JPS6350815Y2 - - Google Patents

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JPS6350815Y2
JPS6350815Y2 JP3146483U JP3146483U JPS6350815Y2 JP S6350815 Y2 JPS6350815 Y2 JP S6350815Y2 JP 3146483 U JP3146483 U JP 3146483U JP 3146483 U JP3146483 U JP 3146483U JP S6350815 Y2 JPS6350815 Y2 JP S6350815Y2
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JP
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pin terminal
wire
insertion groove
recessed step
hook
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JP3146483U
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JPS59138211U (ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、小型トランスの製造において自動か
らげ機構を有する自動巻線機でピン端子に電線を
からげるとともに連続的にコイル巻胴に巻線を行
う場合に適するコイルボビンに関するものであ
る。
〔考案の技術的背景とその問題点〕 一般的に、電線をコイルボビンの外部に引出し
てフランジ部のピン端子植設部に植設されたピン
端子の根元部にからげるタイプのトランスにおい
ては、従来のコイル上で配線を行うトランスに比
べ、引出線が外部に露出するので、安全規格上、
特に引出線と鉄芯との間の沿面距離が近づくた
め、この沿面距離を充分に確保することが重要で
ある。たとえば欧州規格クラスでは、この沿面
距離が最低6mmは必要である。また引出線は、巻
胴に巻線されたコイルとクロスしないように、フ
ランジ部に設けた電線挿通溝の最も奥の部分を経
て引込および引出を行う必要があり、そうしない
とクロスオーバー絶縁を満足できない。
以上のことを念頭におきつつ、自動からげ機構
付自動巻線機で巻線を行うためには、コイルとな
る電線を内部に挿通してなり移動することにより
電線を繰出すことができる細長い管状のノズルの
先端が、ピン端子から巻胴に引込移動するとき、
あるいは巻胴からピン端子に引出移動するとき、
途中で電線をピン端子植設部から直角に突設した
引掛凸部に引掛ける必要がある。その際、上記ピ
ン端子植設部の基部には引出線と鉄芯との間の沿
面距離を確保するための隔壁部が設けてあるか
ら、ノズルにより電線を引掛凸部に引掛けるため
には、上記隔壁部と上記引掛凸部との間を広げ、
その間に上記ノズルが通るだけの寸法の間隔を設
けておくか、あるいはその間隔を狭めておいて隔
壁部よりも引掛凸部を高く突出させておく必要が
ある。
しかし隔壁部と引掛凸部との間にノズルが入る
ようにその間隔を広げると、電線は、挿通溝を経
て引掛凸部まで引出すときにコイル面から浮上つ
てしまい、その浮上つた分の引出線が次の巻線で
形成されるコイルと重なり合うため、クロスオー
バー絶縁を満足できない。また隔壁部よりも引掛
凸部を高く突出させた場合は、この引掛凸部が割
れたり、ひびが入つたり、全体的外形寸法が大き
くなり過ぎたりして、支障が多い。
〔考案の目的〕
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、自動からげ機構を有する自動巻線機でピン端
子に電線をからげるとともに連続的にコイル巻胴
に巻線を行う場合に、クロスオーバー絶縁を確保
するために、ピン端子植設部の間に設けた電線挿
通溝の最奥部まで電線を確実に挿入することがで
きるコイルボビンを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案のコイルボビンは、コイル巻胴から突設
したフランジ部に、ピン端子を先端部に植設して
なるピン端子植設部を電線挿通溝を介して複数設
け、この電線挿通溝に沿つてピン端子植設部の上
面との角部に凹段部を設け、上記ピン端子植設部
の先端部上面に、上記凹段部の側面と連続的な面
を有するガイド凸部を突設し、上記電線挿通溝の
最奥部のやや手前において上記凹段部の上面に凹
段部の側面との間に電線嵌入用の間隙を介して引
掛凸部を突設し、この引掛凸部は下部にいくにし
たがつて電線挿通溝の最奥部に向かつて傾斜する
傾斜面を形成したことを特徴とする構成のもので
ある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図は、小型トランスにおける下巻コイルボ
ビンを示し、コイル巻胴1から突設したフランジ
部2に、ピン端子3と先端部に植設してなるピン
端子植設部4を電線挿通溝5を介して複数設け
る。6は鉄芯と引出線との間の沿面距離を確保す
るための隔壁部である。
さらに第2図および第3図に示すように、上記
電線挿通溝5に沿つてピン端子植設部4の上面と
の角部に凹段部7を設け、上記ピン端子植設部4
の先端部上面に、上記凹段部7の側面8と連続的
な面を有するガイド凸部9を突設し、また上記電
線挿通溝5の最奥部のやや手前において上記凹段
部7の上面に凹段部7の側面8との間に電線嵌入
用の間隙10を介して引掛凸部11を突設する。
この引掛凸部11は、全体的には凹段部7の上
面から電線挿通溝5に半分が突出しており、その
ため上記挿通溝5の最奥部に引掛凹部12を形成
しており、また部分的には上部が垂直に形成さ
れ、そのためこの上部が垂直引掛部13となつて
おり、さらに下部にいくにしたがつて電線挿通溝
5の最奥部に向かつて傾斜する傾斜面14を有し
ている。この傾斜面14の両側辺部にはRをつ
け、電線をいためないようにする。
また上記電線嵌入用の間隙10は、奥部が傾斜
面15になつており、また上記ピン端子植設部4
の上面に形成された孔16は、各ピン端子3のは
んだ付け時におけるピン端子挿入孔内空気の熱膨
張分を抜出すための空気の抜け穴であり、なおこ
の孔16が比較的大きい場合はピン端子3の基端
部を外部から押圧して変形させ抜止するためにも
用いることができる。
そうして第2図、第3図および第4図に示すよ
うに、中間タツプ用のピン端子3に対する引出電
線21の接続方法を説明すると、自動からげ機構
付巻線機のノズル22を移動してコイル巻胴1か
ら電線挿通溝5を経て引出した電線21を引掛凹
部12に引掛け、間隙10および凹段部7を通し
て手前に引寄せ、ピン端子3に数回からげ、次に
このピン端子3から逆に凹段部7に戻し、間隙1
0を介しピン端子植設部4の上面より上方に突出
した引掛凸部11に引掛けるが、上記ノズル22
の先端は間隙10に入らないため、このノズル2
2の先端がピン端子3から隔壁部6と引掛凸部1
1の上部の垂直引掛部13との間に移動し電線2
1をこの垂直引掛部13に引掛けるときに、この
電線21がピン端子植設部4の上面に外れるおそ
れがあるので、これをガイド凸部9によつて防止
し、さらに上記引掛凸部11に電線21を引掛け
た状態から続いてノズル22の先端をピン端子3
間まで後退させて下方に移動すると、上記引掛凸
部11の垂直引掛部13に引掛けられていた電線
21は、引掛凸部11の傾斜面14に沿つて電線
挿通溝5の奥部に向かつてスライドし、引掛凹部
12に係合した後、上記挿通溝5の最奥部を経て
コイル巻胴1上に入るので、この状態からコイル
ボビンを回転するなどして再度巻線を開始する。
巻始めは、上記中間タツプ用の引込み時と同様
に電線を引込み、そして巻終りでは、上記中間タ
ツプ用の引出時と同様に電線を引出してピン端子
に接続する。
第4図は、鉄芯23と引出電線21との間の沿
面距離lを示し、隔壁部6が介在することと、凹
段部7によつて引出電線21がピン端子植設部4
の上面より下方で引掛凸部11を経てピン端子3
側に配線されることとによつて、規格に適合する
充分な沿面距離lが得られるし、かつ傾斜面14
を設けたことによつてノズル22の先端が隔壁部
6と引掛凸部11の垂直引掛部13との間を通る
ことができるにもかかわらず、上記引掛凸部11
の基部では引出電線21を電線挿通溝5の最奥部
に沿つて引出すことができ、クロスオーバー絶縁
を満足できることがこの第4図により明らかであ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、電線挿通溝の奥部側に引掛凸
部を設け、この引掛凸部に下部にいくにしたがつ
て電線挿通溝の奥部に向かつて傾斜する傾斜面を
形成したから、自動からげ機構付巻線機のノズル
によつて電線を、たとえばピン端子からコイル巻
胴に引込むときに、ノズルの先端を狭い電線挿通
溝の奥部まで挿入して移動しなくても、電線を引
掛凸部の上部に引掛けた後にノズルの先端を電線
挿通溝の外部でコイル巻胴側に移動するだけで、
電線を上記傾斜面に沿つてスライドさせて電線挿
通溝の最奥部まで確実に案内することができ、ク
ロスオーバー絶縁を満足できると同時に、この引
掛凸部の上部では少なくとも傾斜面の水平距離に
相当する分の余裕が生じ、たとえば鉄芯との間に
設けた隔壁部とこの引掛凸部の上部との間にノズ
ルの先端が通るためのスペースを確保でき、した
がつて本考案のコイルボビンは自動からげ機構付
巻線機に好適なものである。また電線挿通溝に沿
つてピン端子植設部の上面との角部に凹段部を設
け、この凹段部の側面と上記引掛凸部との間に電
線嵌入用の間隙を設けたから、引出線を凹段部を
通して引出すときに、鉄芯と引出線との間の沿面
距離を、凹段部とピン端子植設部の上面との間の
距離だけ長くすることができ、また引出線がピン
端子植設部の上面に露出するよりも断線の危険性
も少なく、外観的にも良い。またピン端子植設部
の先端部上面に、上記凹段部の側面と連続的な面
を有するガイド凸部を突設したから、ピン端子に
からげた電線を挿通溝の奥部側の引掛凸部まで導
くときに、この電線を上記ガイド凸部に引掛けて
凹段部内に確実に案内することができる。また引
掛凸部の傾斜面が凹段部から電線挿通溝に一部突
出している場合は、この引掛凸部が電線挿通溝の
最奥部のやや手前に位置することもあつて、引掛
凸部の傾斜面下部に引掛凹部が形成されるから、
電線をノズルで外部に引出したり内部に引込んだ
りするときに、この引掛凹部に電線を引掛けるこ
とにより、きわめて安定して電線挿通溝の最奥部
位置を確実に経て電線を挿通することができ、ク
ロスオーバー絶縁を満足できる。また引掛凸部の
上部を垂直に形成すれば、下部の傾斜面で電線を
スライドさせる前に、この垂直上部に電線を引掛
けて手前に折返す工程が確実にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコイルボビンの一実施例を示
す斜視図、第2図はその要部の平面図、第3図は
その斜視図、第4図はそのコイルボビンを用いた
トランスの要部の断面図である。 1……コイル巻胴、2……フランジ部、3……
ピン端子、4……ピン端子植設部、5……電線挿
通溝、7……凹段部、8……側面、9……ガイド
凸部、10……間隙、11……引掛凸部、14…
…傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイル巻胴から突設したフランジ部に、ピン
    端子を先端部に植設してなるピン端子植設部を
    電線挿通溝を介して複数設け、この電線挿通溝
    に沿つてピン端子植設部の上面との角部に凹段
    部を設け、上記ピン端子植設部の先端部上面
    に、上記凹段部の側面と連続的な面を有するガ
    イド凸部を突設し、上記電線挿通溝の最奥部の
    やや手前において上記凹段部の上面に凹段部の
    側面との間に電線嵌入用の間隙を介して引掛凸
    部を突設し、この引掛凸部に下部にいくにした
    がつて電線挿通溝の最奥部に向かつて傾斜する
    傾斜面を形成したことを特徴とするコイルボビ
    ン。 (2) 引掛凸部の傾斜面は、凹段部から電線挿通溝
    に一部突出していることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のコイルボビン。 (3) 引掛凸部は、上部が垂直に形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載のコイルボビン。
JP3146483U 1983-03-04 1983-03-04 コイルボビン Granted JPS59138211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3146483U JPS59138211U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 コイルボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3146483U JPS59138211U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 コイルボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59138211U JPS59138211U (ja) 1984-09-14
JPS6350815Y2 true JPS6350815Y2 (ja) 1988-12-27

Family

ID=30162309

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JP3146483U Granted JPS59138211U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 コイルボビン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726822Y2 (ja) * 1990-06-18 1995-06-14 松下電器産業株式会社 トランス

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JPS59138211U (ja) 1984-09-14

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