアを組み込んでなるトランスにおいて、前記台座の底
面の高圧端子側に巻線の巻始め案内用の突起を3個と巻
線の巻き終わり案内用の突起を2個設け、巻線の巻始め
案内用突起は、そのうちの1個を高圧端子植設部近傍
に、1個を略円錐台状の突起として引き出し溝の台座側
巻筒側の近傍に、残りの1個を他の2個の突起を結ぶ線
より引き出し溝の反対側の位置に取り付け、巻線の巻終
わり案内用の突起は、そのうちの1個を高圧端子植設部
近傍に、残りの1個を高圧端子植設部と引き出し溝の台
座側巻筒側の角との中間部より高圧端子植設部側の位置
に取り付けたことを特徴とするトランスが得られる。
高圧側及び低圧側端子を植設した台座と、巻線用の台座
側巻筒と、台座側蓋と、リード線用の引き出し溝と、係
合溝とを具備する台座側ボビンに、上蓋と、仕切り板を
兼ねる巻線用の上蓋側巻筒と、縁端に係止爪を設けた下
蓋を具備する上蓋側ボビンを、前記上蓋側巻筒を台座側
巻筒に挿入し、前記係合溝と係止爪を係止して組み合わ
せ、一対の磁足と中央磁足を有する上下2分割した磁気
コアを組み込んでなるトランスにおいて、前記台座の底
面の高圧端子側に巻線の巻始め案内用の突起を3個と巻
線の巻き終わり案内用の突起を2個設け、巻線の巻始め
案内用突起は、そのうちの1個を高圧端子植設部近傍
に、1個を略円錐台状の突起として引き出し溝の台座側
巻筒側の近傍に、残りの1個を他の2個の突起を結ぶ線
より引き出し溝の反対側の位置に取り付け、巻線の巻終
わり案内用の突起は、そのうちの1個を高圧端子植設部
近傍に、残りの1個を高圧端子植設部と引き出し溝の台
座側巻筒側の角との中間部より高圧端子植設部側の位置
に取り付けたことを特徴とするトランスが得られる。
【0008】
【作用】本発明のトランスは、高圧トランス用コイルボ
ビンの台座の底面に、台座側巻筒の内側に密着して巻線
を巻き回すため、また、巻線の巻き始めと巻き終りとの
線間距離を大きくするため、巻線をガイドする巻き始め
の突起はそのままの位置にし、突起を長手方向平行
に所定の位置に新設する。次に、突起は形状を変え、
略円錐台の形にした突起とし、従来の突起の位置に
設ける。巻線が巻筒に密着するために、突起の形状を
略円錐台とし、巻線が台座側巻筒よりの略円錐台の根元
の隘路を通るようにする。さらに、巻線の巻き終りを台
座側巻筒より引き出し溝に導き出し、突起の巻き始め
と巻き終わりとの線間距離を大きくするため、引き出し
溝11aを広げる。前記位置から引き出し溝縁端より、
突起を突起よりの所定位置に移動し、突起はその
ままの位置にする。上述の内容のように、台座側巻筒を
巻き回す巻線の巻き始めと巻き終わりの線間距離Bを大
きくすることにより、耐圧不良を防止できる。
ビンの台座の底面に、台座側巻筒の内側に密着して巻線
を巻き回すため、また、巻線の巻き始めと巻き終りとの
線間距離を大きくするため、巻線をガイドする巻き始め
の突起はそのままの位置にし、突起を長手方向平行
に所定の位置に新設する。次に、突起は形状を変え、
略円錐台の形にした突起とし、従来の突起の位置に
設ける。巻線が巻筒に密着するために、突起の形状を
略円錐台とし、巻線が台座側巻筒よりの略円錐台の根元
の隘路を通るようにする。さらに、巻線の巻き終りを台
座側巻筒より引き出し溝に導き出し、突起の巻き始め
と巻き終わりとの線間距離を大きくするため、引き出し
溝11aを広げる。前記位置から引き出し溝縁端より、
突起を突起よりの所定位置に移動し、突起はその
ままの位置にする。上述の内容のように、台座側巻筒を
巻き回す巻線の巻き始めと巻き終わりの線間距離Bを大
きくすることにより、耐圧不良を防止できる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は、本発明のトランスを示す図である。図
1は、本発明のトランスの分解斜視図である。図1
(b)は、本発明のトランスに使用されるコイルボビン
に巻線を巻いた状態を示す底面図である。図1(c)
は、本発明及び従来のトランスに使用されるコイルボビ
ンの断面図である。図1(d)は、本発明のトランスに
使用されるコイルボビンの突起を示す斜視図である。
明する。図1は、本発明のトランスを示す図である。図
1は、本発明のトランスの分解斜視図である。図1
(b)は、本発明のトランスに使用されるコイルボビン
に巻線を巻いた状態を示す底面図である。図1(c)
は、本発明及び従来のトランスに使用されるコイルボビ
ンの断面図である。図1(d)は、本発明のトランスに
使用されるコイルボビンの突起を示す斜視図である。
【0010】本発明の一実施例のトランスに用いる磁気
コアは、図1(a)に示すように、断面形状が略六角形
の、上下厚さ方向に2分割された板状フェライトコアか
らなる。磁気コアは、上下コアを合せて用いられる。2
分割された板状の下側磁気コア7cは、2箇所の直角と
なっている角に、右磁足5c、左磁足5dを有する。さ
らに、前記右磁足5cと前記左磁足5dとを有する対向
辺の中央の位置に中央磁足6aを有する。
コアは、図1(a)に示すように、断面形状が略六角形
の、上下厚さ方向に2分割された板状フェライトコアか
らなる。磁気コアは、上下コアを合せて用いられる。2
分割された板状の下側磁気コア7cは、2箇所の直角と
なっている角に、右磁足5c、左磁足5dを有する。さ
らに、前記右磁足5cと前記左磁足5dとを有する対向
辺の中央の位置に中央磁足6aを有する。
【0011】下側磁気コア7aと同様に、上側磁気コア
7dも板状の略六角形の一端に右磁足5C、左磁足5D
を有し、同様に、右及び左磁足5C,5Dとを有する対
向辺の中央に中央磁足6bを有する。
7dも板状の略六角形の一端に右磁足5C、左磁足5D
を有し、同様に、右及び左磁足5C,5Dとを有する対
向辺の中央に中央磁足6bを有する。
【0012】また、本発明のトランスに用いられるコイ
ルボビンは、図1に示すように、上蓋側ボビン3と、台
座側ボビン4の2つの部品から構成される。
ルボビンは、図1に示すように、上蓋側ボビン3と、台
座側ボビン4の2つの部品から構成される。
【0013】上蓋側ボビン3は、上蓋8と下蓋9とを有
し、また、2分割された上側磁気コア7dの中央磁足6
bを挿入する上蓋側貫通孔10bを有する。その外周に
は、ほぼ等しい大きさの一次巻線13を巻くための上蓋
側巻筒5が、コイルボビン13と同質の絶縁物により一
体に形成されている。
し、また、2分割された上側磁気コア7dの中央磁足6
bを挿入する上蓋側貫通孔10bを有する。その外周に
は、ほぼ等しい大きさの一次巻線13を巻くための上蓋
側巻筒5が、コイルボビン13と同質の絶縁物により一
体に形成されている。
【0014】また、前記上蓋側巻筒5には、一次巻線1
3と二次巻線18とを電気的に絶縁する仕切り板14
[図1(c)参照]と、その先端から外周に向けて、上
蓋8と平行に下蓋9が一体に形成されており、一次巻線
側の巻枠16[図1(c)参照]を形成している。
3と二次巻線18とを電気的に絶縁する仕切り板14
[図1(c)参照]と、その先端から外周に向けて、上
蓋8と平行に下蓋9が一体に形成されており、一次巻線
側の巻枠16[図1(c)参照]を形成している。
【0015】さらに、下蓋9の縁端には、2個の係止爪
2A,2Bが一体に設置されている。
2A,2Bが一体に設置されている。
【0016】この係止爪2A,2Bには、台座側ボビン
4の中央線YYに対して、左右対称となる位置の縁端
に、2個の係合溝4c,4dが設けられている。この係
合溝4c,4dに、前記係止爪2A,2Bを係止するこ
とで、前記台座側ボビン4との係止・嵌着を可能にして
いる。
4の中央線YYに対して、左右対称となる位置の縁端
に、2個の係合溝4c,4dが設けられている。この係
合溝4c,4dに、前記係止爪2A,2Bを係止するこ
とで、前記台座側ボビン4との係止・嵌着を可能にして
いる。
【0017】一方、前記台座側ボビン4の台座7には、
二次側の高圧側端子13aと一次側の低圧側端子13b
が設けられている。また、中央に、磁気コアの2分割し
た下側磁気コア7cの中央磁足6aを組み込む台座側蓋
10の台座側貫通孔10aが設けられている。
二次側の高圧側端子13aと一次側の低圧側端子13b
が設けられている。また、中央に、磁気コアの2分割し
た下側磁気コア7cの中央磁足6aを組み込む台座側蓋
10の台座側貫通孔10aが設けられている。
【0018】また、外周に二次巻線18を巻回する台座
側巻筒6と、高圧側端子13aの方向から前記台座側巻
筒6にかけて設けられたリード線引き出し溝11aを有
する。前記引き出し溝11aは、溝幅を大きくしてあ
る。
側巻筒6と、高圧側端子13aの方向から前記台座側巻
筒6にかけて設けられたリード線引き出し溝11aを有
する。前記引き出し溝11aは、溝幅を大きくしてあ
る。
【0019】台座7の底面に巻線をガイドする巻き始め
の突起20は、位置を従来位置とし、突起24を新
設する。前記突起24は、従来の引き出し溝11[図
2(b)参照]の長手方向平行に突起20と突起2
1とを結ぶ直線が直行する位置に新設してある。次に、
突起25は、従来の突起21の位置に形状を変え
て、図1(d)に示すような略円錐台に形成されてい
る。巻線の巻き始めが突起25の斜面の底面近傍に配
されるので、台座側巻筒に折り返し、すぐ密着するよう
に巻線が巻かれる。このため、巻線がゆるみ、ばらける
ことはない。さらに、台座側巻筒6を、所定回数巻き回
した後の巻線の巻き終りは、引き出し溝11aに導き出
される。巻き終りが巻き始めの前記突起25と突起
26との距離を大きくし、巻線の巻き始めと巻き終わり
との線間距離Bを大きくするため、前記引き出し溝11
aを広げる。突起26は、引き出し溝11a縁端から
従来の突起22の位置より移動し、突起23よりに
所定の位置に移す。突起23は、そのままの位置に固
定する。
の突起20は、位置を従来位置とし、突起24を新
設する。前記突起24は、従来の引き出し溝11[図
2(b)参照]の長手方向平行に突起20と突起2
1とを結ぶ直線が直行する位置に新設してある。次に、
突起25は、従来の突起21の位置に形状を変え
て、図1(d)に示すような略円錐台に形成されてい
る。巻線の巻き始めが突起25の斜面の底面近傍に配
されるので、台座側巻筒に折り返し、すぐ密着するよう
に巻線が巻かれる。このため、巻線がゆるみ、ばらける
ことはない。さらに、台座側巻筒6を、所定回数巻き回
した後の巻線の巻き終りは、引き出し溝11aに導き出
される。巻き終りが巻き始めの前記突起25と突起
26との距離を大きくし、巻線の巻き始めと巻き終わり
との線間距離Bを大きくするため、前記引き出し溝11
aを広げる。突起26は、引き出し溝11a縁端から
従来の突起22の位置より移動し、突起23よりに
所定の位置に移す。突起23は、そのままの位置に固
定する。
【0020】台座側ボビン4の前記中央線YYに対して
左右対称となる前記係止爪2A,2Bを、下側磁気コア
7cの左右対称位置にある前記係合溝4c,4dに係止
して組み合わせ、その上下に2分割された磁気コアを装
着し、トランスが完成する。
左右対称となる前記係止爪2A,2Bを、下側磁気コア
7cの左右対称位置にある前記係合溝4c,4dに係止
して組み合わせ、その上下に2分割された磁気コアを装
着し、トランスが完成する。
【0021】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
台座側巻筒の内側に密着して巻線が巻かれ、かつ巻線の
巻き始めと巻き終りとの線間距離が十分とられ、耐圧不
良が少なくなるトランスを提供することが可能となっ
た。
台座側巻筒の内側に密着して巻線が巻かれ、かつ巻線の
巻き始めと巻き終りとの線間距離が十分とられ、耐圧不
良が少なくなるトランスを提供することが可能となっ
た。
【図1】本発明のトランスを示す図。図1(a)は本発
明のトランスの分解斜視図。図1(b)は本発明のトラ
ンスに使用されるコイルボビンの底面図。図1(c)は
本発明の及び従来のトランスに使用されるコイルボビン
の断面図。図1(d)は本発明のトランスに使用される
コイルボビンの突起を示す斜視図。
明のトランスの分解斜視図。図1(b)は本発明のトラ
ンスに使用されるコイルボビンの底面図。図1(c)は
本発明の及び従来のトランスに使用されるコイルボビン
の断面図。図1(d)は本発明のトランスに使用される
コイルボビンの突起を示す斜視図。
【図2】従来のトランスを示す図。図2(a)は従来の
トランスの分解斜視図。図2(b)は従来のトランスに
使用されるコイルボビンの底面図。
トランスの分解斜視図。図2(b)は従来のトランスに
使用されるコイルボビンの底面図。
1 (従来)上蓋側ボビン 2 (従来)台座側ボビン 2A,2B 係止爪 3 上蓋側ボビン 4 台座側ボビン 4c,4d 係合溝 5 上蓋側巻筒 5C,5c (右)磁足 5D,5d (左)磁足 6 台座側巻筒 6a (下側磁気コアの)中央磁足 6b (上側磁気コアの)中央磁足 7 台座 7c 下側磁気コア 7d 上側磁気コア 8 上蓋 9 下蓋 10 台座側蓋 10a 台座側貫通孔 10b 上蓋側貫通孔 11,11a 引き出し溝 12 テープ 13 一次巻線 13a 高圧側端子 13b 低圧側端子 14 仕切り板 15 内側巻筒 16 巻枠 17 外側巻筒 18 二次巻線 20 突起 21 突起 22 突起 23 突起 24 突起 25 突起 26 突起 A,B 線間距離
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に高圧側及び低圧側端子を植設した
台座と、巻線用の台座側巻筒と、台座側蓋と、リード線
用の引き出し溝と、係合溝とを具備する台座側ボビン
に、上蓋と、仕切り板を兼ねる巻線用の上蓋側巻筒と、
縁端に係止爪を設けた下蓋を具備する上蓋側ボビンを、
前記上蓋側巻筒を台座側巻筒に挿入し、前記係合溝と係
止爪を係止して組み合わせ、一対の磁足と中央磁足を有
する上下2分割した磁気コアを組み込んでなるトランス
において、前記台座の底面の高圧端子側に巻線の巻始め
案内用の突起を3個と巻線の巻き終わり案内用の突起を
2個設け、巻線の巻始め案内用突起は、そのうちの1個
を高圧端子植設部近傍に、1個を略円錐台状の突起とし
て引き出し溝の台座側巻筒側の近傍に、残りの1個を他
の2個の突起を結ぶ線より引き出し溝の反対側の位置に
取り付け、巻線の巻終わり案内用の突起は、そのうちの
1個を高圧端子植設部近傍に、残りの1個を高圧端子植
設部と引き出し溝の台座側巻筒側の角との中間部より高
圧端子植設部側の位置に取り付けたことを特徴とするト
ランス。
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ID=16883805
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JP22891294A Expired - Fee Related JP3582864B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | トランス |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012015526A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | トランスフォーマ及びこれを備えるフラットパネルディスプレイ装置 |
US8698586B2 (en) | 2010-07-02 | 2014-04-15 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Transformer and flat panel display device including the same |
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JP2014192281A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Nec Commun Syst Ltd | トランスおよびその製造方法 |
JP2014192283A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Nec Commun Syst Ltd | 電子機器、実装基板、及び実装基板の製造方法 |
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-
1994
- 1994-08-29 JP JP22891294A patent/JP3582864B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3582864B2 (ja) | 2004-10-27 |
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