JPH0588522B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0588522B2
JPH0588522B2 JP60157235A JP15723585A JPH0588522B2 JP H0588522 B2 JPH0588522 B2 JP H0588522B2 JP 60157235 A JP60157235 A JP 60157235A JP 15723585 A JP15723585 A JP 15723585A JP H0588522 B2 JPH0588522 B2 JP H0588522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
end flange
transformer
coil bobbin
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60157235A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6218016A (ja
Inventor
Yutaka Hirooka
Masayoshi Matsuda
Kazunari Ishikawa
Masayuki Mizushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15723585A priority Critical patent/JPS6218016A/ja
Publication of JPS6218016A publication Critical patent/JPS6218016A/ja
Publication of JPH0588522B2 publication Critical patent/JPH0588522B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の電源機器、映像機器、音響機
器、産業機器、電話機関連機器などに使用される
トランスに関するものである。
従来の技術 近年の電子技術の発展は目ざましいものがあ
る。とりわけ、トランスを応用した電子機器、例
えば多機能化電話装置、DC−DCコンバーター等
では、機器の小型・軽量化を果たすべく、トラン
スの動作周波数は高周波化され、トランスそのも
のも小型化が実現されるようになつた。小型で高
性能で、しかも安全性、信頼性に優れるトランス
が要求されている。
従来のトランスは第4図、第6図に示されるよ
うなコイルボビンで構成されていた。すなわち第
4図では、巻胴1の上下端に上端鍔2および下端
鍔3を設け、下端鍔3には、膨大部を形成し、下
端鍔3の上面と下面は、ほぼ平行に形成されてお
り、上記下端鍔3の側面にはコイルボビンに巻回
される巻線の引出線を引出すための引出溝5が下
端鍔3を切り欠くように複数個設けられている。
また、下端鍔3の底面部にはピン端子6が植設さ
れている。第4図中の10は上端鍔2の上面に設
けられた方向判別突起である。
また、従来の別の例は第6図に示されるように
巻胴1の上下端に上端鍔2および下端鍔3を説
け、下端鍔3には膨大部を設けるとともに、下端
部3の上面より高さが低くなるように段差部15
を形成し、上記段差部15には、コイルボビンに
巻回する巻線の引出線を引出すための引出溝5を
形成する突条4を複数個形成している。また下端
鍔3の底面部には、ピン端子6が植設されてい
る。第6図中の10は上端鍔2の上面に設けられ
た方向判別突起である。
発明が解決しようとする問題点 このようなトランスのボビン構成では、巻線の
引出線と巻線間にクロスオーバー部を生じ、絶縁
破壊的に極めて危険であるばかりでなく、引出線
に巻線時の応力、ストレスがダイレクトにかかる
ため、引出線が伸長し、断線を生じる不安があ
り、安全面、信頼性面の両面において決して満足
のできるトランスではなかつた。従来の具体例に
ついて詳述する。第4図はその一例で、巻胴1の
上下端には上端鍔2および下端鍔3が形成されて
おり、下端鍔3には膨大部が形成され、上記下端
鍔3の側面には、コイルボビンに巻回された巻線
の引出線を引出すための引出溝5が設けられてい
る。多機能電話装置、DC−DCコンバーター等に
使用されるトランスは比較的小型で、ピン端子ピ
ツチ間隔が狭く、上記別出溝5は巻胴部1まで切
欠くことが困難で、下端鍔の中ほど、もしくは、
下端鍔3の側面周辺部のみに設けられるのが一般
的である。巻線の引出線は引出溝5に導出され、
コイルボビンに巻回されてトランスコイル部を構
成する。第4図に示すコイルボビンを用いたトラ
ンスコイル部の断面を示すのが第5図である。第
5図に示すように、コイルボビン16に巻回され
る一次巻線11の引出線13は、コイルボビン1
6の下端鍔3の沿面に沿つて、引出溝5に導出さ
れるため、引出線13は一次巻線11および、一
次巻線11の上側に巻回される二次巻線12との
間にクロスオーバー部17を生じる結果となる。
第5図において2は上端鍔、6はピン端子であ
る。
第6図は従来の別の例で、第4図のコイルボビ
ンを使用してトランスを構成する時に生じるクロ
スオーバー部を除去する目的で考案されたコイル
ボビンである。すなわち、巻胴部1の上下端には
上端鍔2および下端鍔3を設け、下端鍔3には膨
大部を設けるとともに、下端鍔3の上面より高さ
が低くなるように段差部15を形成し、上記段差
部15には、コイルボビンに巻回する巻線の引出
線を引出すための引出溝を形成する突条4を複数
個形成している。巻線の引出線は引出溝5に導出
されるが段差部15を設けているため、第7図に
示すように引出線13は、一次巻線11と二次巻
線12との間にクロスオーバー部を生じることは
ない。第7図において、1は巻胴部、2は上端
鍔、3は下端鍔、4は突条、6はピン端子、11
は一次巻線、12は二次巻線、13は引出線、1
6はコイルボビンを示す。しかし、これは比較的
太線が少数回巻回された場合であつて、比較的細
線、例えば0.1〓以下の細線では、大きな巻線テン
シヨンをかけて巻回することができず、巻線仕上
り状態は第8図、第9図に示すように、段差部1
5まで弛んで垂れ下がり結果的にクロスオーバー
部17を生じることとなる。細線を巻回するトラ
ンスでは、第8図に示すように、引出線13は、
コイルボビン16の下端鍔3に設けられた段差部
15を経て、突条4によつて形成される引出溝5
に導出されピン端子6に配線処理された後、一次
巻線11、二次巻線12が巻回され、トランスコ
イル部を構成するが、前述のように、低テンシヨ
ンで巻回されるため、巻線に弛みを生じ、巻線部
が段差部15まで垂れ下がり、結果的にクロスオ
ーバー部17を生じてしまう。
以上のように、従来例では、引出線13と一次
巻線11、二次巻線12との間にクロスオーバー
部17を生じ、絶縁破壊的に極めて危険であるば
かりでなく、巻線テンシヨン、ストレスを受け、
引出線13の伸長現象をきたし、断線に至るとい
う、安全性面、信頼性面の両面に不満の多いもの
であつた。
本発明は以上のような従来の欠点を除去し安全
性、信頼性に富んだトランスを提供しようとする
ものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、磁心に組
込まれるコイルボビンの下端鍔の側面に、上記コ
イルボビンに巻回される巻線の引出線を引出すた
めの引出溝を形成する突条を複数個形成し、か
つ、この引出溝と連続する下端鍔の上面の周縁部
に傾斜部を設け、上記突条の少なくとも一つの高
さを下端鍔の上面と面一となるように、傾斜部ま
で延長する構造として、引出線のクロスオーバー
を防ぎ、安全性、信頼性に優れたトランスを提供
せんとするものである。
作 用 本発明は上記した構成により、一次巻線、二次
巻線の巻線部は、コイルボビン下端鍔の上面と面
一となるように、傾斜部まで延長された突条によ
つて保持されるため、弛み、垂れ下がることな
く、巻胴部上に位置させることが可能で、巻線の
引出線は、コイルボビン下端部の上面の周縁部に
設けた傾斜部に沿つて導出されるため、引出線と
巻線部との間にクロスオーバー部を生じることな
く、安全で信頼性に優れるトランスを構成するこ
とが可能である。
実施例 以下本発明の一実施例について、添付図面にも
とづいて説明する。第1図において、16はコイ
ルボビンで、角筒状巻胴部1の上下端に、上端鍔
2および下端鍔3を設け、下端鍔3の側面にはコ
イルボビン16に巻回される巻線の引出線を外部
に導出するための引出溝5を形成する突条4a,
4b,4cを設けている。また、下端鍔3には、
引出溝5を連続する下端鍔3の上面の周縁部に傾
斜部7を形成してあり、突条4bは、傾斜部7ま
で延長し、下端鍔3の上面と面一になるように構
成している。下端鍔3には複数本のピン端子6を
植設している。また、角筒状の巻胴部1に設けた
上端鍔2には、磁心装着ガイドリブ17,18を
設け、さらにトランスの方向を判別するための方
向判別突起10を設けている。上記コイルボビン
16に巻線を巻回し、トランスコイル部を構成す
るが、その断面を表わしたのが第2図、トランス
コイル部正面図を示したのが第3図である。第2
図において、16は前述のコイルボビンである。
1は巻胴部で、巻胴部1に一次巻線11、二次巻
線12を巻回して巻線部を構成するが、一次巻線
11の引出線13は、下端鍔3に形成された傾斜
部7の沿面に沿つて導出され、下端鍔3に植設さ
れたピン端子6に配線処理される。第2図におい
て2はコイルボビン16の設けられた上端鍔であ
る。ここでは、磁心装着ガイドリブ、方向判別突
起は省略してある。第3図はトランスコイル部の
正面図を示したものであるが、14は第2図に示
した一次巻線11、二次巻線12によつて構成さ
れる巻線部である。4a,4b,4cはそれぞれ
第1図に示す下端鍔3に形成した突条である。6
はピン端子、7は傾斜部である。2は上端鍔であ
る。上記トランスコイル部に、第1図に示すE型
磁心8,I型磁心9を組に込んでトランスを構成
する。
以上のように、本実施例によれば、一次巻線1
1、二次巻線12によつて構成される巻線部14
は、突条4bと下端鍔3によつて保持され、従つ
て、いかなる巻線条件下でも巻線部14は、弛
み、垂れ下がることなく、下端鍔の上面に位置す
るように、換言すれば、下端鍔3と上端鍔2と巻
胴部1によつて構成されるスペース内に完璧に収
めることが可能であり、第2図に示す引出線13
は下端鍔3に形成した傾斜部7の沿面に沿つて導
出されるため、引出線13と巻線部にクロスオー
バー部を生じることがなく、従つて絶縁破壊強度
の大巾な向上が図れ、しかも、巻線時の応力、巻
線ストレスが皆無で、引出線13の伸長断線等の
危険のない、極めて安全性、信頼性に優れるトラ
ンスを構成することが可能である。
なお、本実施例において、第2図に示すよう
に、一次巻線を11、二次巻線を12としたが、
11が二次巻線、12が一次巻線であつても良
い。
発明の効果 以上のように本発明は、コイルボビンの下端鍔
の側面に、コイルボビンに巻回される巻線の引出
線を引出すための引出溝を形成する突条を複数個
形成し、かつ、この引出溝と連続する下端鍔の上
面の周縁部に傾斜部を設け、上記突条の少なくと
も一つの高さを下端鍔の上面と面一となるよう
に、傾斜部まで延長する構成とすることで、引出
線と巻線部の間にクロスオーバー部を生じること
がなく、絶縁強度の大巾な向上が図れ、しかも、
引出線の伸長断線の危険の無い、極めて安全性、
信頼性に優れる実用的効果の大きいトランスを構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトランスの一実施例の主要部
分の分解斜視図、第2図は、同トランスコイル部
の断面図、第3図は、同トランスコイル部の正面
図、第4図は、従来例のトランスのコイルボビン
の斜視図、第5図は、従来例のトランスコイル部
の断面図、第6図は他の従来例のトランスのコイ
ルボビンの斜視図、第7図、第8図は従来例のト
ランスコイル部の断面図、第9図は従来例のトラ
ンスコイル部の正面図である。 2……上端鍔、3……下端鍔、4a,4b,4
c……突条、5……引出溝、6……ピン端子、7
……傾斜部、8,9……磁心、11,12……巻
線、13……引出線、16……コイルボビン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁心に組込まれるコイルボビンの下端鍔の側
    面に、上記コイルボビンに巻回される巻線の引出
    線を引出すための引出溝を形成する突条を複数個
    形成し、かつ、この引出溝と連続する下端鍔の上
    面の周縁部に傾斜部を設け、上記突条の少なくと
    も一つの高さを下端鍔の上面と面一となるように
    傾斜部まで延長して設けてなるトランス。
JP15723585A 1985-07-17 1985-07-17 トランス Granted JPS6218016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15723585A JPS6218016A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15723585A JPS6218016A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6218016A JPS6218016A (ja) 1987-01-27
JPH0588522B2 true JPH0588522B2 (ja) 1993-12-22

Family

ID=15645193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15723585A Granted JPS6218016A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6218016A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0919468A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Ohashi Sangyo Kk 葬祭用布団

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19541447A1 (de) * 1995-11-07 1997-05-15 Peter Weiner Spulenkörper
JP4948906B2 (ja) * 2006-06-07 2012-06-06 東京コイルエンジニアリング株式会社 コイル巻装部品
JP2011142196A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Panasonic Corp トランスユニット
CN109285676A (zh) * 2018-11-19 2019-01-29 东莞市奥海科技股份有限公司 防止绕组引线交叉的变压器骨架

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438508Y2 (ja) * 1973-09-28 1979-11-16
JPS52134023U (ja) * 1976-04-08 1977-10-12
JPS5399548U (ja) * 1977-01-17 1978-08-11
JPS57163708U (ja) * 1981-04-08 1982-10-15
JPS6314422Y2 (ja) * 1981-05-29 1988-04-22
JPS5878613U (ja) * 1981-11-24 1983-05-27 ティーディーケイ株式会社 トランス
JPS58109208U (ja) * 1982-01-18 1983-07-25 東芝テック株式会社 コイルボビン
JPS61153313U (ja) * 1985-03-13 1986-09-22
JPH0343687Y2 (ja) * 1985-03-15 1991-09-12

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0919468A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Ohashi Sangyo Kk 葬祭用布団

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6218016A (ja) 1987-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0588522B2 (ja)
JP3582864B2 (ja) トランス
JPH09115745A (ja) トランス
JP3929533B2 (ja) 小型トランス
JP3238862B2 (ja) コイルボビン
JP2000012346A (ja) 変圧器巻線の絶縁構成
JPS5814570Y2 (ja) ピン付ボビン
KR200150621Y1 (ko) 트랜스포머의 절연형 보빈구조
JPH023607Y2 (ja)
JP2005093493A (ja) 低背型トランスの製造方法および低背型トランス
KR920005231Y1 (ko) 네온 트랜스 2차 고압 권선용 보빈
JPH0578164B2 (ja)
JPH0244498Y2 (ja)
JPS6348105Y2 (ja)
JPS6350815Y2 (ja)
JPS638094Y2 (ja)
JPS60171708A (ja) 放電灯安定器
JPH047570B2 (ja)
KR200234413Y1 (ko) 플라이백 트랜스포머의 고압보빈 터미널 단자부
KR200203634Y1 (ko) 트랜스용 보빈의 온도 퓨즈 조립구조
JPS605747Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH0543449Y2 (ja)
JP2987646B2 (ja) 小形トランス
KR890001345Y1 (ko) 플라이백 트랜스포머
KR930007240Y1 (ko) 플라이백트랜스포머의 멀티레이어(multilayer)형 고압보빈

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term