JP2588906Y2 - ピン端子付巻枠及びそれを用いた電子部品 - Google Patents

ピン端子付巻枠及びそれを用いた電子部品

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JP2588906Y2
JP2588906Y2 JP1991098141U JP9814191U JP2588906Y2 JP 2588906 Y2 JP2588906 Y2 JP 2588906Y2 JP 1991098141 U JP1991098141 U JP 1991098141U JP 9814191 U JP9814191 U JP 9814191U JP 2588906 Y2 JP2588906 Y2 JP 2588906Y2
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pin terminal
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誠 針生
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Tokin Corp
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランスやコイル等に
用いられるピン端子付巻枠の構造及びそれを用いたトラ
ンスやコイル等の電子部品に関する
【0002】
【従来の技術】図4から図6に、従来のピン端子付巻枠
及びそれを用いたトランスについて示す。図4は従来の
ピン端子付巻枠を用いて組み立てたトランスの外観斜視
図で、図5は図4に示す従来のピン端子付巻枠の引き出
し用の突起の周辺を示す外観斜視図で、図6は図4に示
す従来のピン端子付巻枠にコイルの終端を配線処理した
状態を示す側面図である。図4、図5及び図6に示すよ
うにピン端子付巻枠に複数のコイルを形成し、ピン端子
を兼用して終端する場合の例で、2個のコイルの終端を
3本のピン端子に終端するような場合、コイルB5のワ
イヤの終端の引き出しワイヤB11及びコイルA4のワ
イヤの終端の引き出しワイヤA10を中央のピン端子9
に終端するが、引き出しワイヤの案内溝14の側方で端
子台部6の外側方向に引き出しワイヤがゆるまないよう
突起D15を設け、この突起D15の外側を引き廻した
後ピン端子9に終端処理していた。このとき、図6に示
すように突起D15に引き出しワイヤB11を巻きその
上に引き出しワイヤA10を重ねて巻くことになり、他
の突起と同じような引き出されるワイヤの直径の2倍
程度の高さでは引き出しワイヤA10は突起D15か
ら外れて、ゆるんでしまうという問題がある。例えば直
径0.3mmのワイヤを用いる場合、突起Dの高さを約
1mmとしてもワイヤの外れ、ゆるみにより、数%の不
良が発生している。このため安定した製品を得るために
は、突起を大きくする必要がある。従って、トランスや
コイルが大きくなってしまうという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、前述
の問題を解消し、巻枠自体の大きさを大きくすることな
く複数のワイヤの終端を1つのピン端子に安定して確実
に終端できる構造のピン端子付巻枠及びそれを用いたト
ランスやコイル等の電子部品を供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、ピン端子付巻
枠の鍔部の外側に、巻線の終端処理の際、案内溝より引
き出されたワイヤを緩みなくピン端子にからげ仕上げす
るため、鍔部の下方のピン端子台部に各ピン端子に対応
して外方向に向かって突起を設け、該突起の数を終端処
理するワイヤの数に等しい数だけ設けた構造の終端処理
が確実に行えるピン端子付巻枠及びそれを用いたトラン
スやコイル等の電子部品を供する。
【0005】即ち、本考案は、筒状巻芯の両端に鍔を形
成し、該鍔の下方に張り出した端子台部に、複数本のピ
ン端子を植設して成るピン端子付巻枠において、前記端
子台部のピン端子間にボビンに巻かれた複数個のコイル
のワイヤの終端を引き出すための案内溝が設けられ、該
案内溝の側方で端子台部の外側方向の前記ピン端子間の
端子台部に、各ピン端子に終端処理される前記複数個の
コイルのワイヤの本数に応じて、ワイヤの本数に等しい
数のワイヤ引き出し用の突起が設けられていることを特
徴とするピン端子付巻枠。又、本考案は、上記のピン端
子付巻枠を用いたトランスやコイルである。
【0006】
【作用】従来、引き出しワイヤ用の突起は、各ピン端子
1個に対応して、1個だけ設けていたため、複数本のワ
イヤを1本のピン端子に安定して引き出すためには背の
高い突起が必要となるが、各ワイヤ個別に専用の引き出
し用突起を設けることで背を高くすることなく、緩みや
外れのない安定した終端処理ができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
説明する。図1から図3に本考案の実施例のピン端子付
巻枠及びそれを用いたトランスについて示す。図1は、
本考案の実施例のピン端子付巻枠を用いて組み立てた
ランスの外観斜視図で、図2は、図1に示す本考案の実
施例のピン端子付巻枠の引き出し用突起周辺を示す外観
斜視図で、図3は、図1に示す本考案の実施例のピン端
子付巻枠にコイルの終端を配線処理した状態を示す側面
図である。図1から図3に示すようにE型の磁芯1が組
み付けられるトランスにおいて、巻枠には2個のコイル
A4及びコイルB5が巻線され、各々の終端部の引き出
しワイヤA10及び引き出しワイヤB11を中央のピン
端子9に終端処理したコイルに用いるピン端子付巻枠の
場合について説明する。図1及び図2に示すように、端
子台部6の中央のピン端子9が植設された部分の両側に
案内溝14が設けられ、その間の端子台部6の外側に、
コイルの終端部の引き出しワイヤを引き出すための突起
B12と突起C13の高さが各々約1mmで、突起B1
2と突起C13の間隔が0.8mmとなるよう設けてあ
る。図3に示すように右側の案内溝14より引き出した
直径0.3mmのコイルB5の引き出しワイヤB11を
突起C13の下側より突起C13と突起B12の間を通
して、ピン端子9にからげ終端処理し、更にコイルA4
の直径0.3mmの引き出しワイヤA10を左側の案内
溝14より引き出し、突起B12の下側より突起C13
間を通して、ピン端子9にからげ終端処理し、同様に他
のピン端子も突起に引き廻した上でピン端子にからげ終
端処理し半田仕上げ等により完成する。
【0008】前述の従来の構造のピン端子付巻枠を使用
し自動巻線機により0.3mmの引き出しワイヤを2本
終端処理する場合1mmの高さの突起でも約5%以上の
外れや緩みによる外観不良を発生していたが、本実施例
の巻枠を用いて自動巻線機により同様に0.3mmの引
き出しワイヤを2本を終端処理した場合、外れや緩みに
よる外観不良を皆無にできた。
【0009】本実施例の図1では、複数個設ける突起の
うち、突起C13はピン端子側の側面が傾斜して加工さ
れているが直方体状であってもよい。又、図1のように
傾斜して設けることにより、突起間の間隔を若干狭めて
も安定に処理できる利点がある。更に、各突起の形状を
それぞれ異形にすることにより、それぞれの突起を識別
しやすいので引き出しワイヤの引き廻しを正確に行うこ
とができる。なお、本実施例ではトランスについて示し
たが、コイル等のインダクタに本発明のピン端子付巻枠
に適用しても、同様の効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、突起を引き出しワ
イヤの数だけ設けることにより、ワイヤの重なりがなく
なり、低い高さの突起でよいため、巻枠を大きくするこ
となく、安定して1つのピン端子に複数本のワイヤを終
端処理できるのでコイル、トランスを大型化することな
く、安定して終端処理ができるピン端子付巻枠及びそれ
を用いたトランスやコイル等の電子部品が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のピン端子付巻枠を用いて組み
立てたトランスの外観斜視図。
【図2】図1に示す本考案の実施例のピン端子付巻枠の
引き出し突起周辺を示す外観斜視図。
【図3】図1に示す本考案の実施例のピン端子付巻枠に
コイルの終端を配線処理した状態を示す側面図。
【図4】従来のピン端子付巻枠を用いて組み立てたトラ
ンスの外観斜視図。
【図5】図4に示す従来のピン端子付巻枠の引き出し用
の突起の周辺を示す外観斜視図。
【図6】図4に示す従来のピン端子付巻枠にコイルの終
端を配線処理した状態を示す側面図。
【符号の説明】 1 磁芯 2 鍔 3 中鍔 4 コイルA 5 コイルB 6 端子台部 7 スタンドオフ 8 突起A 9 ピン端子 10 引き出しワイヤA 11 引き出しワイヤB 12 突起B 13 突起C 14 案内溝 15 突起D 16 突起E

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状巻芯の両端に鍔を形成し、該鍔の下
    方に張り出した端子台部に、複数本のピン端子を植設し
    て成るピン端子付巻枠において、前記端子台部のピン端
    子間にボビンに巻かれた複数個のコイルのワイヤの終端
    を引き出すための案内溝が設けられ、該案内溝の側方で
    端子台部の外側方向の前記ピン端子間の端子台部に、各
    ピン端子に終端処理される前記複数個のコイルのワイヤ
    の本数に応じて、ワイヤの本数に等しい数のワイヤ引き
    出し用の突起が設けられていることを特徴とするピン端
    子付巻枠。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のピン端子付巻枠を用いた
    電子部品。
JP1991098141U 1991-10-30 1991-10-30 ピン端子付巻枠及びそれを用いた電子部品 Expired - Lifetime JP2588906Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0538845U JPH0538845U (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52156952A (en) * 1976-06-21 1977-12-27 Arufuaa Shiyokuhin Kk Production of long preservative rice for rice boiling
JPS5713805A (en) * 1980-06-27 1982-01-23 Victor Co Of Japan Ltd Noise reduction device

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