JPH0935947A - コイルボビン及びそれを用いたトランス - Google Patents
コイルボビン及びそれを用いたトランスInfo
- Publication number
- JPH0935947A JPH0935947A JP20767695A JP20767695A JPH0935947A JP H0935947 A JPH0935947 A JP H0935947A JP 20767695 A JP20767695 A JP 20767695A JP 20767695 A JP20767695 A JP 20767695A JP H0935947 A JPH0935947 A JP H0935947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- pin
- transformer
- pin terminals
- pin terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来と同様の大きさのままで、ピン端子を増
設したコイルボビン、及びそれを用いて、自動巻線をす
ることができ、半田のブリッジ現象が生じない、従来と
同様の特性、大きさを有するトランスを提供すること。 【解決手段】 絶縁材よりなる筒状の巻芯と、この巻芯
の両側に設けた上鍔及び下鍔と、この下鍔の対向する両
側面に形成した、複数の凸状のピン端子植設部２と、こ
のピン端子植設部２の先端を頂点として三角形をなすよ
うに配置され植設されたピン端子３とからなるコイルボ
ビンに、ワイヤーを巻回し、磁気コアを組み込む。
設したコイルボビン、及びそれを用いて、自動巻線をす
ることができ、半田のブリッジ現象が生じない、従来と
同様の特性、大きさを有するトランスを提供すること。 【解決手段】 絶縁材よりなる筒状の巻芯と、この巻芯
の両側に設けた上鍔及び下鍔と、この下鍔の対向する両
側面に形成した、複数の凸状のピン端子植設部２と、こ
のピン端子植設部２の先端を頂点として三角形をなすよ
うに配置され植設されたピン端子３とからなるコイルボ
ビンに、ワイヤーを巻回し、磁気コアを組み込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ電源、
及び各種の電源機器、映像機器、音響機器、産業機器、
電話機関連機器等に使用される、コイルボビン及びそれ
を用いたトランスに関するものである。
及び各種の電源機器、映像機器、音響機器、産業機器、
電話機関連機器等に使用される、コイルボビン及びそれ
を用いたトランスに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のコイルボビンの外観斜視
図である。図４は、図３のコイルボビンのピン端子植設
部のＡ部を拡大した斜視図である。図５は、図４のコイ
ルボビンの底面図である。
図である。図４は、図３のコイルボビンのピン端子植設
部のＡ部を拡大した斜視図である。図５は、図４のコイ
ルボビンの底面図である。
【０００３】図３に示すように、コイルボビン１１は、
角筒状の巻芯５、方形の上鍔６、下鍔７及びピン端子３
より構成され、フェノール樹脂等で一体成形されたもの
である。巻芯５の上下に上鍔６、下鍔７が設けられ、下
鍔７の側面には、ピン端子植設部１２が形成されてい
る。又、図４に示すように、ピン端子植設部１２にはピ
ン端子３が植設されている。
角筒状の巻芯５、方形の上鍔６、下鍔７及びピン端子３
より構成され、フェノール樹脂等で一体成形されたもの
である。巻芯５の上下に上鍔６、下鍔７が設けられ、下
鍔７の側面には、ピン端子植設部１２が形成されてい
る。又、図４に示すように、ピン端子植設部１２にはピ
ン端子３が植設されている。
【０００４】又、従来のトランスは、上記のコイルボビ
ンを使用して次のように製造される。図３のコイルボビ
ン１１の巻芯５に、銅線等のワイヤーを巻回し、図５に
示すように、その巻き始め、巻き終りのリード線４を、
ピン端子植設部１２間のリード線引出し溝８に沿って通
し、ピン端子３に絡げた後、半田等により固着させ、図
示しないＥ型等の磁気コアを巻芯の貫通孔に挿入して、
絶縁テープ等で固定してトランスが完成する。
ンを使用して次のように製造される。図３のコイルボビ
ン１１の巻芯５に、銅線等のワイヤーを巻回し、図５に
示すように、その巻き始め、巻き終りのリード線４を、
ピン端子植設部１２間のリード線引出し溝８に沿って通
し、ピン端子３に絡げた後、半田等により固着させ、図
示しないＥ型等の磁気コアを巻芯の貫通孔に挿入して、
絶縁テープ等で固定してトランスが完成する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
イルボビンのピン端子植設部の構造では、ピン端子を増
設しようとすると、ピン端子植設部の先端部を延長して
大きくしなければならず、組み立てたトランス自体が大
きくなるという問題があった。
イルボビンのピン端子植設部の構造では、ピン端子を増
設しようとすると、ピン端子植設部の先端部を延長して
大きくしなければならず、組み立てたトランス自体が大
きくなるという問題があった。
【０００６】又、ピン端子を増設するため、従来の構造
のままで、一直線上にピン端子を配置すると、ピン端子
の間隔が狭くなり、自動巻線機のノズルが通りにくくな
ったり、ワイヤーを絡げた後に半田で固着させる際、半
田のブリッジ現象が生ずるという問題があった。
のままで、一直線上にピン端子を配置すると、ピン端子
の間隔が狭くなり、自動巻線機のノズルが通りにくくな
ったり、ワイヤーを絡げた後に半田で固着させる際、半
田のブリッジ現象が生ずるという問題があった。
【０００７】本発明は、上記の欠点を除去し、従来と同
様の大きさのままで、ピン端子を増設したコイルボビ
ン、及びそれを用いて、自動巻線をすることができ、半
田のブリッジ現象が生じない、従来と同様の特性、大き
さを有するトランスを提供することにある。
様の大きさのままで、ピン端子を増設したコイルボビ
ン、及びそれを用いて、自動巻線をすることができ、半
田のブリッジ現象が生じない、従来と同様の特性、大き
さを有するトランスを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁材よりな
る筒状の巻芯と、該筒状の巻芯の両側に設けられた二つ
の鍔とからなり、該鍔に凸状のピン端子植設部が複数形
成され、前記ピン端子植設部の先端を頂点として、ピン
端子が三角形状に配置され植設されたことを特徴とする
コイルボビンである。
る筒状の巻芯と、該筒状の巻芯の両側に設けられた二つ
の鍔とからなり、該鍔に凸状のピン端子植設部が複数形
成され、前記ピン端子植設部の先端を頂点として、ピン
端子が三角形状に配置され植設されたことを特徴とする
コイルボビンである。
【０００９】又、本発明は、コイルボビンに、ワイヤー
が巻回され、磁気コアが組み込まれたトランスにおい
て、前記コイルボビンとして、絶縁材よりなる筒状の巻
芯と、該筒状の巻芯の両側に設けられた二つの鍔とから
なり、該鍔に凸状のピン端子植設部が複数形成され、前
記ピン端子植設部の先端を頂点として、ピン端子が三角
形状に配置され植設されたコイルボビンを用いたことを
特徴とするトランスである。
が巻回され、磁気コアが組み込まれたトランスにおい
て、前記コイルボビンとして、絶縁材よりなる筒状の巻
芯と、該筒状の巻芯の両側に設けられた二つの鍔とから
なり、該鍔に凸状のピン端子植設部が複数形成され、前
記ピン端子植設部の先端を頂点として、ピン端子が三角
形状に配置され植設されたコイルボビンを用いたことを
特徴とするトランスである。
【００１０】本発明のトランスに使用されるコイルボビ
ンにおいては、ピン端子植設部を凸状に形成し、ピン端
子を、ピン端子植設部の先端を頂点として、三角形をな
すように配置する。そのため、ピン端子植設部を延長し
て大きくすることなくピン端子を増やすことができ、巻
線後のワイヤーのリード線どうしの接触を防止できる。
又、ピン端子の配置を三角形状にしたため、自動巻線を
従来と同様に可能となり、半田の際、ブリッジ現象が起
きにくい。
ンにおいては、ピン端子植設部を凸状に形成し、ピン端
子を、ピン端子植設部の先端を頂点として、三角形をな
すように配置する。そのため、ピン端子植設部を延長し
て大きくすることなくピン端子を増やすことができ、巻
線後のワイヤーのリード線どうしの接触を防止できる。
又、ピン端子の配置を三角形状にしたため、自動巻線を
従来と同様に可能となり、半田の際、ブリッジ現象が起
きにくい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【００１２】図１に、本発明のトランスボビンのピン端
子植設部の拡大した斜視図を示す。図２に、図１のコイ
ルボビンの底面図を示す。
子植設部の拡大した斜視図を示す。図２に、図１のコイ
ルボビンの底面図を示す。
【００１３】本発明のコイルボビンは、図３に示すよう
な従来のコイルボビンと、概略の構成は同じで、ピン端
子植設部の構造及びピン端子の数が異なっている。
な従来のコイルボビンと、概略の構成は同じで、ピン端
子植設部の構造及びピン端子の数が異なっている。
【００１４】即ち、本発明のコイルボビンは、絶縁材か
らなる角筒柱の巻芯と、この巻芯の両側に設けられた方
形の上鍔、下鍔と、この下鍔に設けられたピン端子植設
部と、このピン端子植設部に設けられたピン端子とから
構成され、図１及び図２に示すように、ピン端子植設部
２は、凸状に形成され、その凸部の先端を頂点として、
ピン端子が、三角形をなすように三本設けられている。
らなる角筒柱の巻芯と、この巻芯の両側に設けられた方
形の上鍔、下鍔と、この下鍔に設けられたピン端子植設
部と、このピン端子植設部に設けられたピン端子とから
構成され、図１及び図２に示すように、ピン端子植設部
２は、凸状に形成され、その凸部の先端を頂点として、
ピン端子が、三角形をなすように三本設けられている。
【００１５】このような構造のコイルボビンの巻芯に銅
線等のワイヤーを巻回し、図２に示すように、巻き始
め、巻き終りのリード線４を、ピン端子植設部２間のリ
ード線引出し部８及びピン端子植設部２の先端に設けら
れた段部溝９に沿って通し、ピン端子３に絡げた後、半
田等により固着させ、更にＥ型等の磁気コアを巻芯の貫
通孔に挿入して、絶縁テープ等で固定してトランスが構
成される。
線等のワイヤーを巻回し、図２に示すように、巻き始
め、巻き終りのリード線４を、ピン端子植設部２間のリ
ード線引出し部８及びピン端子植設部２の先端に設けら
れた段部溝９に沿って通し、ピン端子３に絡げた後、半
田等により固着させ、更にＥ型等の磁気コアを巻芯の貫
通孔に挿入して、絶縁テープ等で固定してトランスが構
成される。
【００１６】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
従来と同様の大きさのままで、ピン端子を増設したコイ
ルボビン、及びそれを用いて、自動巻線をすることがで
き、半田のブリッジ現象が生じない、従来と同様の特
性、大きさを有するトランスの提供が可能となった。
従来と同様の大きさのままで、ピン端子を増設したコイ
ルボビン、及びそれを用いて、自動巻線をすることがで
き、半田のブリッジ現象が生じない、従来と同様の特
性、大きさを有するトランスの提供が可能となった。
【図１】本発明のコイルボビンのピン端子植設部の拡大
した斜視図。
した斜視図。
【図２】図１のコイルボビンの底面図。
【図３】従来のコイルボビンの外観斜視図。
【図４】図３のコイルボビンのピン端子植設部のＡ部を
拡大した斜視図。
拡大した斜視図。
【図５】図４のコイルボビンの底面図。
２，１２ ピン端子植設部 ３ ピン端子 ４ リード線 ５ 巻芯 ６ 上鍔 ７ 下鍔 ８ リード線引出し溝 ９ 段部溝 １１ コイルボビン
Claims (2)
- 【請求項１】 絶縁材よりなる筒状の巻芯と、該筒状の
巻芯の両側に設けられた二つの鍔とからなり、該鍔に凸
状のピン端子植設部が複数形成され、前記ピン端子植設
部の先端を頂点として、ピン端子が三角形状に配置され
植設されたことを特徴とするコイルボビン。 - 【請求項２】 コイルボビンに、ワイヤーが巻回され、
磁気コアが組み込まれたトランスにおいて、前記コイル
ボビンとして、絶縁材よりなる筒状の巻芯と、該筒状の
巻芯の両側に設けられた二つの鍔とからなり、該鍔に凸
状のピン端子植設部が複数形成され、前記ピン端子植設
部の先端を頂点として、ピン端子が三角形状に配置され
植設されたコイルボビンを用いたことを特徴とするトラ
ンス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20767695A JPH0935947A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | コイルボビン及びそれを用いたトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20767695A JPH0935947A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | コイルボビン及びそれを用いたトランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935947A true JPH0935947A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16543730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20767695A Pending JPH0935947A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | コイルボビン及びそれを用いたトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935947A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010212380A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Tdk Corp | 巻線枠および巻線部品 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP20767695A patent/JPH0935947A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010212380A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Tdk Corp | 巻線枠および巻線部品 |
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